『日の出』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
日の出
「ねぇ!これ付けて?」
そういって渡されたのは、目隠しだった。
「……なんでこんなもの…」
渋々付けて、今度は車に乗らされたみたいで
「ねぇ、どこ行くの?」
そう聞いてもこたえてくれないから、
仕方なく寝ることにした。
朝起きてみると、そこは山の頂上で
外で暖を取ってるあなたがいた。
「……さむ…」
「…あ!なんで取っちゃったの!!
まぁ、いっか。ねぇ、こっちおいで?」
そう手招きされたから、仕方なくあなたのもとへ。
「…ふふ、これから良いものみれるよ??」
そういった直後、オレンジ色の光が私たちを包んだ
初日の出だ。
「…これ、見せたかったの。クリスマスも年末も、忙しくて過ごせなかったから。どう?最高のプレゼントだった?」
ほんとに、やることがすごすぎるんだよ、いつも。
「…うん、ありがとう、」
ずっと大好きだよ
地震の影響は大丈夫でしょうか…?今日も、
朝余震が来てビックリしました…😭
被害に遭われた方、大変かと思いますが
身体に気をつけてお過ごしください。
絶対に報われない恋心。
男同士だからだろう。
絶対に報われない恋を俺はしてしまっている。
幼馴染だった彼奴に、友達とは見れなくて、恋愛として、好きになってしまったんだ。
今日も放課後に、彼奴と教室に残って、他愛も無い話に花を咲かせるのだ。
「前にさ〜、文化祭の準備で〇〇が〇〇に〇〇してさ〜。彼奴さ~…」
俺のわからない話をよくしてくるが、彼奴が楽しそうに話していると、伝わらなくても楽しくなってくる。
この時間がずっと続けばいいのにって、何回も考えている。
昼間の時間は、胸が苦しくなってくるのだ。
彼奴が他の女の子とかと楽しそうに話している所を見ると、何も言えない気持ちになる。
「……お前はこの小説の話を知っているか?」
1つ目の話が終わって、彼奴はまた新しい話を続ける。
何を話すのかと思えば、何だかいつもと違うような雰囲気で話す彼奴。
「とある小説の話でな、主人公と結ばれるはずの女の子が、結ばれないときに
カーテンに包まって、主人公にこう言うんだよ。」
彼奴は椅子から立ち上がって、カーテンに包まり、俺にこう言ったんだ。
「花嫁に見える?」
いつものことだけど
いつも変わらず綺麗で
そして日によって見え方が違う
貴方と見れたらきっと
幸せだな
─日の出─
日の出を君と見たあの日。君の顔に初日の出の鮮やかな光がかかるのを見た。陽の光に染まった君は、とても美しかった事を僕は忘れない。
今年も
あのひとからの賀状は
届きませんでした
わたしも出さないから
おあいこなのだけれど
今年もよろしく
そんな言葉を
何年も
あたりまえのように
受け取っていたのに…
心の隅に
ちくりとささる
元日のポスト
☆ 年賀状
【日の出】
いつか
貴方と共に
この夜を貫く
日の出を待ちたい
日の出
日の出がはっきり見えず、もやもやしている。
悪いことが重なって、空も曇って、三が日ずっと日の出は出なかった。
明日、日の出は出るだろうか。
明後日、日の出は出るだろうか。
『日の出』
どんなにボロボロでも
望んでなくても
たとえ幸せで
この夜が終わって欲しくなくても
仕事帰りの人も
休んでる人にも
ひとしくひとしく
日は昇る
今年の抱負
世の中では年末年始で何連休だとか騒がれているが、学生にはそんなものは関係ない
特に受験生にとってはこのお正月がラストスパートで、ここでいかに踏ん張るかが鍵となってくる
かくいう私も絶賛勉強中の受験生である
少し疲れてきて休憩しようかと時計を見ると、15時を指していた
おやつの代わりに昨日家族が初詣に行ってもらってきたみかんを頬張りながら、スマホをいじっていると、大学駅伝のニュースが目につく
大学…部活か……
ふと冬休み前にある人物に言われた言葉が頭の中でリフレインする
『先輩は大学入ったらマネージャーやらないんすか?』
入りたくないわけじゃない、でも大学に入ったらバイトもしたいし、授業だって高校とはレベルが違う
親に学費を払ってもらうんだから、しっかり勉強もしないとだし…
やりたくないわけじゃないのに言い訳ばかりが浮かんでは消えていく
いつの間にか手元のみかんはなくなっていた
去年の夏、私が所属する野球部は三回戦で敗退した
毎年一回戦負けだったから頑張った方である
それでも、悔しかった
どんなに同級生に馬鹿にされようとも、今年のメンバーは一学年下のエースを中心にベストメンバーだった
絶対、絶対行けるって信じてた
試合に負けた後、涙を流すわけでもなくただひたすらにマウンドを見つめる部員を見て
もっと私に出来ることがあったんじゃないか、もっと部員のためになにか…と後悔が押し寄せた
夏予選大会が終わった後、私は引退した
それから夏の大会のことを忘れるかの如く受験勉強に集中し、12月の模試では第一希望の大学でA判定をとるまでになっていた
終業式の日、帰るために下駄箱で靴を履き替えていた時
野球部の後輩に声をかけられた
『受験勉強、順調すか?先輩全然部に顔見せてくれないから。たまには来てくださいよ、息抜きに。みんな喜びます。』
「あー、うん。中々勉強が忙しくてさ。もうちょっと頑張らないと第一志望が危うくて。時間出来たら行くね。」
うそ、この前の模試A判定だった
心の中で謝りつつ、この気まずい雰囲気から逃れようと足を踏み出そうとした
その時今まで表情が見えなかった彼がまっすぐ私の顔を見て言った
「先輩、大学行ったら部活入る気ないってほんとですか?先輩は大学入ったらマネージャーやらないんすか?俺はてっきり続けてくれるものだと…』
誰から聞いたんだと驚きながら、逸らしてくれない彼の目をしばらく見つめる
「まぁそうね…今のところは入る気はないかな…。大学に行ったら色々忙しいだろうし。」
と観念して答えると、意味が分からないというような顔で彼が口を開こうとしたが
「ほら、もう練習の時間でしょ。みんな待ってるだろうし早く行きな。」
と何か言われる前に逃げるように立ち去った
そこから先どうやって家に帰ったか覚えていない
ただ理由もわからず涙が止まらなかったことだけ覚えている
16時半を知らせる街の放送が流れているのが聞こえた
ずいぶん物思いに耽っていたようだ
ふとスマホを見てみると、あの後輩から連絡が来ていた
『あけましておめでとうございます。挨拶遅れてすみません。今年の俺の目標は絶対負けないことです。試合見に来てください。』
またしても涙が止まらなくなった
あぁ…止まっていたのは私だけだった
貴方達は、貴方はそういう人だよね
そう思った瞬間、私は駆け出していた
冬の日は短くもう外は真っ暗
学校に向かって走る私の息は白い
グラウンドの明るすぎるライトが見えてくる
冬休みにも関わらず練習に勤しむ部員達
その背中が今の私にはとても眩しくて
思いっきり息を吸って叫ぶんだ、頑張れって
来た道をゆっくり帰りながら笑みが溢れる
…私の目標も決まったよ
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19時を過ぎてしまいましたが
せっかく書いたのでUPします
私は野球部のマネージャーどころか、何のマネージャーもやったことないのでお手柔らかにお願いいたします…
マネージャーやってみたかったな…
この子の目標は何になったか、良ければ皆さんで考えてみて下さい
生まれて初めて、初日の出を見た。
厳密に言えば、空が明るくなっていくのを感じた。
今までの正月と言えば、カウントダウン後はダラダラと酒を飲み、3時前後にやっと眠り、昼過ぎまで起きてこない……酒を嗜まない子供の頃から、似たようなものだった。
よし早起きするぞと決めても、どんなに頑張ってみても、お天道様はとっくにてっぺん。
30を過ぎて始めて、日が昇りゆく様子を眺めた。
息子の授乳をする為だった。
遅くとも6時半には授乳をしなければならず、5時に目が覚めた。
手早く身支度と、洗濯機を回し始め、寝ている隙にオムツを替え、優しく揺り起こし授乳した。
その中で初めて、日の出を見たのだ。
窓越しで、たくさんの家々の狭間から、ああ、空が明るくなっていくなあ、程度のもの。
それでも。
人生初の、初日の出。
【159,お題:日の出】
夜眠るのが下手で、修学旅行の時も友達が寝ていくなか
徐々に1人になる寂しさを感じながら、ずっと起きていた
明日に響くから皆と早く寝よう
そう思って何回かチャレンジしたけど、言い表せないほどの強い不安感に
泣き叫びそうになる寸前で諦めた
幸いにも、深夜眠れずとも昼間眠くなることはない
多少目眩や、立ち眩みが起きやすくなるが、それは普段とあまり変わらないので問題ないだろう
暗い室内に敷かれた布団から1人だけ身を起こし、胡座をかいた状態でぼーっとしている
何時間もこうやって起きているが、もうすぐ夜明けだろうか?
時計を見上げても、もともと視力が悪い上に暗闇だと全く何にも見えない
「............!」
胡座でぼーっとしながら、何度目かに目蓋を開いたとき
周りの風景が少し見えやすいことに気付く
ぱちぱちと目を瞬いて窓の外を見やると、東の空が淡く白みだし日の出の瞬間がすぐそこまで来ていた
誘われるように窓辺に近付いた、薄紫、ピンク、どちらとも言えないような淡い色に空が染まる
夕焼けも朝焼けも、太陽が沈むか上がるかの違いなのに、朝焼けの方が圧倒的に安心するのは何でだろう
静かに窓を開け身を乗り出す、夜に冷えた空気が気持ちいい
日の出の瞬間、太陽が上がる 淡く優しい輝きが 力強く頼もしい光に変わる
以外と日の出ってすぐ終わっちゃうんだな、そんなことを考えながら
見惚れてしまうほどに美しい日の出の空を眺めていた
なんだか今日はいい日になる気がする
太陽の光って凄いなぁ...、美しい空を見上げ、くすりと微笑んだ
僕は変わってしまったのだろうか。そう思うのもあ
の日からなのだろうか。もう何も考えようとは思わ
ないし分かろうともしないが、ずっとなにかに疑問
を抱いているような気がしてならない。どうしてだ
ろう、何がいけなかったのだろう。元日だったとい
うのに大きな地震が起こり、隕石がそらから舞い降
りて、地球温暖化などは進み続け、新型のウイルス
でパンデミックが起こり何度目かの自粛ムードが訪
れ、今もどこかに戦争で死ぬ人々がいる。俺は露店
で買った二段重ねのアイスを落っことし、車に泥水
をかけられ、社会の窓をおっぴろげながら歩いてい
た。俺なんかはただの不注意で、ただの不運できっ
と何でもなくて、近くにあった神社で引いたおみく
じは大凶で。何を言いたいのか、話が全然まとまっ
てないから分からないと思う。俺だって分からない
のだから当たり前だろう。ただ、新しい一年が始ま
っても、こんな不運でも、夕焼けだか朝焼けだかは
変わらずにこんなにも綺麗なんだと黄昏てただけだ
よ。長ったらしい独り言だとでも思って、時間を無
駄にしたとでも思ってこんなクソみたいな俺の話は
飛ばしてくれよ。ただ、綺麗だと本当にそう思った
だけなんだから。
日の出
だんだんと
明るくなってくる
新しい朝に
1日の始まりを
伝えてくる
目を開く
まだ生きている
新しい朝に
人生の続きを
伝えてくる
体を起こす
まだ動ける
新しい朝に
今日やれることを
伝えてくる
心を覚ます
まだ動ける
新しい朝に
今日やりたいことを
伝えてくる
まだ生きている
まだ動ける
新しい朝に
生きてる喜びを
伝えてくる
忘れられない初日の出
大晦日の夜勤の朝
「きれいだね」
同じ歳の患者さんと一緒に見た初日の出
いいことあるかな…
幸せになれるかな…
微笑み合ったね
鉄格子のある窓辺から見た
あの日の出が
今まで見た中で
一番美しい日の出
貴女の心にも残っているでしょうか?
【日の出】#58
お疲れと
カチンとぶつける
缶チューハイ
日が昇ってく
幕張の海
空が明るくなってきた
もう夜が明けるのか
東の空を見た
赤く染まる空が
神々しく見えてくる
その先から
光を放つ太陽が昇る
日の出だ
あれから何十分とたっていた
もうこんな時間か
思わず、美しい日の出に見とれてしまっていた
暗い道を歩いていた。
私は、あなたと出会って光を知ったけど、闇の中にいる気がしている。
本当のことが言えないの。
私、女の子が好きなの。あなたのことが好きなの。
あなたは、私の太陽です。
#日の出
キミの嫌いな朝も
キミが待ち望んだ朝も
必ずやってくる
昨日 流した涙も
時間に少しずつ
濾過されながら心の奥に沁みてくる
そんなキミへのご褒美に
オレンジ色の大きな光
包まれた時 ふとくちびるが動くよ
言葉にならない
ありがとうが溢れてくる
そんな朝にもっと たくさん
出会えたならいいね
キミの明日はどんな朝なんだろう
【日の出】
海の向こうから
今年初めての日が昇る
どうか今年を
温かく力強く
照らしておくれ
全ての生きとし生けるものを
優しく包んで癒しておくれ
黒い海が徐々に光を帯びる
無常なのか
慈愛なのか
日は昇る
リセットすることは出来ない
でも
柔らかくも強い光にすがり思わず涙する
私は生きている
どうか見守って
日の出