『日の出』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
日の出は今年の始まり。
去年の暗闇を明るく照らして希望に変えてくれる光。
僕の心にも「幸せ」という名の日の出を。
―日の出―
朝日は、世界各地に朝を届ける
たくさんの人の目に映り、
人々に夜明けを知らせる
今私の目に映る朝日は、
近いようで、遥か遠く、
私の辿り着けない場所にあって
ほら、こうしているうちにも、
次の場所に顔を見せなきゃって焦ってる
ここから見ると、
動いているのか分からないほど
すごくゆっくりとした動きだけれど
あぁ、今あの山の高嶺から、
数多の筋となって零れる陽の欠片達は、
一体どれほどの人の朝を
作り出して来たのだろうか
きっと想像もできない程の数で、
この世にある言葉じゃ表せないくらいの数
そして、どうかこの先もずっと、
この世で朝を届け続けてほしい
眠れない夜や明けない夜を過ごして
朝を待ち侘びる人達もまた、
数え切れないほどいるのだから
日の出
眩しいのはきらい。
そう言いながら、心底清々しそうに
カーテンを開けた。
空はまるで作り物みたいに青かった。
影が濃くなって、雲はどこにもなくて。
「よかった」
小さく聞こえた安堵が
始まりを彩った。
薄明の時を生きている
へばりつく闇も
暴かれる光もいらない
浮き出るあなたと沈むわたし
/ 日の出
最初で最後だと決めたあの日
気が付いたら
日の出まで一緒に過ごしてた
何故かあなたは今までの
生い立ち全てを話してくれたけど
時を忘れてしまう程に
私も夢中になって聞いていた
生まれ変わってもかすかに残る
恋心
時空を超えて
大人になり巡り会えた今世、
お互い別々の人生を歩んでる
私があなたに出来るのは
あなたと同じで
幸せであって欲しいと
願うだけ
幸せでいて欲しい人。
来世、どこかで逢えたら
お茶でもしましょう
あなたは私に気付くかしら
朝も暗いうちからペットのももちゃん達の声で起こされる。
喧嘩か…それともお腹がすいたのか、はたまた寂しいのか…
宥めるためにペッドから履いでる。
ももちゃん達を宥めること数十分…
外が明るくなってきた。
あいにく時雨ていた為、日の出は見られなかったが、ももちゃん達の可愛い仕草が見れてよかった。
日の出と言えば初日の出かな。
実は初日の出は見たことがない。職場の正月休みが1日だけなのでめちゃくちゃ寝てる。一歩も家から出たくない。寝正月。
#日の出
上る空アカイヒカリに手を伸ばす
掴めぬものが一番欲しい
あけおめと言いつつ眠る本当は
初日の出などどうでもいいな
日の出…なかなか見られない光景。
日の出の見える別荘とか、いい感じのホテルとか旅館とかで、朝を迎えられたらいいのにな。
しばらく旅行も行ってない。
あの、ちょっと疲れた感じで、少し寒い窓側の席に座って、朝日を浴びる。
日の出は疲れて寝ちゃってるから見られない。浴衣もくちゃくちゃ。それでも少し大人になった気分。
この感覚が好きだから、まだまだ、大人にはなれそうもないね。
「随分、山を登るんですね」
ブロロロロ……、時折危うい音を鳴らしながら黄色のレトロカーがそれなりの勾配を登ってゆく。車検はまだ先だが、そろそろメンテナンス時期かも知れない。
のっぺりとした闇が車を包んで、どこまでもしがみついてきて。
運転席で片手でハンドルを操作するあなたは、それでも鼻歌を口ずさんで楽しそうに。ヘッドライトが照らす道路の形を追ってゆく。前を走る車の排気ガスが白く広がって。
「あのね、海を見下ろして見るの。ぼく、ちゃんと調べてきたんだから。きっとすっごくきれい。期待してて」
「ええ。ちょうど晴れるようですし。星もきれいですよ」
「んふ、計画通り」
にひ、と笑って。
開けた場所に出れば大きな駐車場。赤い誘導灯がスッ、スッ、と手際よく車をさばいてゆくのはすばらしい仕事ぶり。
駐車場を埋めるほどの台数が、もくもくと白い煙をはいて朝を待っていた。
飽いている隙間を埋めて。
キーを抜いたあなたはくるりと整頓された車列を見回した。
「結構、みんな、考えてること同じ」
「そんなものですよ」
「ふぅん。ぼく、トイレ行くけどどうする?」
「あ、わたくしも行きます」
息が真っ白な朝凍み。やはり考えていることは同じで、ようやく到着したばかりの人たちで列が為されている。
隣接した売店は少し暑いくらいに暖房が効いていた。暖をとるために入り込んだけれども、ただただ冷やかすだけでは居心地がよくない。
あたたかい海老のスープを。
タンブラーに入ったそれを傾けて、小さな飲み口から流れてきた熱々。「あちっ」とあなたは首を竦める。相変わらずの猫舌。おかしくて笑ってしまう。ぶすっとした顔で訴えてくるから。
だんだんと星が逃げてゆく。
海岸の展望台の縁には人が殺到していた。いち早くスマホを掲げて、その瞬間を逃さぬと。
塩辛くてカイロ代わりになったスープのタンブラー。このあとどうやって飲もうかと考えていると、となりであなたが唇を引き結んでいる。見れば、コートの下は心もとない衣服。
「あなたそんな薄着で!」
「ずびっ……だって、出してたダウン、取り違えたから……カイロあるから、へいき」
「そんなわけないでしょう!」
タンブラーを持たせて、わたくしのマフラーを鼻下が隠れるように巻いてやって。頬が冷えて、少し顔色も青い。
手のひらからわたくしの体温を渡す。
風邪を引かなければいいけれど。
「……ありがと」
「売店でアウターが売っていればよかったんですけれど……」
「うん。……風邪引かないように気をつける」
へら、と笑うあなた。
気をつけると言ったって……。
周囲がざわざわと浮足立ってきた。
気づけばすっかりと白んできている。どおりで顔色が分かるわけだ。気が気ではないけれど、あなたがせっかく連れてきてくれたから。
肩を寄せて。
「ねえ、出てきた」
「見えていますよ」
雲の縁が光を帯びてきた。
赤色のような、黄色が滲むような、橙色の光線。あたりの色を白く取り上げて。ゆっくりとその存在、威厳を比類なきまでに。
毎日見ているはずなのに目が離せなくて。
息をのんで、あなたのことが急にさらに特別愛おしくなって。いままでが白黒だけの世界だったかのように、美しいだなんて。まるでわたくしがメリーになったよう。
「……きれい」
「よかった。ぼくもきれい、って思うよ」
とん、と肩が触れ合う。
目を細めたあなたの、とびきりの笑顔。肌に生命が透けて。
ああ、あなたはわたくしのとなりで生きている――――そう、実感して、確認して、わたくしはひどく満たされてゆく。
#日の出
「日の出」
太陽はいつだって眩しく輝いてる。
春でも、夏でも、秋でも、冬でも、
でも、1年が始まる日に見る太陽は
いつに増しても輝いてて、眩しく見える。
「あぁ、始まった。」
太陽に新年を祝われる、
そんな気分になる。
日の出見ようと思っていたが、曇っていたから諦めていたら、日が昇ってきたら割と天気が良かった?えっ?見れたの?
嫌いだ。
あの明るさが
希望に満ちていて。
私の絶望を
照らそうとしていて。
恥を晒されているみたいで。
(日の出)
私のこと見てくれてるかな
眩しさの彼方に
溢れんばかりの期待
少し恥ずかしさもある
不安もたくさんある
でもきっとなんとかなる
今日は髪を切った
ちょっと新しい私
見慣れた自分ではない
だけど、昔に戻った感覚
家に帰ると皆もう知ってたみたい
気になるのは新しい土地の新しい仲間だけ
#日の出
あの日の出は忘れない。
失恋で心が砕かれた時のこと、そんな心をもって寝たら、全く寝れなくて、
ちょうど日の出のタイミングで起床した。カーテンがゆらりゆらりと凪いでいる。
遥か彼方での綺羅やかで、美しい光を纏った太陽が私を照らす。
涙が溢れる。嗚呼、私は何故こんなにも綺麗な光も知らずに一点のものにしか好意を抱けなかったんだと。
私を立ち直させ、安らぎをくれる、そんな光が優しいけれども少し冷たい風にそって私の目に入ってくる。
忘れられない、あの光を胸に刻み込み、私は立ち直る。前に出る。そう決心した
この日の出
#1
【日の出】
広がる藍色に
映える朱色。
君の影が薄く光る。
君との想い出もあと少し
私の家は近所の人が多く、日の出が見えません。
それでも今年はYouTubeなどを見て初日の出を見ました
見ている太陽はいつも通りで何も変わりないのに
元旦の見る太陽はなぜ特別なのかな、
新年、初めての太陽というだけで特別になる。
とても面白いですね!
自分らしさを生きる
16年の理不尽で
本質を抑え込まれた
天の岩戸隠れはお終いだ
出発するよ
日の出とともに
夜が明ける
出発だ
ねえねえ見に行こうよ
「初日の出」
お母さん起きれないよ
じゃあ1人で行くもん
そう言って初めての1人初日の出
いつもそんなところに座らないのと怒るお母さんもいなければ
なかなか見えなくてイライラするお父さんもいない
1人ってこんなに楽なんだ
日の出は嫌いだ
整然とした空に騒々しさをもたらすから
日の出は嫌いだ
痛いくらいに眩しくて目を逸らしたくなるから
でも世間は皆、日の出が好きだ
新しい年の始まりには
多くの人がわざわざ早起きして光が指すのを待つ
日の出はあの人みたい
騒々しくて痛々しくて八方美人で、
目を逸らしたくなるほど純粋で美しくて
誰からも愛されて
絶対に私だけのものにはなってくれない
だから私は日の出が嫌いなのだ