『新年』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あけましておめでとうございます。
良い一年になりますように。
楽しい一年になりますように。
「新年」
新年
皆様…
明けましておめでとう
ございます
巳年
今年は…
ミステリアスで
ゆっくり…じっくり…
そして
こわいので…
これ以上は言えません
でも…
不言実行
今年も、曖昧に…分かる人は
分かると信じてやっていけたら
とおもいます
少数派の皆さま、
いつもありがとう
ございます
ことしもよろしくおねがい
します
年末。雪見障子の桟の影、縁側に並ぶ緑。底に粉が残る緑茶とズシリと重たいお布団。そこかしこから田舎のにおい。わだかまりはそのままに、お日さまの温みに溶け出すように、とろりと眠る12時半。
手土産の芋羊羹をつつきながら、ちょっと入り難いこたつに足を伸ばす。
女の子はお家のことができんと困るんだで…おばあちゃん今は時代が変わったんよ……そうかいねえ…あと私はお家のことできるからね…嘘だがなぁ…なあに根拠に嘘なんて言うん?もぉ……
毎年変わらないこのやりとりに、めんどくささすら消え失せて、パターンとして受け入れるようになった。いつのまにか平坦になった自分も、相変わらず昔を生きる祖母も、今はなんだか愛せるのだ。
年始。もう1人の祖母に会いに行く。コーヒーの匂いが染みついたポット、ペットボトルカバーにしまわれたリモコン。牛乳パックの口を挟むクリップ、白黒小さな犬たちのしっぽ。朝日の近づく紺の空、だらりと喋ればもう4時半。
昼のワイドショーと夕方の刑事ドラマは少しざわつく。今日は特番だらけで、面白くもないんだけど、それでいい。それがいい。
大小ばらついたみかんを軽く握って、やわこいものから剥いて食べる。昔は避けてたピーナッツが、今やメインの柿ピー。何も強制されず、無為に過ごせたこの部屋に、なんども救われたこと。
年々小さくなる祖母たちの肩が、寂しくて愛おしい。
また、近いうちに会いに行くね。
「新年」
→短編・名作探訪 第7回
〜『歳月製紙』の『新雪』〜
新年を迎え、書き初めに筆を起こす。
今年の抱負や新しい年への寿言、若しくは縁起の良い言葉、これと決めた言葉を半紙を前にイメージする。
さて、墨を吸わせた筆を躍らせるのに、『歳月製紙』の半紙『新雪』はいかがだろうか?
新雪をもたらす雲から繊維を抜き出し、紙漉きには午前0時の湧き水のみを使用した半紙は、柔らかな手触りと筆を少し沈ませる書味が特徴である。
未踏破のまっさらな雪原の第一歩を想起させる『新雪』は、書き初めに程よい緊張感と清々しさを提供してくれるだろう。
テーマ; 新年
ゴルフで年末115
108目標
できれば年内に100 切りたい
「次会うのは新年かな〜?」
そう君は笑っていた。
お互い忙しくて、それでもこのなんとも生ぬるい関係を続けていたくてそう約束した。
はずだったのに。
その約束は叶わなかった。
何度も悔いた。
それでも、どうすることも出来なかった。
溢れる涙を拭っても、止めることは出来ない。
毎年この時期になると思い出す約束に、何度胸を痛めたか。
こんなことになるのなら、君にちゃんと想いを伝えたかった。
「好きだよ」
そう告げる声はもう君に届かない。
「ごめんね」
どうか君のこれからの人生が、素敵なものでありますように。
僕の手では拭うことが出来ない涙は、朝日に輝きキラキラとしてそれはそれは眩しかった。
新年、あけましておめでとうございます。
私は、今年勉学に励みたいと思います。勉強は、なかなかはかどらず、好きなこと…例えば、このようにお話をすることや書くことをしてしまいます。だから、しっかりとメリハリをつけ、勉強に取り組んでいきたいです。
努力って言葉が、私はものすごく嫌いです。毎日コツコツとかめんどくさいし、好きなことやってダラダラしていたいです。でも、大人はそんなの許してくれずに、『努力しないと夢は叶わない』『目標を達成できない』『自分の力にならない』といいます。簡単に努力ができるなら、いくらだって努力します。でも、簡単なんかじゃない。勉強したって、結果に出るのは早くても3、4ヶ月先のことで、勉強をしてもしてもやり方が悪ければ、時間は長くかかって、無駄な時間が増えます。なのに、大人は『努力が足りない』『もっと効率よく』『自分に甘すぎる』と言ってきます。それが、大人なりの優しさであることはわかっているけど、やはり苛立ってしまいます。それでも、努力しないと先へは進めないということはわかっているので私は上に書いたとおり、『メリハリをつけ、勉強に取り組む』ことを目標にしたいと思います。
皆さんは、今年の目標をお持ちですか?
あけましておめでとう。
今年の抱負。思いつかないので考えるのもやめた
なるようになればいい。
死ぬ訳でもないし天皇になれる訳でもないから。そんなマインドで今年も走り抜けたい。
今年もよろしく
2025年始まった。
毎年のことだけど。
年始のエンジンは誰よりも馬力を搭載してるのに、すぐ燃費が悪くなりやがてエンスト起こしてしまう。
なので今年こそ、やりたいことリストを書いてみる。
そして、馬力に合わせた燃費で2025年をゆっくり速度だったり、高速だったりコントロールしながら駆け抜けたい。
おばあちゃん、おじいちゃん、伯父さん、伯母さん、従姉妹夫婦、従甥、叔父さん、お母さん、私、妹2人、おばあちゃんの猫(ぴーこ)。
新年も元日に集まってわいわい喋ってとても楽しかった。
来年もみんなで集まれますように。
--仲良しな従姉妹夫婦と可愛い従甥に感化されて、私も早く子供が欲しくなりひっそりと泣いてしまった。
早くヘルニア治して、赤ちゃんを迎える準備をしたい。
筋トレ、散歩!!頑張るぞ😤
新年始まりました!
なんと早い事にもう1月2日です。
昨日(1月1日)は神社にお参り行ってまいりました。
おみくじは小吉だったけど、このまま勉強頑張れば嬉しいことがありますって言う言葉が書いてあったのでそれで頑張ろうかな。
新しい年かぁ。なんか何となく実感無くなってきちゃった。
いつもと違うご飯を食べて、いつもと違うことをして、正月気分でいるけど、結局自分は何も変わってない。1月1日になったからって急に賢くなる訳でもないし、友達増える訳でもないのに。
あーあ。
今年はほんまにいい一年にしましょうね。
新年
新しい年が明けた。
私が子どもだった昭和後期、日本にはまだ幾分、今よりもお正月らしさが残っていたような気がする。
うちから一本道を隔てたところにある商店街は、いつもなら八百屋や魚屋のおじさんの威勢の良い呼び込みの声が響いているが、お正月はほとんどの店にシャッターが下ろされている。
その寒々とした灰色の蛇腹の面には、揃えたように謹賀新年のあいさつと年始の仕事始めの日が書かれた縦長の印刷物が張り出され、町自体もいつもとは打って変わって閑散としていた。
一方、新年が明けた我が家では、食卓に母が用意したおせちやお雑煮が祝い箸と共に所狭しとひしめき合っている。
祖母を始めとして、父母兄そして私の五人でこたつを囲むのが新年の習わしだ。
こたつの中ではすでに猫のミミがど真ん中の一番良い場所を確保していた。
いつもならここからこたつの陣地取りの兄妹喧嘩が始まるところだが、この朝だけは平和だった。
なぜなら強制的に正座をされられているためだ。
ミミにとって元旦のこの朝だけはこの上ない居心地の良さだったに違いない。
家族で囲む新年初めての食卓は、いつもよりもピリッとした空気が漂っていた。
「さあ、お父さん。」
母から促され、父が新年の言葉を述べる。
「あけましておめでとう。今年もそれぞれが努力して充実した年にするように。」
これは主に兄と私に対しての言葉だ。
「はい。」
二人揃って返事をすると、続いて念願のお年玉の配布となる。
父と祖母からそれぞれポチ袋に入ったお年玉をもらう。
もうこれで八割方、お正月の目的は達成したも同然だ。
そこからようやく食事が始まるのだが、子どもである私にとって食卓の上のどのご馳走よりも、お年玉のことで頭がいっぱいだった。
翌日二日には、おじさん一家が我が家を訪れ、いとこたちと近所のおもちゃ屋(ここだけは毎年二日から開いていた)で年に一度の散財をしたり、羽付きや凧揚げをして遊んだ。
そう言えば、まだこの頃の日本にはゲームもパソコンも、もちろんスマホもなかったな。
退屈ではあったけれど、なかなか趣があって豊かな時代だったように思う。
ちなみにZ世代におせちの中で一番好きな物は?と聞くと、唐揚げと答えるそうだ。
世も末だ。
お題
新年
「新年」
新年とは
何かが始まる
そんなワクワク感が溢れ出す
1年の始まり
新年から
時が刻まれ歩んだ軌跡と共に
次年の懐古へと人々を導く
1年の終わり
メビウスの輪のように
真実の見分けがつかず
抜け出すことが出来なくても
刻まれた記憶は
永遠のものとなる
新年は
始まりと終わり
実は、今年の『蛇』は私の干支なんですよ。
数年に訪れる自分の年のような感じがして、少し浮き足立っているのですが、正直なところ
新年を迎える瞬間は意外と何もありませんでした。
体調を崩してしまい、休みも取れず働き詰めだったのですが、最後の最後年越しカウントすら出来ず夢の中でヘビ年を迎えました。
毎年祝っていた年越しも、寝てしまえば意外とあっさりしているものですね。
『特別』とは、思い込みから来るものなのでしょうか。
『大切』だと思えばそう思えてくるし、『どうでもいい』と思ってしまえば案外、簡単に手からすり落ちて行くものですね。
今年の目標はまだ何も決めていませんが、せめて私の周りの方々は幸せになって頂きたい。そうすれば、そのそばに居る私もきっと幸せになれますから。
それでは皆さん『明けまして おめでとうございます』
新年が迎えに来た。
でも、予定は友達にドタキャンされて何もない。
だけど、不思議と最悪な気分じゃない。
強がってるだけなのか、諦める事を覚えたのか。
いつか、心から楽しいと思えるような子供の頃の正月を迎えたいと思うのもやめた。
まぁ、そのおかげで心安らかな正月にはなった。
今年は好きな人に告白してみようと思う。
多分勇気ないから無理だけど。
けどおみくじが大吉だったから行けるはず、
自分を信じます!
[新年]
新しい年と書いて新年と読む
新しい年を迎えても、私の日常は変わらない
寝て、食べて、遊んで、勉強をする
ただ、それでいい
ただ、それだけでいい。
新年を迎えた
早速慌ただしく一息つく頃には深夜だ
今年も前半は多忙になることが確定しているのでやや憂鬱ではある
なかなか実践出来る気はしないが
毎日コツコツ少しずつだが
着実に物事をこなして行くしかない
大陸で一番大きな国、レグヌム王国はその日新年を迎えた。
新年の一日目、一番最初に行われるのは、神様に供物として人間を一人差し出すことであった。
日が登ると同時にやってきた角が生えた切長の青い瞳の少女に対して、国王は恭しい態度で言った。
「おお、ご機嫌麗しゅう。天界の遣いの御方」
国王自ら腰を折り曲げて挨拶をしたというのに、少女は一瞥をくれただけで、小さくため息をついた。
「………うるさい。そんなことより供物はまだか。あまりもたもたしているとデウス様がお怒りになられてお前たちの国など簡単に潰してしまうかもしれないぞ」
冷たく偉そうに言った少女に対して、国王は若干恐れおののいたのか、自分の後ろに隠れていた少年を前に出して言った。
「ああ、そんなことは仰らずに。どうぞ、こちらが今年の供物の人間でございます。歳は今年で十二歳。貴方様がたに対して敬意と崇拝の心をきちんと持った少年ですよ」
そう言った後に鋭い目付きを少年に向けた。数秒の間をおいて、少年が口を開く。
「………………あ、あの、はじめまして、天界の遣い様。今年、貴方様がたの」
「御託はいい。用意した供物が気に入るか気に入らんかは、デウス様が決めることだ」
少年の言葉を遮って少女は冷たく言い放った。
「用は済んだ。私は失礼する」
少年の手を掴みながら少女は背中から羽を広げた。そんな姿を見ながら国王が口を開く。
「……気に入られたかどうかはどうやって分かるのですか」
その言葉に対して、少女はバカにしたように笑った。
「そんなことを伝えられるような分際だと思ってるのか? …………まぁ、あえて言うなれば、これから始まる一年間、幸福に満たされていたと感じられたらデウス様が満足なされたと考えればいいんじゃないか」
少女はそう吐き捨てて少年を抱え込みながら空へと消えていった。
「…………気に入ってくださるといいのだが……」
国王は小さく呟いた。
「ご苦労だった、アリア」
黒い城の最上階で赤色の豪華な椅子に腰掛けている、険しい顔の黒い立派な角が生えた男はそう言った。
国王に不躾とも言える態度を取っていた少女は、片膝をつきながら、深々とお辞儀をして言った。
「お褒めに預かり光栄でございます、デウス様」
「下がって良いぞ」
「……はっ」
アリアはもう一度お辞儀した後、静かに立ち上がり部屋を立ち去った。
「……さて、少年よ。そなた、名前は何という」
「………………名前、ですか……? ボクは神様の供物として生まれたも同然。名前なんていう素晴らしいものはボクには付いておりません」
「…………なるほど、名無しか。それなら、『サルサ』はどうだ」
そう優しい口調で問いかけたデウスと対照的に慌てたような口調で少年は言った。
「そんな! デウス様に名前を頂くなど滅相もございません……!」
「だが、供物と呼ぶには気が引ける。それならば我々の言葉で供物と意味のあるサルサと呼ぶことにしようと思ったのだが」
「ですが……」
なおも言葉を続けようとする少年に向かってデウスは冷たく言い放った。
「……これ以上の抵抗は、我への反対だと受け取るぞ。お前は供物として来たのだろう。我に反旗を翻して果たして何の為になるのだ?」
少年が発しようとした言葉はそれ以上声にはならなかった。すっかり怯え恐れた顔で、少年は呟いた。
「…………デウス様からの祝福に心より感謝致します」
その言葉を聞いたデウスは柔らかく微笑んだ。
「……それでいい」
少年は、息をそっと吐き出した。そうして彼はこれから『サルサ』という名前を名乗ることになる。
「さて、サルサよ。人間というものは供物というものに対して何らかの勘違いをしているようだが、我々も必ずしも殺したり利用したりする、というわけではない。だいたい、供物を捧げ始めたのは人間の方なのだ。毎年貰えば迷惑にもなるから殺すことも多いが、まぁ、そなたは使えそうだしな……」
デウスは少しの間、目を瞑りながら肘置きの部分を爪でトントンと叩いていたが、やがて目を開けて言った。
「……お前に一人、教育係をつけて我々の仲間になる教育をしてやろう」
「………………なんと……」
「もちろん、使えんと感じた時点で他の供物と同じような運命を辿ることにはなるが、上手くやればアリアと同じ立ち位置につかせることもやぶさかではない」
サルサは真っ青な顔をした後、素早く土下座の体制になって言った。
「素晴らしい役目に……さ、サルサを任命していただき誠にありがとうございます。精一杯務めさせていただきます」
「……うむ。まだ、何も決まってはおらんが、そなたにとっては教育係がつくというだけでも大したものだろうな。とはいえ、今日はもう遅い。青の月がもうすぐ沈む頃だ。この話はまた明日にするか。…………プロム」
デウスがそう呼びかけると扉が開き、青年が姿を現した。
「お呼びでしょうか」
「うむ。二階の二十四番の部屋にその少年を連れていってくれ」
「……供物を、ですか」
「サルサだ。教育係をつけて、育ててみようと思う」
「…………ああ、アイツは上手くいきましたからね」
若干を目を伏せながらプロムはため息をついて、サルサの方へと向き直った。
「…………お前の部屋へ案内する。ついてこい」
サルサはデウスに一礼をしてから、早歩きで歩いていくプロムのことを慌てて追いかけた。
デウスはその姿を眺めながら小さく微笑んだ。
「あやつはどんな姿を見せてくれるのだろうな」
こうして、サルサは人間たちの信じる神様の住む天界…………、いいえ『魔界』で過ごすことになったのだった。
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新年、あけましておめでとうございます。
年が切り替わったこのお題から、続き物としてこのサルサのお話を書いていこうと思います。
それでは今年も、どうぞよろしくお願い致します。
一月一日。
カレンダーにはそう書かれている。
昨日、王から配布されたカレンダーは、年明けを指していた。
私たちは、六ヶ月も前倒しに、年明けを迎えている。
この国の暦が変わったからだ。
あっという間に年を経る、光陰矢の如し、というのは、本当はこういう状況を指すのだろう。
年明けの祝酒をバタバタと運びながら、外を見やる。
外は相変わらずの晴れ渡った澄んだ空だ。
急な改暦の発端は、この地の支配者であり、政治家である王の愛妾が子を宿したこと。
遠い昔、王の先祖が平らげ、この国の属国とした西国から王に嫁いだ愛妾が、今なお子が出来ずに困り果てていた王の子を産んだのだ。
玉のような御子で、しかも男の子だった。
民衆は大層喜んだが、王とその関係者たちの気持ちは複雑だった。
日数がどうしても合わなかったからだ。
9ヶ月前の頃、ちょうど他国との領土争いと、宗教戦争の援軍要請があり、王は忙しく国の内外を飛び回っていた。
最後の愛妾と王の伽は、もう一年も前のことで、だからこそ、事実を知るものはみな、訝しんだ。
しかし、後継のいない王政は不安定である。
常に、“次の王をどうするのか”という不安がつきまとうからだ。
だから、政治に関わる全ての者は、-裏切られた被害者かも知れぬ王さえも-生まれた御子を手放すことを躊躇った。
我が国の王は、聡明な王だ。
自分の私情で政治を乱すことと自分の感情を抑えて政治を安定させることを天秤にかけ、後者を選んだのだ。
王は、御子を正式に自らの子とし、跡取りにすることを決めた。
そして、王はまた、慈悲に溢れた気性であられた。
生まれたその子が、自分の出自に悩まぬよう、愛妾の不祥の証拠を、隠滅することを選んだ。
それが改暦であり、改暦に伴う御子誕生の盛大なお祝いであった。
私は、王のこの判断を尊敬している。
王の顔すら見たことのない侍女の身で、烏滸がましいことではあるけれど。
私は王を尊敬している。
そして、王子となる御子は幸せだと思う。
私もまた、不義の子だったから。
私は王を尊敬している。
この改暦に感謝もしている。
だから、目一杯、この新年の訪れを祝おうと思う。
他の人がいくら批判的に思っていても。
周りが皆、面倒だと思っていても。
私はこの新年をめでたいと思う。
誰がなんと言おうと、私だけは、新年の訪れを喜びたいと思う。
肉を焼き上げ、大皿に乗せる。
酒瓶と取り皿とグラスを運び込む。
温かなお祝いの風景が、少しずつ出来上がっていく。
新年だ。
新しい年の、新しい暦の、始まりだ。