「次会うのは新年かな〜?」
そう君は笑っていた。
お互い忙しくて、それでもこのなんとも生ぬるい関係を続けていたくてそう約束した。
はずだったのに。
その約束は叶わなかった。
何度も悔いた。
それでも、どうすることも出来なかった。
溢れる涙を拭っても、止めることは出来ない。
毎年この時期になると思い出す約束に、何度胸を痛めたか。
こんなことになるのなら、君にちゃんと想いを伝えたかった。
「好きだよ」
そう告げる声はもう君に届かない。
「ごめんね」
どうか君のこれからの人生が、素敵なものでありますように。
僕の手では拭うことが出来ない涙は、朝日に輝きキラキラとしてそれはそれは眩しかった。
1/1/2025, 5:01:29 PM