1/1/2025, 5:01:29 PM
「次会うのは新年かな〜?」
そう君は笑っていた。
お互い忙しくて、それでもこのなんとも生ぬるい関係を続けていたくてそう約束した。
はずだったのに。
その約束は叶わなかった。
何度も悔いた。
それでも、どうすることも出来なかった。
溢れる涙を拭っても、止めることは出来ない。
毎年この時期になると思い出す約束に、何度胸を痛めたか。
こんなことになるのなら、君にちゃんと想いを伝えたかった。
「好きだよ」
そう告げる声はもう君に届かない。
「ごめんね」
どうか君のこれからの人生が、素敵なものでありますように。
僕の手では拭うことが出来ない涙は、朝日に輝きキラキラとしてそれはそれは眩しかった。
10/16/2024, 6:54:01 AM
鋭い眼差しで僕を見る君を見ると、不思議な感じがした。
会えば睨み合い、喧嘩ばかりなのに。どこか愛おしく感じてしまう。
愛おしく感じても、結局はまた喧嘩する。
とても不思議な感じだった。
それを人に聞けば、恋なんだという。
そんなわけない、恋なんか違うはず。
そう思っていた君と恋人になるまであと3ヶ月。
10/15/2024, 1:37:13 AM
あの鳥みたいに、高く高く飛びたい。
私が15歳だった夏。ふとそう思ったことがある。
半袖の制服で、それでもまだ暑くて。
友達と「海行きたいね」、と笑った日。
ひとり帰り道を歩いている時、何故かそう思った。
今でも何故かは分からない。
けれど、あの日私が飛んでいれば。
今みたいな幸せな日々は来なかったかもしれない、そう思うのです。