『手を繋いで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
千切れた腕の先が痛い。
幻肢痛と、いうらしい。
這いずって歩く床は、想像していたよりもずっと固くて、冷たい。
荒れ放題の光景が広がっている。
いろんなものが散乱して、不規則に道を塞いでいる。
障害物だ。
赤い、生ぬるい何かを引きずりながら、前に少しずつ進んでみる。
だいぶ軽くなったはずの体が重い。
目には見えない手がまだありそうな気がしていた。
だから、前に進んだ。
約束を果たそうと思ったから。
あなたは臆病で、怖がりだった。
飛行機に乗る時も、どこか、新しいところへ行く時も、一歩を踏み出す時も。
何かあると必ず、手を握ってほしい、と私に手を伸ばした。
そして、一歩歩き出せば、あとは自分で進んでいける。それがあなただった。
一歩踏み出してしまえば、あなたは生きていけるから。
あなたは、踏み出す一歩目の勇気にだけ、私が必要だから。
だから。
だから、手を繋いで。
最期に手を繋いで。
私が動けなくなった後のあなたの人生の一歩目を。
私がいなくなっても、歩けるような一歩目を。
体を動かす。
障害物が腹這いの体の下で、ゴロゴロ痛む。
私は手を伸ばす。
あなたの方へ。
さあ、手を繋いで
指深く組んだら未知のストレッチ
初めての幸せな衝撃
ポケットの中手を繋いでそのまま行こう
赦すよロックな人生
♯手を繋いで
「「せぇの」」
小さく笑い合う。
僕らにとっては唯一の希望である、闇夜にふたり、駆け降りてゆく。
繋いだ手は最期まで離さなかった。
─手を繋いで─ #136
手を繋ぐと人のぬくもりを感じられて安心する。これから先自然と手を繋ぎたいなぁ…そう想える人と、想い合える人と出会い幸せな日々を過ごせますように。冬は寒いだけじゃない。手を繋ぐ口実も作りやすいですよね笑ぜひ、好きな人や大切な人との心の距離も縮められるといいですね。
「手を繋いで」
実際に手を繋ぐこともないけれど、見えない所で、手は繋いでる。
手紙やハガキに宅配便にライフラインなどで。
手を繋ぐ。受け取りと引き渡しで。(正しくは繋ぎではないが)
手を繋いで(機械操作/遠隔操作だけど)作動させる。
工場と販売店に物品を受け渡す。食を繋ぐ
配線/配管を繋ぐ。手作業で繋ぐ。梯子車と繋ぐ。
ワタシたちの暮らしは見えない所で
大勢の人たちの手を繋ぎ渡しで支えられている。
ふいに手を握られた
びっくりして君を見るとちょっと照れくさそうに笑っていた
私は苦笑して手を握り返す
でも嫌ではなかった
むしろ嬉しかったんだ
君から手を繋いで来てくれることは今までなかったし、私もそれは理解していた
恋人どうしでは当たり前のようなことかも知れないけど私達はどこか違った
手を繋いで歩くことは今の私を世界一幸せな気分にさせた
このまま時が止まればいいのに、と思った日であった
「手を繋いで」
政治家とかの複数の代表者が
横並びになって手を繋ぐとき
時々からだの前でクロスして
わざわざ窮屈そうなのは
なぜだろう?と思ったら
右手と右手
左手と左手でないと
握手できないからという
クロスハンズシェークと言うらしいけど
みんなで戸惑って
結局全員クロスして
右手と左手になっていて
それなら普通に繋いだ方がスッキリ
という時ある
どちらの手より想いを繋いで
【手を繋ぐ】
手を繋いで帰ろう
今とても寒い
最近好きな人と手を繋いでる?
手を繋ぐだけで言葉は交わさずとも、何となく心が通えるんよ
仲良しな時、喧嘩した時、気まずい時、謝り辛い時
〇〇な時、手を繋いでみませんか?
手を繋いで
普段頼もしくてなんでもやってのける手は、こうしてみると細くて小さい。
枠だけ失礼します!
杖 を
つく
手 背
と 中
足
と の
眸 か
と た
二 わ
年 ら
る
い 游
て が
せ
口約束は形だけ
すぐに壊れる時もあれば長く続く時もある
にしてもその関係に終わりはくる
でも、繋いだ手は壊れない
自分で終わりを決められる
その人の温もりを感じれる
どうかそのまま手を繋いで
〜手を繋いで〜
これからも手を繋いで同じ歩幅で進んでいこう。立ち止まる日も前に進めなくなる日もきっとあるけど、今日を生きてることを誇りに思って。
テーマ【手を繋いで】
ひろしっしと手をつないだ。温かくて安心する。でも、自分が弱くなったようにも感じる。
なぜだろう。
依存なのかなー
美容院行けたし、電車が一歩手前でおりちゃった。
途中まで行けたからいっか。
【手を繋いで】
「一緒に走ろうね」 そう言ったのに
走り出した瞬間 置いていく君
おい おかしいやろ
「置いていくね」という意味だったのだろうか?
約束した瞬間 一瞬で走り去る君
呪うぞ 転けてしまえ
「手を繋いで」
瀬戸くんは、わたしの横にいた。二人でデパートの中を歩いていた。エスカレーターに乗って、彼のお気に入りのアパレルショップを覗く。
喋らないでここまできた。なんだか怒ってるのか、不安だった。わたしは、片方の腕でもう片方を強く握る。その痛みで、心の不安がなくなればいいと思いながら。
わたしたち二人とも親が離婚していた。彼はお母さんが、わたしの方はお父さんがアルコールで身を持ち崩した。家庭内は喧嘩ばかりだった。だからなのか、お互いに愛していることをなかなか示せなかった。両親が自分たちの問題に大変で放っておかれた。そんなトラウマ。
ハッと目を挙げた。彼の目になにか、光が走ったような気がした。それは、鈍い迷いのある、懊悩のような。わたしは、父が黙って家を出て行ったことを思い出した。
「瀬戸くん……」
そして、おそれを言葉にできない恐怖。真実を知りたくない。真実なんて知らないのに。わたしはただ自分の腕を力一杯握り、俯いた。
瀬戸くんが不意にわたしの腕に触れたわたしは顔を上げる。
「ごめん、こうしたかった」
手を繋いでいた。そんなことも怖くてできなかった二人。
そして、彼は繋がったまま、恐る恐るぎゅってしてくれた。
いま、少しだけ二人の孤独が遠いものとなった。
ウォッチ今何時
一大事〜 ウイッス
のはいいとして、
レポートに追われ はや4時20分である。
たすけてくれーーーい
追記
結局終わらず 現8時4分。
おわった、怒られる( ߹~߹ )
『手を繋いで』
手をつないでいて、離さないで。
朧げな夢の記憶に寝惚けた自身はなんとはなしに手を差し出した。けれどただ空を掴むだけで何かに触れられるわけもない。手を繋げない自身には、まるで抵抗を許さないとでもいうかのように腕に繋がれた沢山のチューブと薬品混じりの匂いが鼻腔を突いて苦しくなったのかもしれない。頬を伝う温かな温もりは確かにあの人の手と同じ温さだった。
水嵩の迫り来るあの夏の川を、自分は生涯忘れられずにいる。
彼の手は冷たかった。
もう触れられないの。
少しでも私を感じてほしい。
その気持ちを込めて最期にカンパニュラを彼の手に
握りしめさせた。
私と触れられなくたって、カンパニュラで想いは繋がってるから。
手を繋いで
ドキドキしながら恥ずかしながら手繋いでお互いきゃーきゃーしてるカップル見るとかわいいなぁってなるし自分もしたいなーって思う
手を繋いで
手を繋いで寝よう
引っかかれちゃうかな
寝相が悪いからって
本気で引っかいちゃ駄目だよ
あしたこそは
僕が優しく
爪を切ってあげる