『手を繋いで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『手を繋いで』
最初に君と手を繋いだことを覚えている。
手汗がすごいんじゃないかと、そんなことばかり気にしていた。
手を繋ぐのが自然になった頃、手のあたたかさを感じるようになった。
冬には君の手をポケットに招くこともした。
手を繋ごう。
君の手をとりたいんだ。
またのんびり散歩でもしよう。
ー手を繋いでー
小さいころからずっと お母さん に繋いでもらった手
人の温かさを感じるのに とてもちょうど良くて
私は今、温かさを知りたい人がいる
仲良しで距離が近くて
だけど君の手はあまり握ったことがない
肩も頭も君が触れてくれるのは全て大好き
だけどいつか
君の手の温かさに触れたい
君と歩けたらいいな、いつか
ー手を繋いでー
付き合って2年ほどの彼氏がいます。
推しがきっかけで出会い、関東と東海での遠距離です。
付き合って初めてのちゃんとしたデートは、名古屋にある東山動物園へ行きました。
閉園までたくさんの動物を堪能し、この後はどうしようか〜などと話しながら歩いていた時のこと。
「ねぇ手繋ぎたい」
5つも歳下の彼からそう言われてかわいいなぁの気持ちでいっぱいに。
いいよ、と手を出すとニコニコした顔で手を繋いでくれて、これまたかわいいぁの気持ちに。
遠距離のため会えるのはせいぜい月に1回程度でしたが、それ以来隣を歩く時は必ず手を繋いでくれます。
そんな彼とも来月からはひとつ屋根の下で暮らせることになりました。
月1から毎日に。
先のことはわかりませんが、ふたりで手を取り合って人生を歩んでいけたらなと思っています。
素直に「手を繋ぎたい」とは言えなくて。
さりげなく「手出して」と言い、見事に引っ掛かって差し出されたその手を握った。
繋いだ瞬間その手は強ばり、振り払われる不安に駆られたが、ゆるく握り返してくれた。
それが嬉しくて。
その日は分かれ道まで、手を繋いで歩いた。
【手を繋いで】
あなたと手を繋いで、どこまでも歩きたい。
今までも、ずっとそうして生きてきた。
あなたが隣にいなくては、心が切なくて孤独に耐えられそうにない。
ずっとそばにいて欲しい。
そして、手を繋いで、二人どこまでも一緒だよ。
「三号室の患者さん、『自分はもうすぐ死ぬんだ』って思い込んでるみたい。今も奥さんがお見舞いに来てるけど、『二人だけにしてくれ』って、手術の成功を伝えに行った担当医まで病室から追い出したって」
その時、三号室の方から、女性の悲鳴が聞こえてきた。
手を繋いで_73
君の手を触れた。
柔らかくて、熱くなった。
このまま抱きしめて、
流れに任せたい気持ちでいっぱいになった。
しかし
それをどうにか止め、
手を繋いだだけで居る私を
どうか褒めてくれないか。
『手を繋いで 』
この手を握って...早く!
このままだと闇に落ちてしまう...
...落ちたいの?
...深いよ?戻って来れないかもよ?
...いいの?
なんで?
「私のことなんて、誰も必要としてない」?
そんなことないよ!おバカ!!
必要だから、助けに来たんじゃんか!!
隣にいて欲しいんだよ!
...だから、早く手を繋いで
一緒に帰ろう?
君がまたいなくならないように
しっかり見張るからね!笑
_手を繋いで_
告白したあと手を繋ごうとしてお互い照れすぎて上手く手を繋げなかったことを思い出す
今ではすっかり慣れてデートの度に手を繋ぐようになった
初めて手を繋いだときあなたは手汗を気にしてた
1年経ったら手汗なんて出なくなった
緊張もそんなにしなくなった
手を繋ぐときに許可は取らなくなった
たまにはあなたから繋いでほしいけど
あなたが私から手を繋がれると嬉しいって言ってたからきっとこれからも私から手を繋ぐ
同じ時間を過ごした分たくさんの変化があった
変わらなかったのはあなたを想う気持ちだけ
昨日も今日も明日もずっと変わらずあなたが大好きです
手を繋いで
降り積もる雪と色鮮やかなイルミネーション
君の小幅に合わせて歩く街並み
大きなクリスマスツリー
手を繋いだ冷たい君の手
僕のコートのポケットに入れて
買ったばかりの温かい缶コーヒーが
2人の手を温めてくれる
初め過ごす君との Xmas
サンタに願いごと 届きますように
「手を繋いで」
それは冬の寒い日
窓の外では北風が
音を鳴らして吹き過ぎる
背中を丸め両の腕を抱き締めた
視線の先には
自由の化身
可愛さの権化
わたしの愛しいあの子
窓から差し込む冬の陽光にその身を委ね
ぬくぬくとその温もりを享受している
そっと近寄りそっと顔を埋めれば
太陽の香りが胸いっぱいに広がった
嗚呼 可愛い
なんと 可愛い
手を繋げば
それは幸せ
あの子と手を繋ぐあなたの姿なんて
見たくなかったよ
私の手を握ったあの一瞬
私がどんな気持ちだったかも知らないで
あなたの手にはもうなんの感覚も残ってないんでしょう
私はことある毎に思い出して握りしめてるっていうのに
『手を繋いで』
いつだって君は僕の一歩先を歩いてた
置いていかれたくなくて、必死で早足で歩くのに
どれだけがんばってもすぐ差が開いてしまうのは、そもそも歩幅が違うからだろうか
君の一歩は僕より大きい
それが羨ましくて、妬ましくて
何度も追いかけるのをやめようと思うのに
少し離れると君の背中が眩しくて
やっぱりがんばってみてしまう
ねぇお願い
このまま離れてしまわないように
どうかせめてこの手を繋いで
手を繋いで
手を繋いで
空の下を一緒に歩きましょう
たとえあなたが
歩けなくなくても
私があなたを連れ出してあげるから
だから
その時までさ
一生懸命に生きてよ
手を繋いで
野原を一緒に走りましょう
たとえあなたが
走れなくても
私が走り方を教えてあげるから
だから
その時までさ
一生懸命頑張ってよ
手を繋いで
「今」を一緒に笑いましょう
たとえあなたが
笑えなくても
私が笑わせてあげるから
私が「笑顔」にするから
私があなたを大切にするから
だから
その時までさ
一緒に笑って生きていこうよ
手を繋いで歩こう!
ぶんぶん、振り回すように
世界を楽しむように!
さぁ、起きあがろう?って
本当はずっと前から準備出来てた
いつかの自分を迎えに行こう。
辛いことも、悲しいことも
やりたくは無いけど
やらなきゃならない日々さえも
越えて来たんだ。
過去の自分が、今の自分でしかないって
気付くのに時間が
かかっちゃって、ごめんね。
それを、否定するような事まで
しちゃって、ごめんね。
だから、もうこの手は離さないよ。
手を繋いで歩こう。
そしたら、なんだか
もっと心は軽く
もっと世界が広がって、変わってく。
【お題:手を繋いで】
手を繋いで
ずっとずっと
これからも
人生の最期のときまで離さない
はじめて手を
繋いだ感触でも
うれしくて
うれしすぎて
どうしてこんなに
心が優しくなっていくんだろう
なんでも言葉にしてしまいそうで
気持ちが高ぶりすぎて
好き♡という言葉以上に
幸せが導いてくれた
手を握り返す
まるで
おにぎりを
握っているみたいに
心がぽかぽかと
温かくなってゆく姿に
わたしは何よりも新鮮だった
春も夏も秋も冬も
巡り巡る季節の中で
あと何回くらい
ふたりで手を
繋ぐことができるのだろうか?
手を繋ぎ
ずっとずっと歩いてゆく
たとえ
歳をとっても
手の甲にシワになっても
あなたという
ハンドクリームで
わたしの手を綺麗に美しく
清らかな手に修復してくれる
最期まで大切にするから
命のように誓うよ
これからも
きちんとケアして
いつまでも
愛するひとの手を支えていきたい
手を繋いで歩く街並み
家族、恋人、友人…
誰と繋いでいるかは分からないけど
幸せな一時が
人生にとって1番だと思う。
今日はクリスマスの夜。
世界中の子供たちが、ずっと待ちわびた日。
サンタクロースは子供たちにプレゼントを届けるべく、トナカイを駆って世界中を飛び回っていました。
そして中盤に差し掛かったころ、とある子供の家にやってきました。
子供の名前はジョン。
年相応にやんちゃですが、近所でも評判のいい子です。
「ホッホッホッ。
ジョンよ、いい子にしていたかい?」
「もちろんだよ!」
「なら良かった。
じゃあ、プレゼントをあげよう!」
サンタはそう言うと、大きな袋の中からプレゼントを取り出しました。
ジョンがとても欲しかったもの、switch2です。
ゲームが大好きなジョンは、どうしても欲しかったものです。
まだ発売していませんが、ジョンのために特別に用意したプレゼントです。
「ほら、受け取りなさい」
「わーい」
ジョンはとても喜びました。
ジョンは喜びのあまり、サンタに抱き着きます。
「サンタさん、大好き!」
「ホッホッホッ。
喜んでくれて何よりじゃ」
「プレゼント、ありがとう。
……でもごめんね」
なんということでしょう。
どこに持っていたのか、ジョンの手にはハサミが握られていました。
そのハサミを、ジョンは笑顔のままサンタの首筋に突き刺そうとします。
しかしハサミは、サンタの首に届きません。
サンタが、いつの間にかハサミを奪い取っていたからです。
「まさか、止めれられるなんて!」
ジョンは驚きのあまり、サンタから体を離しました。
一方サンタはというと、殺されそうになったのに変わらず優しい笑顔です。
ジョンはサンタの様子に戦慄を覚えました。
「ホッホッホッ。
ジョンよ、残念じゃったの」
サンタは奪い取ったハサミを、近くの机に置きます。
その様子は、つい先ほど殺されそうになった事なんて、少しも感じさせませんでした。
「ジョンよ。
儂を襲ってプレゼントを奪おうとしたな?
欲しいのはPS5pro辺りかの?
しかし残念じゃったな。
こういった事は慣れっこなのじゃよ」
サンタは、おかしそうにポンポンと袋を叩きます。
しかしジョンは恐怖のあまりぶるぶると震えてました。
サンタにどんな仕返しをされるか分からなかったからです。
「ホッホッホッ。
ジョンよ、そう怖がるんじゃない。
儂は何もせんよ」
「でもアナタを殺そうとして……」
「ホッホッホッ。
慣れっこと言ったじゃろう?
この程度、トラブルのウチにも入らん」
そう言うと、サンタは大きな袋を担ぎました。
サンタは帰り支度を始めたのです
言葉通り、ジョンに危害を加えるつもりはないようです。
そんなサンタを見て、ジョンはモヤモヤした思いを抱えました。
仕返しがなくホッとしたもの確かです。
しかし、それ以上に言うべきがあるのではないかと思ったのです。
ジョンが悩んでいる間も、サンタは部屋から出て行こうとします。
「待って!」
ジョンはサンタを呼びとめます。
しかし何を言うべきか、まだ思いつきません。
それでも、このまま帰してはいけないという思いがジョンを突き動かしました。
その気持ちを汲んでか、サンタはなにも言いません。
そうして両者の間に沈黙が流れます。
一分ほど経ったでしょうか?
ジョンは悩み抜いた末、自分の気持ちを正直に言うことにしました。
「サンタさん」
「何かな?」
「プレゼントありがとう」
「うむ」
「でも乱暴しようとしてごめんね」
「ホッホッホッ。
気にしておらんぞ。
それに自分の間違いを認めて謝れるのはいい子じゃ。
来年もいい子でいるんじゃぞ」
ジョンは、サンタの言葉を聞いて笑顔になりました。
サンタも一緒に笑顔になります。
そしてサンタは、ジョンの頭を撫でながら言いました
「来年も良い子でいるんじゃぞ、ジョン。
メリークリスマス!」
手を繋いで、というよりも
むしろ2人は手を繋いでいない
肩を並べて、という方が正しい
肩を並べて離れていても
2人は繋がっていないわけではない
敢えていうなら見えない線、電流で繋がっている
それは綱ほど太く
シュクシュクとした形をしていて
伸縮自在で適度に張りがある
手を引かなくても2人は同じ方向へ進んでおり
視線は別々でも同じところに行き着く
2人の距離が離れても
2人は繋がったままであり
手を繋いでいなくても
相手を引き上げ助けることができる
時に気を休め
相手に引っ張られる心地よさに浸りながら
同じ方向に進むこともできる
伸縮は互いの合意を得た長さで維持されるため
引っ張る側にも負担はない
むしろ心地いい
ハンマー投げ、遠心力のあるものを
引っ張り続ける心地よさに近い
とはいえ
2人も時には手を繋ぐ
肌から伝わる微弱な電流
淡いしびれを感じながら
まるで自分に触れているような
結界のない不思議な感覚を楽しむようにして
手を繋いで
シーツの上に転がる、白くて細くて、だからたよやかにみえるその手。◾︎◾︎は目の前のそれに手を伸ばし、甲を包み込むようにしてやわらかく握った。自分の手からはみでる指先の爪たちは、オーバルの形にきれいに整えられお行儀よく並んでいる。ボワデジルみたいなえんじ色は、自発的に窓から差し込む月明かりを集めてぴかぴかとその存在をアピールしているようにみえた。そう非現実的なことを思ってしまうくらいには彼女の指先はまるで宝石みたいにいつもきれいに整えられている。人間、きれいなものにはどうしても目が奪われるらしい。ひとときのあいだ、◾︎◾︎は握った手を少しずつ動かして爪先でつやめく光の反射を楽しんだ。それからふと、隣で眠る彼女の寝顔を眺めた。警戒心のケの字も見当たらない。すやすやと自分のとなりで寝息を立てる彼女の顔をみて、◾︎◾︎は目を細めた。
——こいつが終電逃すとか、やっぱありえねーんだよな。
何年、幼馴染をやってきたと思っているのだろう。実の弟から煙たがられるくらい時間にうるさい彼女が、少し酒をたしなんだくらいで時間に無頓着になるわけがない。いつも以上に甘えたしゃべり方がかわいくて、少しからかうと唇を尖らせて拗ねたりなんかして、自分も昨夜は舞い上がっていたことに反省しなければならないだろう。けれど、一線を超えたことに後悔なんか一切ない。
彼女が起きて正気に戻ったとき、どんな反応をするのだろうか。後退を望むのか、前進を許してくれるのか。これまで彼女が自分のことを男としてみてくれているだなんて聞いたことがない◾︎◾︎にはまったく見当がつかなかった。
変な緊張をほぐしたくて、◾︎◾︎は握った手のひらに少しだけ力を込めた。