『手を繋いで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「さむっ」
そう言ったら君が
手を握ってくれたり、
しないかなあ
お題〈手を繋いで〉
400♡行きました!
最近忙しくて
なかなか更新出来てなかったんですけど、
気づいたら400♡行ってました、、、、
驚きです(๑º ロ º๑)!!
これからも不定期ですがよろしくお願いします(*^^*)
「結婚式がしたい」
ままならない現実に拗ねた彼女がむくれっ面でそう言うものだから、自分としてはもう如何にかするしかない。そんな使命感とも慈愛ともとれる感情のままに彼女の手を引いた。
「こんな冬に海?」
「雰囲気良いでしょ」
「もう、冗談だったのに」
寄せては返す波を見つめながら、手を繋いで砂浜を歩く。彼女の手はいっそ不健康な程に白くて細い。
不意に、不安になった。彼女が自分を置いて遠くに行ってしまう確信が胸の奥で騒めく。夕陽を背に受け影が出来た彼女の顔は不満そうな声を出しつつも、実に満足そうだったから余計にこの人を離したくないと思った。握る手に力を込める。波にさらわれて何処かに行かないように。これは彼女の為などではなく、焦燥に駆られた醜い自己満足。
それでも彼女は笑うのだ。目元に皺をつくって、出会った時から下手くそな笑顔で。堪らなく愛おしく、憎たらしいったらありゃしない。
一生夢が叶わない事を突き付けられているなんて理解していないように、精一杯幸福を表情で表す彼女に惚れた自分が一番馬鹿らしい。溜息を吐きたくなった時、彼女が突然しゃがみ込んで硝子の破片のような物を拾った。「シーグラスだ」彼女が呟く。
「ねぇ、綺麗じゃない?」
君が一番綺麗だよ、なんてキザな言葉を言う事も出来ず、ただひたすらにそんな自分を恥じた。適当な相槌を打つ。彼女の笑い声が転がる。鈴の音が鳴る。
あぁ、貴方が私の手を離さないでくれるのなら、私はもう死んだって良いのに。
#手を繋いで
手を繋いで。
繋がっている。産まれた時から、外に出て友となった日から、あなたを慕うあの日から、尊敬する君と。醜く歪み愛想を浮かべるように、決して痛みを見せぬように、喜びを分かち合うように、いつも一緒にいるために表情を浮かべる。それは雲の上より高く跳ね上がり、自分の中に帰って来る。そして、君に寄り添おうとする。
隣に居て、手を繋いで、笑い合って、涙を呑んで、看取る。このどれを共にしても決して相容れない人もいる。けれど、君とはこのどれも一緒に育みたい。だからまず、手を繋ごう。
一度繋がればきっともう戻れない。それでも、自分と生きていこう、君と生きていこう。
手を繋いで、明日、きっと別れるだろうと思った。僕の手だけが少し汗ばんだ。
手を繋いで
手を繋ぐ。共闘するという意味もありますね。外交や、会社間での手を繋ぐ。
手を繋いで、対抗するものと戦っていく。狡猾な奴のやることに聞こえます。
そうではなく、出来たら心の底から、
親愛の気持ちで手を繋ぎたいですね。
恋人同士になってからはや1ヶ月。私達はまだ手を繋いだことすらなかった。
だから、手を繋いでみたかった。
「あのさ」
「ん、どうした?」
一息ついて
「手、繋がない?」
「え」
彼から返ってきた言葉。それは、驚きや困惑混じりの声だった。
でも、彼は一言
「べ、別にいいよ…?」
頬を赤らませて彼は言った。
私は寒さで冷たい自分の手を彼の手に絡ませた。
「手、あったかいね」
「そうかな?ただ君の手が冷たいだけだとおもうけど…」
そんな他愛もない会話をして過ごす日々はとてもかけげえのない日々だ。
『手を繋いで』
私は何千何万回と君と離れたって、
絶対、また手を繋いで歩きたい。
でも、次繋いだ手は一生離したくないな、
その一瞬の判断が一生の後悔をうむことになるから笑
手を繋いで
冷え込む早朝、
銀世界を背景に
遠慮がちに手を繋ぐの。
寒い朝も嫌いじゃないよ。
手を繋いで
温かみのある月
冷たいけど
綺麗な空気
夜空を見上げ
夜を感じる
ふ~っと息をはき
夜空に白い演出
その先に見える
眩い星たち
昼間は下を
向いてても
夜は私と
手を繋いで
顔を上げさせてくれる
この時間の優しさを
ずっと放さない
誰にも見られないから
夜空を見上げて
笑顔になれる
ありがとう、ごめんね
ありがとう
小雪
生まれて来てくれて
あなたの幸せを
心から
願っていたよ
これからも
そうだよ
ごめんね
つらい思いをさせて
お母さんは
あなたの幸せを
願っているよ
これからも
ね
あなたの花嫁姿を
見たかった
母より
****
手を繋いで
おばあちゃんと
ゆっくりでいいよ
腰のばして
はいっ
行くよ
そこの所
左まがって
もうすぐだよ
手を繋いで
通知はいつも通りの淡白なメッセージ。
慣れた味気なさに、無関心の予兆と小さな恐怖心がじわりと滲んだ。
日を重ねるごとに頭を占めていく不安感が厄介だ。
ただの心配性?
手が震えて止まらない。
寒いからだ。きっとそうだ。
白い息が空に登っては消えていく。
不意に背後で砂利を踏み締める音がした。
「待った?帰ろ」
夕冷えの空気を暖めるような、柔らかい中低音が心地いい。
「うん」
手の震えは、もう無くなっていた。
手を繋いで …くれない。
徒歩で通う幼稚園から自宅までの道中、私と手を繋ぎたがらない3歳の息子。近所のお友達には自分から「お手手ちゅなご」と可愛らしく迫る。
ずっと私にべったりだったのに、こんなに早く寂しい思いをさせられるとは…と心の中で涙を流しつつ、意を決して息子を抱き上げる。歩道が無い箇所は強制的抱っこで5分。15kgを腕2本だけで運ぶのは体に堪えるが、背に腹は代えられない。
繋いでと手を伸ばしてくれる日が再び来ることを信じて、今日も私は道端で小さな体を抱きしめる。
「手を繋いで」
初めてできた彼氏。
彼氏とイルミネーションデート。
寒いなぁ。
手、繋ぎたいなぁ。
どうやって繋げばいいかな。
ねぇ。
寒いから手繋いでいいかな。
手を繋いで
離さないで
その温もりを
一生忘れたくないから、
双子の私たち
いつでも一緒
私たちは一心同体
お互い思ってることも悩んでることも分かっちゃうもんね
皆、疲れない?って聞いてくるけど、私たちは悩みも好みも全部一緒
だから、疲れるなんて全くない
私の悩みのネタはあの子の悩みのネタ
ずっと一緒
死ぬまで一緒
お互い縛りあうんだ
彼氏なんて作らせない
お互い同じ人が好きだから
ほら手を繋いで。
今日はどこへ出掛けよう
お揃いのコーデ
髪を切ったばかりだから、今日はボーイッシュに行っちゃおう
カッコイイね
それじゃあ、出かけよっか
手を繋いで 思いを確かめ会って
会うたびに嬉しくて 笑顔になれて
箸が転がっても笑いあうような
そんな時間もあったはずなのに
ついには力尽きてしまう…
汝の名は恋?
手を繋いでいると幸せを感じる
初めの頃は
「手汗が」って離そうとすると
「気にするな」ってもっと強く握ってくれた
戸惑ったけど、嬉しかった
その後に
「汚いでしょ」って不安がると
「好きな人だから汚くない」って言ってくれた
だから俺も離したくないと思った
今では
隙あれば繋いでいる
ただ人前はまだ難しい
「手を繋いで」
君と最期に交わした言葉を
何度も思い出す
「必ず、帰ってきます。待っていて下さい。」
必ずと、胸に誓って今日まで耐えた。
本当に、本当に絶対帰ると約束したんだ。
君の笑顔をもう一度みたい。
幼い時に一緒に夏祭りで金魚をすくったね。
君はあまり上手ではなかったから、半べそかいていた。
思わず僕は吹き出したんだっけ……
僕の金魚を渡したら、とびきりの笑顔でうけとってくれた。
帰り道君の手をひいて、家まで一緒に歩いたね。。
僕は、あの時から君とずっといたいと思ったんだよ?
ありきたりだけどこのまま年をとっても……
君と……ずっと……
手を繋いで……いられると思って……
いた ん だ……
祭囃子が聴こえる?
あぁ……
帰ってきたんだね、君のもとへ
ただ い ま……
君とずっと一緒にいれたら、どんなに幸せかな
やっと会えたのに結局別れさせられるの
こんな苦しい思いをするなら最初から会いたくなかったな
なんて思ってももう遅い
今は運命にできるだけ反抗して、幸せになれるのを楽しみに待つしかない
夕焼けが見える学校の屋上
誰も邪魔しない特別な時間
「そろそろ終わろうか」
「うん...」
ああ、なんて世界は残酷なのだろう
神様を恨んでも恨みきれないよ
それでも
2人手を繋いで、見つめあって
子供みたいに無邪気に笑って、
夕日と共に、空に沈んでいく。
『手を繋いで』
いちょう並木の公園を
葉っぱをわさわさしながら
笑って歩く
あの時間がなくなってしまった
今年も話してはみたけど
ゆめものがたり
大切にしなくなった
ふたりの思い出
いちょうは油で滑るよと
手を繋いで
ただふたりで過ごした
時間を思い出したいだけなのに