『懐かしく思うこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
懐かしく思うこと
「ちょっと!
なに人の提出ノート読んでるのよ!」
自室の扉を開けるなり、
私は怒り狂って叫んだ。
ノートには、
私と担任の先生との日誌が書いてある。
今日は何々を頑張りました、程度だが、
母に読ませる前提で書いたものではない。
母は、びくっとし、泣き出しそうな顔を
歪めて言った。
手にはノートを持ったままだ。
「だって、お前、学校のこと、
全然話してくれないから、心配になって…」
今でもそのときの母の顔、口調を思い出すと胸がちくりとする。母なりに心配してくれたのだろう。ノートを盗み読む前に、私に
普通に聞けばいいのにと思うが。
胸の痛くなる、懐かしく思うこと。
懐かしく思うこと
(お題更新のため本稿を下書きとして保管)
2023.10.31 藍
皆さん!なんと私昨日で500いいねを突破しました泣
私の作品を約500人が「もっと読みたい」と思ってくれて、そしてお気に入りに登録してくれてると思うと本当に心の底から嬉しく思います。
私は昔から文章力だけが取り柄で、学校の先生や両親に沢山褒めてもらっていました。
ですが、逆に言うとそれは文章以外は何も出来ないということです。
理数はもちろん、運動もそこまで得意ではありませんでした。
けれど、そんな私の力をどうか誰かにみてもらいたい、認めてもらいたい、その一心で始めたのがこのアプリでした。
最初はルールもよくわからなくて、とりあえず思いつきで物語を投稿してみました。
そしたらその日中には20件以上も「もっと読みたい」が押されていて舞い上がったのを今でも覚えています。私は誰かに私の文章が届いたことにとても感動しました。
次の日からもずっと書き続けていて、あっという間に100件の「もっと読みたい」が私の元に届きました。
ネットではない、リアルの誰かが私の文を最後まで読んで評価してくれたことがとっても嬉しかったです。
私が約5ヶ月前に始めたこのアプリをこれからもずっと続けたいと思います。
改めて文章がまだ歪で未熟な私に「もっと読みたい」を贈ってくれてありがとうございます。
まだ初めたての私を懐かしく思いますがこれからもよろしくお願いします。
"懐かしく思うこと"
ひたり。って、手を繋いだときに肌がどこか遠く思えたんだ。貴方の胸の内がひどく脈打つように、忙しなくて、暖かくて。馴染まない肌の体温が、足し引きされていく時間が少し気障しかった。
愛しさを不法投棄して、どこへでも遠くへいこうよ。手綱を握ってくれる人からどうか離れていこうよ。一途さを神聖化して、見えなくなったものばかりじゃんね。逃げてほしいよ、笑っていてほしいよ。少なくとも許せていてほしいよ。飲み込まなくちゃいけないの?このエゴも、貴方のエゴも。
今も思い出せるんだけどさ、額に髪が張り付いていたね。貴方の胸中みたいに、物言わなくなった手と手。この手に吸い付くみたいだ。いつもみたいに、一人みたいだ。いつかみたいに貴方のいない、不完全な孤独に遭った。貴方に牙を剥く未来を、強く信じていたんだね。今は冷えていない体温を、懐かしく思うよ。
あの当時は生きることが地獄にしか思えなかった。
とにかく早く楽になりたかった。
何もかもが無意味で、明るい未来なんて想像つかなかった。
あの日々を懐かしく思えるほど、長い時が経った。
あの地獄を乗り越えられた私なら何でもできると信じている。
#懐かしく思うこと
133 放課後
制服のリボンの結び目と前髪が気になって仕方ないワタシたち
廊下の窓から見える海が夏色になってきたヨ
お揃いのマスコットをカバンにぶら下げてチョコレートパフェを食べに行こう
希望進路の紙は週末に書いたらいいじゃん
決めなくちゃいけないミライはとりあえず保留にして、チョコレートパフェのイマを味わおう。
お題: 懐かしく思うこと
【懐かしく思うこと】
私がまだ小学校低学年だった頃の話だ。
私の祖父母は××県の山村で民宿を営んでいた。帰省した際はその空き部屋を使わせてもらったものだ。
民宿は山に通った国道のちょうど真ん中辺りに建っており、その上にもさらに急勾配で幅の狭い道路が続いていた。
帰省して数日、その日も私は暇を持て余していた。一人っ子の私には遊んでくれる兄弟もいなかったし、帰省先のため友達なんているわけもない。そんな私に残された娯楽は、山中を探検することくらいだった。
祖父母に出かけてくる、と告げて外へ踏み出す。夏のじりじりと皮膚を焼くような陽射しが私を照り付けている。既に首筋へ浮かび始めた汗の玉を拭い、蝉時雨が降り注ぐ山林へと進んでいった。
スギの大木があちこちに聳え立っている。生い茂った葉が地面に影を落とし、先程までの茹だるような暑さは消えていた。代わりに、肌寒いというか、薄暗く不気味な雰囲気が漂っている。
私はずんずん奥へと進んでいった。奥と言っても目的地があるわけではなく、ある程度飽きるところまで進めば引き返そうと思っていた。
そんな時、前方に構えたとあるスギの上から、密かな視線を感じた。
小動物だろうか?
咄嗟に私はそう勘ぐった。この森にはリスやムササビ、そういった類の小動物が暮らしているからだ。
私はじっと視線を感じた先を見やる。スギの幹の後ろ、十数メートルほどの高さから、何かの頭が覗いていた。
子どもだ。私と同じくらいの子どもが、頭だけを幹から出して、無表情が張り付いた顔でこちらをじっと覗いていた。
目が合った、と感じるや否や、私はそいつに背を向けて駆け出した。直感的に恐怖を覚えた。
懸命に足を前に踏み出して、なんとか祖父母の民宿へ飛び込むと、私はそこに倒れこんだのだった。
私はあの時、あれはこの世の者じゃない、と直感した。よくよく思い返してみれば、スギの木は頭の方に多く枝を茂らせる。地上十数メートルのあたりまで、当時の私と同じくらいの子どもが登れるわけがなかったのだ。
カメムシをデコピンで吹っ飛ばすきみもおばけの夢を見るのだろうか
疾くきみのもとへ走るためガラスの靴脱ぎ捨てるような恋があり
お題 懐かしく思うこと
音楽を聞くとき。
昔の思い出が蘇る曲がいくつかある。
友達と恋と季節と景色。
それが目の前に浮かぶ。
そうなると音楽を視てる気がしてくる。
昔を懐かしく思う。
だけど、音楽が終わると目の前は真っ暗に戻る。
学生の頃に経験した「叶わぬ恋」
その恋が、わたしにとって大きな1歩だった。
卒業式の日、勇気を出して一通の手紙を書いて
こっそりプレゼントとともに渡した。
返事は、返って来なかったけど、それでもわたしは
後悔など1ミリもしてない。
それ以来恋というのはしなかったけど
その「叶わぬ恋」が経験となり 大人になった今
成長を感謝させる
"懐かしい恋の想い出”なのかも…
万華鏡を覗けば
ステンドグラスの世界が広がっていて
ラムネ瓶に息を吹きかければ
たちまち笛になる
どこまで行っても月が追いかけてくることを知り
雪柳の下から空を覗くと
シャンデリアのように光が散っていた
『懐かしく思うこと』
我はかつて人間どもに恐怖をもたらした大妖怪である。
しかし人間どもに遅れを取り、封印されてしまい、名も奪われた。
しかし、長い時間を経ては強力な封印も綻ぶもの
その綻びを突き封印を破ったのだ
四百年ぶりに肌に触れる空気に、懐かしさを覚える
我を封印した罪を贖ってもらうとしよう
だが力はまだ完全には取り戻せてない
まずは情報収集だ
人里に降りねばなるまい
街に出ると、見知らぬ建物がたくさん建っており、かなりの時間が経っているのが嫌でもわかった。
人通りが多いことに驚くが、色々な見たこともない飾りつけがしてある様子を見るに、祭りのようである
少し歩いてみると、違和感に気づく。
妙なことに人間は見当たらず、妖怪ばかり歩いている
見たことない妖怪もいるが、恐らく外国の奴らなのであろう
しばらく歩いても人間の気配が感じられない
恐らく人間は絶滅したのだ
何故かさみしくなった。
人間どもは、はっきり言って嫌いである。
しかしこの虚しさはなんだ。
もしかしたら、我は人間と戰う時間が好きだったのだろうか。
技と技を競い合い、お互いの優劣を決める
そんな時間は来ないのだ。
まさか、あの頃を懐かしく思う日が来ようとは。
懐かしく思うことは無しにしよう
気持ちを新たに切り替え、情報収集に努める
考えるのはそれからだ。
まずはこの祭、何という祭りなのか
近くにいた、特徴的な角の鬼に話しかける。
すると鬼は不思議そうに答えた。
「知らないなんて珍しいですね。ハロウィンっていうイベントですよ。人間がお化けとかに変装して楽しむんです。ほら、この角取れるでしょ」
お題 懐かしく思うこと
彼女には過去の記憶が無い。現在が過ぎ去ると、全て忘れてしまう。だから懐かしく思う出来事なんて無い。
記憶欠損の障がいのせいで、現在しか分からない彼女。憂う過去が無いのは良いことかもしれない。だが、楽しかった過去すら記憶に無い。懐かしいとはいったい何なのだろう?
空虚な瞳。どこにも焦点を合わせてはいない。言葉も持たない。
それでも僕は彼女の側にいたい。記憶を持たなくてもいい。僕が懐かしんであげよう。彼女の代わりに。
愛してるよ……
春の花
夏の匂い
秋の気温
冬の風
懐かしい感じ。
#懐かしく思うこと #季節
BVLGARIのブラックの香水を
もう17歳くらいから
ずっと使ってる。
バイト終わりに
姉さんみたいに慕ってた
だけど…どこか少し意識してた
その人が使ってた香水。
たった2つしか年の差はないのに
甘くて 大人っぽい
そんな匂いに…
自分がまだ子供だと自覚させられる。
あれから もう長い時間が過ぎて
最近知ったけど もう廃盤になったらしい
残り少ない 入れ物を見つめて
憂鬱な気持ちと
この香水との出会いを懐かしく思う。
- 香水 -
小さい頃の記憶
おじいちゃんが語った。
私がまだ小さい頃の話
いつもドタドタ走り回って
唯一ご飯の時だけこっちに来てくれて
ばあちゃんが第2の母で
ほぼ毎日一緒に過ごしてたな
泊まってご飯作ってお風呂も入って
一緒に寝て笑
昔は小さくて外じゃ
人見知りで静かだったのにな
小さかったのが
こんなに大きく
大きな声で笑うようになったよなあ笑笑
小さい体で頑張ってるのが
昨日のように俺は思えるよ笑
【懐かしく思うこと】
夕陽と指で作った影絵のきつね
夜の体育館に入った時の匂いと灯り
エレベーターの隅で震えるガガンボ
寄りかかる壁から伝わる背中の振動
分離帯の草の上に立ち尽くす人の顔
夕闇に漂って来るような煙の味
蜃気楼の映像に流れるエンドロール
大きな紙を両手で丸める大人の手
最後の段を両足ジャンプする幼い子
無線機のマイクに付いてる螺旋コード
屋上で肩を並べて話す若い人たち
空に吸い込まれていく笑い声
夜道に響く自転車のペダルの音
懐かしく思うこと
「懐かしく思うこと」
夢現と過ごしている日々。
過去の産物を振り返る時、「あの頃に戻りたい」と思うのは人の性だろうか?
子供は大人になりたいというけど、大人は子供に戻りたいという。今の世の中、便利になったが、レトロゲームに思いを馳せれば、えも言われぬ感慨を味わう。
懐かしく思うこと
まだ昔のことを心穏やかには振り返れない。
毎日忙しくて頭はいっぱいだし、ただ懐かしく思うには、私には時間が足りないみたいだ。
たまに思い返そうとしても、楽しかったことさえ切なくて胸が痛んで、幼かった自分が気恥ずかしくて目を閉じてしまいたくなる。
だからまだいいかな。
いつかゴールに近づいたなら、その時は優しい気持ちで思い出したい。
#73
「懐かしく思うこと」
ここの場所
しばらく書いてなかったせいかな、、、
生活がガラッと変わってしまったせいか
「ここでゆっくり書いていたい」と心が
動かなくなった、って言ったら言い訳かな
何度かお題をスルーしたけど今日は少し
だけ、、、
みなさん、お変わりございませんか。
いつか急に寒くなりそうですが、お身体
に気をつけてお過ごしください。
今日久しぶりに虹を見ました。
みなさんに穏やかな日々を。