『愛情』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お題『愛情』
愛はきっと、知ることだ。
自分のことを知って欲しいと思うのは愛で、相手を知りたいと思うことは、愛だと思う。
そして、それに情というスパイスがかかるから、仕方の無い人だ、と思っても、離れがたく、まだ知りたくなってしまう、知ってしまうものなんじゃないかと、私は思う。
そして、知り尽くした気になると、「もういい、十分だ」「聞きたくない」という。
十分あなたの事を知った。もう知りたくない。聞きたくない。
だから、愛は知ることだと思う。
あなたの事がまだ、知りたい。
もっと聞かせて欲しい。
どんな味が好きで、どんな言葉が好きなのか。
#愛情
私の中にある日見つけたの
私じゃないワタシを
あなたじゃなきゃ嫌だっていうキモチ
ワタシだけが知ってる
あなたを知りたい…そんな思い
さりげなく投げた思い
受け止めて
そっとワタシに目を向けてくれたなら
そこに新しい明日が生まれる
澄み渡る空を
同じキモチで見つめたい
あなたを抱きしめて
心の声を聞きたいの
そして積み重ねてく
積み上げてゆく
愛という名の優しさ
会ってない時でさえ感じる君からの愛情を
私はどうやって返していこうかな
君に言えることは全部言ってるのに
それだけじゃ足りない気がして
いつも言葉に詰まってしまう
会えた時に思い切り抱きしめようかな
私の君への愛情はあますことなくすべて
君だけのものだから
牛乳とは愛情の結晶である。
私はそう考えている。
母牛は本来、自分の子どもに御乳を与える。だが市場に出回る牛乳は、子どもに与えることのできなかったものだ。でもそこには、確かな愛情がバトンのように渡されていく。
人間の子どもは母親に牛乳をせがむことがある。実際私はそうだったし。いつも母親は私に牛乳を飲ませてくれた。骨が丈夫になるように、とおまじないをかけた。
私は成人して親元を離れても、その習慣を忘れないようにしている。目やにで霞む目をこすりながら、牛乳を温めて飲む。
今日と明日を健康に生きられるように。
なにも言わなくても隣にいてよ
いさせてよ
僕のきんぎょの糞になっててよ
ご飯タイムは気分次第だけど
じゃあ沢山聞くから話をしてよ
気が利かなくて無音御免
でもプライベートには踏み込むな
私が踏み込めないんだから
法律犯しても肯定してね
ずっと味方なんだよね?
大きい声は出すんじゃないぞ
ここから動けない
愛はいらない心を下さい
いつもどこかで私を見てて
都合良く求めて
都合良く去ろうよ
親愛なる母へ
今なら言える
愛情を注いでくれて有難う
わたしは心に障がいはあれど
体は元気です
有難うございます
子供の頃は自分の名前が
嫌いだった。
もっと違う名前が良かったって
思ってた時もあったけどさ
名前ってさ、子供が親にもらう最初の
愛情らしい。
変わらず、自分の名前は好きじゃないけど
前ほど嫌じゃなくなった
この名前に恥じぬように、前を向いて
生きようじゃないか
愛情/夜凪
…数時間前
私は
私の愛した人達に
『さよなら』を告げてきた
発端は単純だった
『いつメン』と呼ばれた
部活の集まりのメンバー
その中の一人が
メンバーの一人に告白をしたのだ
そして、
相手はOKの返事を出し
二人はめでたく付き合った
そこからだ
私がおかしくなったのは
二人が手を繋いでいるのを
ずっと見ていた
二人が話す度
話を邪魔した
二人でいるのを見ると
目で追っていた
他のメンバーが
私に「おかしいよ」と言うまでは
私自身、気づいていなかった
今思えば
気づいてしまったことで
更におかしくなったのだと思う
『誰かを好きになる事』
それが
とてつもなく
恐ろしいものに感じてしまった
…そこからは
ただ、怯えるだけだった
勘違いして欲しくないのは
私は『あの二人』のことが怖いんじゃなくて
『愛し合っているあの二人』が怖いんだ
原因が分かっているから
余計に
怖くなって
何も見たくなくなって
みんなに会えなくなった
…みんな心配していた
今でも
申し訳ないと思う
私も
一目会いたいと思う
でも
次会ったら
もう、耐えられない
だからこそ
『さよなら』なんだ
これが
私の愛情なんだ
だから
これがおかしいなら
私に愛情は無いのかもね
さよなら
大好きだったよ
世界で一番
みんなの事を愛してる
蛇足
『いつメン』なんて呼ばれていた俺達の関係は
意外にも、あっさり崩れてしまった
原因?なのは
多分、アイツ
あの二人が付き合ってから
明らかにおかしくなった
おかしくなったかと思ったら
急に真面目になって
『さよなら』
なんて言って
学校を辞めた
連絡を取ろうにも
スマホが変わっているのか繋がらず
あんなに楽しかった日々は
今では曖昧にしか思い出せない
俺達の関わりは
そこからなあなあになって
自然消滅した
アイツが
何処かで幸せに暮らしてるなら
それも良いか
アイツの我儘に付き合ってやるのも
これで最期になる…と思うから
許してやるのは
アイツにまだ
情があるからなのか
…分からないな
もう
あの日々が
輪郭を持つ事はないから
愛情が重いとか、束縛しすぎとか、振り向いてくれないよりいいじゃん...
〚愛情〛
【愛情】
愛情。敬愛。恩愛。慈愛。純愛。信愛。溺愛。
愛を文字だけで表現し伝えることは中々難しい。だって、言葉以上にあなたに愛を伝える術は解らないのだから。
人からの愛情を受け取ったら、自分も、誰か他人に優しくしたくなる。それは非常に自然なことで、そうすることで、世の中は(人々の生活は)回っているような気もする。
愛を受けすぎて、渡すことが疎かになってはいないか。それはどんな形でもいいと思う。もらった相手には、必ず伝わっていて、次の何かに換わっているはずだ。私には何ができるのかわからない…、そう思い後ろ向きに過ごしてきたことは、私にとって、愛情の鮮度を落としてしまう行為だったかもしれない。そう思ったら、今すぐ、あの人のもとへ。
・愛情・
母からの愛情を感じる。確かに感じる。でも、それが母性愛だと感じたことは無かった。彼女のそれは友愛だと感じていた。2人で飲んでも、お茶をしても、家庭の愚痴を沢山聞く。私も、愚痴を言って、共感してしまう。ときどき、嫌になって、突き放したりする。また、愚痴を聞く。
私には母親も、父親もいない。目の前にいるのに、精神的には親としては見れない。目の前の彼らは、切っても切れないような縁の友達なのだ。
彼らから、自立しなくては、お互い辛いだけ。教わって来なかったものを、教わろうと思いすらしなかったことを、今になってだけれど、身に付けたいと思い始めた。
急げ!勝手に煮詰まらない程度に、孵化して飛ぶんだ。
そんなもの、私には必要ないと強がっていた。
上がっただけ沈むのが人生なのに
愛情なんて知ってしまった日には…考えるだけで恐ろしい、なんて。
だからあなたの目が初めて真っ直ぐに私を捉えたあの日、怖くなってあなたを突き飛ばした。
貴方は「ごめん」と潔く去っていこうとしたのに、
そんな後ろ姿を抱き締めてしまったのは他でもない私だった。
貴方が欲しいのか、貴方が持つ愛情が欲しいのか
私にはまだ分からない。
愛情
沢山もらってきたけど
あげれてるか不安になる
もらった子が誰かに
沢山あげてくれたら
それで良い
刑事ドラマだか、推理小説だかを読んでいると、時々「愛情のもつれ」という言葉に出会う。愛情というのは有益に働くこともあれば、犯罪の動機になることもあるということだ。
親から子(子から親)に向けられる愛情。男から女(女から男)に向けられる愛情は似ているようで全くの別物だ。前者は「愛護」のような感情が裏にあるのだと思う。後者はこの人が好き、という「好意」。刑事ドラマの愛情のもつれは「好意」の方が多い気がする。親から子(子から親)に偽の愛情を向けることは、あまりない。どうしても「本気で想う」と「本気で嫌う」で二極化するのだ。男から女(女から男)は愛情というものに裏ができる。だから、「本気で想う」と「本気で嫌う」の間に「想うフリ」と「嫌うフリ」が生じる。だから好意は愛護に比べて格段に複雑化する。
彼氏彼女がいる皆さん、想うフリ、嫌うフリによる愛情のもつれにご注意を。
愛を込めて
桜貝を2人で持っていた
桜色がほのかに残る
この貝殻は
いつしかなくしてしまった
あの人は持っているだろうか
愛情は一瞬でパリッと壊れて
憎悪が顔を出す
この時
愛憎は
二枚貝の一対の貝殻のように
くっ付いているものだろう
割れやすいのだろう
憎悪は愛情から
愛情は憎悪から
見出されるものかもしれない
あの人の桜貝は
割れてしまったのだろうと思う
深い 淡い 軽い
十人十色の形がある
温かいな
熱いな
冷たいな
十人十色の受け方がある
全ては心で思うもの
─愛情
愛情
人に愛を向けられたことがない。
それはそうだ。僕だって誰かを愛したことなんてないんだから。
けれど……僕はやっと愛を知ることになる。
僕はある時に出会ったんだ。
愛情を向けれる人に。僕が本気でこの人の為に死ねると思った人が。
『愛情』
あなたの幸せを願うこの思いが愛情じゃないのなら、何が愛なのかわからないほどだった。
けっこういろんな人から愛情を向けられて育てられてる自覚があるんですけど、それを返せてたらいいなって思います。
「愛情」とかけまして
「冷たく甘い」と解きます。
その心はどちらも「愛す/アイス」でしょう。