『愛を注いで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『愛を注いで』
夫は私を愛していなかった。なぜなら私たちは親同士が決めた所謂政略結婚で結婚したからだ。
でも私は彼のことが好きだった。今は見せかけの夫婦でも、私から彼に愛を注いでいればいつかは私のことを愛してくれると信じていた。まるで種を蒔いた土に水をかけていればいつかは花が咲くように。
その希望はあっさりと踏み躙られた。
夫には真に愛する人がいて、その人との間に子供ができたのだ。そのことを問い詰めると、夫は私のことをゴミを見るような目で見た。そして夫は私に言った。「一生お前のことを愛することはない」と。
親同士の関係にも影響を及ぼすので離婚はしなかったが、元々歪んでいた夫婦関係は完全に修復不可能になってしまった。
それでも私は今も愛されたいと願って彼に愛を注いでいる。さながら割れた花瓶に水をかけるように。
わたしという未知の存在を証明する為に此処にいる
『愛を注いで』
「愛を注いで」ある本のある有名な言葉。この言葉が世界中に知れ渡っている頃には、この世界はどんな色になっているのかな。映画化とかしてたりして。今の世界より、少しは良くなっていて欲しいな。たとえ、この世界がどんな色になっていたとしても、決まっている未来はあるだから。何をしたって変わらない。 何も知らないままでいい。
あんなに俺に愛を注いでくださったこと、俺はずっと忘れません。絶対に、絶対に。
貴女が今どれだけ苦しんでいようと、どれだけご自分の価値を疑って悲しみに暮れようと、構いません。それは今一時の苦しみです。そのような苦しみから離れ、貴女の心から愛が溢れる日が、遠からず来るでしょう。
なぜなら、貴女の心には愛があるからです。
俺に注いでくださったあの愛が、今でも貴女の心からこんこんと湧きだしているからです。
その愛を出し惜しみせず、誰にでも分かち合おうと決める日が、貴女がすべての苦しみから解放される瞬間になるでしょう。
愛を注いで
かけ違えたのかもしれない私の愛
それが正しいとさえ思っていた
あなたの顔が見えていなかった私
注ぐだけで 精一杯で
気づけなかった
本当の自分の気持ちを
もう一度注ぐから
ㅤ愛を注いで
「おはようございます。今日の紅茶は...」
モーニングティーの説明をした後、そっと差し出す。
私が用意した"それ"に躊躇いなく口をつける貴方を見てどうしようもないほどに満たされてしまう。
ねぇ、もし。
もし私の淹れた"それ"が、ただの紅茶でないとしたら?
毒なんて入ってませんよ。えぇ、勿論。
私はただ、ほんの少しの「愛」を注いだだけ。
誰より貴方を想うこの私が、貴方を傷つけるような真似をするなんて有り得ないでしょう?
ですから、どうか安心して飲み干してくださいね。
余すことなく、私の愛を。
愛を注いで
最後の日だ。ぬるい、甘い、透明な液体が唇を濡らす。それをペロリと舐めて、手元の水晶を瓦礫の欠片で粉々に割ると、ケタケタという笑い声が聞こえた。
いや、それは空耳だ。実際上がったのは呆れ声。掌に乗るくらいの小さな骸骨の声だ。
「馬鹿か、お前。その水晶」
「うるさい。いいでしょう、わたしのものなんだから」
「そりゃあそうだ。お前のものはお前のものであって、他の誰のものでもない。けど、孤独な魔女さんよ。それはお前の大事なものだったんじゃないのかい?」
あなたに何が分かるの、と言いかけてやめる。
「⋯⋯いいの。これには、わたしが望む力はなかった」
「だとしても、お前がそれを大事に思う気持ちは別物だ」
食い下がる骸骨。ケタケタ笑ってる、ように見える。あくまでそう見えるだけなのがうざいったらない。
「今ならまだ直せるが?」
うるさい骸骨だ。どうして三百年前に捨てておかなかったのだろう。そんな後悔をしてももう遅いのだけれど。
この高く高く聳え立つ時計塔には、魔女と骸骨が住んでいる。
世界は既に荒廃しきり、その上には長らく灰色の空が重く横たわっている。もうどれだけ青い空を見ていないことか。青色など、古い魔女はもう忘れた。
今日は太古の昔に預言書に記された、世界が生まれ変わる日だ。まあ神様なんて、わたしは全然信じていない。なので明確な【終わり】が浮かび上がった水晶を、むしゃくしゃして割った。預言なんかに従いやがって、この野郎と思って。
頬杖をついて小さな窓から灰色の世界を眺める。
きっと、骸骨も同じことを思っているに違いない。と思ったのだけど。
骸骨はどうも違ったらしい。もっともらしく真面目な顔でわたしの顔を見上げてくる。見返すと、顎骨を動かした。
「世界が生まれ変わったら」
「うん」
「俺の顔を見てくれるか?」
「⋯⋯うん」
ばか。
ーーーーー世界はもう終わったのに。生まれ変わる日なんて、永遠に来ないのに。神様は間違えたのに。
言うに事欠いて、そんなこと。
「ねえ、ひとつだけ、頼みがある」
わたしは物憂げに溜息をついて、骸骨に最後の頼み事をすることに決めた。
何百年もこの塔で一緒に過ごした骸骨には伝わったらしい。わたしがしようとしていること。
「孤独な魔女。……孤高の魔女。三百年前、あの大厄災のときから、」
それ以上は聞かなかった。
ケタケタ笑う骸骨。
真っ黒い空虚な眼窩の穴を見つめる。
その目であなたが何を見ているのか、ついに知らないままだった。
その日、昨日と変わらない顔をして、同じ匂い、同じ風、同じ色のまま、世界は静かに終わった。
柔らかなまま、温かいまま、綺麗なままで。
世界は終わった。
そして。
ーーーーーーその日、昨日と変わらない顔をして、同じ匂い、同じ風、同じ色のまま、世界は静かに生まれ変わった。
骸骨と魔女の、全部を注いだ“魔法”で。
何もかも同じように生まれ変わった。ただその空の色だけは、一人の魔女が願い続けた、抜けるように深い青色だった。
『推し』というのはなんとも不思議な存在で
私の他にも好きな人はいるのだろうに自分が一番好きと錯覚する
推しへの愛が強いせいか
はたまたこれは私だけなのか
愛を注げば注ぐほど
また好きになる
それが抜け出せなくなる頃には
貴方の虜になっている合図かもしれない
『愛を注いで』
《愛を注いで開く花》
芽吹くか分からない種を播く。
ひたすらに愛を注ぎ、いつか訪れる【その日】を信じて。
馬鹿にされても、自分を。この種を信じて愛を注いだ。
いつか芽吹き、花が開くその日を待ちわびて。
大好きなあの人を信じ、応援してきたことは間違いじゃないと。
いつか必ず、あの人の努力は結ばれると信じて
今日も私はあの人へエールという名前の愛を注ぐ。
溢れんばかりのもの
溢れちゃうならいらないと
慎重になってつげるなら
それじゃ足りないって言われるの
いくつあっても足りないコップ
何枚も使ったナプキン
それでもめげずに入れるの
拘りを越えられると思って
――サメの言うことにゃ、
愛を注いで
(愛をそそいで。)🦜
あのね
優しい、叔父さん。が
まだ、子供の頃の・・・
お話を
僕にしてくれたんだね。🦜
(其れは)
「有る台風の翌日、
叔父さんのお家の
ベランダに 片足と羽根の
折れた雀の子供が
風に吹き飛ばされて
動け無いで居たんだね。」
✣叔父さん。は
テッシュペーパー。で
身体を包みドライヤーで
暖ためて(動物病院。)に
行ったけど。🦜
・もう自然の中に戻れなかったそうで、🦜
【雀は、叔父さん。の家族に
成ったんだけど10年以上
生きたそうなんだって。】
❝僕を始めて、叔父さん、が見た時
余りに、その雀とそっくりで
びっくり、したんだんだって。❞
❣その雀は、叔父さん、の愛を
たっぷりそそいで貰ったんだね。🦜
・僕にも愛をそそいでくれると期待してます。
🦜🦜🦜
じっくりじっくりゆっくりコトコト愛を注いで煮込んだスープ。味見してみたけどなにか一味足りないような気がする。
塩分が足りないとか、煮込みが足りないとかそんなんじゃなくて、うーん。
でももう準備して行かなきゃいけない時間。
急いでスープを保温密閉できるポットに移し、スプーン3本、器を3つ籠に入れる。
おっと、朝焼いたパンも忘れずにね。
身支度整え荷物を持っていつもの道を足早に進む。
ポットの中のスープがちゃぽちゃぽ音を立てているけどこぼれたりはしてなさそう。
森の中のおばあちゃんのお家に着いてドアをノックする。
ガチャリと鍵が開く音がして中に入る。
奥の窓の下のベッドの上にはおばあちゃん。
鍵を開けたのは餌付け成功したオオカミさん。
おばあちゃんがテーブルに着いたらお昼のパンとスープを並べていただきます。
アレ?家で味見した時と味が違う。美味しくなってる。
そっか、3人一緒に食べるのが美味しいんだ。
3人の愛が注がれたテーブルだから美味しいんだ。
たっぷり食べてお昼寝して暗くなる前にまたあした。
(愛を注いで)
赤ずきんちゃんのオマージュ、平和な世界で愛を叫びたい
愛を注いで
君のいる毎日は
とても賑やかで
とても楽しくて
とても幸せだから
君には私の目一杯の愛を
注いであげたいと思うんだ
甘やかしすぎないよう
気をつけながら
遊んで
贈り物をして
大好きと伝えて
いつか君が辛い時に
注いだ愛が
少しでも力になれるように
「注ぐ」と聞くとワインが頭をよぎった。誕生日に、ちょっと高めの夜景が綺麗なレストランに連れて行ってくれて、「誕生日おめでとう」ってワインを注いでくれる人と出逢いたい。彼氏ほしい。
愛を注いで
自分に愛を注いで豊かになりたい。
他人を愛する前に自分に愛を注いで、
余裕ある自分になりたい。
愛を注ぐだなんてそんな難しいことをやってのける人はすごいと思う。
でも、そんな中でも一番すごいのは、無償の愛を注いでくれるあなた。
無償の愛は、幼子の心を満たしてくれた。
どれだけ否定されようと、どれだけ自分を嫌いでも、帰る場所は決まってあなたのそば。これがあなたのくれた無償の愛の結果なら、ただ傍に帰っているだけでちゃんと伝わっていた。
時に、傷つくことを言ってしまったかもしれない。酷く悲しませていたのかもしれない。その時はその愛情を貰いすぎて、あなたに甘えすぎて、愛してもらえる確証を持ちすぎていたのかもしれない。
そんな傷つくことを言ってもなお、まだ愛を注いでくれているんだから、その愛は疑うことすら許されない。
疑うこと自体が、あなたを傷つけてしまう気がする。
そんな、愛されすぎてる私だけど、私はあなたになにか返せているのだろうか。
あなたが、僕とずっと一緒に
いるのなら、
僕はあなたに ありったけの愛を注いで
僕があなたのそばにいて
ふれあえるのなら、
幸せの名の付くものを一緒に抱えて
明日も明後日も ここにいる。
並々と愛を注いだコップを飲んで飲んで飲んで、
半分残った時に愛されているとまだ思えるのか?
「愛を注いで」 白米おこめ
愛を注いで
コップいっぱいに注いだはずの水が全部外へこぼれ落ちていた。
コップの中は空っぽ。
注ぎ方を間違えたら台無し。
しっかりと器の中を満たすこと。
そんな注ぎ方が何より大切。
そんな愛し方が何より大切。
相手がしっかり全てを受け取れるように
愛を注いで、、、
愛を注いで生まれてくれた
育ってくれた娘たち
可愛い
ありがとう!