『愛を注いで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
# 2
私に愛を下さい。
貰い切れないくらい愛を注いで?
私は愛に飢えているから。
誰が私を愛してください。
「愛をそそいで」
優しさも強さも全部そそいであげる。
あなたが望む愛もそそいであげる。
だから私の前からいなくならないで。
私の存在を消さないでいて。
愛を注いで頂戴?
私の器は、いつまでたっても満たされないから
器は、どこまでも限りない
どれだけ注いでも、まだ求めてしまうから
そんなに甘い言葉をくれるなら
それを全身で感じさせて
唇の味
汗の匂い
ビー玉みたいな瞳の色
風が頬を撫でるような声
桃のような頬の手触り
砂糖みたいな言葉を吐くより
さっさと心で伝えてよ
ねぇ、壊して頂戴?
私の器は、ずっと前から底が抜けているのだから
こんなにも心を締め付けていなくなるくらいなら
空虚な思い出に味をつけていなくなるくらいなら
いっそのこと全て、壊して頂戴?
『愛を注いで』
祖母も母も
不器用に
溢れんばかりの
愛を注いで
愛を受けた
私は
愛を授ける対象も無く
無償の愛の存在を
知ることなく
人生を終えていく
愛を注ぐ喜びを
感じられるひとになりたかった
私には大きすぎる望みだった
今の人生を大切にする以外に
私には道はない
#愛を注いで
愛を注いで 注がれて…
お互いの心がいつも愛で満たされている
これを幸せって言うんだろうね…
それでは実験です
溢れるくらい満たされてる愛の中に
“嘘”を一滴…
あらら…
みるみる消えていくのは偽物の愛ですね
本物の愛は…
一滴の嘘を飲み込んでも揺るがない
嘘を浄化して絆へと変えていく…
なんてね〜
まぁ〜
いろいろありますよね…
(ΦωΦ)フフフ…
🌈黒猫のつぶやき🌈
愛って最強♡
拗れねじれ気づけば手元に溢れた花びらの山が出来て
その花弁を見つめながら
わたしはそっとつぶやき
「私の愛が注がれてるものなら
これでもいいわよね」
口元から溢れる花弁を花束にして
わたしはこれから会う彼に渡す準備をする
今日こそは振り向いてくれるかしら
#65 彼に愛を注いで、私はただ生きていた。
___愛を注いで
18テーマ【愛を注いで】
くらべられっ子
僕はくらべられっ子
兄の方が勉強できて友達が多くて運動神経も良くて何でもかんでも完璧に出来る
僕は何にもできない
そんな僕には誰も愛を注いでくれりゃあしない
くらべられっ子 そんな僕は今日も
独り部屋の隅で立っている
あの子が愛を注いで育てたスズランが、枯れていた。
毎日朝早くに花に水をやるあの子。
あの子の後ろ姿が目に焼き付いている。
後ろから弟が話しかけてくる
「ねえ兄ちゃん、あのおねえちゃんどこ行っちゃったの?」
綺麗な花瓶に注いで
グラスいっぱいになるまで注いで
あふれるぐらい注いで
でないと花は美しく咲いていられないの
愛を注いで作ったものは、愛を込めたもの作りをする人へは必ず届くはず。
たとえそれが遠い人だとしても。
いつかわかるさ、答え合わせする日が必ず来る!
愛を注いで
いつしか、私は愛を注いで等と誰にも思わなくなった。
そもそも愛など存在しないからである。
確かに、優しい言葉をかけてくれる人や、心配してくれる人、手を貸してくれる人はいるだろう。
だがその相手は、優しくすることで快感を得てるだけなのだ。
自分は善人だと思い込み、自分という存在を価値のあるものにしたいが為の言動なのだ。
結局は自己愛をうまく利用して生きているだけ。
それをあたかも綺麗な行いかのように、見せているだけなのだ。
ボランティア、果たして自分に余裕がなくなった時にできるだろうか?
Instagramというアプリが、人間、というものを表している。
誰が頼んだわけでも無いのに、綺麗な写真を並べたて、私は美しいのだと主張している。
そうでもしないと、本当の汚い心を見透かされてしまいそうで不安だからなのだろう。
大丈夫、全ての人間に完璧で美しい人など存在しないのだから。
自己愛、それはこの否定ばかりの世界を自殺せずに生きる上で必要なものであるが、それが強く蔓延る限り、本当の愛は見つけられないだろう。
『愛を注いで』
どうかこれ以上
争いが起こりませんように
どうかこれ以上
戦火が広がりませんように
どうかこれ以上
彼女が傷つきませんように
どうかこれ以上
彼が苦しみませんように
どうか少年が武器を持って
戦わなくてもいいように
飢えに苦しむ子供たちが
お腹いっぱい食べられますように
どうかこれ以上
アナタがアナタ自身を
傷つけませんように
アナタが
誰よりも大切な
アナタ自身に
愛を注いであげることが
できますように
当たり前に水を飲むように
当たり前に目覚めるように
当たり前に目を閉じるように
ただただ、
当たり前に愛を注いで欲しかっただけなんです
「愛を注いで」
お腹の中では
たくさん注がれていたはずなのに
外の世界では
どうしてこんなにも違うのかな
愛を注いで
装飾された華奢なグラスに注いだら
受け止めきれず粉々に割れた
丈夫で大きな陶器のマグカップに注いだら
外から何も見えなくて物足りなくなった
今まで出会ってきた器たちは
どれも私には合わなかった
また買いに行かなくちゃ
鏡を見る余裕もなくなった朝
愛を注いで。
今日もキミを愛でよう。熱々の紅茶を注いだらどんな反応をするだろう。果物を沢山集めて、混ぜてしまうのもいい。冬の寒さで天上が凍るように、その身の暖かさで心がとろけ出すように、丁寧にキミを使おう。あなたがクシャミをすれば種が弾け、お腹を鳴らせばクラクションが鳴る。何かと繋がって、生き続けるから。大切に大切に、壊れたとしても、精一杯愛でたいと思う。
自分で初めて買ったはずのアンティーク品が、昨日の地震で壊れてしまった。まるで翼を折られたカラスみたいに、一番星の輝かない夜空みたいに、曇ってしまった私の顔はさぞかし沈んだものだっただろう。でもまだ諦めてはいない。必ず立ち直らせて、水を注いでみせるから、愛を注いであげるから、またそこにひっそりと佇んでいてほしい。
『愛を注いで』
夏のある日。
プランターで家庭菜園をしてみようと思い立って、スマホを開いて調べる。
調べた上で、プランター、土、肥料、そしてミニトマトの苗を買ってきた。
土いじりなどして育ってこなかったため、何もかもが新鮮。
とにかく育てる中で気をつけないといけないのは、水をあげすぎないこと、肥料をあげすぎないこと、脇芽をかくこと。
注意事項に気をつけて、土が乾いてから水をたっぷりあげる、肥料は植付の時と1ヶ月に1回で十分、五日に一回程度でも脇芽をかく作業をすることを意識して行っていた。
意外にも、野菜を育てることは大変手間がかかることなんだと、ミニトマトを育て始めて気がついた。
そんなこんなで手間暇をかけているうちに、段々と愛着が湧いてくる。
毎日毎日、少しずつ成長するミニトマトを見るのがいつしか楽しみになっていた。
そして一ヶ月と少し経った頃。
ついに実がなった。
見つけた時に、あまりのうれしさにスマホでパシャパシャと写真を撮ってしまったくらいにはテンションが上がっていた。
自分なりに愛を注いで、それを受けてたくさんの実をつけたミニトマト。
その後、収穫して美味しく食べた。
これを機に、家庭菜園で作る野菜をを少しずつ増やして育てていくことになる。
私の心(コップ)にあなたの愛を注いで、私がそれを飲み干したらまた他の誰かに縋り付く。
あなたは私のことを
凄く愛してくれる。
でも、
もっと私を見て?
もっと夢中になって?
周りなんてどうでもいいくらいに。
だからお願いするの。
コップから溢れだすくらいの
愛を注いで?
『愛を注いで』