『愛を注いで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「あそこの唐揚げ美味しいんだよね〜」
俺の言葉に君はいつも通りゲームをしながら返事をするがそこに君の魂はない。君の言葉という皮をかぶっているが誰の言葉でもないのだ。
唐揚げのうまい店なんていくらでもあるし、なんならまずい唐揚げの店でも、潰れてる店だっていい。
ただ君の気を引いて、ただ君の言葉が聞きたかったのだが。
今日もどうやら俺は君の持っている長方形の世界に負けたらしい。
俺が君に注いだ愛は、画面を見つめる君の世界に入ることなく今日も消えていく。
明日はどんな話題にしようかな。
Herstellung von Glas
紅黒い焔を纏い
在るべき器に
私の値を堕とし
満ち溢れてく迄
息を殺め静に
刻が動き始めめ
幾千 流醒
覚像 幾憶
入れ替わりとの
分裂する自表裏
凍て付かせの瞳
瞼は開き始めて
「哭クシタ 記憶ガ 廻ル…」
高揚の喜びと哀しみ
交差した十字の死絲
快楽との破滅に
創造の痛みの慈しみ
回廊する思考の意図
美しみの残華は
「誰ガ望ンダノ…?」
愛を注いで
注ぎたくてももう遅い
注がれたくてももう遅い
伝わらないまま、サヨナラして
会えなくなって、もう5年も経ったよ
あなたへ
私の心に愛を注いでください
あなたの側に少しでも居たいのです。
愛を注いで
いつものように朝起きた
起きて飲むものはそれは愛
起きて食べるものも愛
なぜ愛なのか。
それは誰かの愛によってできたものだから。
毎日愛を注いでる。注がれている。
だからもし寂しい時は
自分のコップに好きという愛を注いでみる
すると誰かを愛したくなる愛が溢れる。
今日も愛に溢れている
愛を注いで
「愛」
それはどんなに求めても手に届かない
心の中で叫んでも、決して届かない
偽物の愛ばかりが集まって
本当の愛は遠ざかる
だからもう諦めたんだ
私は愛されるような人間ではないのだと
そう諦めたつもりなのに
貴女の愛を求める私がいる
許してとは言わない
許される資格なんてない
私が1番知っているはずなのに
愛されないのは私が悪いのだと
親の期待に応えられない自分自身のせいだと
それでも何故かこう言いたくなってしまう
ねぇ、誰か1人でもいい
私に愛を注いで?
お題 愛を注いで
遠い空の向こう側には
愛する人をなくした人もいる
こんなに愛を注いできたのに
別れは素早く過ぎ去っていく
心に閉ざしたこの想いを
空に輝く星に変えて
またあの空に架かる虹を見たい
[愛を注いで]
「愛を注ぐ」とはよく聞くがとてもいい表現だと思う
注ぐということはなにか器があるということ
器ということは注ぎ続ければいずれは溢れる
器に穴が空いていたらせっかく注いだ愛も溜まらない
だから僕はしっかりと器を持っている人に溢れない程度愛を注ごうと思う
私の中の幼い私
寂しくて悲しくて
真っ暗の中
一人うずくまってる
今まで知らんぷりてごめんね
辛い気持ち
全部押し付けて
ずっと蓋してた
私自身も
幼い私も
全部丸ごと愛するから
ゆっくり生きていこう
私は母親として自分で産んだ子供たちに愛を与えたい。
けれど今はそれが1人だけ叶わない子がいる。
それは最初の子だ。
母親としての約目を奪われ、可愛い盛りも見れず…
たくさんの愛を捧げてあげることも出来ない。
もう11年も経ってしまった。
いつになったらそれが叶うのだろうか…
あの子に失った時の分愛を捧げてあげることは…