『愛を叫ぶ。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君の姿はもう見えない
君のことが好きだったのに
君は僕のことは好きじゃないみたい
ごめんねと言って去っていった
それでも僕は君に言う
愛している
と
大きな声で言う
愛してる
愛を叫ぶ。
愛を叫ぶのは
栄?
それとも広島?
明日は土砂降りでも
スキマジカンが
博多で
ストリートするって。
博多から
愛を叫ぼう。
32歳のお誕生日
おめでとう。
雨の日、傘の中では
人の声はより美しく聴こえる
雨粒に音声の波は反射され
傘の中で共鳴する。
…これは何処で仕入れた知識だったか?
生憎、何処からかは忘れてしまったが
確かな情報には違いなく愛しい者へ
叫びたくなる程の想いを伝えるなら
私は共に傘を差す空間が好ましい。
折角の君から芽吹いた愛なのだから
初心にせっつかれ、幼く叫ぶよりも
確実に 着実に 聞き入れてもらえるよう
その耳元へ口を寄せ、囁き掛けたいと
狡い大人の見本としては
そう 考えてしまうんだよ。
愛に飽和した霧雨の先に
綺麗な月も浮んだならば
私はもう 死んでもいい
なんて、少し遊び心も添えてみよう。
ー 愛を叫ぶ ー
あなたと出会って
「苦しくなるほどに愛おしい」
という気持ちを知って
「SNSの駆け引き」
という行動を知って
「些細なことでも、心に残る」
という感覚を知った。
あなたへの
ありったけの思いを込めて
わたしは今日も
枕に向かって
あなたへの「愛」を叫ぶ。
「さがさないでください」
ゴワゴワの筆圧でそう書かれた紙切れが、木製のテーブルの上に置き去りにされている。
ひどい紙切れだ。切り離したであろう部分はところどころ千切れ、皺がより、修正したであろう部分の紙は薄く擦れたり、穴が開いていたりする。
朝起きてみたらこの有様だ。
今年に入っていったい何回目だろうか。
余計なことは言わないようにと引き締めた口元から、思わず低く呻き声が漏れた。
「またかよ、師匠…」
師匠は森番だ。
森番は、町のはずれにある小さな人工森の中に住み、森を管理する人間だ。町の人の要望に合わせて、木材を町へ卸したり、木や蔦で作る雑貨用品を売ったり、森の獣を狩り卸したり、害獣を駆除したりする。
迷い込んでくる旅人や、やんちゃの過ぎた町のガキを送り届けるのも、森番の仕事だ。
いわば森のなんでも屋。
俺はそんな仕事に憧れて、森番である師匠の元で、住み込みの弟子をやっている。
昔、俺は“やんちゃの過ぎたガキ”だった。
おとなしく出来の良い兄を持った次男坊の俺は、(どうせ俺は兄貴のオマケ。家を継ぐこともないミソっカス)という自己評価に忠実に、声のデカさだけが取り柄の、大人に怒鳴られてばかりの、かしましいガキだった。
ある日、いつもの虚言を発動し、家出をすると言って、森へ入って行方不明になった俺を、発見して、俺の話を全部聞いた上で、少ない言葉で優しく諭してくれた初めての大人が、師匠だった。
…それから、その次の日、俺はさっさと実家を立つと師匠の家に押しかけ弟子としてまんまと住み込んだ。
がっしりと男らしく、それでいて寡黙で、父性溢れるカッコいい師匠。
当時の俺にとって、そんな師匠は憧れだった。
…ところが、そんなイメージは、一緒に暮らし始めると、脆く崩れ去ることとなった。
師匠は確かに、大柄で厳つい顔でクマみたいだ。だけどイメージ通りなのはそれまで。
師匠が静かなのは寡黙なわけでない。
気が弱くて、声が小さくて、ぶきっちょ…それが師匠だ。
実力はあるのに気が小さいせいで、損をする。
そんなぶきっちょなクマ男が師匠だ。
客や商人から何か言われると、デカい肩を申し訳なさそうに縮めて、困った顔で頷く。見てられない。
…それが判明して以来、客との交渉は、俺がしている。
師匠のすぼんだ背中ごしに、声を張って俺は失礼なやつをやっつける。
また師匠は、家事が出来ない。
木や蔦の加工ならなんでも出来るくせに皿は割る。
家事などの雑務が全て俺の仕事になるまで、そう長くはかからなかった。
そんな現状に師匠は気を揉む。
住み込みの弟子とはそういうものだろうし、ましてや失礼を承知で飛び込み弟子入りを仕掛けた俺が、そんな待遇なのは当たり前だ。至極当然のことだと、俺は納得している。
だが師匠は気が小さい。俺に雑務をさせたり、客のあしらいを任せたりすることを必要以上に気に病み、ウジウジ悩む。
…そして
それが溜まりに溜まると、こうやって家出騒ぎをやらかす。
曰く「弟子に悪い」とか細い声で呟いて肩を縮め、壁にかけてある背嚢を背負い、磨かれた猟銃と、黄色い背の高い猟犬を連れて、グスグス出ていくのだ。
「はぁ…」
俺はドアの近くに寝そべる、がっしりずんぐりした俺の猟犬に声をかけて、猟銃を背負い、外へ出る。
師匠を回収しなくては。
森の真ん中の小高い丘へ行く。
ここから叫べば、声は森の全体に響き渡る。町一番のやかましやの俺の声ならば。
深く息を吸って、怒鳴る。
「師匠ー!さっさと帰ってこーい!!いいですか、俺は毎度師匠じゃなきゃダメなんだって言ってますね?!てめえから教えてもらえなきゃ、意味ないんですよ!!!出ていけば幸せってもんじゃねーつーの!!早く帰ってきてくだせえって、いつも行ってんだろうが、早よ出てこい師匠ーっ!」
俺は森の真ん中で、精一杯の声で愛を叫ぶ。
師弟愛を叫ぶ。
愛を叫ぶってのは、素敵な女性にしてやるのが相場だろうに、何が悲しくて俺はクマみてえな師匠に愛を叫んでいるのだろうか。
いやいや、俺は首を振る。
俺は師匠のことは嫌いじゃない。さっさと戻ってもらわないと心配だし、困るのだ。
…だから頼むからさっさと帰ってきてくれ。
…これだけ叫べば、もうじき、厳つい髭面と黄色い犬の細面が、ひょこっと木々の間から出てくるだろうな。
俺は気を紛らわすために、空を仰いで息を吸う。
うっすらと陽に透けた葉が、呑気にさわさわと動いた。
愛を叫ぶ。
彼女に届かぬ想いを
叫ぶ。
彼女は遠い他界。
届かぬ想いを愛を叫ぶ。
愛を叫ぶ
海はいいよね、
「遠い人と人を繋ぐ境界線」だから。
愛を叫ぶ。
「愛を叫ぶ。」というシチュエーション
何でわざわざ叫ぶような場所を選ぶのだろうと冷めてる時点で終わってるなと自覚してる
愛を叫ぶ
誰に愛を叫ぶかって聞かれたら、恥ずかしい。
それほど情熱家でしたっけと、言われそう。
文化的に日本人には似合わない気がする。
しっとりと、一方的に慕うのが日本人っぽい。
大河ドラマ「光る君へ」の影響だろうか?
いや、そうではない。日本人の気質である。
しかし、愛を叫ぶなら、家内の他はない。
できれば1日でも、1時間でもいいから、
先に死にたい。残されたくない。
息を引き取る前に、愛を叫びたいと考える。
驚かしてごめんなさい。
愛してるから、許してください。
愛を叫ぶ。
テレビで、大好きなアニメの映画を見ている…中学生が主人公で、図書室の貸し出しカードで知り合うあの作品…映画館にも何度か通った、思い出のもの…
図書委員だった中学生の頃、勿論、沢山の本を漁っていた…小説や歴史や倫理…色んなジャンルの活字を毎日読んでいた。そして、同じ図書委員や、良く見かけていた後輩の女の子達と、他愛もないお喋りしたり、色んな情報交換したり、それなりに楽しんでいた…そんな仲間の中に、気になる、あの人もいて…恋愛小説を読み乍ら、いつも面影を想って…明日は…なんて思い乍ら、結局、伝えられずに卒業…
そんな、ほろ苦い思い出と、この二人の幼ない恋心が、つい重なってしまう…
愛 と 好き の違いは何か。
好き だから 愛 に変わるのか、
愛 があるから 好き になるのか。
何処かの誰かが言っていた言葉に
『好き は自分本位な気持ちを指し、
愛 は相手を思う気持ちを指す。
好き には見返りを求めてしまうけれど、
愛 に見返りを求めることは無い。』
というものがある。
本当にそうだろうか?
一方通行の好きで満足出来てしまう人も居れば
同じ重さの愛を求める人も居ると言うのに。
人の数だけ愛の形があるというのならば、
歪んだ形の愛は何故否定されてしまうのか。
…考えれば考えるほどに難しい問題だけれど、
私たちはきっと、今日も明日も、何百年後も、
何千年と変わらぬ形で《愛を叫び》、繋がっていく。
『愛を叫ぶ。』
聞こえない君には届かない。
でもそんなこと関係なしに
君が好きだ。
君の目を見て
愛を叫ぶ。
生きている意味
産まれてきた意味
色々と疲れた
私は大人になれるの
『愛を叫ぶ。』
友達と初めて寄ったレストラン。夜景が見える席で、今女性が男性にプロポーズされたらしい。
「やば、ドラマみたい」
プロポーズが成功した男性とその場で受けた女性に拍手が送られる。
ひそひそと噂する人、酔いの勢いで二人に話しかける人、それに便乗する人たち。ドラマや漫画のその後のレストランってこんな感じなんだと、淡々と目の前で続けられる一連を見ていた。
その帰り道。
「ああいうのってどんな感じなのかね」
「さっきの?」
「そう。好きだー!って愛を叫ぶの。ドラマとか映画とかでよくあるじゃん? うらやま半分どんな感じなのかなって」
「別れたばっかだしねえ、私ら」
「それな!」
わははと酔っ払い特有の大声で友達が笑う。
そう。今日は二人して最近彼氏と別れた慰め合いの会をしていたのだ。夜景が綺麗なフレンチレストランで。
奮発してみたらこれだ。
「叫ばれたいかは別としてさ。ああいう恋愛したいな。人生で一回くらいは」
「そうね。叫ぶ!じゃなくて叫ぶ。くらいで」
「なんだそれは~」
「適度がいいって話。愛もお酒も!」
駅を目指して友達と歩く。
隣を歩くこの強気な美人さんが、今日の彼女みたいに素敵な恋愛ができますように。
しばらくすると駅から洩れる明かりが私たちを出迎えてくれた。
これからを照らしてくれる一筋の光のように見えた。
成瀬君の心臓は硬い金属の鐘ようにカンカンと叫んでいる。
理沙ちゃんに小さな声で
「好きな人いるの?」と聞く。
微笑みかける理沙ちゃんの瞳に映る
成瀬君の緊張と期待。
恋の予感が芽生える空気。
「愛を叫ぶ」
「愛を叫ぶ」
知ってるよ。
キミが私に恋をしたこと。
気づいてるよ。
キミがいつも見てくれてること。
見ているよ。
毎日毎日私への愛を呟いてくれていること。
この前なんか
「そろそろ家賃に手が出そう」
だなんて笑
そこまでしなくていいんだよ?…ほんとに!
キミは言ってくれたよね。
「あの子がいるから毎日頑張れる」
あれ,めちゃくちゃ嬉しかったんだよ?
キミはいっつも私を応援してくれるよね。
…だから…だから!
私にもキミを応援させて?
キラキラ光るキミ
キラキラ光る私
大好きだよ
愛してる
ありがとう
これからも
今日も私はステージで
キミへの「愛を叫ぶ。」
岸辺露伴は動かない
2024/05/11㈯日記
昨日の放送を今日見た。
なるほどなあ 、そういうことも
あるのかと思った。
人の考える事って、 昔の人だから…とか 侮れないと思った。
明日は鬼滅の刃を見るつもり
楽しみ。
この数日、日中が眠たくって
とうとう、うっかりミスを犯して
しまった。
ミスを取り戻したけど、慌てていたから全て訂正できたか…
不安になった。
出来てないかも。
考えても、どうしようもないので
いいやと腹を括ることにした。
今も23:20こうして日記書いて
また眠るのが遅くなるだろう。
睡眠不足は悪循環が続く。
もう何度も味わっているのに
懲りない。
明日、鬼滅の刃を見る。
また遅くなる。
馬鹿だな。
酢玉ねぎを焼きそばに使ってみたら
美味しかった。
新玉ねぎの販売は、そろそろ終わりなのかな。
おやすみ。
人の一生はいつ終わるかわからない。そんな言葉がある。それは事実であり、実感したのはつい先程のこと。些細な出来事で喧嘩をして、同棲していた彼女が家を飛び出して外に出ていってしまった。不運なことに、そのまま交通事故により死亡したとつい先刻連絡が届いたばかりである。受けた電話をどうにも消化しきれず、その場にぺたんと力なく座り込む。悲しいのに涙は出てこず、ただ呆然と空いた口も塞がらない。
(─────ほんとうは)
本当は、真っ先に彼女のことを追いかけてやるべきだったのだ。追いかけて、追いついて、バックハグでもして、自分の気持ちに素直になって謝罪を述べ、「すきだ!」と、「あいしている」と愛を嘘偽りなく叫べていたのなら。愛を叫ぶことか出来たのなら。─────そんな後悔は、もう遅い。
『大声コンテスト〜大切な人に想いを伝えよう〜』
キッチンカー目当てで行った公園ではなんとも恥ずかしい大会が開かれていた。
冷やかしのつもりで見に行った。
「ママーー!!だいすきーーー!!」
小さい女の子の声が会場に響く。微笑ましい言葉に会場からは柔らかい歓声が聞こえる。
「愛してるぞーーー!!」
成人男性が目を瞑って、背中を反らしながら叫ぶ。モヤっとして公園を出た。なぜか視界も滲んでいた。
君には何dBで叫べば届くんだろう。
君が最後に行きたがった砂浜で、君への愛を叫んだ。
愛を叫ぶ。
悔しい。
想いなら誰にも負けない、負けてない。
こんなにも焦がれているというのに。
じゃあなぜ、俺は選ばれない。
力がないから?俺は俺のありったけを込めている。
なら、何が足りなくて選ばれない。
悔しい。
あぁ、もっと上手くならなくてはいけないのか。
……時間がたりない。
寝ることも忘れて描かなければ。
でなければ、『選ばれる』ことはない。
悔しい。