『愛を叫ぶ。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
いつか君に届くように
僕は君のために愛を叫ぶよ。
もう君にはきっと届かないけど
君はまだ寝ているだけなのではないかと
勘違いしてしまいそうなくらい目を閉じていた。
呼びかけても返事がないし少し冷たくなってるのが
彼女が亡くなってしまったなによりの証拠だった。
色んなところに電話をかけた。
僕の感情は悲しさの1色に染まって
家族や彼女の友達の慰めなんて
ちっとも頭に入ってこなかった。
彼女はもうすぐ亡くなってしまうことなんて
とっくに知ってたのか
1冊のノートを見つけた。
彼女の文字が少し滲んでいるところがあった。
彼女も泣きながら書いたことがわかった。
彼女は僕の良いところを書いてくれていた。
・優しい
・面白い
・よく笑う
・清潔感がある
・いつも頑張って仕事をしてる
・いっぱい甘えてくれる
・たくさん甘えさせてくれる
・私をよく見てくれる
・記念日を覚えて祝ってくれる
・こんな私を好きでいてくれる
本当は結婚したいくらい大好きで
貴方に恋をして愛していたの。
私はあなたを離したくなかった。
でも、私ちょっと体悪いみたい。
私が恋した、愛した君へ
私と別れる選択肢を与えます。
どうか私と別れてください。
本当は君が他の人を好きになるなんて嫌だけど
君に幸せになって欲しから。
最後に
「私は貴方に恋をして、
愛して愛されて幸せだった。
今度は貴方が幸せになって欲しい。
本当にありがとう」
読み終わる頃には自分も泣いていた。
それから海に向かった。
命は海から来て海に帰る
そう聞いたことがあったから
「俺も君を好きだ!愛してる!」
...だから何も言わずに居なくならないで欲しかった。
居なくなっても
俺が君を鮮明に思い出せなくなるまで
俺はずっと君を好きでいるよ
─────『愛を叫ぶ。』
僕はあなたのために愛を叫ぶ。
いつまでも叫び続ける。
たとえ、君の姿が変わってしまっても、
僕の想いは永遠に変わらない。
だから。
〜愛を叫ぶ。〜
愛を叫ぶ。
僕はこの世界でどれだけ君を愛しく思っていることか。
愛してる。愛してる。愛してる。
何度口にしても足りないくらい。
君のことを愛している。
胸を張って言える。
僕が誰よりも君を想っていることを。
重たいくらいの愛だけど。
それでも叫ばずにはいられない。
鬱陶しいくらいの愛だけど。
心から溢れて止まらないんだ。
この気持ちをどう伝えたら君に伝わるだろうか。
たとえ、一生報われない愛だとしても。
「愛を叫ぶ」
かすかな呟きには
何の重みも感情も無い
あなただからこそ
叫ばせてください
愛は燃えてこそです
私は叫ぶ
愛を叫ぶ。
夫よ、愛しています
と。
俺は叫ぶ
愛を叫ぶ。
妻よ、愛しています
と。
もう旅立ってしまう君のために。
恥を捨てて
君と出会った海で
精一杯の愛を叫ぶ
なんでだよ!!
どうして?
マジで意味わかんないんだけど!
・・・・
俺はお前のことすっげえ愛してるのにさ!!
・・・
お前は俺のこと愛してくれないんだ?
なんでみんな俺から離れてっちゃうの、?
俺のどこがダメ?
なにがいけないの?
俺なんかやった?
お前ってさ、すげえ都合いいよな
俺が嫉妬魔で独占欲強いからって
俺から離れて他の人のとこ行くのやめてくれる?
俺も人間だから普通に悲しいんだけど
俺の事なんだと思ってるの?
奴隷?
遊び相手?
ただの赤の他人?
今まで離れてった奴だってそうだよ
飽きたらすぐ他の奴のとこいってさ、、
マジで何がしたいん?
「…んだったら最初から俺と関わるなよ……」
俺、お前のことずっと好きだったのに。
愛を叫ぶ_
─愛を叫ぶ。─
今、僕らは屋上にいる。
僕は扉を出てすぐの所。
君は僕の目線の先。
フェンスの先にいる。
君は死のうとしていた。いじめのせいで。
「ごめんね。もう耐えられないの、こんな世界に。」
君はそう言った。
今から君に手を伸ばしても届かないだろう。
ならば、せめて君に伝えよう。
僕の想いを。好きだったことを。
僕は感情をあまり表に出さなかった。
そんな自分でも嫌になる癖のせいで、
君に伝えようとしても、伝えられなかった。
否、好きだと信じて貰えなかった。
でも君の最後なら話は別だ。
今なら想いを伝えられる。信じて貰えると思うから。
最後ぐらい、感情を出してもいいよね。
だから僕は愛を叫ぶ。
「ずっと前から好きだった。これは決して嘘じゃない。」
愛、というものほど
単純で曖昧で意味が分からなくなるものはない
愛を叫んだら 誰かが共鳴してくれるのか
ならば私は 小さい器で性格の悪い
自分自身を愛してやろう。
_ ₅₁
この日のためにお小遣いを貯めた。
推しメンのカラーコーデ!
不器用な巻き髪ツインテール!!
初めて握るペンライト!!!!!
ステージで歌う君に向けて!!!
今!!愛を叫ぶ!!!!!!!!
さけびたいほどの愛は
想ってみても 見つからない
※ポケモン剣盾二次創作・マクワとセキタンザン/ダンデとリザードン
追い詰める。とうとう、ようやくここまで来た。
歓声でスタジアムが震える。客席のライトが波を打つ。
芝を燃やした焦げた香りと砂の重たい土の香り、そして石炭が生み出す蒸気の香りが、羽ばたきのに乗って舞い上がり渦を巻く。
風を裂いて、オレンジ色の龍の顔がマクワのサングラスに映る自分の姿を見下ろす。幾度も王座を守り抜いてきたチャンピオンそのもの。無敗のダンデのバディだった。
お互いのダイマックスバンドはもうエネルギーを使い果たしていた。
チャンピオンのポケモンはもう残りリザードンしか戦えない。そのリザードンも度重なる技の応酬の中で疲弊し、体力を削られているのが目に見えていた。
必死で涼しい顔をしているが、羽ばたきのペースが落ちている。風に揺れる芝の囁きが弱い。
なら今は。
「ストーンエッジ!!」
バディの声を聴いたセキタンザンが紅い目で即座に怜悧な岩片を生み出し、空飛ぶリザードンに向けて投げつけた。
セキタンザンもこの長い闘いの中で、だいぶくたびれ始めていた。
「お返しだぜ、げんしのちから!」
ダンデのマントが風を帯びて翻る。
先ほどまでの緩い流風が嘘のように重たさを持ってリザードンの身体を押し飛ばす。セキタンザンが投げた幾つもの石剣を躱して大きく吠える。周りにいわのちからが輪を描いて集まる。
「セキタンザン、タールショット!」
周囲を包む蒸気の白い煙が一層強まる。石炭の巨躯が芝の上を走り抜ける。だが特殊なちからを帯びたリザードンのいわはセキタンザンの身体を捕捉した。
石炭の山は黒い油をリザードンに向けて吐き出した。王者の腹に付着した重たい油は、いっそうリザードンの羽の動きを束縛する。
「ストーンエッジ!」
「だいもんじ!」
大火と巨岩がスタジアムの中央でぶつかり合う。破裂するような音が響き、激しい強風がスタジアムを襲った。
タールショットの油はどんな相手でも引火させてしまう強力なものだ。まさかそれを自分の身体に残したまま、ほのお技を使うなんて、マクワの予想外だった。
上がった土煙にお互いの姿が喰われていく。中央は視界の効かない煙の中に包まれた。
だからといってここで攻撃の手を緩めてしまったら、再び相手のペースに巻き込まれる。
マクワは煙の中に弾ける橙色の炎を見た。
「フレアドライブ! 2時方向です!」
「ゴオ!!」
「今だ、げんしのちから!」
「まさか……」
今、ほのおを上げて飛び上がったセキタンザンの懐に、光のいわが飛び込んだ。横からの衝撃を受けた彼は、浮力を失って弾き飛ばされる。
「セキタンザン!」
「もう一発、げんしのちからだ!」
煙の中から姿を現したリザードンは、再びいわの力を、石炭のポケモンに叩き込む。立ち上がろうとしたセキタンザンは再び芝の中に転がった。
空から見下ろすリザードンの眼が光を帯びている。げんしのちからの効果はセキタンザンに向いていただけではなく、リザードンにも及ぼして、彼の持つ力をより覚醒させていた。
より強い力を直に受けたセキタンザンは、倒れたまま起き上がらない。マクワは歯噛みした。
ほのおの力の強いセキタンザンにとって、相手のいわの力は脅威だ。トレーナーが何より理解している。これ以上戦わせれば命の危険さえある。審判ロトムが降りてきた。思わずモンスターボールに手が伸びる。だが、今は。
「……ゴォ……!」
セキタンザンは顔を上げると、紅い瞳で真っ直ぐにリザードンを睨んでいる。そして体を起こし、一気に自分の背中の火炎を上げた。
マクワはサングラスを抑え、冷たい意思の瞳ダンデを強く睨む。
ああ、諦めてたまるか。ぼくは信じる。それがぼくに出来る、ぼくの咆哮だ。
ぼくたちが、セキタンザンがどれほどの訓練を費やしてきたか、傷みを超えてきたか。
ぼくは知っている。ぼくだけが知っている。ここまで来たんだ。ぼくらは負けない。負けられない。
いわの輝きの絶対を焼き付ける。
「ええ、きみは誰にも砕けない……。砕かせない。ぼくらの冠を……頂こうッ! セキタンザン!!」
ぼくが愛を叫べば、相棒も応える。
「シュポォオオ!」
「ストーンエッジ!!」
マクワが技の名前を叫び終えると同時に、セキタンザンの前に岩槍が迸る。それは波を打つようにしてリザードンへ向かう。飛翔して避けようとした彼の前で岩片は割れ、その中から更に太い岩の剣が伸びる。岩の流れは炎竜の翼の付け根を貫き、彼を地に撃ち落とした。
「君といる時間は替えのきかない宝物だった!」
フェンスの向こう、彼は清々しそうな顔でそう声を上げた。それは狂気的であり、なおかつ青春じみている。晴天は祝福も批判もせず、ただ黙ってこの光景を見下ろしていた。
告白などとうの昔に済んでいた。毎度あきれて笑うような熱量の愛も十分すぎるほど受け取った。だというのに。
本当にばかな人だ。きっとその言葉を届けたい相手がどこにいるのかわからないから、どこにでも届きそうなこの場所で叫んでいるのだろう。残念ながら自分はその視線の先、天にも星にもいないというのに。自由で、でも以前よりずっと小さく見えるその背を見つめた。
彼の中で自分が占める割合は、自分が想像しているよりもずっと大きかったらしい。それは逆も然り。
まさに運命と呼ぶにふさわしい出会いだったのだろう。だからこそこんなことになってしまったのだ。
もしくは、未だこうして自分がこの人のそばに居るからだろうか。いるはずのない自分の存在が何かしら精神に影響を与えていると言われても否定はできない。
ただ、今更離れてやるつもりもないのだ。
これを呪いだ祟りだと思うのなら、どうぞそう呼べばいい。恋情なんて皆等しく狂気であるのだ。でなければ世界の中心で愛を叫ぼうだなんて思いつくはずもない。
心残りなんてなさそうに、未来に希望を持ちながら宙に踏み出す彼の背へと透ける手を伸ばして、すり抜けたフェンスの先で抱きしめた。
「やっと、やっぱり、また会えた」
目が合って、見開いて、涙は上に落ちていく。誰にも邪魔などされようのない、世界一幸福な再会の時だった。
そうして二人、地上に降り立ったのなら。自分たちだけが聞けるその声で、待ち望んだ「愛してる」でも人目をはばからず笑って言い合おうか。
【愛を叫ぶ】
#25「愛を叫ぶ。」
ずっと片思いしている人がいる
アタシのこと、どう思ってるかな?
話しかけたいけど胸が締め付けられる
顔がいいわけでもなく
声がいいわけでもなく
背が高いわけでもなく
アタシが困っていると助けに来てくれる
そんな優しさに惚れた
ずっと気になっているのに
ねぇねぇ、なんて恥ずかしい
でもアタシは明日勇気を振り絞ろう
彼に届くように愛を叫んでみよう
本日のお題『愛を叫ぶ』
卒業式の朝、僕は一大決心をした。
僕は今日、君に好きだって伝えるんだ。
卒業式の朝、私は一大決心をした。
私は今日、君に好きだって伝えるんだ。
卒業式の間、僕の頭は君のことでいっぱいだった。
君と出会った日のこと、君と隣の席になったこと…
卒業式の間、私は君をチラッと見た。
何かを考えるその顔を、授業中横目で見るのが好きだった。
卒業式の後、君と二人きりになるタイミングをうかがう。
でも君は友達が沢山いるから、なかなか一人にならない。
卒業式の後、君と二人きりになるタイミングをうかがう。
でも私は友達も大事だから、なかなか一人になれない。
式の後の帰り道、私はため息をつく。
今日で最後になるこの通学路、曲がり角を右に曲がって海に行こうか。
式の後の帰り道、僕はため息をつく。
今日で最後になるこの通学路、今日だけはこの曲がり角を右に曲がってみようか。
角を曲がって向かうは海。私のことを全部知ってる広い広い海。
私は大きく息を吸った。
角を曲がって着いたところは海。この曲がり角はこんなに美しい海に繋がっていたのか。
僕は思わず息を呑んだ。
君はいないけど。
あそこに立っている人影は。
伝えられなかった言葉を。
伝えるなら今しかない。
好きだーーーーーーーー!!!
海に向かって僕の名前を叫ぶ君がいた。
好きだーーーーーーーー!!!
振り返った先には私の名前を呼ぶ君がいた。
【愛を叫ぶ。】
「好きだ」という聞き馴染みはあるそのフレーズを、果たして人に伝えることができているだろうか?私は全く、他の人伝えることなんてできていない。
いざ対面すれば恥ずかしいし、言おうと思うと途端に緊張する。別に告白なんて意味を持つ“好き”という言葉を伝えたいわけではないのだが、それでも。だから、だからせめて一人になったその時、こっそりと聞かれないように“好き”、“大好き”だって一人恥ずかしがりながらも呟くのが精一杯の努力である。
あなたへ
愛してるよー!!
普段は照れ臭くて言えないけど、
ちゃんと愛してるー!!
自然に荷物を持ってくれるところも、
欲しい時にスイーツ買ってきてくれるところも、
自分の休みに私の苦手な事をこなしてくれるところも、
全部、愛してるよー!!
お金のやり繰りが下手でごめんねー!
料理の味付け濃い目でごめんねー!
お掃除もやりたくなくてごめんねー!
子育て落ち着いたら、
また二人で旅行楽しもうー!!
いつもショッピングに付き合ってくれてる分、
文句言わずに海でも山でも一緒に行きまーす!
まだまだ働いて稼がないといけないからさー、
体調に気をつけながらお互い頑張ろうねー!!
明日からもよろしくねー!!
愛を込めて、妻より。
以上、TVの録画を再生しながらでスマホで動画も流し、
プレイ途中のSwitchを手に寝落ち寸前の旦那へ、
心の中で愛を叫ぶ、でした。
25 愛を叫ぶ
7月は、愛を叫ぶ月間になった。
夏期商戦が本格化する前の七月頭に、何か話題になるイベントをやってほしい。
本社からそういうお達しがあったらしく、我がマルミツ百貨店では「愛を叫ぼう!七夕フェア」をやることにした。織姫と彦星が会えるのは年に一度。そりゃあお行儀のよい逢瀬とばかりはいかず、出会い頭に「会いたかった!」と叫ぶようなこともあるだろう。プラネタリウムを模した小さな消音ドームに入り、おもいっきり愛を叫ぶと会計が割引きになるクーポンがもらえる。
星空に向かっての絶叫を動画に撮ってバズらせるカップルなども多く、反響は上々だった。
ちなみにこの割引、別に恋人への愛を叫ぶ必要はない。
「真子ちゃん激推し!来月ライブ行くから!!」
「お母さんいつもありがとう!!!」
「明日香!!ズッ友だよ!」
「ポチ!長生きしてね!!!」
「ソーエイスタジオの新作ゲームが速く出ますように!」
いやはや、世の中にはいろいろな愛があるものだ。
もはや何でもアリの様相になってきた絶叫キャンペーンで、店員の私はドーム越しの愛を何十と観測した。みんな、思い切り叫ぶとすっきりした顔で出てきて、クーポンを笑って受けとる。
織姫と彦星が見たら商業主義ここに極まれりと嘆くかもしれない。だけどこんな七夕も、なかなかよいと思うのだった。
愛を叫ぶ。
君に向けて。
今日もまた君に向けて私は愛を叫ぶ。
今までの想いを。君への気持ちを。
いつか届くと信じて。
私は心の中で愛を叫ぶ。
お題:愛を叫ぶ
愛を叫ぶとはなんなのか
そんなのどうだって良いのさ
ただ愛を叫べと言われたら
僕は君のことを、君へのことを叫ぶだろう
ああ君よ、愛おしい君よ
何処へ行ったといいますか
君は蝶だ
網を振り回しても捕まってくれない
そんな蝶だよ。
そして君は猫でもある
気づけば居ない
自由な猫さ。
僕が花を渡した日
覚えていないとは言わせません。
君は花に手すらつけずに
ウインク一つ僕に投げた
雲を掴んだと思ったさ
しかしそこも含めて愛しいのだ。
結局愛を叫ぶとは
どんなものだったのか
そんなのやっぱりわかりません。
しかし僕が言えることは
君そのものが愛なこと
この詩はきっと僕が叫んだ愛なこと