『意味がないこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
"努力するなんて意味ないよ"
アイツが私に言った。
"…別に"
私は特に反論も肯定もしないまま呟いた。
意味がないことを続ける事で、いつかは意味が見つかるかもしれない。
そんな希望を持ちつつ、私は今日も夢に向かって努力する。
目にはいる全ての人が
幸せそうに見える時がある。
みんなが、こそこそと
わたしの悪口を言ってる気がするし。
なんなら、逆に
わたしなんて
目にも入ってない気もする。
それが怖くて
寂しくて、たまらなくなる。
みんな、楽しそうで
わたしだけが、ひとりぼっち。
けど。
みんな。って、誰?
みんな。って、
私がつけた、私以外の人のこと。
わたしこそ
みんな。の、正体だ。
「私のような人」たちが
無限にいるのが、みんなだと思う。
それを認められない
僻んだ私がつけたみんな。には
意味はない。
#意味がないこと
好きな人が振り向いてくれるために努力したこと、
あの子が悲しまないように一生懸命言葉を出したこと
君の為に色々頑張ってきた。
化粧もダイエットも、全部頑張ってきた。
だけど君は遠くに言ってしまったね。
分かってたんだよ…。
頑張っても、どれだけ頑張っても、全て意味の無いことだって。
気づいたら
意味がないことはたくさんあった
それだけ重いものを背負っていたんだね
これからは大切なものだけを持っていこう
意味がないことを手放して…
舞華
意味がないこと…それは僕は君のことが好きだけど君は僕のこと好きじゃないのかな?
#意味がないこと
冬の夜は飲み屋街
小さなおててにDS握り
夜を明かした凍える過去に
己の脳を猜疑する
16歳と3ヶ月
僕たちの過去を知らない人たちは、
「そんなに仲良しなら、付き合えばいいのに」
「えー、付き合ってるのかと思った」
などと言われる。、
僕たちの過去を知って人たちは、
「あれだけ何回もフラれて(フって)、よく仲良くおれるな」
と言われる。
僕らの関係は、付き合うとか付き合わないとかではなく。
ただ、お互いが必要だから。
「それって、都合のいい関係ってこと?」
わかんないだろうな。
僕と彼女の関係には名前がない。
僕と彼女の関係に名前をつける。
それは意味のないこと。
〜意味がないこと〜
片手間になんかやっててふとした拍子にぶっ飛んで「やべっいまなにとりにきた?」ってなるやつ。あれ本当何なの。これ私がババアだからじゃなくて割と一桁の頃からある。「おもいだせねー」ってなって部屋うろうろして考えてた場所戻ったりすんの。戻って戻ってトイレ座ってみたりまでして「あっおもいだしたわー」って。
まじで海馬もうちょっとがんばれ。
私なんか生きてても意味が無い
なんなら害でしかない
…意味がないこと…
あなたは愛されてる
わたしは愛されない
悲しいのか分からない
怒ってるのか分からない
ずっと毎日考える
生きてて良いのか?
この世に居なくてもいいのか?
そんな意味のないことを
わたしは考える
もう よく分からないや
_end_
意味がないことなんて一つもない。
自分の行動の一つ一つに、全てのものに意味がある。
生きている意味もここにある。
空想遊話 『月食の光』
皆既月食が夜空の真上で起こっていた。
淡い白金色の月の弓が細くなり、月が夜空に隠れた。そして夜空の影から少しずつ月が顔を出す。その月光は意外にも強く、周りの雲を照らし、月全体の影が茶色く映し出されていた。
正に空は月を食べていた。空に訊いてみたい、月とはどんな味なのか。もし月見団子のような味ならば、私も食べてみたい。
そんな他愛もない想像を膨らませては、月見団子が食べたいなんて気持ちが強まった。丁度、大福があった。月見団子代わりに食べようではないか。
家に戻った途端、違和感を覚えた。
違和感どころか、明らかにおかしい。玄関に小さな足跡があった。部屋の中は、テーブルの上が少し荒らされていた。
誰かが入ってきたのか?
念のためバットを持ち、部屋の中を探した。すると、カーテンがゆらりと揺れたのが見えた。
意を決して勢いよくめくるが、何もない。まさかあの時のあいつかと思い、下を見るが、何もない。
取り敢えず安堵。…してる場合ではないが。
他もくまなく探したが、侵入者らしきものはいなかった。
何だったのだろう。気持ちが悪いが、何も盗まれてはいないようだし、散らかったテーブルを掃除し、大福を持ってもう一度外に出た。
月は半分顔を出し、さらに夜空を明るく照らした。
その空の下で、家のテーブルの下で、一人の小人が姿を現した。
楠雄である。楠雄は部屋の中をゆっくりと眺め、何かを確信するように小さく頷いた。
“久しぶり。月の光のお陰で君に会うことができた。元気そうで良かった。でも、僕が君に会ったら君は拒絶するだろうね”
楠雄は悲しげに、夜空へと去っていった。
※あの時のあいつについては、
短い小説 『カーテン』を参照。
「この世に、意味がないことなんてない」
という、カッコイイ言葉がある。
しかし、コロナ禍で浮き彫りになった、満員の通勤電車や、会議のためだけの出張などはどうだろう。
これらも、その人の立場や趣味嗜好によっては意味があるのかもしれない。(どんな趣味嗜好かは想像におまかせする)
そう、人の価値観によって「意味がない」の意味は違ってくる。
だから、冒頭のカッコイイ言葉は、
「あなたに起こった事全てに、あなたが意味を持たせなさい」
となる。
#意味がない
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「意味がないこと」
朝起きて私はまず誰もいない公園で劇をやる誰もいない
生放送
人がいない壁に向かって喋る歌う笑い愚痴る
見れてなかれば意味がない
なんで続ける
誰にも見せない物語
誰かに見られたはずかしい
意味とは客観じゃない主観
人生に意味なんてない
もうやめよう。やめたあとに誰かが習う。そこから始まる物語
意味をなくした物語
断片的な物語
お前は誰にも好かれない
皆から嫌われる
生きていても無駄な人間
最低な人間の言葉を尊重して考え続ける。
何をやっても無駄。駄目な人間。
この言葉に意味がないと捨てる強さを持てる人間だったなら。
[意味がないこと]
「意味が無いこと」
朝は身支度、昼は仕事、夕方は肉を食べる。夜は本を眺めて...。
これを何日繰り返しただろう。
冷たい布、錆びたナイフ、読めない字。
意味を求めちゃいけないことはわかってる。だけど継続は心地がいい。
うんともすんとも言わないラジオのスイッチを押して、中途半端な掛け布団を被って寝転がる。
動物の毛をつめると暖かいらしいから、食べた動物の羽や毛を色々入れてみてるけど...まだ全然足りないらしい。
生きてる、今呼吸がある、体温があって、自分で時間を感じられる。
僕自身に意味は無くてもいい。
意味がないこと
少しでも手持ち無沙汰になると、文字情報でそのすきまを埋めようとしてしまう。
文字情報の種類はその時の残りMPによって異なる。
MPがそこそこ溜まっていれば小説(最近はソン・ウォンピョン『プリズム』)、なければSNSやマンガアプリの類だ。
後者は止め時が分からず、読めば読むほど脳内にこまぎれの呟きや1話をさらに半分に割ったマンガが溜まっていって消化不良を引き起こす。
一貫した物語が読みたい。気持ちはそう思っているものの、スマホを持つ指は機械的にスクロールを続けていく。ファストフードみたいな情報摂取。
とはいえ、それを続けてしまう自分を責めることが本当に「意味のないこと」なのかもしれない。ファストフードも胃がもたれるとはいえ、何らかの栄養をもたらすことに間違いはない。実際飽きるほどSNSを見て少し眠れば、また小説が読めるレベルまで回復する。その過程のさなかに自分を責めれば、それでまた溜まったMPは消費されてしまう。
やけ食いする自分を止めず、でも浮上するチャンスがあればそれを掴む。毎日その練習を続けている。
#意味がない
意味が無いことなんてないょ
全てのことに意味がある
ただ…
意味がわからないことはある
だから悩むんだろうな
私たちは…
「どこかに置き忘れた思い出の本を
もう一度読みたい。」
そう嘆いていると
あっという間に日が暮れてしまった
それでも私は
時計の針が残忍にチクタクと前へ進む中
何度も
センチメンタルな香りが漂う
その本を読み返した