星の欠片がない世界

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「どこかに置き忘れた思い出の本を

もう一度読みたい。」

そう嘆いていると

あっという間に日が暮れてしまった

それでも私は

時計の針が残忍にチクタクと前へ進む中

何度も

センチメンタルな香りが漂う

その本を読み返した

11/9/2022, 12:20:08 AM