『忘れたくても忘れられない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『忘れたくても 忘れられない』
忘れたくても、忘れられない思いは
誰にだって、心の中にあるもので、
それは、石のように
とても重いものだろう。
転がす事も、その石を砕く事も簡単には出来ない。
きっと、一生その石は、
そこにあって、
その石につまずかないように
気をつけるしか出来ない位になって行く。
忘れたくても、忘れられない。
忘れたと思っても、
石はそこにあるのだから、
また、つまずいて、転んで痛い思いで
思い出すはめになる。
だったら、私は思う。
その心の石に
標識を立てたらどうだろうかと。
標識があれば、
その石につまずく事もなくなる。
恥ずかしい思い、苦しい思い、悲しい思い、
人によって、
きっと、その石の形も重さも大きさも違うけれど、
持っていない人などこの世には居ないのだから、
標識を立ててしまえば良い。
自分の好きな言葉、好きな人の顔、
好きな景色。
どんな標識だって良い、
心の中に、一瞬でも立ち止まれる場所があれば
きっと、足元の石に気付く事が出来る。
それに、もし、疲れたのなら、
その石に座って休憩するのも良い。
つまずく前に気付けたのなら、その石を
あっさりと越えて行けるだろうし、
もし、石と向き合う事が出来たのなら、
案外、
忘れたくても、忘れられない思いは
良い方向へと
変わっているのかも知れないから。
ルーズリーフとシャープペンシル、消しゴムが、言葉をつづる道具でした。
長い事、上手く使いこなす事が出来なくなりました。
書き込むのはほとんど住所名前電話番号。まるで判子のようでした。
最近はスマホに直接打ち込むので、脳を使う部分が大分変わった気がします。
一度平仮名で入力して変換する手間が悪さをするのかしっくりきていません。
昔だって記憶の怪しい漢字は携帯で変換して、確認しながら書いたもんなのに。
それでも思い出しました。
言葉は何度使っても無くならない材料です。
どこにいても頭の中でこねくり回し遊んだのを覚えています。
何度でも、削って付け足して書き直して全削除すら簡単に出来るんですから、あせることはないのです。
「忘れたくても忘れられない」
忘れられない君との思い出。
胸にしまったまま僕は生きていくよ。
痛みは消えないけれども。
いつか解放される日が訪れますように。
嫌なことは忘れたくても忘れられない
嫌なことを記憶に残すくらいなら
もっと楽しいことや知識を入れたい
そうしたら、もっと生きやすくなるのに
忘れたくても忘れられない
自分の記憶を思い返すと消したい思い出は恥ずかしい思い出とかそういうものかもしれない
だれかの記憶を思い返すと忘れられないのは笑えたりせつなかったりそういうものかもしれない
記憶ってたまにあやふやで不確かで
鋭くて悲しくて
温かくて穏やかで
それだけで頑張れる気がしたり
それだけで外に出るのが怖くなったりもする
ふしぎだよね
ただ時間が流れた
文字にすればそれだけのことなのに
脳裏に浮かぶは貴方の声、香り、肌の温度
忘れたくても忘れられない
忘れたくても忘れられないあなた
未練は無いと思っているし好きでも嫌いでもない
私を成長させてくれた、沢山の感情を教えてくれた
風の噂であなたを知る
変わらないあなたに寂しくなる
どこで壊れたかなんてどうでも良くてただ笑顔でいて欲しい
私は愛しい人に出会い4月に母になる、胸を張って言える幸せ
危なっかしいあなたの幸せを願う
いじめた方は忘れててもいじめられた方はずっと覚えてる。嬉しいことなどの記憶もあるのにその記憶はうっすらとしか残らない。なのに、いじめられた記憶だけはハッキリと残る。忘れようとしても忘れられない
廊下ですれ違う時、横切る教室にあなたが見えた時、
小学校の卒業アルバムを見返す時、動画の隅にあなたが
映り込んでいた時etc…
もう好きじゃないと思っているのに、それでもやっぱり
あなたが好きだった頃、、あなたを好きでいる気持ちが
私の中から溢れ出してしまう。
苦しくなってしまうのは私なのに、知らないふりを
しようとしてみても、どうしようもなく想ってしまう。
「忘れたくても忘れられない」
【忘れたくても忘れられない】
消しても消えない過去の記憶
消そうと思えば思うほど
暗い痛みが蘇り
またそのことを思い出す
「忘れてしまえば」と言われても
記憶の欠片が蘇り
またどうしても忘れない
嫌な思い出って忘れられないよね
忘れようとすればするほどフラッシュバックしてくる
時間が経つにつれて少しずつ薄れていくけど、ふとしたときに復活する
でも思い出す頻度、回数は減ってる気がする
気がね
多分一生付き合って行くしかないと思う
家族みたいなもん
ひどいことをされて
心が傷ついたことがあった
世間一般よくある話だ
それが私にもやって来ただけだ
そう思っても
フツフツとした怒りも
いつの間にかの涙も
順番にやって来る
忘れたくても忘れられない事
本で何回も読んだ別れ話
でも
私めがけて まっすぐ来た現実を
受け止めきれない
「忘れたくても忘れられない。先月の始め」
「言う割にちょっと忘れてないか?」
「昼メシだったか、お前と食いに行ったよな」
「時間くらい憶えとけよ、てか俺も関係あんのかよ」
「ツーリングついでに美味そうな店見つけようぜ、って」
「あー、あの日か。結局は無難に定食屋にしたよな。飯は旨かったけど、その日に何かあったっけ?」
「俺もうバイクはやめることにしたんだ」
「いきなり何だ? 飯の話はどうしたんだよ。あと、バイク乗らないなら俺に売ってくれよ。お前いいバイクに乗ってたのに勿体ないな」
「はあ、もう帰るよ」
「さっきのは冗談だって、そう怒んなよ」
「……」
「おい、何か言えよ」
「おじゃましました」
『忘れたくても忘れられない』
忘れたくても忘れられない。
特になし。
忘れたくなくても忘れてしまう。
授業の内容。
学生って大変だ。
お休みなさい。
"忘れたくても忘れられない"
忘れられないのではなくて本当は忘れたくないのかも
会いたい。あの人に会いたいんだ。
昨日会ったばかりだ、昨日会ったばかりなんだ…
「会いたい…」
今朝から、いや、違う、会いたい。あの人に。昨日家に帰った時、彼奴の家の玄関の扉から離れて、現実世界に戻った時から。昨日の俺は涙が止まらなかった。
「う…うぅ…」
今朝、ようやく涙が乾いて、彼奴の顔を見る。愛されて喜びを感じている目だ。あの人に…愛を感じている。あの…あの人から愛を貰ったんだな。寝る前も寝る時も起きた時も…
自分の中の醜い感情がドロドロと彼奴を包み込んでいる。くそ、憎たらしいな。
「おはよう」
「おはよう!」
クソ、クソ、クソ!
「頼んどいたからな、今晩にはお前の家にいる」
すっと心の中の醜い感情が消えるのを感じた。あの人が居るのか?あの人が?喜びを胸に何とか抑え込む。しかし、我慢は難しいらしい。あの人の事を考えると欲という欲が抑えられない。
男子トイレにて、多目的トイレに向かった。
「あは、は…」
うぁ、あ…
あの人の優しい愛に包まれたら、どこまで幸せなんだろう。計り知れたところでは無いんだが…汚い喘ぎもあの方なら許してくれるんだ。俺はそれを知っているから。
俺は知っている。分かる。
「綺麗な人…美しい人…」
まだ治まらない。
大急ぎで家に帰り、そこに居たのは知らない者だった。憤慨し、その女を追い出すことにしたが、その女はまぁ美しかった。
「おかえりなさい」
その呟きに全て攫われてしまった。怒りも何もかもが消えてしまった。あぁ、許そう。ただいま。
「遅かったですね」
「ああ」
「会いたかったです」
ぎゅっと抱き締めてくる女に驚いた。この女は美しいから態々俺を選ぶ理由がない気がする。声も何もかもが美しい。
「俺も」
嬉しい、と微笑む女をキツく抱き締めて、尚且つキスもした。女は微笑んで受け入れ、離すまいと俺を抱き締めている。こちらも離すまいと抱き締めている。
ああ、愛を感じる。
ふふ、と微笑む女を膝に座らせ、此方に向かっている。胸に顔を埋めても、女は文句ひとつ言わず、寧ろ優しく抱き締めてきた。再びキスをして、何度もこれを繰り返した。当然、気分が高揚してくる。
柔らかな胸も、綺麗な唇も、一生お目にかかることも、触れることさえ叶わないだろう。
しかし、これは俺の望むものでは無い。
俺は立ち上がり、台所へ立った。
女を刺した。
まだ温かい女は何故だと問うている。
「お前は違う」
もう一度刺した。
彼奴は俺に、適当なものを押し付けてきた。俺はあの人以外許さない。
「待っています」
「百年経つまでに…帰って来てください」
「百合の花を愛でてください」
俺はその女を裏庭に埋め、愛しいあの人を想った。
忘れたくても忘れられないことやものは自らが苦い苦しい出来事を乗り越えて頭だけではなく気持ちや身体に刻み込まれたことを言うのかなと私は思います。
一つは祖父の死でした、祖父が他界する前、危篤になる前の僅かな時間を中学生の私と祖父は言葉を多くは語らないまでもその背中や行動や姿で語ってくれました。
そして、亡くなる直前、祖母や息子達(父や叔父達)、私たち(孫達)に見守られながら穏やかに息を引き取りました、その時にもっといろいろ言葉を交わしておけばとか人が死ぬ悲しさとかを肌で感じた瞬間でした。
二つ目は敗北を知るから勝利が格別に嬉しかった、高校時代に和太鼓を部活でしていて、部活である以上発表する機会があり、大会もありました、スポーツでいうところのインターハイの県代表を決めるような大会があり2年生の時に自分達が主になって出場するのですが惨敗、すごく悔しい反面、結果通りな気もしました、その時はあまり真剣に和太鼓に打ち込めてなかった気がしたからです、しかし、3年生になり様々なことがある中で心境の変化、環境の変化もあるなかで自らと向き合うことができ、それでも大会へのプレッシャーなどから涙を流したことやぶつかることもあったけど、結果は優勝することができて、その結果発表の瞬間の感動は身体が覚えてる。
3つ目は娘を抱いた時、今これを書いてる現時点で私は血の繋がる我が子を抱いたのは一度きりです。
やはり我が子を抱けるというのは人生で素晴らしい経験の一つだと思う、離婚により離れ離れになっているからこそ我が子を抱っこした瞬間が愛おしくも忘れられない思い出になってますね。
健康ですくすくと育ってくれることを願うばかりです、願わくばいつかはそんな我が子に会いたい、そのために今を精一杯生きねばとおもいます。
おじいさん早く助けたかった
寒い土間に座る思い詰めた目
一言出なかった感謝の思い
二度と伝えるチャンスはないのに
♯忘れたくても忘れられない
「忘れたくても忘れられない」
そんなのいっぱいありますよ…
甘酸っぱいやつなら余韻に浸れるけど
実際は「穴があったら入りたい」系の
恥ずかしいやつばかり…
ドラえもーん!
と心の中で叫んだ途端
大山のぶ代さんが亡くなったことを
思い出してしまった。
ああ。
また忘れたくても忘れられない事柄が
ひとつ増えてしまったよ。
あの日のことは死ぬまで忘れないと思う。
なにも考えられなくて、自分が自分じゃなくなっていく気がした。
笑っているのに涙が溢れて、鏡に映る自分はすごく不気味で気持ち悪かった。
#忘れたくても忘れられない