『忘れたくても忘れられない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ー忘れたくても忘れられないー
私は何もできず、ただ呆然と見ることしか出来なかった。
病室のベッドで温もりを無くしていくその様は、まるで一輪の花が枯れていくようだった。
手を握って名前を呼んでも、もう戻らない。
最期の時、一筋の涙が流れた。
それは、私への最期の返事だったんだと思う。
いまでも、その涙が忘れられない。
そのやるせない思いが、今も私の胸を締め付ける。
それでも、最期に立ち会えて良かったと思う。
それが、私のたった一つの救いだ。
忘れたい
楽しかった毎日とか、その時気に入ってた服とか、部活の時間とか。
4時から6時までの部活の時間。あの人は今頑張ってるんだろうなぁとか、ひとりで帰ってるのかな、暗いの怖いって言ってたけど、大丈夫かなぁ、とか。
自分から突き放したくせにまだ未練タラタラで。
きっかけさえあれば、未だにずっと考えてしまう。
あの人だけだった。気を使わなくてよかった相手は。
今、あの人を欲してるのはきっと自分を護りたいから。
用がなくなったらきっとまた嫌うだけ。
そうわかってしまうのがすごく気持ち悪い。そんな、気持ち悪い自分もあの人も
忘れたくても忘れられない。
「忘れたくても忘れられない」
あなたへのこの気持ち
俺はずっと後悔している。あの時の出来事が今でも忘れられない。これはつい昨日の話なんだけど、昨日は普通に学校に行って普通に帰ってくるはずだったんだけど、その帰り道でやばいの見ちゃって、それが頭から離れないんだよ。その日はいつもよりはやく学校が終わったから遠回りして帰ってたら、変な看板があって、その看板にはこう書いてあったんだよ「この先死神あり行けば死ぬ行くな」って、やばくね!って思ったんだけど、俺って馬鹿だからさ、ついそこの道に入っちまったんだよそしたら急に寒くなって、あたりの雰囲気が変わって、入ってから3歩ぐらいしか歩いてねぇから急いで引き返したらギリ間に合ったけど、もう1回その看板の方を見たら、看板がどこにもなくて、そこにあったのはただのどこにでもある壁だったんだよ、、、しかも、それから誰かに見られてる気がして、夢にはたまに死神が出てくるようになって俺に語り掛けてくるんだよ「オマエアノトキカンバンムシシテハイッタオマエモウスグシヌカクゴシテオケ」って最初はめっちゃ遠くだったけど、だんだん夢の中の死神が俺のところに近づいてる気がして怖くなって、ある日、俺の友達に相談したら、「俺のばあちゃんお祓いとかやってるから今日、学校が終わったら一緒に行こうぜ」って言ってくれた。そして、学校が終わってお祓いをしに行ったら、おばあちゃんは俺を見るとすごい勢いで俺の肩を掴んで「お前!早くお祓いしないと死ぬよ!あんたの近くに死神がいるよ。」俺は青ざめた。あれは夢じゃなくて本当だったんだって。そしてそのあとすぐにお祓いしてもらって、死神はいなくなって、夢にも出てこなくなった。でも、たまに思い出しちまうんだ。あの道は一体なんだったんだろうって。もうあの道は通らないようにしよう。
❦ℯꫛᎴ❧
脳裏に強く焼き付くこの記憶は
私が〇ぬまで消えないだろう
今日も夢に出てきて朝になる
でも、これでいいんだ
私の罪は一生消えなくていい
血だらけになった自分の両手と
起きることはない両親の姿を
脳裏に残し今日も私は生きていく
【忘れたくても忘れられない】
忘れたくても忘れられない。
いや、忘れてはいけない。私はこの罪を背負って隠し通すのだ。
──それは脳裡に焼きつくような、
初めて言葉を交わした瞬間に恋に落ちたのだと、そう伝えても良い反応が返ってこないのは想像に難くない。
たぶん、訳のわからないものを見る目が返ってくるか、さりげなく距離を取られるかのどちらかだ。なんなら両方かもしれない。ちゃんと付き合ってるっていうのに、その光景がありありと思い浮かべられるんだから悲しくなる。まあ照れ隠しも可愛いけど。
学園の長い長い廊下での邂逅を、死ぬまで忘れることはないと思う。向こうからしたら、広過ぎる校内で迷子になった間抜けな同級生をちょっと助けただけなんだろう。
でも、一度あのうつくしい瞳を正面から見てしまえば、忘れることなんてできなかった。
どこまでも澄んだ水色、何にも汚されることのない透明な色。
それは今も変わらない。
ただ、前よりも少し、その冷ややかな色に温度が宿った気がすると、それだけだ。
(忘れたくても忘れられない)
忘れたくても忘れられない
大好きなあの子が大好きだった元彼を選んだこと
父親に暴力を振るわれたこと
母親に暴言を吐かれたこと
酷い虐めにあったこと
助けてを言えなかった日々
正論は暴力になると気付いたこと
愛されてこなかったこと
けれどだからこそ
今愛情か分かるから
そんな日々でもよかったと思う
#忘れたくても忘れられない
あの日
私のことは忘れてね
私もあなたを忘れるから…と
言ったけれど
あれはあなたへの
最初で最後の嘘
あれから何度も神様にお願いしたけど
願いは聞いてもらえなかった
忘れたくても忘れられない
これは神様からの
私に与えられた罰なんだね
忘れたくても忘れられない
140万円の詐欺にあったこと
チャレンジ88(忘れたくても忘れられない)
話しかたに特徴のある人は、印象が強い。忘れたくても忘れられない。昔は、政治家の語り口を真似る芸人がいた。声帯模写という芸だ。大げさに演じても批判されることはない。モデルにされた人も、怒ることはない。怒るだけ野暮だと思っていたのだろう。おおらかな時代だった。自分の声が真似されて気分を壊す人もいたと思うが、よく受け入れていたものだ。
今はお笑いの放送がたくさんあるが、人を傷つけるかもしれないという不安から、表現を慎重に練り直すらしい。特定の人をモデルにすることは、少なくなった。芸人も、視聴者も、傷つくことに過敏になっているようだ。
子供の頃、うちはお小遣い制じゃなかったから友達と遊ぶお金は毎度請求しなくちゃいけなかった。アイス食べるからって言って母にお金を貰った。ただ自分がアイスを食べたかっただけだった。私は母に怒られた。母は友達もお金を持っていて一緒にアイスを食べるのだと思っていたからだ。今思えば、1人だけアイスを買う行為は幼少期の友人関係において異端だったろう。母は私に友人もアイスを食べるのかと確認したそうだ。私は全くその記憶がない。訳が分からず怒られている気持ちだった。大人になった今、自分だけが買っても、友人だけが買っても、互いに気にならなくなった。羨ましさが薄れたのだろうか。うまく言葉にできないが、あの時の出来事が忘れられない。
忘れたくても、忘れられない、
優しくされた事、
笑いあった事、
どれも輝きすぎて、
思い出が多すぎて、
つらくなる。
もう、戻れないって…。
君は今、どこの空の下に
いるのだろうか?!
忘れる事なんて…
出来はしない。
忘れたくても忘れられない。
貴方の事じゃなくてね、
貴方を好きだった時の空の色とか、
貴方と一緒に好きになった音楽とか、
いいねついただけで残しちゃったスクショとか、
そういうのが全部忘れられないの。
貴方を好きだった記憶を、手放せないの。
【忘れたくても忘れられない】
そんな言葉が脳裏をちらつく
忘れたくても忘れられない
でもいいじゃん忘れられなくても
人はそんなに器用に生きられないんだから
それを受け入れて生きていくのが強さになって優しさになるんだから
『忘れたくても忘れられない』
あなたの微笑みひとつで、忘れたくても忘れられない面影を追い続ける私が、少し報われたような気がした。
忘れたくても忘れられない痛みがあなたにあることなんて、想像に難くなかった。
その痛みはあなたにしかわからないし、私たちに知る術はないのだから、あなたが耐えきれなくなったときに、手を伸ばせる存在でありたいと思った。
俺の忘れたくても忘れられない過去とか、痛みとかをあなたの一言で全て覆い隠してしまうほどに、あなたは眩しい人だったから。あなたの隣にいたいと思ってしまった。
あなたの隣で、世界の美しさを知りたいと思ってしまった。
思いついたシチュエーションはいくつかあったんですけど繋げられなくてこうなりました。無念。
忘れたくても忘れられない
なんてつまらないタイトルなんだ。今日のお題は「忘れたくても忘れられない」、これは書く気にならない。頭の中で昭和すぎる「別れても好きな人」とか鳴り響く。くだらなくて泣きそうだ。
本当に忘れたくても忘れられないのは、好きな人でも好きな食べ物でも好きな風景でもなくて、たまらなく嫌なこと、二度とあってほしくないひどいこと。具体的に書く勇気を私は持たない。
象徴的になら書いてみてもいい。暗くて狭い部屋に満ち満ちる人の一部、たとえば腕や脚や生首、その生臭くよどむ空気の中に無数の牙が生えて少しずつ私を削ってゆく。
忘れたくても忘れられない? は! 忘れられないのが酷い風景でないのならあなたは幸いである。神の国はあなたのものだ。
忘れたくても忘れられない事たくさんあるな、
子供の頃いじめれたこと、成績がわるくて補修ばかりしていたこと、親から馬鹿だと言われたこと、仕事で怖いお局様からいじめられたこと、思い出せばきりがない、人生楽ありゃ苦もあるさ、私の場合は苦ばかりだ。
今だから思う。なんであんなに執着していたんだろうってね。話1つ、趣味の1つも合わない気まずいだけの人を忘れられなかった。
努力した。無駄な努力をした。
本来の自分とは正反対の性格でおどけてみせて、似合わない服とメイクをして、雑に扱われることに満足していた。
その反動でお酒と睡眠薬がなければやっていけなくなった。鏡に映る姿の醜さに絶望しながら可哀想な自分に酔っていた。
まあ、長続きなんてするわけもなく、突然飽きられて病んだ私は捨てられた。実際は飽きられたのだけが事実で私が勝手にすべてのつながりを断ったのが正しい。目が覚めたとかならよかったけど単に疲れ果てて続けられなくなったのだ。気持ちは残っていても身体はボロボロで無理だった。
そんなわけで終わらせようとしたのだ。時間をかけて準備してお気に入りと必需品に囲まれながら眠った。
終わることはできなかったけど、それまでの記憶がごっそり抜け落ちてスマホの中に記録だけが残された。
あんまりにも狂った記録だったから恥ずかしくてほとんど消してしまった。教訓にはなったから無駄ではなかった。
こんな経験、何度記憶を失っても完全には忘れられないよ。記憶に残らずとも記録があって、記録を消しても身体に染みついた感情は消えない。
あの人やあの人に似た人と会うたびに軽蔑と罪悪感が昔の絶望を思い出させるから。
どうせ死ぬのならもっと晴れやかな気持ちで死にたい。
【題:忘れたくても忘れられない】
忘れたくても忘れられない
忘れたいわけじゃない
思い出したいわけでもない
だけどふとした瞬間脳裏に浮かぶんだ
笑ってるところ
泣いてるところ
怒ってるところ
恥ずかしそうにうつむいてるところ
あどけない無邪気な女の子
あれから数十年が経ち
どんなお母さんになってますか
初恋の人