『微熱』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
微熱が出たのかい?
じゃあ今日は長ネギをたくさん入れてお鍋にしてあげるよ。たっぷり煮込んで柔らかくておいしいネギをたくさん振る舞ってあげるからね。明日には絶対元気になれるから。
雨が降っている中で
太陽のように笑う君は光って見えて
それにつられて、僕も笑えてくる
まるで君の月のように_
今日は休みだった
毎日が休みなら良いけど
そう言う訳には行かないかな?
微熱は恋
微熱は恋愛だと
今はまだ恋愛をしていないけれど、
2次元に恋してる。
キャラクターに恋してるから微熱が続く。
ただの微熱
なのに
めちゃくちゃ世話やいてくる家族
まじLOVE<3
_微熱_
【微熱】
微熱みたいな恋だった。
教室の真ん中で笑う貴女に、教室の隅で教科書を開く僕が恋に落ちた。
ふわりと花が開くように笑う姿に、惹かれた。
貴女のことが知りたい。
教科書を読んでいるフリをしながら、横顔を眺めるのが習慣になった。
友達とお弁当を食べる姿。
テストの結果を見て落ち込む姿。
部活を真剣にする姿。
どの瞬間を切り取っても、大好きだった。
でも、勉強しか取り柄のない僕が貴女に近づける訳がない。
雲の上の存在だった。
告白する勇気が、僕にあればよかったのに。
成功するとは思っていなかったけれど、後悔することはなかっただろうに。
数カ月後、一つ上の先輩と付き合い始めたと風の噂で知った。
fin.
微熱
最近私の友達2人が風邪気味らしい
再来週の土曜日は友達と遊ぶのに風邪をひいたら大変だ
私も風邪を引かないように気をつけないと
手洗いうがいマスクしっかりつけてしっかり寝る
それにインフルが流行りだしたら
自分の体調にもっと気を配らないとね!
「掴まれた手首から、熱」
私と彼は、物心つく前から一日中ずっと一緒にいた。
毎日毎日、ずっとずっと。
だから、ちょっとした「いつもと違うこと」にはすぐに気がつくのだ。お互いに。
「ねぇ、なんか顔赤いよ」
ふたりきりの通学路。
彼の顔色がいつもと違うことに気がついた。
「そうか?」
「熱あるんじゃない?」
「そうかなぁ」
彼は私と目を合わせようとしない。
これは、発熱しているという自覚、あるでしょ!
「今日、休んだら?」
「だから、熱なんかないって」
いや、その反応はあるけど隠してるやつ!
「ほんと、そういうんじゃねーから」
ぱしり。
額に手を伸ばした私の手首を彼は掴んだ。
その表情に息を呑む。
「そういうんじゃ……ないから」
もう一度繰り返される、発熱を否定するセリフ。
今熱いのは、私の方だ。
────微熱
No.187『微熱』
君の前に立つと心臓がとくとくと早くなる。
体も熱くなって……まるで微熱みたい。
ねえ、これは一体なに?
熱しやすく冷めやすいのをやめて、物事に対してずっと微熱を保てたら、自分にとって新しい世界が広がるかもしれない。
お題『微熱』
水泳の補習二日目。船星(ふなぼし)は昨日と同じように1コースめで泳いでいた。
水泳部部長に教えてもらった通り息づきをすると、25m一度も足をつけずに泳ぎきることができた。
船星はもう一度25m泳いた後、プールから上がり、プーサイドで休憩をとっていると、水の入った500㎖のペットボトルを持って誰かが船星の頬に当てた。
船星は思わず––––。
船星「冷たっ!?」
と言って、見上げると昨日息づきを教えてくれた水泳部部長が隣で立って笑っていた。
水泳部部長「お疲れ。見てたぜ、お前の平泳ぎ。まだぎこちないが、最初に比べたらちゃんと息づき出来てる。家で練習したのか?」
船星は照れくさそうに、頷いた。
家でしていた息づきの練習方法は、水の張った洗面器を顔につけて10秒ごとに顔を上げる方法だった。この方法は水泳部部長が子供の時に通っていたスイミングスクールの先生から教えてもらったらしい。
水泳部部長は今でこそ人に教えるほど泳ぐのが上手くなったが、子供頃は船星のように息づきが下手でよく息を止めて泳いでいて、スイミングスクールの先生にいつも怒られていたそうだ。
十分な休憩を取った後船星は再び泳ごうとしたら、足元がふらついてしまいそのまま倒れてしまった。
どうやら熱中症になってしまっていた、それに微熱も有り、船星は大きめのタオルを体に巻き付けられてそのまま保健室に運ばれた。
2〜3時間後目が覚めた。船星は上半身を起こし周辺を見渡した。
船星「どうして、保健室にいるの?」
その声を聞いた。保健室の先生がカーテンを開けて船星の額に手を当てた。
保健室の先生「熱は引いたみたいね。学年と名前言える?」
船星「はい。1年B組、船星 渉(わたる)です」
保健室の先生「気持ち悪いとかまだ体が熱いとかある?」
船星「いえ。ありません」
保健室の先生「そう、じゃあ。着替えてから、今から渡す用紙を持って牛海(うしかい)先生の所に行って捺印貰ってきて。あぁ、それと水泳部部長にお礼言いなさいよ。ここまで運んで来てくれたから」
船星「分かりました。ありがとうございます」
船星は保健室の先生から【診察結果】と書かれた用紙を手渡された。仮病で保健室を使おうとする生徒を減らす為に作られた規則だ。
船星は枕元に置かれたTシャツをとりあえず着て、プールへ向かい、水泳部部長にお礼を言うと、水泳部部長は船星に謝罪した。船星の体調不良に気が付かなかったのは自分のせいだと言い出した。しかし船星は自分にも非があると言い互いに詫びる。そこに牛海がいたので、捺印を貰いたい旨を伝えると、船星から用紙を受け取り職員室へ向かう。
牛海「着替えたら、俺の机の上にこの紙を置いておくから取りに来いよ」
船星「は、はい。……あの補習は?」
牛海「ん?あぁ。今日で終わりだ。お疲れ!」
船星は補習が終わりほっとしたと同時に少し寂しさも感じた。せっかく知り合えた水泳部部長に会えなくなるのが残念だなと思うのだった。
End
→短編・名作探訪 第72回
酒造『機微』の『微熱』
その人のそばにいると、微熱心地になる。どうにもできない熱が頬を染め、頭の奥がジンとしびれる。胸が早鐘を打ち、多幸感と恥じらいに居ても立ってもいられない……、それは初めての恋の記憶。
嗚呼、あの時の初恋をもう一度。
そんな望みを叶えてくれるのが、酒造『機微』の初恋焼酎『微熱』である。
純度の高い初恋を蒸留して造られるこの焼酎は、新酒に似た尖った風味を舌に残し、若葉のような清々しくも苦い香りが貴方を昔日に誘う。
仄かな酩酊の向こうに、初恋の人は見えますか?
※生産量は極めて少量。予約のみの販売となっている。
テーマ; 微熱
微熱
私は基礎体温が少し高い。
だから体調が良くても少し体を動かすだけで37℃を超えてしまう。
自分は体温が高いとわかっているけど少し体調が優れない時、誰かに甘えたい時は微熱がある…と理由にして甘えてしまう。
ずるい人間だなと思う。
うちで飼っているドラゴンが熱を出した。小さく丸められた背中からは湯気が、口からは唸り声と煙が漏れている。室温が上がっているのか12月なのに汗が止まらない。かかりつけの獣医さんに連絡を取ろうとスマホを触ってみたが汗で指紋認証が通らない。滑る指でもたもたとパスワードを入力していると、部屋からバキッミシッと破裂音が鳴り始めた。急激に上がった湿度による家鳴りだろうが、とにかく音がすごい。1年分くらいまとめて鳴っている気がする。このままだと家が弾け飛んでしまいそうなので急いで電話をかける。コール音が家鳴りにかき消されていたので一旦外へ避難した。
「大変そうだねえ。すぐ向かうからね」
無事往診してもらえることになった。大型の子だと自分で病院に連れていけないのが厳しいところだ。部屋に戻ると家鳴りとかすかなうめき声に出迎えられた。とりあえず冷やしてあげたほうが良いだろうと自分用の氷枕を首下の隙間に差し込んでみた。ないよりかはマシだろう。他に何か冷やせるものはないかと台所を漁っていると何やら異臭がしはじめた。嗅ぎ慣れない臭いはうちのドラゴンからのようで、もしやと先程差し込んだ氷枕を引き抜くと外装部分が溶けかけていた。まさかここまでとは。首には付着していないようで安心したが、物が溶けるほどの高熱になるなんてこの子は大病を患ってしまったのではないかと不安と恐怖に飲み込まれる。そんな気持ちに水を差すようにインターホンが鳴り響いた。
「来たよお」
獣医さんはテキパキと準備を終えると手慣れた手つきで診察をはじめた。流石はベテランの獣医さんである。こちらが症状やら不安やらを支離滅裂にまくし立て周りをウロウロしても穏やかに耳を傾けてくれる。人間の扱いについても完璧だ。
「うーん、これは微熱だねえ」
一応お薬出しておくねと付け足された言葉に拍子抜けする。微熱でこれなのか。獣医さんは薬の与え方や冷やし方の説明をはじめた。とりあえず家鳴りで家が吹き飛ばないかどうかもあとで聞いておこう。
微熱
「寒いですね 凍えそうです」
「そうだね 風邪も流行ってるみたいだし 」
「 そうですね 風邪はひかないようにします」
……
「かわいいところもあるんだね」
好きな人からの突然の一言は 私を混乱させて 。
こんなに 寒い日でも
自分の顔が熱くなっているのがわかるくらいに 衝撃で
「っ、 微熱あるかも」
そう言って 顔が熱いのを誤魔化した
「微熱」
高熱のあとの微熱、身体が動くのでつい家の事をしてしまう
多分良くないのだろうな
微熱で学校を休んだ時。
恋愛漫画でよくある、好きな人が学校終わりコンビニで適当なものを買ってきて看病しに来てくれないかなって。
いつも思う。
(下書きとして一時保存)
20241126.NO.107「微熱」
私にはイマジナリーフレンドがいる。
どんな時でも一緒で、
慰めてくれるし、
無言で寄り添ってくれるし、
永遠の友情がそこにあった。
もちろん普通に友達はいる。
ちゃんと連絡も取ってるし
何回か会ってる。
その友達の1人に忠告を受けたのは
少し前のことだろうか。
そんなにイマジナリーフレンドにベッタリだと
困るのはあんただよ。
困る?
なにに困るというのだろう。
その時はテキトーに聞き流したけど、
頭の中で引っかかって取れない。
最近は物忘れが酷いのに
そのことだけはなんだか忘れられない。
メルティーキッスの抹茶味をひとつ
口に運んだ時、
なんか暑いなと思った。
顔が火照ってる気がした。
熱を測ると
36.7℃。
平熱にしてはほんのちょっと
高いかもしれない。
私は熱に弱い。
すぐに頭が痛くなって
立っていられなくなる。
熱が上がる可能性があるので
元気なうちにゼリーを買いに行った。
家に帰ってきてすぐ、
イマジナリーフレンドはオロオロしながら
私に近づいてきた。
頭痛が酷い。
クラクラする。
熱を測ると
37.0℃。
微熱の中で見たイマジナリーフレンドは
助けてくれる気配がなく、
そもそも存在しないよという目で
こちらを見てきた。
こういう時に
イマジナリーフレンドは助けてくれない、
助けられないから
忠告されたのかも。
"Good Midnight!"
スマホは届かない。
もうこのまま眠りに落ちて
いい真夜中をイマジナリーフレンドと
過ごそうかな。
8微熱
体がだるく熱をもち力が入らない
そんな状態で考えることなんてろくなことがない
浮かび上がるのは辛い記憶ばかり
何か楽しいことを考えようとしても
それを塗り潰さんばかりに嫌なことしか思い出せない
そんな中ただ意識があることに違和感がある気がして
意識を落としてただ待つばかり