『微熱』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あなたのことが気になる
でも好きとまではいかない
これこそ恋の病ならぬ、恋の微熱だろうか
微熱にうなされて
夢を見ていた。
広い砂浜にひとり、
太平洋の波が打ち寄せる。
誰もいない。
泣きながら誰かの名を叫ぶ。
走っても走っても
前に進まない、
汗びっしょりで目をさますと
夢…
よかった…。
熱も下がったようだ。
寒い冬の空
周りの電気は次々に消えていき
彼女は1人
夜の暗闇の中で息を潜める。
手足はかじかむけれど
心臓は熱くドクドクと脈打っている。
“早く会いたいな”
同棲中の彼を
寒さに耐えながら彼女は待っていた。
こんなところに
2時間以上待たせて
いつも平気な顔でやってくる彼を
彼女は疑いもなく愛していた。
いつからあんな男に熱を上げていたのか
彼女の心は朦朧としていた。
冷たい態度に怯え
小さな優しさに縋る。
上がりきるでも
下がりきるでもない
生殺しのような微熱の中で
彼女はいつ平常に戻れるのだろうか―――
#微熱
『微熱』
今日はやたらと寒いらしい。
けれど今日はむしろ日差しが暑いせいか秋風が涼しい。
カイロを体に貼ってしっかりと防寒対策が
できているからだろうか...
昨日はしっかりと布団に毛布を被ったはずなのに朝は
暑かったのか蹴り飛ばしていた。
寝相が悪いと風邪をひきかねないから気をつけないと...
しかし...今日は暖かいなあ...
天気予報のお兄さんは寒いと言ってたはず...
お母さんも上着がかかってるのを見てそんな薄着で大丈夫?
と心配していた。
そんな歳じゃないんだから...
そんなこんなで学校にたどり着き教室のドアを開けて
友達におはようと声かける。
友達は私の顔を見るやいなや心配そうな顔をする。
「ねえ...顔赤いよ?寒くない?」
友達の言葉に体が気がついたのか体からは
寒さと熱っぽさが額から感じ始めた。
語り部シルヴァ
微熱交じりの口付けを交わした
「これで下がるといいね」
本当は移したくないから拒みたかった
けれど近付く温度に抗えなくて
とても優しい口付けを
あなたの温度とわたしの温度が交差する
その一瞬で
わたしはあなたをもっと好きになる
高熱を出せれば恋と嘯くのに君への想いは七度四分
題-微熱
続く微熱。
あなたがくれた熱さまシート。
溶け合う冷たさ。
風邪でもないのに微熱があるときは
大体はストレスや緊張からだ
業務
面接
試験など
前日や終わった直後などに
微熱が出やすい
今日も気が張っていた1日だ
明日は微熱かもしれない
微熱
熱に侵されていた。今ならわかる。彼が世界一かっこよかった。誰かに取られてしまうのではないかと常に気を張っていた。彼の頼みはなんでも聞いた。予定も行きたい場所も合わせた。
「今日、俺んちこない?笑」
熱が引いた。なーんだただの男じゃん。
【微熱】
微熱というと、思い浮かぶのは学校のプール。
通っていた小学校では体温が37℃以上だと微熱があるとされてプールに入れなかった。
私は体温が高い子供だったから、どうしてもプールは休みがちになった。
今思えば、当時から自律神経が弱かったのだろう。中学に上がってすぐに自律神経失調症と言われて、けれど、当時はそれが病気だとは理解されていなかった。
私は学校のプールが嫌いだった。だから、中学時代はよくプールをサボっていた。方法は簡単だ。自律神経がおかしい私は、夏場はずっと微熱が続いていたから、体育の授業の前に保健室に行くだけで、ただ熱を測るだけで『休んでいいよ』という免罪符をもらえた。体温が37.5℃を超えることが珍しくなかった。
たぶん、サボり目的だということはバレていただろうなぁ。
今、私はベッドに横たわっている。
枕元にある机にはアクエリアスと冷えピタ、それから体温計が置いてある。
私は熱が出ているのだ。といっても37.8℃と微熱ではある。
多分昨日雨の中、傘もささずに歩いて帰ったのが原因だろう。
家に帰ってタオルで拭いたもののどうやらダメだったらしい。
しかし、起きてから昼過ぎになるこの時間まで誰一人見舞いに来てくれないのは淋しいものである。
もちろん、家のある場所が少し街に出にくいというのもあるが、せめて家族か友達は来てほしかった。
連絡もしたのに、既読スルーなどとは本当に辛い限りだ。
せめて、せめて返信してくれよ…
と思いつつも、もうスマホを使う気力もないし、動くのもめんどくさいので、ベットで横になったままゴロゴロとする。
アニメを観ながらダラダラしていると、気づけば夜になっていた。
その頃には熱もだいぶ下がり体が幾分が楽になっていた。
ちょうどその時玄関のチャイムがなった。
「はーい?」
「やぁ。見舞いに来たよ。」
そういって入ってきたのは先生だった。
「わざわざお見舞い有難う御座います。」
「いやいや。体調はもう大丈夫?」
「えぇ。こんな出にくいところまでわざわざ有難う御座います。」
そうして、先生はクラスの皆からだよ。といいながら紙袋を渡してくれた。
私は何度もお礼を言いながら先生が見えなくなるまで見送った。
ふっと心が温かくなった。
次の日、また微熱が出たけれど。
微熱
私の平熱は、人と比べて高い方だ。
だから、必然的に微熱の温度も高くなる。
小学生の時、少し体がだるくて保健室に行って
体温をはかったら世間的には微熱の体温で
「あ、微熱だね」
と言われた。
あ、それ少し体温高いだけで微熱ではない…
いやいや気のせい気のせい。
わざわざ離れなくてもこっちにその気はないし。
ない、よね……。
【微熱】
微熱
「微熱」だが、その前に近頃微熱あるんじゃない?悪い意味でと思う人々がいるのである。自らを物語のヒロインの名をつけて名乗ってみたり、士と名乗ってみたり、妃と名乗ってみたり、天才だと名乗ってみたりする、かと思えば常識人です繊細ですと名乗ってみたりする、、そんな常識人で繊細な人は自らを物語のヒロインの名で名乗ってみたり、士とか妃とか天才だとか名乗らないんですよ!
謙遜とか謙虚とかの言葉が染み付いてる日本人は、そんな幼稚なこと大人になれば言わなくなります。近頃のZ世代は謙遜や謙虚をネガティブな「私なんか、、」と取り違えるし、それ言われたら相手は気遣って「そんなことないわ、、」と返さなきゃなりませんね、相手の優しさを利用して自分を上げさせる為の大変あざとい姑息な言葉です、覚えといてください。
謙遜や謙虚の心とは、他人を評する言葉他人様に使う言葉と自分に使う言葉の違いを知っていて心得ていることです。近頃のZ世代ビックリするわと思うような自惚れさんかと思いきや、自称繊細さんや常識人がいらして微熱でもあるのか?この人たちと思うのである(笑)そのくせ、そんな人に限って「凡人ね」って言われると怒るしね💦どう思われたい訳?ってなります。他人様に期待ばかりしている私に寄り添ってさんなのよね結局(笑)
で、本題の微熱です。
「微熱時代」
今日は雨が本降りです
もう、晩秋の雨は冷たくて
濡れると 明日微熱出そうです
恋の微熱じゃありません、、悲しみ
昨日までは悪いことでも
明日からはなんでもない
二十歳前
危うく不安定な子も
平凡でお利口な子も
みんな過ぎてく
青い時
振り返れば
センチメートルじゃなく
センチメンタルジャーニー
私まだ16だから〜の
青い時
いけない不良も
退屈な優等生も
何時かアルバムの1ページ
青い時
初恋も失恋も
秘密めいたこと
それぞれに告げないまま
青い時
本当のことは
胸の奥深く沈める
想い出が窓辺で
黄昏る時
微熱の時代
令和6年11月26日
心幸
#微熱
やらなくてよかった気づかい
引っ込めればよかった言葉
焦りからくる取り越し苦労
不安からくる迷いや悩み
心の体温が微熱に変わる瞬間
ほんのりと後悔の念が立ち現れる
微熱があるようだ。顔が火照るし、少しだるい。今、私の身体は何かと戦っているんだろ。相手が何者かは知りたくはないし、頭が回らない。そして、こんな時はいつも、食べる。食べないとって思って食べる。食べ過ぎる。吐きそうになって薬を飲んで寝る。翌朝は熱も下がって、少しばかりの胃もたれがあるだけ。良いのか悪いのか、分からないまま、また一日が始まる。
微熱
微熱だから学校休むねって親に言えたらどんなに良いだろう。でも本当は微熱なんかじゃなくて、学校に行きたくないだけ。
でも親は仕事で忙しくて休めないからって言う。休んでくれなくても良い、一人で家で待てるから。そう思っても言えなかった。
そういえば前に学校の先生が私に言った。「ちゃんと毎日学校に来れて偉いね!」先生は知らないんだ、私が本当は学校に行きたくない事。
一体いつまでこんな日々が続くんだろう
微熱がある時、肌の上に膜があるような不思議な感覚になる。直接肌に触れているのに肌の上の上をなぞられているようでなんだか気持ちが悪い。温度を上げるために細胞が頑張ってくれている証拠なのだろうか?
「微熱」
7:30 毎朝同じ電車に乗る。
満員電車の車両の端にいつもあなたがいる。
あなたの存在を初めて知ったあの日。
車両が大きく揺れて私は思い切り尻もちをついた。
多くの乗客が荷物を床に置いて足で固定しているせいで床が見えなくて手をついて立とうにも立てず、やっと手をつける場所を見つけて力を入れてもリュックが重すぎて立てなかった。
恥ずかしくて顔が上げられなかった私に無言で手を差し伸べてくれたのはあなただった。
絶対重かったのに軽々しく私の腕を引っ張りあげてくれた。
お礼を伝え忘れたと思って、同じ電車に乗った次の日もまたあなたがいた。
今までずっと同じ電車だって気づかなかったのが不思議だ。
私が昨日のことのお礼を伝えると「また倒れそうなときは掴まってくれて構わないから」と言って読書に戻った。
あなたとの接点はこれだけ。
でも毎日会えるだけでなんとなく少し嬉しくなる。
制服は着てないけど、同じ高校生っぽい。
大人びてるから先輩かな。
どこの学校なんだろう。
私の方があなたより後に乗って、先に降りるからどこが最寄りなのかも、どこに学校があるかもわからない。
いつも何読んでるんだろう。
毎回表紙が違うから、かなりの読書家だと思うけど。
軽々持ち上げたくらいだから、運動もできそう。
友達は、恋人は、いるんだろうか。
静かだけど、絶対モテるよなぁ。
「ねぇ」
突然あなたに声を掛けられて、「ひゃい」と変な声が出る。
「そんなに見つめられると恥ずいんだけど。さっきからぼ〜っと遠くの方眺めて、かと思えば睨んでくるし」
そんなに分かるくらい見つめてたの!?
羞恥で顔が赤く染まる。
「どうしたの?体調大丈夫そう?」
か、顔近い。
あなたのせいで全然大丈夫じゃない。
「ダ、ダイジョウ…ブです」
これは微熱だけど、重症っぽい。
「微熱」
ここだけの話
2年以上前から
毎日微熱がでている。
気付いたのが
そのくらい前だから本当は
もっと前からかもしれない。
だから37.6℃までは
平熱にしてる。
体調はよくないけど
もう通常営業。
原因は今のところ不明だ。