『微熱』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
長い微熱が続く。
寒い( ´›ω‹`)ガタガタと思って熱を測る
やっぱりかぁ。
やっぱり風邪を引いたかな
季節の変り目。
∮微熱
微かな熱。
明日を生きるために必要な熱。
「ねえ、明日もまたおいで」
その熱に浮かされて
「鈍感なのかなんなのか……」
少し馬鹿にしたようなキミの声が、二人きりの部屋に響く。
「大役終えて一息ついた途端に体調崩すとか、立派なオーバーワークだぜ。」
まぁ、そう言ってくれるな。
こちとら体調不良にも気がつけない程忙しかったのだから。
そう言い返したいけれど、風邪でイカれた喉は掠れた音しか出してはくれない。
代わりとでも言うように、懐で体温計が電子音を発する。
すっとそれを取ったキミは、表示された数字を見て言った。
「三十七度九分。まぁギリギリ微熱じゃねぇの。
これくらいだったらすぐ治るだろ。」
微熱とは言っても、今まで喉風邪一つ引いたことがなかったのだから、十分しんどい。
風邪がこんなに辛いなら、今までも風邪引いた人にもっと優しくしておけばよかった。
同じ境遇になったからこそわかるものが、この世界にはあるのだ。
「買い物行くけど、なんか欲しいもんあるか?」
「……ゼリー。」
「ん、了解。」
ぽんぽんとキミの手が頭で跳ねて、少し低い温度が離れていく。
冷たくて気持ちよかったのに。
バタンと扉が閉まって、部屋には一人ぼっち。
今出ていったばかりなのに、早く帰ってこないかと思うのも、風邪のせいなんだろう。
[微熱]
貴方とふたりでいる時は本当に幸せで
熱があるんじゃないかって程に
からだがあつくなるよ
「意外だな......もっと喋らない人かと思いました」
談笑中、酒場に似つかわしくない背丈の低い少年がぼそりと呟いた。
待ち人は依然裏のバックヤードから帰って来ず、もう一人いた少年も今は席を外している。
「心外だなぁ。私はこんなにもコミュニケーション強者だというのに!」
「そっすか」
周りが騒がしい環境のため、今だ!と少し芝居がかった反応をしてみたが、実に素っ気ない返答が返ってきてしまった。悲しい。
それと喋らないほうが楽だったのに、とか言うのは辞めなさい。私が困るんだわ私が。もう一人の少年が居なくなってからの空白数分がどれ程辛かったことか!話を切り出さなかった私も悪いけどね!
少年と同時にグラスを手に取り口に運ぶ。あまり喋らないのはお互い様、というのは共通認識らしい。こういうテレパシーじみた感覚の共有は嫌いじゃない。
「この酒場、良いですよね。微熱に浮かされたような気分になれる。まるであの時みたい」
「あの時?」
グラスを机に置いた少年が徐ろに口を開いた。
自然と聞き返した私に少年は、僕が元々無力だったのを思い出した時です、とはにかんだ笑いを溢した。
その瞬間、なんとなく私も微熱のような高揚感を感じた。
まるで心の中のピースが埋まったような、昔の力を取り戻したような、そんな気分に包まれた。
「微熱」
朝起きて体調の違和感に気づき、熱を計ると37.2°だった微熱か。今日は学校があるけど、行って具合が酷くなったら嫌だから、休まないと。あの人に会えなくなっちゃうのは寂しいな。でも明日には良くなるだろうから、今日は家で大人しくしよう。
お題 ☞ 微熱
今朝、起きたら体に異変を感じた。熱を計ってみると、36.9度。微熱だった。
私にしては少し危ない温度、と思われたんだろう。何よりテスト前だったこともあり、本番には完全な状態で臨んで欲しいという母の勧めで、学校を休むことになった。
横になって静かにしていると、近くの小学校に向かうおチビたちの声が聞こえる。時刻は8時10分。遅刻するんじゃ…
お節介なことを考え、壁にかけられた時計を眺める。
1……2……3……4……5……6………7……………
そして、時は止まった。
さあおチビたち、今のうちに急げ!
実は私は、時間を操れる超能力者だ。
…という訳ではなく、実際は『時計』を操れる。
全世界(…なのか?今のところ確認できたのは、部屋の壁掛け時計・テレビ・スマホ・私の腕時計・学校の時計)の時計が動く速度を変更できる、っぽい。もちろん、人間や動物たちは好き勝手動いているし、雨粒だって私たち目掛けて落ちてくる。あくまで時計の針だけだ。
ぶっちゃけ、この能力に気付いたときは大したことないものだと思っていた。強いて言うなら一発芸にでもなるんじゃないかくらいの話だ。
でも私は気付いてしまった。
合計1、2時間程度なら、止めたり早めたりしたって誰も気が付かない。
空の色なんかも大して気にならないらしい、『最近日が落ちるの早いね』なんて呑気に言っている。
お陰様で私は、嫌いな授業を3/5くらいの長さに縮めたり、バスケの試合をちょっと延長させて貰ったりと、好き勝手にやっている。
…ここまで来たらもう、時間を操っていると言ってもいいんじゃないだろうか。
おチビたちの大騒ぎしている声が聞こえなくなると、私はまた時計を動かし始めた。
そういえば、確か今日の5時間目は、私の大好きな体育だったはず。
ちょいと時間を貰って、さっさと熱なんて冷ましてしまおう。お昼休みに学校に着くとして約4時間、余裕を持ちたいし、そこにプラス30分くらいでいいかな?そういえば英語の宿題がまだ終わってない、駄目だ、もう30分!
これくらいあれば二度寝も出来そうだ。うーん、もうちょっとだけ止めちゃおうかな…
〚微熱〛
私は軽度の発達障害を抱えている
軽度と言ってもやっぱり会話に溶け込めなかったり、間違いを犯すことがよくある
その度に「私は発達障害だから仕方がない」と自分を納得させようとするけど、軽度という言葉が邪魔をする
「軽度なら障害ではないでしょ」
「軽度なのに障害者づらすんな」
周りはわかってくれない
自分でも受け入れられない
そんな心の微熱を抱えながら、今日も生きていく
微熱
勉強熱が上がりかけている、まだまだ
微熱ながら、陽性になったら、、てんさい?
微熱
お仕事に行く日にいつも通りに体温計で体温をはかると…。
「37,8℃」と表示された。
平熱は35,6なので微熱程度だった。
このくらいの微熱は体調が悪くなければ平気だった。
頭痛があるくらいだったので様子をみながらだが鎮痛剤を服用し、仕事に向かった。
微熱程度だったからか、仕事をしている間は体調は大丈夫だった。
ちょこっと頭痛がするだけだったからなんともなくいつも通りに定時まで仕事した。
仕事を終えると家に帰宅し、もう一度体温をはかると平熱に下がっていた。
季節の変わり目の体調不良か女子の日が近いせいかもしれなかった。
そういえば、まだ女子の日は来ていなかったことにカレンダーを見て気づいた。
女子の日が近くなると微熱が少々出ることがたびたびあったのでまたかと思っていたのだ。
微熱だけでひと安心したのと女子日が近いなら買い物をしないとだと思いつき、仕事を終えて疲れた身体を動かすのだった。
終わり
びねつみたいな温度で触れるあんたの手が好き
だからだめになる
2023/11/26 微熱
微熱-(11/27)
好きな人からの既読マークを見つけた時ほど、嬉しいものは無い
読んでくれた証拠
思わずスクショ
この時ばかりは、普段平熱が人より低い私でも、微熱が出ているんじゃないかと思う
今日は良い一日
今日という日はまだ終わっていないけど、私にとったら今日はもう終了
カレンダーの今日の所に、一日の終わりを告げる斜め線を入れた
微熱
最初は微熱だと思っていたのに、計ってみたら四十度。
いつのまにこんなに進行してしまったの?
自分でもどうしてこんなに熱が上がってしまったのかは分からないけど、ただ一つ言えること。
「アイドルグループ『〇〇』メンバー不倫疑惑!」
なんでこんなクソ野郎を推していたのか分からない。
世界は広かったんだなあ
もう一度計ってみた。
三十五度。
私の微熱は、夢と共に冷めたみたい
後悔しています。
頭がボウッとして何だか身体が鈍い。
しまった、風邪でも引いてしまったか。
鏡に目をやると疲れた顔が映った。
ため息にも似た息が漏れる。
まだ月曜日だというのに。
明日には治っていることを願って布団に潜り込む。
熱い。
寝れそうになかったが、しばらく目を瞑っているといつの間にか寝てしまった。
今日も地球は廻る。
たとえ微熱であっても。
私には大好きな彼氏がいる。でも最近少し冷たいの。
昨日、「私だけをみて」と言ったのに彼に軽くあしらわれた。昨日の夜はずっと泣いた。涙が止まらなかった。
「もう、すきじゃないんだ…」
と、ずっと嘆いていた。
…今起きた。頭が痛い。ただの熱だろう。
…ほらやっぱり《微熱》だ。私は彼に少しでも心配して欲しくてあるLINEを送った。
『熱があるの。しんどいから看病して?』
と、甘えるような言い方で送った。
…3分後…
「やっぱり来ないよね…私って馬鹿みたい。ハハ」
ダダダダダッ
「え」
『ハァハァ熱っ大丈夫っ?っ薬とかハァ買って来たからハァハァ』
「あ、ありがとグス」
『え、何で泣いてんの?アセアセ もう大丈夫だから、ね?』
…やっぱり私はこういう彼が大好きです!
「微熱」
最近は風邪が物凄くはやってるみたいだ
コロナにインフル…風邪を引くとすごく厄介だ
学校にも行けない、仕事にも行けない、友達と遊べない、
お出かけも出来ない、大好きな君にも会えない…
けど、唯一風邪をひくとちょっと嬉し気持ちになる
それは大好きな君が心配をしてくれることだ。
だから私は風邪ではないがちょっと微熱かも、と嘘をつく。
そうすると優しい声で「大丈夫、?」と言ってくれるその瞬間が嬉しいんだ。嘘ついてごめんね。けど、ありがとう。
微熱が続いている
もしかして
恋のはじまり?
って茶化されたけど
これは、ただの体調不良
だって
恋はもっとずっと前から
始まってる
#微熱
#42
微熱
あなたがいると、私は少し、微熱かな?
あなたに感謝したい。
そんな想いで、いっぱいだ。
だから‐我慢しなくていいよ。
人生そのまんま、自由でいればいい。
戸惑うことなんて、ないんだ。
自由気ままな今日を‐。
微熱でもあるのかと疑ってしまうくらい
あの時、君の手は温かかった
掌から伝わる熱が愛おしくなって
振り解くことは出来なくて
何度も、何度も、その熱を味わううちに
手放せなくなったのは、僕の方だった
(微熱)
何もなくていい。
頭が働かない間は
静かでいられる。
心も鈍麻して
痛みも忘れられる。
すべてどうでもいいって
消えていられる。
ずっと鈍いままでいたい。