『待ってて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「待ってて」
今は悲しき雨水も
いずれ乾ききった大地を潤すわ
ほら足元を見てごらん
あなたの足跡
大丈夫。ゆっくり進んでいるわ
だから顔をあげて
また笑ってごらん
そうすれば
サンタがご褒美に
プレゼントを持ってきてくれるかもね
だから待っててね
素敵な未来を
ショコラ
待ってて
必ず今夜
君のもとへ行くから
そう言い残して消えた王子。
仮面舞踏会の後、ひっそりと闇の中たたずむ私。
2人の恋は結ばれないのか…。
〘待ってて〙
『ずっと待ってるから。』
君はそう言ってくれたけど、私が帰ることができる保証はなくて返事はできなかった。気がつけば、1、2、3、……年、長い間君を縛っている。
「では、◯◯さん、ゆっくり腕を上げてください。はい、そうです。痛くないですか?では、今度は同じ速度で下げて........」
一旦の帰宅後も病院での生活は相変わらず単調だった。白い壁面に、白いカーテンに、白いベッド、白の包帯、白一色で統一された四角い箱はかつて私から感情を奪い去ったので、一時は恨んだこともある年代物だ。それに悔いがあるわけではないけれど、最近はどこか物足りなくて堪らない。近い表現でいくと欲がないで、けど唐突に欲しくなる瞬間もあって、悲しいはずではないのに急に涙が出たり、気がついたらひとりで話していたり、笑いが止まらなかったり、いきなり同様する私は明らかに挙動不審だ。
単純な話、私の病気が治ることはなかった。なのに、生きたい、君の隣にいたいと思ってしまった。だからこんなにつらいのだ。神様がいれば、笑うだろうか、花ともいえぬ雑草が人に恋したなど。
外には雪が降っている。
病室には誰も訪れない。渡り廊下に音の響かないのとは対照に私の息は粗くなるばかりだった。誰か呼ばないと、誰か呼ばないと、だ..れか....ナースコールに手を伸ばすも届くことはなかった。
最期に君の幻覚が見えた。必死に私の手を握ってなにかをいって....い..る...。ね、泣かないで。あの日みたいに笑ってほしいのです。
待ってて
祖母が亡くなってもう何年になるだろう
記憶の中の祖母は困ったような顔で私を見ている
結婚前祖父を「日本一の男だ」と父に言い切った祖母
いきなり8人の子どもの親になった祖母
20人ちかくの孫たちと家族になった祖母
私たちを不器用ながらかわいがってくれた祖母
また会えたら今度はおばあちゃんの口から
馴れ初めを聞かせてね
ピーンポーン
インターホンが鳴った。
ちょっと待っててね
母は行った。
蓮さん、手術室にお入り下さい
弟の名前を呼ばれた。
お姉ちゃん待っててね
弟は行った。
みんな今日は来てくれてありがとう
マイクを通り、オーディオ機器から声が聞こえる。
約束、叶えたよ また待っててね
そう言って武道館から降りて行った
私はいつも待っていた
待って、待って、待った
でも、誰も来なかった
誰か、迎えに来て
私は今もまだここで待ってるから
待ってるから
もう待たさないで
待ってて
貴方がそう言った
でも
僕は君を追いかけた
絶対に後悔すると思ったから
帰ってこない気がしたから
お題『待ってて』
どんなに遠くても
どんなに時間がかかろうとも
必ず探し出してみせる
必ず 必ずだ
長命であるが故に与えられた時間は長く
長い故に欠けた時間が悠久のように感じる
時には歩みを止めたくなる
そんな時は、休めばいいさ。
休んだ後は、立ち上がって、また探すのだから。
2024/02/13_待ってて
『待っててあげる』
夕飯時に愛猫は知らんぷり 精一杯の意地張って
できる限り話しを聞かないふりだ 家出するんだね
どうせすぐに帰ってくるんだろうけど 敢えてさよならもただいまも言わないよ ご飯と一緒に待っててあげる
待ってて
自分に自信がない
生きている価値を見いだせない
そんな僕の目に映った君は
とってもかっこいいんだ
君が生きてる意味になった、なんて
重すぎて言えないけど
もし、僕に許してくれるのなら
会いに行くから待ってて欲しい
直接声で愛を綴ることを
僕が大好きな君の頬に
親愛のキスを
待ってる、僕も
だから君も、待ってて
待つ思い
若い自分はこだわり少なく
いまはそもそも待つこともしない
つくづく変人であることを自覚する52歳
去年創作の事で色々と追い込まれてしまって、自分としては珍しく1年以上続いてたネットでの創作活動も辞めて、同人誌の制作も辞めてしまった。
とある人からはあなたは物語というものをよく分かっていないって言われて、編集部にも数カ所持ち込んだけと全然相手にされなくて、自分があんなに夢中で取り組んでた創作って粗悪でゴミみたいなものだったのかなって思ってしまった。
自分の中でハードルを高くし過ぎた所もあって反省なんだけど、未だに去年創作に対して下された厳しい評価を引きずってしまっていて、のびのびと創作できてない気がする。
今年は外に向けて頑張るのは一旦辞めて、まず自分のために描く事ができたらいいなと思う。待ってて、未来の自分。
待ってて
子育ての思い出で、後悔している点があります。早く早くとお尻を叩かないで、生活出来てたらと思うこと。
それには子供の成長を、待っててあげられるかどうか。言うは易しですね。当時は毎日必死で遅れないようにとやってたな。
子供が失敗してもいい、遅刻してもいいと、腹を括らないとね。
もう一度子育てしても、おんなじことしそうだわ。
「待ってて!」
私は大声を出す。
くも膜下出血で倒れた母は重度の後遺症もなく退院したが、それでも変化はあった。
倒れる前よりせっかちになり、朝食を終えたらすぐにデイサービスに行く準備をする。
「待ってて!」
私はまた大声を出す。まだ歯磨きもしていないでしょう。
「待ってて!」
私が先に玄関を出なければ、車椅子が出せないでしょう。
そうやって毎日が過ぎていく。
「まだ寝てろ!」
日付けも変わってないうちから着替えるな!!
頼むからまだ寝かせて…。
待っててね、と言われたのでもうしばらくここで待っているのだが、あいつはちっとも帰ってこず、何やらだんだんと騙されたような気になってきて、しかしながら、もうあんなやつのことは知らん、と言い切るにはまだ早いなと思い、そのまま結局ずいぶんと長いこと経ってから、もう帰ってこないだろうなあという諦めと、捨てられない愛着と、少しばかりの呪いとの狭間で、手紙を一通書くのである。いつ帰ってきても、わたしはまだ待っています。
#待ってて
「待ってて」
なんて言われても。
目の前で私の知らない人と楽しそうに話す親友を横目に意味もなくメッセージアプリを開いては閉じる。
当然誰からも連絡は来てないし、送ることもない。
ただ、何もしないでいるのは気まずいだけなのだ。
はぁ。何で私と遊びに来ているのにこちらに気も使わず友人と話し込めるのだろうか。
その神経の無さに呆れるべきなのか、図太さに感心するべきなのか…。
まだぁ〜?と視線で訴えても、親友はチラリとこちらを見て、また友人に視線を戻した。
えぇ…。いつまで待ってればいいの…。
仕方なく近くのベンチに座り、足を組みながら親友を眺める事にした。
「待ってるんだけど」
わたしは、放課後
隣のクラスの机に伏せている
あなたに会いに行く
それがわたしの日課なの
あなたはいつも眠そうにしている
前はクラスが一緒だったんだけどね
学年が上がってからクラス替えがあって
バラバラになっちゃったんだよね
いつも1人のあなたに会いに行く
不意にあなたが
「毎日来なくても大丈夫だよ」って
言ってきた
わたしはあなたに
「わたしがあなたに会いたいの」って
言ってみる
あなたは嬉しそうに微笑んで
「それなら明日も待っている」
だからわたしは、
「待っててね」と微笑み返す
じゃあ、強気で言ってみるよ
いつかきっとプロの小説家になるから待ってて
なんちゃって、ウソだよウソ(汗)
「大丈夫だから!そのまま、待ってて」
扉の向こうで震えた声。
大丈夫なはず無いのに、それでも僕は何もできずに、扉の前で佇んでいる。
あぁ、この臆病者…!
こんな時に限って体が動かない!
【待ってて】
「ちょっと、待って。」
大好きな幼馴染みのあなたが良く口にする待っては、時に恥ずかしかったり、心が追い付かない時の反応だったりもする。
「うん、待つね。」
じっと隣で待っていると、落ち着いたあなたが、ゆっくりと声を掛けてくる。
「―っ、待って。やっぱり、待ってて。」
たまには、時間が掛かることもある。
「うん、大丈夫。待ってるから。」
稀に、逃げられちゃう事もあるけれど、落ち着いたら、こっそり戻って来てくれるのも知っている。
「―――っ。」
最近は、のんびり待つことにして、あまり追い掛け回さない様にしている。
陽だまりと暖かな陽気に誘われて、眠気がおいでおいでと手招きしている。
「…ふわぁ、あふ。」
瞼が仲良ししてしまって、目が開かないなぁ、と思いながら微睡む。
ふわりとブランケットが体に掛かって、人の気配が近づく。
頬を掠める口付けが、そっと唇に落ちた。
「しゃぁわせ、だなぁ…。」
眠たくて堪らなくて、起きたいのに起きられない。
幸せな夢が見られそうだ。
それは呪詛だった。
たった一言で、君は僕を縛り付ける。
――待ってて
君の薄い唇から紡がれたその言葉は、
無慈悲に僕を絡め取る。
蜘蛛の糸にかかった虫のように、息も絶え絶え藻掻きながら僕は。
君に食されるのを待っている。