『幸せに』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
まわる室外機が音を立てる
だって古いから
外は暖かいのにエアコンをいれて、暖房の効いた室内
袖を捲る
置き忘れた煙草
窓はしめたまま、見ていた空と煙
いつもベランダで漂っていた
「汽車が行っちまうぞ!いいのか!?」
「いいよ!あの子なんてもういいさ!」
でも汽車まで走る。足元にあったのだ。
ラブリィハンカチ手に取って、
気づくとそれは、 高く飛ぶ。
あの子はやっぱり気づかない。
僕も変わりたいさ。「…どーかお幸せに!!」
幸せに
お前が私を差し置いて幸せになるなんて許さない。
お前がハッピーエンドなんて許さない。
神がお前を許そうとも私が絶対許さない。
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない。
許されると思い上がるな。
許されていると勘違いするな。
私はお前を許さない。
許すわけが無い。
お前にとっては人生の1部であろうが、若気の至りであろうが、少しの間違いであろうが、私の人生が狂わされたことに変わりは無い。
『幸せに』
幸せに誰もが暮らせるのならそれ以上の願いは私にはない
「ふふ、汚いね。」
外科医のセシルは腐乱した人型を見て笑った。
「おえ……タンスの中で死んでた鼠の臭いに似てる。」
狭い個室に充満する悪臭に、美容師のアイザックは身体を前にかがませてえずく。
その様子を見てセシルは眉間にシワを寄せた。
「ちょっと、そんなのでちゃんと仕事できるの?お気に召さないと首ちょんぱだよ、二人とも。」
「勘弁してくださいよ。こちとらあんたみたいに、命の溶けた人間に慣れていないんだ。」
時刻は深夜。
とある屋敷の地下室で、二つの影が蠢いていた。
中央には黴びた臭いがする机。
その上に置かれた、どす黒い液体と蛆に塗れる一つの物体。
それはかろうじて人の形をしていたが、人間と呼ぶにはあまりにも手遅れでかけ離れている。
七色の身体だ。
あるところは赤黒、あるところは薄緑色で、でこぼこな体躯を無作為に染色していた。
胸から腹にかけて、小さな刃物を何度も何度も叩きつけて生まれたような切り傷が存在を主張し、それがこの死体の死因なのではないかと推測できる。
また唇は焼けてなくなっており、直接見えてしまう歯茎は一度溶けて再度固まり直したような雫跡があった。
そこから少し視線を上へやると、眼球の一部であったであろう粘着質な液体が、目の周りにびっしりと張り付いている。
そのどれからも、亡くなってから随分経っていることが読み取れる。
セシルはその死体の周りをぐるりと一周すると、飛び散った体液で汚れた壁の一面に目をやった。
そこには人物写真と数行の文章で埋められた一枚の羊皮紙がある。
『死体についての情報』が記されていた。
「名前はジュリア・ロビンソン。東北の都市で有名な歌手で、引退宣言を最後に行方をくらませる、か。」
美しい顔立ちと感情豊かな歌声。
心を震わす繊細な歌詞、並外れた表現力が多くの人々の心を掴み、世代を超えて愛された著名人。
そんな彼女が活動から身を引くといったのは突然のことだった。
多くの人に惜しまれて舞台を降りた後、その姿が浮かび上がることは一切として聞かない。
まるで存在ごと遮断されてしまったように失踪した。
もう一ヶ月前の話になる。
しかし、そんな彼女を死体の状態で偶然にも拾ったのが、今回2人のクライアントでもある資産家アンドリュー氏だ。
ジュリアの熱烈なファンだったらしい彼は言った。
「死体を復元してほしい。」
この話は決して大衆の前には出ず、ただ水面下で復元計画の話が広まり、伝と伝を伝って届いたのが、この都市で確かな腕を持つ外科医のセシルと美容師のアイザックだった。
「ではでは、取り掛かりましょっか。とりあえずあたしは人に見える形には直すけど、そこからジュリアに近付けるのはよろしくね。」
「ああ。」
夜が始まる。
セシルは夜を楽しんでいる。
普段は人間の命を預かり、絶対的な責任を持って治療する義務があるからやりにくい。
しかし、今の患者はただの屍だ。
嫌がりも痛がりもしないし、いつもなら皮膚を介さず伝わる生々しい心臓の動きもない。
どうしてやろうか、そんな気持ちになれるのだ。
ぐちゃ、ぐちゃ、ぐちゃ。
乾いた外側と違って、冷たいがまだ濡れている中身。
内臓がいじられる音が響く。
「……。」
部屋の隅で、その音に耐えかねて青い顔をしているアイザックがいた。
「大丈夫?美容師さん。」
セシルがけろりとした顔で尋ねる。
振り返った彼女の顔に黒い液体が付着していたことに再びえずくと、首を横に振った。
「……嫌いだ、人間の生々しいところ。ただの汚い有機物に見えて、消えたくなる。」
「どうしてこの依頼を受けたのかつくづく疑問に思うよ。」
呆れてため息を吐いた。
同じ外科医仲間でも多くは躊躇うような依頼……強心臓な美容師がいたものだな、と思っていたが、蓋を開けてみればそれは買い被りだったと知る。
こちらが死体のような顔色になってどうするというのか。
アイザックは不意にふらりとセシルの方へ近付き、虚ろな視線で動かないジュリアを見た。
セシルの施しによって、それは随分人間としての形を取り戻しつつあるが、依然として綺麗な死に顔とは言い難い。
「汚いな。」
「そうだね。まあ、ここを縫合すればそれなりに整うよ。」
機械的にセシルは作業を続ける。
そうやって貴女はまた私のものを奪っていく。
努力も、信頼も、人脈も、全て。
そんな貴女でも奪えないもの、何か分かる?
私の苦しみと恨み、そして怒り。
私が苦しそうにする姿が見たいのでしょう?
なら、見せてあげない。
貴女は他人よりも優れた自分に酔うのでしょう?
だからどうぞそのまま『幸せに』
幸せに笑えるの
幸せに過ごせるの
これって所謂幸せなのかな
幸せって何かな
貴方はわかる?
幸せ
綺麗な言葉だよね、幸せって言うだけで、全てが満たされてるのかなって思っちゃうな…
貴方が好きで好きで好きで仕方がなかった日だってあったの。叶わぬ恋だった。そして今日、貴方は結婚する。今では、それを普通に祝える私がいる。それで良かったと心の底から思う。だって、貴方の幸せを願うことが出来てるいるから…
私も、貴方じゃない人と結婚するの、多分、幸せだよ。彼も優しいし愛してくれる。
でもね、時々思うの、貴方の隣にいれたらって…
冗談だよ
これからの貴方の幸せを私は願ってるよ、
お幸せに
#何気ないフリ
ある日の授業中、ふと好きな人と目が合う。
時間がほんの少しだけ止まった気がした。
彼はいたずらっぽく笑う
私も笑い返した
視線を戻して何気ないフリをするけど
顔が火照って熱いのが自分でも分かった。
「自分なりに、幸せとは何か書いてみてくださいね」
『幸せ...』
「この時間に書き終わらないと課題にしますから」
『幸せって...何?』
『分からない...幸せ、しあわせ...シアワセ』
『死合わせ?』
幸せに
私の大切な人🫶🏻️💓
絶対に幸せになって欲しい
私が幸せにする
あの人が
私を幸せにしたように🥰
今日、お誕生日の方
今年度も幸福でいられますよう願います。
今日、ご結婚された方
これからも末永く幸せでありますよう願います。
今日、告白に成功された方
離れないよう幸せにしてあげてください。
今日、手術が成功された方
今後とも健康でいられるよう願います。
今日何事もなく無事でいられた方
明日も健やかである事を願います。
お幸せに
幸せになりたーい。でも、どうなったら自分が幸せなのか分からない。ぃまはとりあえず、ストレスからの解放かな?
幸せに思えるのなら幸いだ
/お題「幸せに」より
どうか幸せに
それしか願えないけど
薄れゆく意識の中で
最期に君の泣き顔を見ながら
さて、準備はいい?
必要なのはあなた自身と、少しの勇気だけ
目なんか見れなくていい
下向いたままでいい
多くは語らなくていい
きっと敵は、心苦しい事を沢山言ってくる
何にも聞かなくていいから
手に握った封筒を渡して言うんだ
退職しますって
あとはゆっくり休んでさ
幸せなんて、曖昧で抽象的で説明できないけど
こんなに窮窟で、辛くて、笑えないのが
幸せなはずがないから
あなたらしくいれる場所を探しにいこう
幸福という言葉があります。
誰だってその権利を持っているし、目指そうと思えば、ゴールはあります。
幸せは歩いてこない、だから歩いて行く。
なんて歌詞があるくらい、幸せって普遍的なんです。じゃあ、その歩みを止める権利はどうなんでしょう?
私の知る限りの皆様は持ってるみたいです。
ノートを踏みつけて笑う人、弁当にゴミ屑を入れる人、知ってますか?食糧不足で苦しむひとって世界にいっぱいいるんですよ?
そんな理屈、皆には言葉ですらないみたい。
今日は晴天、綺麗なお日様が浮かんでて、街にはアリみたいに小さな人々の歩みがあります、少し風が強いです、ちゃんと落ちれるかな。靴も抜いで準備完了、私はぴょんと落ちました。
頭が腐ったりんごになるまえに少し夢を見ました。走馬灯というやつですかね?
綺麗な景色、大河という奴、それを挟んで閑散とした森があって、空に仏様がいっぱい浮かんでました。落ちた後は意識もなかったので、すんなり死ねました。
ところで死んだ私はなんで話しているのかって?
ちょっと早すぎたので、幸福の収支が取れなかったそうです。私は最終的に博士か何かになったそうで、その分の名誉と幸福、エネルギーが余ったのでそれまで現世にいるみたい。うーん、不便な世の中だ。
『幸せに』
―幸せに―
幸せに見損なわれた僕
でも、君だけはどうか幸せに
僕のことなんて忘れて
他の人のことを好いて
甘い甘い恋をして
いずれは自分の意思で
結婚したり、子供も産まれたり
やりたいことを貫いて
自分が納得いくまで生きて
腰が曲がって
顔が皺だらけになるまで生きて
みんなに愛されて死ぬんだ
みんなに暖かく見守られながら
そんな人生を、君には歩んで欲しい
所詮は僕の勝手な願いだけれど
どうか、君だけは
自由に幸せに(=“普通に”)
ある少女が居た。少女は12歳ぐらいの子で腕には痣があった。恐らく親から暴力を受けていたのだろう。少女の名は六花というらしい。六花は本当の親ではないと思い、家出をした。暫くすると知らない路地裏に居た。路地裏には特に何も無く、ただ一本の花があるだけだった。花はとても綺麗で花弁は五枚あった。『 私もこの花のように綺麗になりたかった。』そう呟いていると、一匹の黒猫が六花の視界を横切る。黒猫はこっちに来てと言うかのように、にゃーんと鳴く。六花は綺麗な花を持ち、黒猫について行くことにした。
黒猫について行くとそこには狐のような耳が生えていて糸目な男の子が立っていた。気づくと黒猫は消えていた。六花が声を掛けようとした時と同時に男の子が『 君……辛かったでしょ?』と六花に優しい声で囁いた。確かに辛かった。誰も理解してくれなかった。六花は言葉が出なかった。暫くすると男の子が『 僕も同じ。君は六花ちゃんで合ってるかな?』
と声を掛けてくれた。六花は『 うん。貴方は?』そう聞くと男の子は『 僕は紫雨。』と直ぐに言ってくれた。紫雨は六花の方に寄り、こう言った。『 その花綺麗だね。その花と交換に君を転生させてあげる。どう?』と。六花はこの花と交換で自分の人生が変わるならと思い、『 いいよ。私の人生が変わるなら…』と紫雨に言いながら綺麗な花を渡した。紫雨は『 多分転生後も会えるかもね。有難う……』と言った。
気がつくと六花はベッドの上にいて隣には"あの人"が居た。『 やぁ!僕の事覚えてる?』と優しい声で六花に聞く。六花は勿論覚えていた。命を助けてくれた人なのだから。『 えぇ。覚えてるよ。紫雨さん』『 良かった(笑)』と会話が弾む。話すことが楽しいことだと初めて思った六花は『これが"幸せ"ていうものかのかな 』と紫雨に尋ねる。すると紫雨は『 そうかもね(笑)』と笑いながら答える。
転生後はとても楽しく友達もでき、芸術家として有名になった。幸せで満ちた。でも人によって"幸せ"の感じ方は違う。もう一度考えて欲しい。幸せとは何なのか、幸せとは嬉しい時だけに感じるものなのか。考えて欲しい。皆さんにとって幸せとは何ですか?
お題 ˚*.꒰ 幸せに ꒱.*˚
幸せね願うのも望むのも
身勝手だと思う自分がいる
それでも
誰かにそれを押し付けてしまうのは
どうしてなのだろう
幸せに