『巡り会えたら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あなたの食べこぼしたかけらに蟻が社会を作り
その蟻が食べこぼしたかけらに更に微小な社会ができる
食べてきた食事と眠った回数は全て安心のかたち
積み重ねてきた幸せのかたち
あなたが落とした幸せのかけらが誰かの幸せを作っているから、どうか自分を不幸だとは思わないで。
もし巡り会えたらあなたから
もらった幸せの分だけあなたに返したい
しあわせをありがとう!
巡り会えたら
巡りあえたら
私は信じてる
またきっと巡り会えることを。
それが次の人生の時でも、そのつぎでも。
必ず見つけ出せる、あぁこの人だ
赤い糸で繋がってる人だ
地球を丸くしたのは誰も端に居ないように
皆が手を取り合って繋がりを大切に
なんて聞くが
俺は、俺だけは丸い地球の端にいたい
皆と手を取りあいたい訳じゃない
丸い地球の端っこで
俺を知らないあんたと2人巡り会いたい
どうか、見つけておくれ
巡り会えたら
(本稿を下書きとして保管)
2024.10.3 藍
あなたはこの話を知っているだろうか?
ある所に男の子が二人いた。彼らはずっと夢を持っていた。仲が良いが、よく喧嘩もする。一人が魔法の杖を使いこなし、もう一人は特に何もない。ある日、彼らのもとを訪れる人がいた。そして、その人は杖を使いこなす子をどこかに連れて行ってしまいました。 もう一人はそのことを知っていたけれど、「助ければ助かる命を守ることができなくなるぞ」と助言されていたから、助けませんでした。離れてしまっても、巡り会えたら。そう、私は思った。
「死んでも巡り会えたらいいね」
「…………重い」
そんな言葉がつい口から出た。
「重くないよ。恋人の儚い願い事じゃないか」
「儚くない。重い」
「なんで」
「…………だって死なないんでしょ、君は」
天使様ならしいのだ、演奏者くんは。天使様は死なない。だから彼の言葉は正確には『君が死んだら会いに行くね』である。重すぎる。
「……そんなこと言ったら、多分この世界は死と生の狭間だと思ってるよ」
「じゃあもう死んでるね」
「巡り会えたってことか」
「…………それだとボクが生きてた時に会ってたみたいだよ」
「……それは、ないな…………」
彼は酷く困ったような顔をした。なんでそんな顔をするのか、全く意味不明だったけれど。
「……まぁ、また会えるよ。死んでも、例えばユートピアで生きられなくなっても」
「…………なんでそんな断言するの」
「愛が、あるから」
「…………重い」
「ふふふ、嫌いじゃないくせに」
後悔してる
素直になれなくて 信じられなくて
暗い顔ばかり見せてた
同じ気持ちでいてくれてたのに
もう別々の道を歩き始めた2人だけど
もしもまたいつか巡り会えたら
ありがとうって伝えたい
あの頃できなかった ありったけの笑顔で
巡り会えたら
一期一会。
巡り会えたら奇跡。
ひとつひとつの出会いを大切に。
思わぬところで点と点が線になるかもしれない。
待ってるうちは訪れないんだろう
望んでも望んでも、やってこなくて、
きっと忘れてしまうくらい長い時間なんだろう。
だから早く忘れてしまった方が、巡り会える気がする。
#巡り会えたら
高校生のその人は
思い出の中で
走る 飛ぶ 笑う
前に出て
なにやら難しい問題を解き
白いジャージを着て
グランドに出て行く
巡り会えたら
きっとうれしいだろう
気づけないかもしれないけれど
よく生きる理由や意味、価値を決めようとする人がいるけれど私は自分の人生には必要ないと思っている。
確かに生きていく上で軸になったり支えになったりする人もいて自分の人生にそれほど大きなときめきがあったのだろうなと感じるからすごく素敵なことだと思う。
だけどそれを無理に探す必要はないと思う。だって生まれてくる時に私はこういう人間になるために生まれてきますなんて生まれる前の記憶を持って生きている人はきっとなかなかいないと思う。だから生きる意味とか理由なんて所詮自己満に過ぎないと思う。
だから私はそんな物に縛られて生きるのは息苦しいし自分で自分の人生を狭めたくはない。そんな人生規模の大きな理想を抱いて生きていくのは人生一回目の私には少々荷が重すぎる。
楽しいことも嬉しいことも辛いことも苦しいことも全部全部自分で私は自分の人生を謳歌しているなと思う。マイナスなことってすごく辛いし嫌なことばかり考えてしまうしいけないことだと思っていたけれど今はこれも全部人生のスパイスだと思っている。
要するに私は自分の人生に定義なんていらないしその時の巡り合わせと一つ自分の揺るがない信念さえ大切に生きていけばあとは最後自分の生が終わる時自分の人生を謳歌できたなと感じられると思う。
昔、好きでした。
もう一度会えたら笑って言いたい。
言ってくれたら、とか。
実は気づいてた、とか。
あることないこと付け加えて思い出にしてください。
そう思ってすくむ建物の前。
同窓会の門。
肩を叩かれる。
振り向けば君がいる。
少し老けて、面影が残る。
声が詰まる。
恋は昔にできない。
ずっと好きでした、から抜け出せない。
題:巡り会えたら
自分らしく
働ける
職場に
出会えたらいいな
と思う。
以前の職場は
強い人が
たくさん居て
何を言っても
否定されてる気がして
どんどん萎縮して
眠れなくなった。
今の職場は
優しい人が
たくさん居て
ミスしても
大丈夫大丈夫〜
追及されないし
こうしたら良くなるかも?
と意見を言いやすい
んだけど、
改善案は
採用されないことばかり。
職場って
ムズカシイね。
#巡り会えたら
今、君はきっと辛い思いをしている。
そんな君を見ると、私も泣きたくなってくる。
わからないよ。泣きたくなるなんて。君が私見ているかなんて。
苦しそうな表情を浮かべる度に私も胸が痛くなって、「もし辛いなら、私にいつでも相談してね」って、そっと言いたい。
でもそんなこと言っても辛くなるだけだから。
巡り会ってこの言葉が言える日を待ってるね。
巡り会えたら 𓈒𓏸𓐍 𓇢
導かれるように
一目見れば、わかるように
巡り会えたら、幸せになれますか。
私は、愛を知れますか。
そして、愛する事が出来ますか。
たとえ運命と呼ばれる人との
出会いだとしても
私の心は、ちゃんと震えるだろうか。
叶うばかりが、真だろうか。
手に入る、豊かさは人だけとは
限らない。
夢も仕事も生き様も
心が求めるままに、手を伸ばしたい。
いつも、考えていたいのは
幸せの形。誰とも同じじゃなくていい
それは、光を求めて漂う私の船だから。
もし、その先で巡り会えたら
嬉しいけれど
今はただ、良い旅だったよと
言えるように、また船を漕ぐだけ。
【お題:巡り会えたら】
「巡り会えたら」
「私ね、安田さんのことが好きかも」
突然の同じ病棟で生活する一人の患者のカミングアウトに驚きを隠せなかった。
「陽性転移」
という言葉がすぐに頭の中に浮かんだ。
陽性転移とは、クライアントがセラピストに対して、信頼や尊敬、愛情などの感情を向けること。大抵は、患者が医者に向けるもので、逆に否定的な感情を向ける場合は、陰性転移と呼ばれる。
ここは精神科だ。
そういうことは決して珍しくはないと素人でも分かる。
普通の、身体的な病や障害を治療するのではなく、もっと深いところにある傷などを治療する科だ。
ここの医者や看護師たちは、患者の話を聞くのが仕事の1つだ。おそらくだが、患者との距離感については大学の座学、実習などで厳しく言われているはずだ。患者と自分は別の人間であること、そうやって線引をして上手くコントロールしないとやっていけない仕事だと彼らも分かっている。ただ、自分の気持ちに寄り添ってくれた経験がない私たちにとっては、ただのカウンセリング中にカウンセラーが発した「それは辛かったね」という言葉が新鮮に感じるのだ。今まで言われたこともない人からしてみれば。自分が感じた辛さを認めてもらえ、それが次第に、好意へと変わる人もいる。
きっと彼女もそのひとりなのだろう。
「人に対して好意を抱く」その感情自体が悪いものではない。ただ、その時の状況や好意を向ける相手や自分が正常にものごとを判断できない状況では話は別になる。
残念だが、彼女の恋とやらは呆気なく終わるだろう。そうじゃなきゃ、ここの医者に対して不信感を抱いてしまう。
私は彼女の恋バナを右から左へと流していった。たまに頷き、リアクションさえ取っておけば問題はないだろう。
幸い、彼女が私が話を聞いていないことに気づかないほど、口は回っている。
「診察室に入る時ドキドキするよねー」なんて言われたが、私からすればドキドキもクソもない。
ここの居場所は悪くは思わないが、やはり入院するレベルに達している人がここにはいるから、少なくとも健康な人なんていない。
私たちが入院している病棟は、大体小学生から中学生までを扱う思春期病棟だ。だからまだ、マシな患者が多い。
今よりも自分に合ってる仕事に巡り会えたら
仕事に誇りを持てるだろうか?
忙しくも楽しい日々を送れるだろうか?
成長を実感出来るだろうか?
たくさんのことに挑戦出来るだろうか?
そんなことを考えながら
今の仕事に甘んじている自分がいる
もしもいつか
遠い未来で本当の本当に愛したいと思う人と巡り会えたら
わたしはきっと、その愛を叶える
ありったけの愛をその人に捧げる
でも、わたしも欲しい
愛が欲しい
自分に自信をくれるほどの愛を誰かに注いで欲しい
君の魂に巡り会えた合図
きっとマリーゴールドの香り
いい石に巡り会えたら
振動が脳に届くの 超気持ちイイ
♯巡り会えたら
お題『巡り会えたら』
君がよく行くというマックに行く。君はいない。君のストーリーによく上がってたサウナに行く。君はいない。君の部活の大会に行く。君はいない。君が好きだと言ってた本を買う。君はいない。君の最寄りの駅に行く。君はいない。君の家の前に行く。君はいない。君の部屋に入る。君はいない。君はどこにもいない。
鼻に抜けるお線香の香り。何度も来たはずのこの部屋から、君の匂いは無くなっていた。私は君の匂いをもう思い出すことが出来ない。前がぼやけて、頬が冷たい。いつの間にか泣いていた。
もう一度君に会いたい。
どうかもう一度だけ、君と巡り会えたら────