『巡り会えたら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私達は高校で出逢ったけど
クラスは別々で
貴方はわざわざ私に教科書を
借りに来てたね
大人になり経験を重ねた今
あなたに巡り逢えた
とても幸せです♥
#巡り逢えたら
「巡り会えたら」
君と、巡り会えたら、僕は、嬉しいと思うだろう。
巡りあえたら
そんな映画あったっけ
今は見る気しないな
恋に恋するお年頃は
もう過ぎてしまったから
【巡り合えたら】
時々思う事がある。即死出来る様な高い場所から飛び降りたら彼女に会えるんじゃないかって。でも、彼女と同じ死に方をしたって…とも思う。幼少期、僕には大好きな女の子がいた。金髪で大きなツインテールを揺らしていたチャーミングな子。
「空に近いところで告白されるのが夢なの」
そう話していたから屋上に呼び出して告白したのに彼女は満足げに微笑んで身を投げた。広がっていく血溜まりで死んでいるなんて思えない程の満面の笑みの彼女の顔を今でも夢に見て、嘔吐する。あの時、僕が悪いんだと散々わめき散らしたが誰も責めてくれなかった。これは君が持っていた方がいいと手渡された彼女の日記の最後の一文。
「世界で最もいとおしい彼の記憶に残る為に逝くの」
君の思惑は大成功だよ。忘れられるものか。胃液がせり上がるが当時の僕みたいに吐く事はなかった。でも、また夢に君が出てきたら嘔吐するんだろうなって思った。
運命の巡り合い。そんなもの、信じない。巡り合わないなら、何度でもやり直せばいい。そうして私はアマゾンの奥地へ向かった。
【巡り会えたら】
「もしも……もしもの話だよ?」
穏やかな午後。風が白いカーテンを揺らす。
「…僕がもしも話を嫌いなのは知ってるだろ?」
僕は君の柔らかな髪を櫛で梳かしながら、呆れ半分に言った。
君は黄色の薄い花柄と、赤い糸のステッチが可憐なワンピースに身を包んでいる。一秒一秒、見惚れてしまう。
「ふふっ。…もし、今日私が死んじゃったとしてね。自殺じゃないよ、事故で。そしたら、転生できるでしょ?」
窓から、大きな玉が見えている。青と緑がまだらに描かれていて、私達はそれを【チキュウ】と呼ぶ。
今日は霞がかっているから、あまり綺麗には見られない。
君はそれを酷く愛おしそうに見つめながら言った。
「私はあそこに生まれたいな。あの美しい星に…」
いつもそうだ。君は【チキュウ】を愛し、憧れている。次はあそこに生まれたい、あそこに行きたい、あそこに触れてみたいと。
僕はその度、困ったような顔をするしかない。
「…だからもしも話は嫌いなんだ。君が死ぬなんて…考えたくないし、君がどれだけ【チキュウ】に行きたいと望んでも、それを叶えてあげられないから。」
君のもしも話はほとんどが【チキュウ】の話だ。
「だからこのもしも話をしてるの。ちゃんと聞いてよ。」
ぶすくれたように頬を膨らませる君はとても可愛らしかった。愛おしさが心を覆っていく。
「【チキュウ】に生まれて、平和なお家で育って愛をたくさん知って…。……そこであなたと巡り会えたら、花になりたいんだ。」
手が止まる。僕は驚きを浮かべずにはいられなかった。…君の未来に、僕もいるのか。
ふふっ、驚いた?と君は意地悪そうに笑う。
「花になりたいなんて、突拍子もないよね」
そうじゃない。そうじゃないんだ。
体が動かない。こんなに驚いたのはいつぶりだろうか。
「花になって、風に揺られながら…偶に雨に濡れて、太陽が照らしてくれるの。それってきっと、とっても理想的なことよ。」
君はたおやかな笑顔で微笑む。見惚れて、気づいて、咄嗟に口を動かした。
「…………僕と、二人?君一人じゃなくて?」
僕は君のもしも話が嫌いだった。君のもしも話に、未来に、僕は居ないから。
「え?勿論。だって一人じゃ寂しいし、一緒にいるならあなたがいいから。」
髪を梳かし終わったのに気が付き、君は立ち上がった。
玄関へと向かう。僕は君が忘れた鞄をすぐに追いかけて渡し、見送る準備をする。
「巡り合えたらいいね、未来でも。」
君は酷く優しい顔をして扉を開く。そして、僕の心を抱き留めるように言った。
「それじゃあ、行ってきます」
会いたい人が居る
故あって
お葬式に出られなかった
母方のおじいちゃんと
父方のおばあちゃん
居ないという現実が
掴みきれない
ちゃんと
さよならが
出来なかった
会って
握手して
さようならが言いたい
会いたい
無理でも
巡り会えたら
瓦礫まみれの中砂埃が吹き荒れる。
肩で息をすることすら苦しい。
乾いた呼吸が口から漏れる。
呼吸の仕方を忘れそうなくらい体力の限界だ。
それは相手も同じで、お互い立っているのもやっとだろう。
「なぁ!俺たちはどこで間違ったんだろうなあ!」
唾を飲み込み少しでも声が張るように問いかけた。
「私たちは...間違ってなどないさ。
お互いの芯が元々違うだけ。目的が同じだけだった。」
部下は全滅。信念がぶつかり合った結果一面は赤い海。
こいつとなら...なんて少しは期待した俺が馬鹿だった。
向こうも同じだろうか...
それでも、折れればこの先に未来なんてない。
相手の上に立つか、死か...この世界はそれしかない。
目的が同じでなければ、きっといい友人になれたはずだ。
そう思うくらい相手とはウマが合ったのに...残念だ。
剣を再び強く握りしめ構える。
踏みしめた大地がえぐれるほど蹴って相手に斬り掛かる。
なぁ友よ。もしこんなふざけた世界が終わって
生まれ変わったらまたお前と巡り会えるだろうか...
そしたらバカやって酒を飲もうぜ。
そんなことを思いながらすれ違い様に切りつける。
こちらの鎧が砕ける音と、近くで膝が崩れ落ちる音がした。
語り部シルヴァ
巡り会えたら
季節が巡り来る
夏が終わり秋、冬、春、そしてまた夏が来る
同じ日がないように、同じ季節もないのだろう
来年の今頃の私に巡り会えたら
何と声をかけよう
出来れば、頑張ったねとねぎらいたい。
「流行りの物語のように」
出会うのが遅かったね。
あと数年早かったら、あなたを選んでいたかもしれないのに。
あの人を選んだことを後悔してないし、それで良かったと思っているけど、あの人の気持ちとあなたへの感情はまったく別物だということは、否定できない事実。
輪廻転生が本当にあるのだとしたら、来世でもまた会えるだろうか。
あの人とあなた。
来世の私はどちらを選ぶだろうか。
こんなことを思っていることさえも、あなたに伝えるのは赦されない。
どうか、今世ではこのまま他人のままでいてほしい。
生まれ変わっても、私はあなたを見つけてみせる。
だから、どうか今世ではあなたを愛せないことを赦して。
いえ、赦さなくてもいい。
この罪は、そのまま背負って来世へ持っていくから。
────巡り会えたら
「もう巡り合わないのだ」と空が言うせめて想うのだけは許して
第陸作「巡りあえたら」
いつからであろうか。
自らを取り巻く人々を当然と思うようになったのは。
この世界には絶対ならぬ当然が蔓っている。
失った者を、時を、取り戻せたのであれば。
またいつかこの世界のどこかで巡りあえたのならば。
なんて嘆きながら今日も1人ただ夜の闇に沈む。
【出会えたら】
東京には有名人がいる。
それを知ったとき、私は「やった!」と思った。
私の高校は、修学旅行で東京に行く。
私は東京で会いたい人がいる。
憧れのミュージシャン。
会えたらいいなぁ、なんて思ったり。
―――――――――――――――――――――
修学旅行から帰る新幹線の中、私は思い出を味わっていた。
結局、憧れの人には会えなかった。
隙あらば探していた。
だけど、全然会えなかった。
しょうがない。
そんな簡単に会える存在では無い。
私は喉に引っ掛けるモヤモヤをお茶で飲み込んだ。
もしいつか出会えたらサインしてもらいたい。
そして、こう言うのだ。
「貴方は、私の憧れです」
メリーゴーランドぐるぐるまわる
巡り会うたび手を振るきみ
「巡り会えたら」
「巡り会えたら」
スピリチュアルには
詳しくないけど
今自分の周りにいる人は
前世でも深い繋がりがあったらしい
じゃあ、旦那は
前世でどんな関係だったんだろ?
かなり近い関係だった事に
間違いはないな...
前世も夫婦だったりして(*´`)(´`*)
もしも、来世で
旦那に巡り会えたら
本当はすごく嬉しいけれど
知らん顔して素通りしよう
迷惑ばっかりかけてしまうから
私と居ても幸せになれないから
来世では...
元気で明るい奥さんに
いっぱい尽くしてもらって
幸せになって欲しいから
グッと我慢して知らん顔しよう...
巡り会えたら
巡り会えたから
買っちゃいました
仕方がなかったんです
過去に買ってクリアした
ギャルゲーの作品は
迷って買わないのが基本なんだけど
この作品は何故か買ってしまう
大して周回もしないのに
やってない続きもあるのだけど
7本中に1本だけね
いまでも楽しめるのだろうか
部分ならともかく通しでが問題かな
ゆびきりの記憶だけはクリアしないと
ちなみにパルフェはいまだに積まれたまま
関係ないのだけど
おぎゃりないざーって曲があって
Youtubeで出会ったんだけど
良くこんな歌詞を書けたなーって
笑ってしまいました。
巡り会えたら
僕はこの世の全てを愛している!
自然も、人も、学校も、言語も。
全て、どこかしら違っていて、どこか似ている。
そんな所を見つけた時、僕は愛しさを覚える。
次は何に巡り会えるだろうか?
…もしかして。
キミかな?
巡り会えたら一緒に冬を歩いて。
眠って。
手を繋いで。
見つめて。
また別れて会えなくなっても。
来世で巡り会えたら。
キスをして。
「運命の人に巡り逢えたら、その瞬間にわかるのかなぁ」
結婚相談所で、そんな泣き言を漏らしたら、説教を食らった。
「何を寝ぼけたことを。そんなご都合主義、あるわけ無いじゃないですか。運命の人には会えません。地球上に一体どれだけ人間が暮らしてると思ってるんですか」
えらい剣幕。俺は思わず怯んだ。
担当の人は言った。
「出会った相手を運命の人にするのです。時間と手間をかけて、自分の無二の相手に育てていくのですよ。結婚ってそういうものです。出会って、結婚してからの方がずっと、ずーっと長いのですよ」
「はーー、はい…」
気を呑まれた。すっかり。ごもっとも。
はあ……。
「ところで、あなたは薬指に指輪をしてないけど、その、独身?」
「え、あーーこれは、はい」
担当の人は左手をとっさに右手で覆った。
「私は、一度結婚で失敗しておりまして…。すみません、縁起悪いですよね」
でも仕事はきっちりさせてもらいますのでご安心を!と拳を握る。
俺はへぇと、まじまじと担当の人を見た。
改めて見ると、これは……。
「何です?」
「いえ……。さっき言いましたよね、出会った人を運命の人にするのが結婚だ、って」
「い、言いましたけど……」
何か、と上目で俺を見る。その視線が、結構可愛らしいことに、気づいているのかいないのか。
俺は言った。
「それを実践してみたい。あなた、俺と結婚を前提にお付き合いしませんか。会った人を運命の人に育てるっていうあなたの御説を、リアルに体験してみよう、俺と」
「ーーは?」
俺たちの結婚ラプソディは、こんな風にして始まった。
#巡り会えたら
隣の席の美しい君
窓際に座っていたあなたは
日常に咲いた高嶺の花で
一度も声を聞けなかった
桜の花びらひとつ
きっともう会うことはないだろう
だけどもし
若葉が落ちて
もう一度君と巡り逢ったなら
私はチューリップを咲かせよう