『巡り会えたら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
巡り会えたら
脳腫瘍が見つかったのは1年前。最初は手の痺れから始まって、今は寝たきりの状態である。
医者には手術はできないと言われた。
半年後、ネットで調べて辿り着いた病院。脳腫瘍の名医と言われた彼から聞かされた答えは、、、。
半年前にここに来てくれていたら、手術で腫瘍は取り除けた、という答えだった。
半年前にこの医師に巡り会えたら、巡り会えていたら、私は生きることができていたのだろうか?
もう悔やんでも仕方がない。誰かを恨んで死にたくもない。
私の運命だったのだろう。
ただ、こらから私のような病気で悩む人のために、たくさんの医師が技術を上げ、この医療現場で本気で取り組んで頂ければと切に願う。
どうか皆んなに明るい未来を、、、。
一目惚れしたあなたといつか、また
巡り会えますように。
【巡りあえたら】
堕ちる時は一瞬で
ふとした出来事で落ちる
積み重ねてきたものも全て無くなる
どれだけ頑張っても
落ちるのは簡単で一瞬だった
だから僕は君に
"諦めないで''
言い続けるよ
【堕ちる時】
「巡り会えたら」
あなたは初めて会ったときから
そこにいて微笑んでいた。
純粋で尊い魂に気後れした私は
後退りしてあなたから離れた。
私達は見つめあい
言葉をかわさず
互いを想った
目に見えるだんだん小さくなってゆく
あなたの姿は
離れれば離れるほどに
心の中でだんだん大きくなってゆく
その姿を両手で抱きしめて
私は踵を返し
あなたのいない世界で生きることにした。
私がかつて忌み嫌ったこの世界を巡って
私がかつて畏れ避けたこの世界を歩いて
巡るのは
時でもなく
運命でもなく
私自身
巡って必ず会いに来る
あなたが私を待っているから
あなたの隣に立つために
あなたと伴に居るために
あなたに愛をみせるため
「巡り会えたら」
【巡り会えたら】
何百年、何千年、果てなき人生を続けてきた。世界の在り方、社会の変遷を、人の枠組みの外側からひっそりと見守りながら。
幾度この無意味な生を終わらせようと迷ったかわからない。それでも遥か遠き過去に微笑んだ君の姿が、私を世界へと留め続けた。
私がまだ、永遠と続く自分の命を持て余していなかった頃。それでも人とは明白に異なる見目と能力とで、村人たちから恐れられていた頃。無邪気に私へと声をかけ、寄り添い、溢れんばかりの慈愛を注いでくれた一人の子供がいた。
さほど長い年月を生きられずに病で命を落としたあの子に、もう一度だけ会いたい。再びこの世に生まれ落ちたあの子の魂を持つ者と、もう一度だけ言葉を交わしたい。たとえそれがあの子そのものではなくて、私のことも何一つ覚えてはいないとしても。
いつか、いつか、巡り会えたら。そんな淡い期待を胸に、私は今日もつまらない世界を生きている。
また会えたら
いつかまた会えたらでいいから
もう一度だけ名前を呼んでください
それまでは生きてますから
#巡り会えたら
友達が欲しい。
そう思い続けて、早数十年。
結局、上辺だけの関係の友達なら出来たけど、本当の意味で、友達と呼びたい人は居ない。
ただ、人生百年時代と呼ばれる昨今。
もしかしたら今後、親友と呼べるまでの人に巡り会えるかもしれない。
そうポジティブに考えると、ちょっとだけ、まだ未来は明るい。
いつか、本当の友達が出来ればいいなぁ。
巡り会えたら それは運命?
そんなのはわからない。
出会って傷ついてクタクタになって
それでも良かったと思えるのか。
素敵な出逢いだけじゃない。
だけど、意味がある出逢いだった。
忘れられない程なのだから。
巡りあえたらまた次をさがす
内回りでも外回りでも
永遠に探し続けて
どこまでも巡回する
尽きることなき欲望
君と巡り会えたなら
僕の気持ちを伝えたい
貴方と巡り会えるなら
私の気持ちを君に伝えたい
─────『巡り会えたら』
#巡り会えたら
犬好きで趣味は旅行。
身長は170㎝は欲しいかな。極端に太ったり痩せたりしてなければ、そこまで体格にはこだわらない。
定職にはついていて欲しいなあ。
年齢は40未満。あんまり歳が離れているとだと会話が弾まないかもしれないし。
笑顔が素敵ならなお良いかな。
「よし、送信」
私は祈るような気持ちでアプリの送信ボタンを押した。写真だってちゃんとカメラマンに撮ってもらったものだ。SNSの更新だって頻繁にやってる。
大丈夫だ。抜かりないはず。
リビングのテーブルに腰掛け、祈祷のように両手にスマホを持って、私はアップロードが終わるのを待った。
「あっ」
不意にスマホが手から滑り落ちる。パタンと音を立てて平らに倒された。
「何やってんのよ」
見ると、邪魔者の手によりアップロードはキャンセルされていた。
「出会いはデイケアくらいにしといてよね、おばあちゃん」
顔を上げると、孫娘が心底あきれた顔で私のことを見ていた。
「巡り会えたら」
またいつか巡り会えたなら、次は何を思うのか。
また縁があって、此処に来てしまったなら、どんな顔が出来るのかな。
ガタガタ揺れて、目の前がぼやけて、ぐらぐら頭の中が崩れて、混ざる様な感覚、嫌な感覚。
息遣いと足音だけが私の世界を支配している。
光が少し入るだけの此処で、思い出すのは後悔だけ。
また巡り会えたら、、、廻って、また。
そんな映画のタイトルを聞いたことがある
そんな歌詞を口ずさんだことがある
巡り逢えたら奇跡だとか
巡り逢えたら幸せだとか
めぐるのは季節だろうか 時間だろうか
会いたいのは誰だろうか 運命だろうか
そんな物語を読んだことがある
そんな名前の作品に何処かで出会っているような気がする
おかげで臨時収入が来ました。11万。ありがとう。
引き寄せの法則と巡り会えてよかった。ありがとう。
巡り会えたら
運命の人。
どこにいるのかも
存在するのかも分からないけど、
私は信じて待ってるよ?
もし巡り会えたなら
「なんでもっと早く現れてくれなかったの?」
って聞いちゃうかもしれないけど、
それでも許してね
ただ少しでも早く会いたかっただけだから
「巡り合えたら」
自分が生涯かけて熱中できることに巡り会えた人が羨ましい。
残念ながら、私はまだ見つけることができていない。
好きなこと、得意なこと、誰かの役に立つことの3つの条件を満たすものが望ましい。
仕事として取り組める可能性があり、収入につながるからだ。
また、若い時期に見つけていれば、その分長い期間取り組むことができる。
多くの時間を注ぐことで、努力が積みかさなり、より高い水準のレベルに達する。
きっと、毎日迷いなく過ごせるのだろう。
日ごろから、好奇心を持って様々なことに興味を持つ必要がある。
もっともっと世界の色々なことを知り、自分にとって夢中になれるものを見つけたい。
巡り会えたけどな
いかんせん遠くの人だからまあまあしんどいよな
何度、彼女を見つけただろう。
彼女はいつも、蕩けるような笑みを浮かべていた。
僕が探しに行くでもなく、ただ偶然見かけて、勝手に運命だなんて名付けて。声をかけるでもなく、ただ一呼吸分の時間だけ彼女を見つめた。
惹かれていた。惹かれていたからこそ声など掛けられる筈もなかった。僕のようなものが関わって良いひとではないのだ。
春の風が似合う彼女は、夏の雲で飾られて、秋の紅葉に目を細め、冬の白き道へと消えて行く。
何度、彼女を見つけただろう。
あぁ、縁も目線も交わらぬ僕はあなたと言葉を交わすことはないだろう。
これからも、僕は彼女を何度も一呼吸分だけ盗み見る。
浅ましく、何も無い僕にはこれで十分だった。
彼女が、彼とエンゲージリングを付けた指を絡めて寄り添っていた。秋の初め、彼女はやはり蕩けるような笑みを浮かべて彼を見つめていた。
一呼吸分というには随分とその光景を眺めすぎていたからか、それとも。
すい、とその目が僕と合う。
その時、もう見つけては駄目なんだ。何か僕の中のものが失われた気がして、どこか納得してしまった。
巡り会えたら。
巡り会えていたら、巡り会うことを望んでいたのならば。
彼女の視界に留まった一呼吸分の時間が、僕の運命の最後だった。
【巡り会えたら】
バーカウンターの隅っこ。
2人で並んでバーボンを傾ける。
仕事終わりに「メシでも行くかぁ」って君が言うから、どっかの居酒屋にでも行くのかと思っていた。
そうしたら、ここだった。
静かなバー。
カウンター席だけの小さな店で、口髭の似合うマスターが寡黙にグラスを磨いている。
普段口数の多い君が何にも言わないから、二人の間に会話はなかった。
でも、君は何か言いたいんだろうと、クリスタルのグラスの中で氷が溶け、琥珀色のバーボンと混じり合う様子を黙って見つめていた。
「巡り会えて良かった」
ポツンと君が言うけれど、意味がわからないから曖昧に頷くだけ。
「生まれ変わっても、巡り会えたらお前に恋するよ」
だから、と君はオークのカウンターに何か小さな物を置いた。
ダウンライトに光る銀色の輪っか。
「だから、これ受け取って」
「……指輪みたいに見えるんだけど、これ」
「逆に指輪以外、何に見えんの」
君は小さく笑う。
シンプルな銀色の輪っかを君はつまみ上げ、左手の薬指にはめてくれた。
ぴったりと収まった輪っかは、こうして見ると確かに指輪だった。
やっと巡り会えた。
6畳あれば部屋は広い方で
ごみ捨て掃除もどっかいい加減で
明日やるって口癖も今日で17年目
走るのも疲れるのもやだよ
音楽聴いてベッドで飛び跳ねていたいよ
でかいプロジェクター
ロボット掃除機
欲しいものが山ほどあるのに
なんかするのは面倒臭い
果報は寝て待てって言うでしょ
清々しく面倒くさがりな人間
ご褒美はアイスなんかじゃ足りない
巡り会えたら嬉しいな。
なんて思っていたの。
そしたら君に巡り会えた…
君の存在はめちゃくちゃ癒される。
"君が嬉しいと僕も嬉しい"
"君が笑顔やと僕も笑顔になる"
今はまだ僕の片想いやけど
いつかはきっと…