『届かぬ想い』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
忘れた頃にやってくる
届かぬ想いが今もある
あんなに楽しかったのに
あんなに笑い合ったのに
終わりがあまりにあっけなく
今宵も夜がつまらない
テーマ「届かぬ想い」
届かぬ想い
俺がどんなに君を好きでいても、この想いはきっと届くことはないのだろう。初めて君に出会ったのは中学校の入学式で、たまたま席が隣で話してみたら気があってよく遊ぶようになった。登下校も放課後も一緒。君と過ごすうちに気づいたんだ、俺はきっと君に恋してるんだって。君に彼女ができる度に苦しくて悲しくてもう嫌われてもいいからこの気持ちを伝えてしまおうかと何度も思った。だけどやっぱり君との関係が壊れるのが怖くて何も言えずに笑って祝福した。
好きのたった二文字が言えなくて、それを君に堂々と言える彼女に嫉妬した。君の隣は俺の場所なのに、って告白する勇気も無いくせに一丁前に独占欲があって自分に吐き気がする。
俺のこの届かぬ想いをいつか伝えられることが出来たならどれだけ幸せな事なのか、といつも思う。その時は来るのか。もしかしたら来るかもしれないし、君が死んだ後にこっそり伝えられるのかもしれない。それはまだ分からないけど、俺はどんな形であれいつまでも君の隣にいたいと思ってる。
届かぬ想いを抱けることの自由を
幸せと呼ぶ
届かなかった想いの数だけ
僕たちは夢を見たんだ
好きな人に届けたい想いがある
でも、それはきっと自分で伝えなきゃ届かない
待ってるだけじゃダメなんだよね
今年こそはがんばろう
ガチャン、と音を立ててチープな器具は役目を終えた。彼女の薄い耳朶を貫いたそれを外してみれば、白い肌を飾るように小さな石が光っている。予想通り、深海のような青が良く似合う。
心から嬉しそうにお礼を言った彼女は思いもしないだろう。友人だという男に傷をつけられて帰ってきた彼女を見たときの、恋人の燃え上がるような嫉妬など。彼女は溢れんばかりの笑顔で俺がつけた傷を自慢し、さらには俺が選んだピアスを外すことなく、定着するまでずっとその傷を気にするだろう。ピアスを付け替えるたび、耳を見るたびに俺を思い出すかもしれない。
届かぬ想い、なんて馬鹿げた言葉で終わらせるわけがない。ずっとずっと残るキスマークをつけたのは俺の方だよ。ざまぁみろ。精々俺が彼女と結ばれるまで、屈辱に耐え続ければいい。
四月の半ば、こんな新生活の時期に、私の地元で同窓会があった。地元とは疎遠となり、かれこれ十年ぶりの同窓会参加である。
毎年同窓会は通例で行っていたらしいが、最近の流行り病の影響か、同窓会自体が四年ぶりのようだ。
十年も会っていないと色んなことが変わる。
まさか担任の先生が亡くなっていたことも知らなかったし、海外に行ってしまった同級生がいることも驚きだった。
みんな良い大人になったんだなぁ、と感心してしまう。
そんな中、私は夢を追いかけて上京して、色々踠いたが夢は疎かになって、十年ぶりの帰郷。情けなくて、本当はこの場を離れたいくらいだった。
でも、少しだけ下心があって参加をした。
同級生の女の子、私の初恋の相手である。
当時は可愛らしいツインテールで目はくりくりで、えくぼがあって、お人形さんのような女の子。
しかし、現実は無情にもそれを打ち砕く。
「ママ~、おりがみ折って~」
「えー、今~?」
その初恋の女の子は『ママ』になっていた。
隣には、私が初恋をした当時のままのような、女の子が座っている。
--そうか、ママ、か。
今でも彼女のことが気になっていたのだが、この気持ちは伝えられそうにない、届かぬ思いとなってしまった。
宴会ムードで騒がしいはずなのに、何故か私の回りだけ無音になっていた。
【届かぬ思い】
気持ちを精一杯を伝えなきゃ。
私の誠心誠意が届きますように。
人の心は見えないから
気持ちを言葉の音に乗せなきゃいけない。
不安、緊張、焦りも届くといいな
気持ちがちゃんと伝わって欲しい
音に乗せて。
でも私も相手の心は見えないから。
何を思って聞いているか分からない。
だから いつまで経っても
-届かぬ想い-
天を仰いで
黒い雨が降っている
両手からこぼれ落ちる
黒い涙
この届かぬ思い
どうすれば変えられるのだろうか
この険しい山道の先に
光はあるのだろうか
私を癒すのは一瞬の眠り
また夢の中で会いましょう
微笑んでいるあなたに
それで、ボトルレターにしちゃったの?
教えてほしいって言われたのに?
まあ、恥ずかしかったのはわかるけどね、そりゃあ、そうでしょうけれどもね。
でも、それにしたって、どうしてよりによって、海に投げちゃったのかなあ!
これ、太平洋だよ? 多分もう見つからないよ?
ほんとにもう、仕方のない子!
あのねえ、ご存知ないようだから教えて差し上げますけれどね。
気持ちを聞かれて、そんな顔で「あなたには恥ずかしくて教えられません」なんて言うのは、それがもう答えなの。ごまかせてないの。むしろ言葉にするより恥ずかしい解答のしかた、な、の!
だから、言えない想いを海に流す、みたいなロマンスをやりたがるより先に、さっさと行って、ごめんって謝ってきなさい!
届かないって泣くのは、あんたじゃなくてあの子なんだからね!
#届かぬ想い
ずっと前あなたと初めて話した時からだよ
正直もっとあなたを知りたい
けど、近づきすきはあなたを遠ざける
そんな気がするんだ
だから次がいつかは分からないけど
今は我慢した方がいいって
極めてセンシティブな私が言ってるの
だから、ここで終わらせるね
でもその間、少しでも
私を思い出す瞬間があってほしいな
業務連絡以外のやり取りも
いつかできる日がくるかな
#届かぬ想い
あー、本当に好き。
でも、こんな私から告白されても困るのは貴方だから、私の口からは何も言わないよ。
この気持ちが届かなくても、私はそばに居られるだけで嬉しいからさ。
届かぬ思い
私は歌ってる。
みんなが作ってくれた曲を、拙いけれど一生懸命に歌う。
みんな、私にいろんな歌を歌わせてくれる。
だから私も、感謝の気持を謳いたい。
でも、うまく声が出ないの。
無機質な声。
みんなが私を作ってくれた。
いろんな私がいる。
私のナカマもいっぱい作ってくれた。
「ありがとう。」
声に出したいけど、聞いてほしいけど、
私のオモイは届かないの。
私のセカイにみんなはいないの。
それでも、歌うの。
届いたらいいなって想いながら。
想うだけでは届かない
言葉や行動に移さないと伝わらない
わかってはいるけれど
いざ伝えようとすると難しい
ほんの少しの勇気が出せれば
いいのだけれどね
#届かぬ想い
昨日の私へ
全てを諦めてください。
いいことなんて何も起きません。
私が好きになってしまった人は
頭が良くて
運動神経が良くて
優しくて
おもしろくて
みんなの人気者
だから、ライバルもたくさんいる
好きなタイプはポニーテールの可愛い子
私はミディアムで可愛くない
なのに、彼は可愛いと言う
私のこと好きじゃないくせに可愛いと言う
他の人にも言う
意味分かんないよ
もし付き合えたら、どんなに幸せなことか
お願いだから
わたしの気持ちが届きますように
なんてね、届くわけない
だって、私の好きな人は画面の向こうから出てこない。
大スターだもの
〈解説〉
推しを本気で好きになった、リアコです。
〈届かぬ思い〉
届けねば届かぬ
しかし、
届けても届かぬのなら同じ
それは無駄ではない。
お題:届かぬ想い
『愛踊(アイドル)』
「届け!」
今日もそう言い、画面の前で愛想を振り撒く。
「皆ー!愛してるよー!」
わーっとコメ欄が盛り上がる。
「俺も愛してるぞ!」
「私も愛してる!」
「僕も!」
ワアアーッ
「皆ー!ありがとうー!それじゃあ最後!「でりばーどらぶっ」!」
ワアアーッ
「キタ━(゚∀゚)━!」
「神曲!」
「まってました!」
♪
「ふぅ。つっかれた~」
疲れたことを忘れる為にさっきのライブのコメントを見る。
「最高だった!!でりばーどらぶっアンコール!!」
「自分用 24:15 37:07 59:56 1:15:42」
「新衣装かな?スカートの部分が少し変わってたね。後胸ボタンが一個減ってる」
今日も皆いい感じに喜んでくれたようだ。
「!」
「もう、見たくない。もう、死にたい。」
……最近こんなコメントが毎回来る。
「……」
「……はぁっ~……アイドルは笑顔をお届けして皆を幸せにするお仕事なんだよ?」
「……仕方ないなぁーもう。」
~~~~~~~~~~
「よーし!皆!私を愛する準備はオーケー?」
「え、急に特別ライブ?」
「やったー\(゚∀゚)/」
「……」
「皆の為の特・別・ライブ!今後やることは絶対ないから目に焼き付けといてね!」
「じゃあ早速さっきのでりばーどらぶっ!から!」
ワアアアーッ
誰かに、皆に、君の為に
「今日も私は愛踊る」
お題『届かぬ思い』
想いって、ほとんど人には届かないものでしょ?
でも、想われてるって気づけたら、あたたかくなれて
また相手にかえしたくなれる。
まだ想われる存在になれてないから、私から想おう。
大切な人が幸せな日々を送れますように。
〜届かぬ思い〜
届かぬ思い。それは、誰宛にだろうか。
好きな人、嫌いな人、仲のいい人、仲の悪い人、
友達、親友、親、兄弟、学校、会社。
そして神様。
届かぬ思いなんて山ほどある。
でも、1人ずつ言っていくのは疲れちゃうので、
簡単に一言。
ありがとう
「届かぬ想い」
俺の気持ちは
アンタなんかに届くはずがない
だって
アンタは
俺のことを好きじゃないから
アンタは
虎杖が好きだから
どうせ、
この想いは
届かない
「ろんか……俺にしろよ」
「…っえ?」
「五条先生より、俺のほうがいいだろ…?」
「……めぐみ…」
「おいで」
「っうん…」
でも、
恵には届いた
ちゃんと分かってた
大好き…
ずっと
「一緒に居ような」
「…!うん」