『小さな命』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
命に
大きさは 関係ない
大切なのは
その存在
そのものだから…
#小さな命
ある意味
生かすも殺すも
自由だとして
それならなおさら
大切に大切に
守らないといけないよね
お題《小さな生命》
小鳥 ミミズ 名も知らぬ小さな花の花房
ミジンコ クンショウモ 未発見の微細な存在のコロニー
黴の胞子 肌に常在する菌 永久凍土に凍てついていた太古のウィルス群との遭遇
… … …
ひさしぶりに帰ってきてみました。
ながく書くのはつかれるので、しばらくはこんなふうに、思いつく事柄をだらだらと箇条書きしてみたいとおもいますm(_ _)m
お題:小さな命
『地球飼育セット』
小学校の自由研究で地球を飼育することにした。
夏休みが始まってしばらく経っても研究テーマが決まらないので、パパが東急ハンズで地球を買ってきたのだ。
箱に仕舞われた地球は生まれたてで、海はまだ無く熱々の岩石の塊に見えた。
パパはバーベキュー用のトングでそっと地球を取り出し、耐熱用水槽の中に入れた。
「地球だって生き物なんだから、ちゃんと面倒をみるんだぞ」
パパはそう言って満足気に水槽の縁をなぞった。
僕は頷いたものの、あまり興味を持てなかった。
だって地球の世話なんて、ほとんどすることがないじゃないか。
せっかく買って来た地球も、数日後にはリビングの置物と化していた。
僕が世話をしなくても地球はすくすくと育った。
時間が大体1千億倍で進むので、気付いたら地球の表面は海になり大陸が出来ていた。
僕が興味を失った飼育セットを一番熱心に観察したのはママだった。
ママは飼育セットに付属されていた観察望遠鏡を毎朝覗き、生物の進化を眺めるのが日課になっているようだった。
勿論、僕の自由研究なので記録は自分でとらなければいけない。
パパは自分の役目を全うしたと思っているらしく口出ししてこなかったが、ママは違った。
こんなにも日々変化しているのだから、ちゃんと書きなさい。
今朝、魚類が両生類に進化したのに何故書き漏らしてるの、とかなんとか。
地球飼育セットには人工の太陽もセットで付いていた。
地球の発育には程よい陽の光が必要らしく、距離を間違えると氷河期になったり蒸し焼きになってしまったりする。
なので太陽もまた固定で、窓際のサボテンの横に置くことにした。
サボテンは暑さに強いらしく、太陽の横でも平気な様だった。
ある日、僕の友達が遊びに来た時のこと。
その友達は、最初こそ地球をまじまじと眺めていたがすぐに興味を失くしたらしくオセロをしようと僕を誘ってきた。
「これ、机の上にあるの邪魔じゃない?」
友達は地球の水槽を指さして言った。
「でも、パパがそれ動かすなって言ってたし」
「ちょっとぐらいなら大丈夫でしょ」
迷ったが、僕はカーテンの横に水槽を移動させた。
僕のクラスでは最近オセロが流行っていて、僕ら2人のオセロの強さは拮抗していた。
その日のオセロも白熱した戦いになった。
僕は集中力の切れた友達のミスに付けこみ、紙一重で勝つことが出来た。
それからテレビゲームをし、キャッチボールをした。
僕は移動させた地球のことを、すっかり忘れてしまっていた。
思い出したのはママがパートから帰ってきてからだった。
地球は熱を帯び、すっかり赤茶けていた。
ママは見るも無残な地球を見て、顔を真っ青にしていた。
怒られるに違いないと思って僕は身構えた。
なのにママは、僕には何も言わずポロポロと涙をこぼし始めたのだ。
直にパパが帰って来た。
パパの第一声は、ああやっちまったか、という呆れ笑いだった。
そして、泣いているママの背中をポンポンと叩いた。
夏休みはまだ長いし、また買ってこれば間に合うよ、と。
ママはその手を振り払い、パパを怒鳴りつけた。
「みんな、みんな死んでしまったのよ!もう彼らは戻って来ないのよ」
僕とパパは、悲しむママの前で俯き、立ち尽くすことしか出来なかった。
『小さな命』
今日は小さいお地蔵の帽子を新しい物に替えた。
子供がいないのでベビー用品を買うのはこの時
ぐらいだ。
義母がいた頃はお地蔵様の掃除とお参りが
2人の日課だった。
義母は中々子宝に恵まれない私の心中を察して
「大丈夫。こうしてお参りするとあなたにも
知らせが来るからね」と言った。
何となく聞けずにいたが、知らせって
何だったのだろう‥。
そんな事を思いながら今日も最後にお参りをする。
目を開けると何故か付けてもいないろうそくに
火が付いていた。
これは‥?もしかして‥?
もしかすると‥!
後日検査すると、私に小さな命が宿っていた。
命は儚い
だからこそ、そこにあるだけで尊い
儚いからこそ大切にしなければならない
こんな当たり前を全員が認識し他者をもう少し
思いやれる世界に変わっていってほしい。
行動を起こす最初のプレイヤーは私とあなたからです。
他者を大切にすることは自分を大切にすること
自分を大切にすることは他者を大切にすること
命なんてちっぽけなものだ。
簡単に奪われてしまうし、本人に本当にその気があるのなら自分自身でなくすこともできる。
本人の手によってなくせるかは置いておいて、それは人間に限ったことではない。
その他の動物、植物にだって命はある。
ひとつひとつの命は小さいものだけれど、その小さな命が沢山集まってこの世界は出来ている。
1日に沢山の小さな命が誕生し、沢山の小さな命が失われていく。
そうしてこの世界は回っている。
広い目で見ればその通りだった。
学者の私は、そんな自然の摂理を疑った事などなかった。
でも今日、始めてそのことに疑問を持った。
最愛の妻を失ったのだ。
もう動くことはない冷たくなった身体。
私は絶望した。
色あせていく世界。
全てもどうでもよくなった。
仕事なんてまともに出来ないし、食事や睡眠だってままならないのだ。
世界にとって小さな命でも、私にとって大きな命だった。
他の人でも同じなのだろう。
他人からみたら小さな命でも、本人の周りの人は大きな命と捉えるのだ。
だから、自分勝手な理由で奪ってはいけないし、日々を大事にしなければならない。
失ってからでは遅いという事を、私は失ってから知った。
小さな命の大きな存在を。
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『小さな命』
小さな命
なんでも命は宿っている。
ものでも生き物でも。
生まれたものには大事にしなくてはいけない。
初めて会った君は私にしがみ付き、愛嬌を振りまいて「にゃー」と鳴いた。
野良猫が子供を産んで里親を探していると、親戚伝いに聞いた。少し前に先代の猫を亡くしていて、縁があれば新しい子を迎えたいと丁度思っていたところだった。
早速家族みんなで出向き、子猫達に会ってみる。
どの子もかわいかったが、その中で一匹、まるで私を待っていたかのように飛び付いてきた猫がいた。
その猫は私にしがみ付くと、愛嬌たっぷりに「にゃー」と鳴いた。
もうその時点でその子しか考えられなかった。
でも一度持ち帰って話し合おうと、その日は帰ることになった。
その子は「にゃー!」とケージごしに大きな声で鳴いた。まるで「行かないで」と言っているようだった。
次に出向いた時、当然その子を引き取った。
我が家に着いたその子は、まるでこの家が元々自分のものだったかのように、家の物で遊び、疲れたらすぐ眠っていた。こんなに緊張も不安もない様子で家に来た猫は初めてだった。
私は、この小さな命を、絶対大切にしようと。幸せにしようと心に固く誓った。
そして現在。
「おまえなんか嫌いだー」
何故かわからないけど急にブチギレモードに入った猫に引っかかれた。
外に出さなかったから? 君が入っていた布団に横から入ろうとしたから? 単純に虫の居所が悪かっただけ?
さっきまでスリスリと足に纏わり付いてきた猫と同一人物ならぬ同一猫物と同じとは到底思えないような見事な手のひら返しだよ!
と思えば、また可愛い声で鳴いては擦り寄ってくる。なんだこいつ。
膝の上に乗ってきたんですけど! 胸の上まで来たんですけど!
なんだこいつ。くそっ。かっ……
「かわいー! うちの猫かわいー!!」
こうしてこの小さな子に今日も振り回されている。しょうがないよね。
結局この子が愛しくて何よりも大切なんです。
『小さな命』
なんで、なんでお店では魚の死体を売るの?なんで人間はもののように魚を見るの?魚も生き物なのに…
もし…もしさ!人間の死体がお店で売られ始めたらどうする?人間である私達にはわかるだろうけどとても痛く辛い。魚もその感情だよ。必死に逃げて生きている。
小さな命でも。
小さな命 蟻を見つけては、踏み潰す。そんな行為で自分の方が優位だと錯覚する。
ほんの小さな命でも、懸命に生きようとする。
その裏には、超絶な戦いになっていくこともあり、
守れていられるだろうか、不安になりながらでも
守らなきゃいけない使命みたいなものがあったりする。小さいと思ってたらだんだんと成長し、巣だっていくもの。
色んな役割で、巣だっていく。
私たち大人にも、卒業しなくちゃいけないことがあったなら、見守ってもらいたい。
小さいと思ってたら、いつのまにか大きくなっていく。頼もしくなって巣だっていく。
あんまり、束縛するのは、自分にとって良くないから。 少し息抜きするぐらいが、ちょうどいい。
ぽこぽこ
これは足
どんどん
これは手かな?
ごんごん
これは頭かもしれない
私ともうひとつの命
どのくらいで出てこれるのかな?
きっと私に似てきまぐれさんなのだろう
どんな子が来てくれるんだろう
どんな子でも精一杯の愛を
私の中の小さき命
きっと
ずっと
大切な
もうひとつの命
小さな命。
小さな命でも
大事。
小さな命も
私と一緒?
小さな命
小さな命ってなんだ?
ネズミが小さいなら、象はどうなの?
小さなというのは人間から見た意見だよね。
本当はみんな同じ生きものなのに。
私たちは命について、
自分の価値観に適うものを選んでいる。
私も同じ。
蚊は嫌いで犬は好き。
野菜もお肉もたくさん食べてる。
それを否定する気はないけれど、
命に順位をつけていることは、
覚えておこうと思う。
#179
とある総合病院。
1日に多い時で100人以上が搬送されてくる巨大病院。
大きな産声が聞こえてくるフロア。
小さな命が元気に産まれてくる。
その裏には産まれてすぐにママやパパ、家族とお別れする
赤ちゃんがいる。
ベビーベッドに付けられたピンクとブルーのリボン。
その意味は心のケア、支援の必要性の啓発だとか。
私は看護師として、少しでも家族との時間を過ごして欲しい。
今日も患者さんとご家族のケアを自分なり考えて実践している。
#22【小さな命】
どれだけ大きな 夢を持っても
僕らは ほんの 小さい命
どれだけ大きく 見栄をはろうと
僕らは ほんの 小さい命
どれだけ大きな 命に住もうとも
僕らは ほんの 小さな命
どれだけ 大きな罪を犯しても
僕らは ほんの 小さな命
どれだけ どれだけ どれだけ、
どれだけ小さな命でも
僕らは きっと 大きな価値
His side
俺とした事が…
やってしまった…
俺が悪い
この異様な雰囲気…
はぁー(ため息)
今日は気軽なメンバーの飲み会だから連絡しても全然大丈夫だよって言ったのは、自分だ
sarangからのLINEを開いたのも自分だ
sarangからのLINEを見れば、顔面崩壊するのは分かってたのに
…もう遅い
唯一プライベートな話しができる彼も、口をぽかーんと開いて俺を見ている
何ニヤついてるんすか?
俺だって彼女への返信我慢してんすよ?
口々に言われる
あーこの雰囲気どうしよう
そう思ってるのに、指はsarangへと返信をしている
あーどうしよう
そう思ってるのに、顔はニヤける一方だ
もう完全病気だな、俺
普段、愛想もない無表情な俺が
携帯相手にニヤけてるのは、異常以外何でもない
周りは驚きを越えて、ひいている
気軽に飲める相手だから、油断した
sarang相手だといつもこうだから、自分自身は普通で異常でも何でもないんだが
他人に指摘されるとこうもおかしな事になるのか…
反省
これは数日前の実話
これからは飲んでる最中に連絡しないね
お家で待ってる!
『小さな命』
一年前と比べて天気予報をよく見るようになった。小春日和はいっときのもので今日は冬らしく冷えた一日となりそうだ。
「きょうはくもりだね」
一年前には居なかった赤ん坊は泣いたり怒ったりと生きるのに忙しい。今は何を見てか機嫌よく笑って散歩の支度が終わるのを待っている。小さなポンチョに着られたようになった我が子の確かな重みを感じながら玄関の扉を開けば冷たい風が柔らかな頬を滑り小さくまばたかせる。梅の花や足下の野花たちはふいに差した陽光を浴びて春が近いと囁いていた。
〝小さな命〟
小さな命ほど、雑に扱われる。
小さな命ほど、弱いというのに。
するなとは言わない。
事情もあるかもしれない。
だけれど、日本人の死因の2番目は中絶なんだ。
自覚はあるか?