『宝物』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
宝物
宝物は、生きてきた思い出と
たくさんの愛おしい想いです。
あなたと過ごした時間
ありきたりだけど
私の宝物
あなたと出会えたから
あなたとだから
過ごせた時間だから。
ありがとう
母の帰りが遅い日は、
祖母が晩御飯を作ってくれた。
母よりも濃い味付けのおかずに、
適当に野菜を入れた味噌汁。
もう二度と食べられない
祖母の即席献立は、
薄れ逝く記憶の中でも
宝物と呼べるほどの光を保っている。
-あの日の宝物-
宝物それはあなた
宝物それはあなたとの時間
宝物それは今
自分にとっての宝物って何だろう。言えるのは誰から見ても価値のある物は持っていない。
自分にとっての宝物。
生きていく為の物以外で手放したくない物。
大事な人からもらった物?
自分で頑張って手に入れた物?
道徳的に手放せない物があっても、絶対に手放せない物が見つからない。
宝物は欲しいと思う。
でも先ずは自分にとっての本当の宝物に気づきたい。
流れる季節と共に
移ろう心
全ては変わって行く
それでも
あの時の二人の
あの想いは
あの言葉達は
あの愛は
嘘ではなかったと
心から
信じられる
今は二人
違う空を
見上げているけど
誰も知らない
あの二人だけの時間は
決して
忘れる事は無い
それは
貴方が
私の為に描いてくれた
あのチューリップの絵と共に
変わる事の無い
永遠の宝物
「宝物」
一つ一つ手に取っては
愛おしく思い撫で、
そして目をつぶって涙を耐え、
そっと箱に戻す。
その繰り返しが
幸せで幸せで。
いつかこの思い出も
宝箱に入れる日が
来るのだろう。
「宝物」
あなたはかけがえのない人です これまでも これからも それは変わることはありません
『宝物』
あなたの宝物は、なんですか?
なにもない無の世界に
仄かに、ぽぅっと
淡い光が、満ちる。
南京錠のかかったちいさな箱に、
私だけの、小さな宝物が、
ぽつん
と、いる。
ちいさくても、おおきくても
宝物はずっと、変わらないから。
ひとつひとつを、宝物にしながら
生きていきたいものです。
9作目。
宝物
私の宝物は愛犬。
大好き。
あとは神谷さんに痩せろ!と言われた思い出。
✂︎-----------------第1話-------------------✂︎
だいすきだよ
わらって!
がんばれ!
大丈夫!できるって!
彼がまいた種はすべて僕の心で咲きほこる
彼は少しおバカだけど人一倍優し人
頼まれたら断ることを知らない人
泣いてたら誰よりも早くスーパーマンみたく飛んできてくれた
大丈夫だよ。ここにいるよ。
数少ない言葉だけど
とても優しい言葉
そんなヒーローが
彼が笑っていてくれることが僕にとって一番の宝物
✂︎-----------------第2話-------------------✂︎
今日も昨日も当たり前のように生きている
いつも通りで何も変わらない至って''普通''の
朝起きて学校や会社に行き
働いたり友達と笑って
飯を食って
風呂入って寝る
そんな当たり前のような生活が
ある日突然姿を変え僕らを襲ってきたら
"普通 ''が出来なくなってしまったら
僕には何ができるだろうか
でもきっと考えるだけ無駄なのだろう
僕は未来予知者でも無ければ預言者でもない
いくら考えたって未来は分からない
だから僕は行く
前に進む
当たり前が僕の宝になるように
【Treasure Chest】
『宝物』
失くさないようにしまいなさい
忘れずに鍵もかけておきなさい
あとは忘れてもかまわないから
宝物
きっとその人にとってはキラキラと輝いて見えて、仕舞っておきたい、守っておきたいなんて思う価値のあるものなのだろう。
今まで宝物なんて、よくわからなかった。貴重で価値の高いものは持っていておそれ多くなるし、好きなものは宝物かと言われたら特別感がなくて何かが違った。
それでも今日ようやくわかった気がする。あなたの声を聞いた瞬間、あなたの姿を見た瞬間、頭じゃなくて心で理解した。
誰がなんと言おうとこの子は私の宝物だ。腕に抱いて、その重さを噛みしめて。人は嬉しいときにこんなにも涙が出るものなんだと初めて知った。
生まれてきてくれて、ありがとう。私のもとに来てくれて、ありがとう。
あなたが生まれた日、私はそう思いました。大事に仕舞って、守って、あなたが大きくなるのをずっと近くで見てきました。
だから、いつかこの日が来ると思っていました。私の宝物は今日私の手から離れていきます。
それでも、私にとっては今でも、これからも大切で、幸せであってほしいと願っています。
改めて、結婚おめでとう、私の可愛い大切な子。
俺にとって宝物は推しだ。
友達ってのも考えたけど
友達ってさ、何かのきっかけで
壊れていくじゃん。
それと比べて推しはさ、
会わないし会えないからさ、
芸能界辞める以外、俺の前から
消えてったりしないからさ
俺の推しはSnowMan。
まぁジャニーズ全般好きなんだけどね。
実は、一人称「俺」だけど、女だからね俺
ジャニーズは、俺にとって精神安定剤みたいなもん
なんだよね
こんなの変かもしれないけど
俺ん家、親が喧嘩することが多くて
自分の部屋もないんだよね。
だからさ、ジャニーズのこと考えるだけで
心が嬉しくなるんだよね。
だから、ジャニーズがいなくなったら俺
マジでやばいかも……笑
でも、推しは推せる時に推さなきゃね。
これが俺にとっての宝物だな
大好きな友達
この子がいたら私なんでも出来るそんな気がしちゃう。
いつもは私が見守ってるのに、私がダメな時はそばにいてそっとしててくれるそんなとこが大好きで、学校でも休日でもいつでも一緒にいる。お互いがお互いを大好きで、卒業が近づく度に寂しくなる
星が降ってきた
地上落ちて地面に刺さる
目をさすほど眩しい光
あまりに綺麗だったから
持って帰ろう、と思った
自分の力と体重を全部使って
地面から星を引っこ抜こうとする
どすんと尻もち
見ると星はバラバラに壊れてしまっていた
手のひらに残った小さな星のかけら
それをそおっとポケットに入れて僕は帰路へつく
『宝物』
私が一人で試行錯誤した時間
答えを出して織り上げた生活
健康的な人との距離
心休まる趣味
仕事の仕方
好きな食べ物
自分なりにいろんなものにアレンジを加えることで
より理想に近づくための過ごし方
その織布のような時間が私の宝物
ふわふわ枯れた野原に
よけようもないくらいの密度で
寝転がっているどんぐりを
乾いた実の丸みを
靴裏に感じて歩いてゆくことの
なんと楽しいことだ
コナラにシラカシ
これはクヌギ
かわいい帽子をかぶったのもいる
つい拾い集め
ポケットにじゃらと入れては
手の中でころころさせて笑ってる
このこころよさと愉快さを
あなたのいる家まで持って帰りたい
#宝物
どんなに高価なバッグを買っても
可愛い雑貨を集めても
キラキラなネックレスを手に入れても
結局
君から貰った小さな消しゴムが今でも1番の宝物なんだよね
テーマ:宝物 #8
日々、人間は記憶する。
楽しいこと、嬉しいこと。
一方で苦しいこと、寂しいことも、平等に。
忘れてしまいたい過去ほどよく覚えていたりしてしまうのは苦痛だ。
でも、私は違った。
覚えていたくても覚えていられない私の話。
「おはよ〜、遥」
「あ、おはようございます」
私は声をかけられて反応するが、考える。
この人は誰だろう。私を知っている人なんだろうけど…。
「あ~…。私、未知! 遥の友達ね!」
「未知、さん?」
「未知でいいよ〜」
私は戸惑いながらも彼女を見つめる。
「あの、ごめんなさい。私…」
「あー…知ってるよ。だから謝らないで?」
未知は私の記憶が消えることを知っているようだ。
未知とあったのは、病院の庭のようなところ。広場と言ってもいいだろう。
「未知は、どうしてここに?」
私が聞くと未知は、少し寂しそうな顔をしてから
「うーん……。友達を待っていたの」
「友達…」
「そう」
彼女は指を絡ませる。その指は細く白い。彼女自身もなにかの病気なのだろう。
「その子は、記憶が消えちゃうの」
私は彼女の言葉を聞き頷く。私と同じような症状の子はきっとたくさんいる。その中の誰かなのだろう。
「その子と私は、色んな話をする。基本的には私が一方的に話すんだけどね」
彼女はそう言って足をプラプラと揺らす。
「その子といるときは、私が私でいられるの」
彼女は不思議なことを言う。
「なぜ?」
私が聞くとうーん……と唸ってから
「なんでだろうね」
そう微笑む。
「もう今日は、病室に戻ろうかな」
彼女は青白い顔をして言った。
「大丈夫?」
私が聞くと彼女は
「うんうん、大丈夫」
そう言いながら病棟の方へ戻ろうとした。その時
「あ…」
彼女の体が倒れていく。
ドサッと音がなった。周囲には人がいない。
どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう……
私は頭が混乱した。ひとまず声を出そうとした。
「ぁ、」
掠れた声が小さく出ただけ。これじゃあだめ……。
私は深く息を吸う。
「だれか、誰かぁー!!」
私は叫ぶ。誰かが私の声に気づいてくれるように
「誰かぁー!!」
誰も来てくれない。私は、目の前に倒れている未知を見る。そして彼女の手の近くに紙が落ちていることに気がつく。私はそれを見る。
【未知は、私の親友。 遥】
それは私の字だった。その時ドックンと心臓が脈を大きく打ったのを感じた。
私は未知の親友。その言葉が頭の中でぐるぐると渦巻く。
「未知、未知!!」
私は彼女の体を揺らす。
「遥さん!!」
朝、検温をしてくれた看護師さんだ。
「未知が! 未知が!!」
私はそう言って看護師さんに叫ぶ。看護師さんはたくさんの医療関係者を広場に集めた。みんな未知を取り囲んだ。
私は手にある紙をもう一度見る。すると、何かが動き始めるかのように頭の中に流れ込んできた。無くしたはずの記憶という宝物が。
『私は、遥』
『私、未知』
『友達を待っているんだ』
『友達は記憶がなくて……』
『私、この広場の木が好きなの』
『私も好き』
『待っているね、この木の下で』………
「あ、遥さん。大丈夫?」
私はいつの間にか自分の病室に戻っていた。
大切な何かを忘れている気がする。
大事なもの…忘れてはいけないもの…。
私が何よりも大切にしないといけないもの。なくてはいけないモノ…。
カサッと手の中で音がなった。私は、音のした方を見る。
視界が曇る。それがポロポロと目からこぼれた。
涙…?
私は息が上がる。なに…?なに…。この高まる感情は…「遥さん!?」
私の体は動いていた。看護師さんの声が聞こえる。行かなくちゃいけない。どこかに。
私は階段を下がる。私が向かった先は広場だった。
なんだっけ、なんだっけ…。私が忘れちゃだめなもの。私の大切な宝物。
「遥」
そん声が聞こえた。私のすぐ近くで、聞き覚えがある気がする。あぁ、私はまた忘れてしまっていたみたい。ごめんなさい。
でも、もう忘れないから。大切なものは持っているから。だからあなたも…。
「未知、待っていてくれてありがとう」
私は彼女を見た。彼女も私を見ていた。そして彼女は私に抱きついた。私も未知の背中に手を回す。
彼女は泣いていた。私も泣いていた。
忘れたい過去、悲しい記憶忘れたいかもしれない。
でも、今いる私はその過去の先に存在している。
どんなにつらい過去があったとしてもその先にいるのが未来の私。
だから私にとって、宝物は記憶だと思う。
思い出だと思う。