宝物』の作文集

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宝物』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/20/2022, 12:55:39 PM

ふわふわ枯れた野原に
よけようもないくらいの密度で
寝転がっているどんぐりを
乾いた実の丸みを
靴裏に感じて歩いてゆくことの
なんと楽しいことだ
コナラにシラカシ
これはクヌギ
かわいい帽子をかぶったのもいる
つい拾い集め
ポケットにじゃらと入れては
手の中でころころさせて笑ってる
このこころよさと愉快さを
あなたのいる家まで持って帰りたい


#宝物

11/20/2022, 12:55:05 PM

どんなに高価なバッグを買っても

可愛い雑貨を集めても 

キラキラなネックレスを手に入れても


結局
君から貰った小さな消しゴムが今でも1番の宝物なんだよね

11/20/2022, 12:46:48 PM

テーマ:宝物 #8

日々、人間は記憶する。
楽しいこと、嬉しいこと。
一方で苦しいこと、寂しいことも、平等に。
忘れてしまいたい過去ほどよく覚えていたりしてしまうのは苦痛だ。
でも、私は違った。
覚えていたくても覚えていられない私の話。

「おはよ〜、遥」
「あ、おはようございます」
私は声をかけられて反応するが、考える。
この人は誰だろう。私を知っている人なんだろうけど…。
「あ~…。私、未知! 遥の友達ね!」
「未知、さん?」
「未知でいいよ〜」
私は戸惑いながらも彼女を見つめる。
「あの、ごめんなさい。私…」
「あー…知ってるよ。だから謝らないで?」
未知は私の記憶が消えることを知っているようだ。
未知とあったのは、病院の庭のようなところ。広場と言ってもいいだろう。
「未知は、どうしてここに?」
私が聞くと未知は、少し寂しそうな顔をしてから
「うーん……。友達を待っていたの」
「友達…」
「そう」
彼女は指を絡ませる。その指は細く白い。彼女自身もなにかの病気なのだろう。
「その子は、記憶が消えちゃうの」
私は彼女の言葉を聞き頷く。私と同じような症状の子はきっとたくさんいる。その中の誰かなのだろう。
「その子と私は、色んな話をする。基本的には私が一方的に話すんだけどね」
彼女はそう言って足をプラプラと揺らす。
「その子といるときは、私が私でいられるの」
彼女は不思議なことを言う。
「なぜ?」
私が聞くとうーん……と唸ってから
「なんでだろうね」
そう微笑む。
「もう今日は、病室に戻ろうかな」
彼女は青白い顔をして言った。
「大丈夫?」
私が聞くと彼女は
「うんうん、大丈夫」
そう言いながら病棟の方へ戻ろうとした。その時
「あ…」
彼女の体が倒れていく。
ドサッと音がなった。周囲には人がいない。
どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう……
私は頭が混乱した。ひとまず声を出そうとした。
「ぁ、」
掠れた声が小さく出ただけ。これじゃあだめ……。
私は深く息を吸う。
「だれか、誰かぁー!!」
私は叫ぶ。誰かが私の声に気づいてくれるように
「誰かぁー!!」
誰も来てくれない。私は、目の前に倒れている未知を見る。そして彼女の手の近くに紙が落ちていることに気がつく。私はそれを見る。
【未知は、私の親友。 遥】
それは私の字だった。その時ドックンと心臓が脈を大きく打ったのを感じた。
私は未知の親友。その言葉が頭の中でぐるぐると渦巻く。
「未知、未知!!」
私は彼女の体を揺らす。
「遥さん!!」
朝、検温をしてくれた看護師さんだ。
「未知が! 未知が!!」
私はそう言って看護師さんに叫ぶ。看護師さんはたくさんの医療関係者を広場に集めた。みんな未知を取り囲んだ。
私は手にある紙をもう一度見る。すると、何かが動き始めるかのように頭の中に流れ込んできた。無くしたはずの記憶という宝物が。
『私は、遥』
『私、未知』
『友達を待っているんだ』
『友達は記憶がなくて……』
『私、この広場の木が好きなの』
『私も好き』
『待っているね、この木の下で』………

「あ、遥さん。大丈夫?」
私はいつの間にか自分の病室に戻っていた。
大切な何かを忘れている気がする。
大事なもの…忘れてはいけないもの…。
私が何よりも大切にしないといけないもの。なくてはいけないモノ…。
カサッと手の中で音がなった。私は、音のした方を見る。
視界が曇る。それがポロポロと目からこぼれた。
涙…?
私は息が上がる。なに…?なに…。この高まる感情は…「遥さん!?」
私の体は動いていた。看護師さんの声が聞こえる。行かなくちゃいけない。どこかに。
私は階段を下がる。私が向かった先は広場だった。
なんだっけ、なんだっけ…。私が忘れちゃだめなもの。私の大切な宝物。
「遥」
そん声が聞こえた。私のすぐ近くで、聞き覚えがある気がする。あぁ、私はまた忘れてしまっていたみたい。ごめんなさい。
でも、もう忘れないから。大切なものは持っているから。だからあなたも…。
「未知、待っていてくれてありがとう」
私は彼女を見た。彼女も私を見ていた。そして彼女は私に抱きついた。私も未知の背中に手を回す。
彼女は泣いていた。私も泣いていた。

忘れたい過去、悲しい記憶忘れたいかもしれない。
でも、今いる私はその過去の先に存在している。
どんなにつらい過去があったとしてもその先にいるのが未来の私。
だから私にとって、宝物は記憶だと思う。
思い出だと思う。

11/20/2022, 12:41:18 PM

思い返すと、人生の節目節目で
自分を支えてくれる言葉をもらった。

高校生の時、なにかと不安定だったが、
周囲にそんな素振りを見せられない私は
常に気丈に振る舞っていた。
雨の降る学校からの帰り道、
たまたま一緒になった
クラスの男子が、雨を見ながら何気なく、

あなたは頑張り屋で、何でも白黒つけようと
するけれど、
世の中のことはほとんどグレーなんだよ。
だから肩の力を抜いたらいいよ。

と言ってきた。

私はふいに向けられた言葉の的確さに
驚いてしばらく沈黙し、
その言葉の底に優しいものがあることに気づいて、
泣き出してしまった。
泣き止んだころに
雨が上がって、二人で笑った。

私にとっての宝物は
そんな思いやりに満ちた言葉たちと
それを投げかけてくれる人々だ。
私もそんな言葉の使い手になりたい。

11/20/2022, 12:41:03 PM

私には宝物がある。それは彼と幼い頃から積み重ねていった幸せの欠片達だ。本当に大切に大切に箱の中にしまって、ずっと私と彼だけの秘密にしようと思っていた。
それなのに、宝箱を仕舞い込んでいた倉庫を誰かに開け放たれてしまった。みんなが箱を次々と開けて欠片達を持って行く。
待って、行かないで、私の大切な。
倉庫を開け放った子が、いつの間にか私の前に立ってこう言った。
「独り占めするのが悪いんだよ」
違うと首を振っても彼女は信じてくれない。私はなんだか泣きたい気持ちになった。他の子達もこっちを睨んでくるみたいだった。
笑わなくなった彼の為だったの。もう一度でいいから、笑顔になって欲しかっただけなの。
そう思ったのが間違いだったのだと、俯瞰していた私が言い放つ。ハッと我に返って、全部私が悪かったのだと自覚した。
私ばっかり幸せで、ごめんなさい。
私は、皆に幸せを分けてあげなくちゃいけなかったんだね。

#宝物

11/20/2022, 12:37:47 PM

君とお揃いの靴を買って君にあげて次の日のデートにはいつも履いてきてくれる君が宝物だよ。#宝物

11/20/2022, 12:36:54 PM

ある日私の宝物を壊された。
随分と昔の物だから古臭いのは百も承知。
それでも大事な物だから大切に大切に身につけて来たんだ。
相手も悪気が有ったわけじゃない。
ただ私を驚かせようとしただけ。
肩を押された衝撃で手から離れて行った私の宝物は地面に飛び散った。
その瞬間、思考が停止したのがわかった。
私は散って行った破片を拾い集める。
もしかしたら直るかもしれない。
「ゴメン そんなつもりはなかったんだ」
声のする方に顔を向ける。
私の落ち込んだ顔を見て更に焦った様に相手は言葉を重ねる。
「本当にゴメン 似たものを弁償するよ」
私の気分は最悪だ。晴れるものじゃない。
周りがザワザワと雑音をたてる。
「わざとじゃないんだしさ、許してあげなよ」
「ほら、新しいの買ってくれるって。それ古かったから丁度良いじゃん」
彼らは飛び散った欠片などに興味は無いようだ。
ただ大きな声でその人が故意で無かったことと、コレを弁償することを周りに訴えている。
そして未だに私が相手を許さないことも。
私が悪いように言う。
ならばトビッキリの悪役になってやろう。

「コレね。私の祖父からの頂きモノなの。赤い実を赤い瑪瑙で、葉を翡翠で南天に模した根付け。それを紐の方を少しイジってあったの。まぁ古いものだから壊れ安かったとは思うけれど。弁償してくれる?」

相手は固まった。
そして散らばった実を拾い始めた。
周りの者は散って行った。
相手は実だけ拾い集めると、さっさと帰ってしまった。
コレでいいだろ?と
翡翠の葉は未だ行方知れずのまま。



題(宝物)

11/20/2022, 12:27:37 PM

#42 私にとって宝物は何だろう…

今日は特に、生きる意味を感じなくて、ただぼーっと真っ白な天井を見つめていた。

宝物。そう考えると、一瞬、彼が浮かんだ。
あれから、ずっと学校も休んでいるし、彼が学校に来たのかも、何もわからない。彼の姿を思い出していると、昨日、廊下ですれ違った人を思い出した。

少し、雰囲気が似ていた…。もしかして…?
そう思ったけど、流石にそれはないかな。
彼が入院しているはずなんてないよね……。きっと。

___宝物

11/20/2022, 12:22:51 PM

「なあ、アニキ。」
オーヴィルはウィルバーの目を見た。
「やっぱアニキの宝物って、ヒコーキなの?」
ウィルバーは唇だけで笑う。
「そういう訳じゃないさ。挙げるとしたら、家族だとか、
この場所だとか、色々あるよ。」
「へえ。」
オーヴィルはスパナを握り直し、造りかけの飛行機のネジを締めた。
「…俺、思ったんだよ。」
「何をだい?」

「絶対このヒコーキを飛ばさないと、って。」
ウィルバーは少し馬鹿にしたように笑う。
「『鉄の塊が飛ぶわけない』じゃないか。」
「思ってもないくせに。」
「そうだね。周りの意見ばかり気にしていたら、何も出来ない。」
オーヴィルは最後のネジを締め終える。
「もう寝ないとだろう。明日も早い。」
ウィルバーはオーヴィルの肩を軽く叩く。
薄暗いガレージ内に、月の光が射し込んでいる。
未完成の飛行機の機体を、目映いほどに照らす。
「…ホットミルク作ってくれよ。アニキ。」
オーヴィルは機体の方を見たまま言う。
「お安い御用だ。」


※これは『ライト兄弟』モチーフの話です。(一応)
ライト兄弟は、元々大好きな歴史上の人物です。
性格的なものは3DSのゲームである太鼓の達人、【どんとかつの時空大冒険】
に登場する二人を参考にしながら書きました。
テーマから微妙にずれていますが、個人的には大満足です。

11/20/2022, 12:17:37 PM

私の宝物は映画の企画でもらった推しさんのサイン入り写真。
家に届いた時、とても嬉しかった事を覚えている。
たまに眺めては推しさんの笑顔に癒されている。

一生の宝物

11/20/2022, 12:13:32 PM

僕にとっての宝物は他の人から見たらただのガラクタに見えるかもしれないその人にとっての宝物は僕からするとただのガラクタかもしれない自分の宝物は自分にしか価値が分からない。

11/20/2022, 12:11:47 PM

宝物


わたしの宝物ですか?
何だろう‥。

友達かなぁ。
ありきたりだけど。

11/20/2022, 12:06:39 PM

行く宛がなかった俺を家に置いてくれたこと。
家事がある程度できるようになって褒めてくれたこと。
俺の誕生日を祝ってくれたこと。
休日に一緒に出掛けて見たことのない景色を見せてくれたこと。
俺からのプレゼントに喜んでくれたこと。
体調を崩した時に苦手な料理を頑張ってくれたこと。

貴方との思い出は挙げればキリがない、過ごした日々は全て俺にとって大切で忘れられない宝物になりました。

「これからも一緒に宝物を作ってくれますか。」

「もちろん、ずっと一緒だよ。」

照れ臭そうに目尻に少しばかりの雫をつけた貴方の笑顔はまた、俺の宝物になった。









「ああ、ずっと一緒って言ってたのになぁ……。」
俺はそう小さく呟き、冷たくなった貴方の手を握った。
この出来事も宝物?

11/20/2022, 12:05:25 PM

ぼくのたからもの

ぼくのたからものは

おかあさんのふく

おかあさんのかばん

おかあさんのバレッタ

おかあさんのかみのけ

おかあさんのは

おかあさんのゆび

おかあさんのあたま

おかあさんのからだ



おとうとができるっていうから

はらがたって

すこしわなをかけたら

おかあさん

ふたつにわかれちゃった

おかあさんとぼくは

ふたりでくらしてるから

だれもしらない



さいきんすこしにおうよ

でもぼくのたからもの

おとうとなんかいらない

おかあさんはだれにもあげない

だってぼくのたからもの

おかあさん

11/20/2022, 11:58:19 AM

部屋の整理していたら、懐かしい物が出て来た。
小さい頃、親戚のおじさんに買って貰ったやつ。
一度も使うことなく、宝物としてしまいこんでいたのを思い出した。
親戚のおじさんは数年前に亡くなったが、これは今だに宝物として取って置こう

11/20/2022, 11:56:50 AM

【1.宝物】

私の宝物は私の近くにいる彼。

・・・・・・

いや、

ただ近くにいるようにみえるだけなのかもしれない。

実は天と地のような距離感なのかもしれない。


だけど、

私は今の彼が世界で一番の宝物なのだ。


「ずっと…心の中に....」

11/20/2022, 11:55:59 AM

お題「宝物」

大切だから、しまっておくの。
誰も分からないところに隠しておくの。
そうして私も忘れてしまった。

長い時間が経って、ふとそれを見つけたの。
長い時間は経ったけど、それはやっぱり私の宝物。

大切だから、しまっておくの。

11/20/2022, 11:52:27 AM

宝物。

私の宝物は
Liveに行った
時間。

やっぱり生で見るのが
一番。

11/20/2022, 11:49:02 AM

よく、子どもは宝物だ、なんて言うけど、僕はそうと思わない。
 キラキラしたものが宝物かと問われれば、それも僕は賛同しかねる。
 高価なものなら価値のあるもの? それもなんだか違う気がする。

 それじゃあ、僕の宝物はなんなのか。
 平和に生きていられる事が、そうなのかな、という考えに落ち着く。

 僕はちょっと昔に、子どもができるはずだった。でも、パートナーの都合で、その所謂「宝物」を見ることはできなかったし、悲しくもなかった。
 生まれて初めて、婚約指輪というキラキラしたものをもらったけど、別にそれも「宝物」とは言えなくて。
 君のほしいものを何でも買ってあげる、と、マンションや車などの高価なものを貢いでもらっても「宝物」だとは思わなかった。

 今、無機質の天井を動けぬ身体でぼんやり見つめて思うんだ。
 自由に動けて、普通に喋れて、平和にすごせる日常が、ありきたりながら、「かけがえのない宝物」なのだ、と。

【宝物】

11/20/2022, 11:48:26 AM

宝物、それは儚いもの

宝物、それは

大切に

大切に

そうしてきても

いつか消えてしまう

宝物、それは何だろう

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