『宝物』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私の宝物は映画の企画でもらった推しさんのサイン入り写真。
家に届いた時、とても嬉しかった事を覚えている。
たまに眺めては推しさんの笑顔に癒されている。
一生の宝物
僕にとっての宝物は他の人から見たらただのガラクタに見えるかもしれないその人にとっての宝物は僕からするとただのガラクタかもしれない自分の宝物は自分にしか価値が分からない。
宝物
わたしの宝物ですか?
何だろう‥。
友達かなぁ。
ありきたりだけど。
行く宛がなかった俺を家に置いてくれたこと。
家事がある程度できるようになって褒めてくれたこと。
俺の誕生日を祝ってくれたこと。
休日に一緒に出掛けて見たことのない景色を見せてくれたこと。
俺からのプレゼントに喜んでくれたこと。
体調を崩した時に苦手な料理を頑張ってくれたこと。
貴方との思い出は挙げればキリがない、過ごした日々は全て俺にとって大切で忘れられない宝物になりました。
「これからも一緒に宝物を作ってくれますか。」
「もちろん、ずっと一緒だよ。」
照れ臭そうに目尻に少しばかりの雫をつけた貴方の笑顔はまた、俺の宝物になった。
「ああ、ずっと一緒って言ってたのになぁ……。」
俺はそう小さく呟き、冷たくなった貴方の手を握った。
この出来事も宝物?
ぼくのたからもの
ぼくのたからものは
おかあさんのふく
おかあさんのかばん
おかあさんのバレッタ
おかあさんのかみのけ
おかあさんのは
おかあさんのゆび
おかあさんのあたま
おかあさんのからだ
おとうとができるっていうから
はらがたって
すこしわなをかけたら
おかあさん
ふたつにわかれちゃった
おかあさんとぼくは
ふたりでくらしてるから
だれもしらない
さいきんすこしにおうよ
でもぼくのたからもの
おとうとなんかいらない
おかあさんはだれにもあげない
だってぼくのたからもの
おかあさん
部屋の整理していたら、懐かしい物が出て来た。
小さい頃、親戚のおじさんに買って貰ったやつ。
一度も使うことなく、宝物としてしまいこんでいたのを思い出した。
親戚のおじさんは数年前に亡くなったが、これは今だに宝物として取って置こう
【1.宝物】
私の宝物は私の近くにいる彼。
・・・・・・
いや、
ただ近くにいるようにみえるだけなのかもしれない。
実は天と地のような距離感なのかもしれない。
だけど、
私は今の彼が世界で一番の宝物なのだ。
「ずっと…心の中に....」
お題「宝物」
大切だから、しまっておくの。
誰も分からないところに隠しておくの。
そうして私も忘れてしまった。
長い時間が経って、ふとそれを見つけたの。
長い時間は経ったけど、それはやっぱり私の宝物。
大切だから、しまっておくの。
宝物。
私の宝物は
Liveに行った
時間。
やっぱり生で見るのが
一番。
よく、子どもは宝物だ、なんて言うけど、僕はそうと思わない。
キラキラしたものが宝物かと問われれば、それも僕は賛同しかねる。
高価なものなら価値のあるもの? それもなんだか違う気がする。
それじゃあ、僕の宝物はなんなのか。
平和に生きていられる事が、そうなのかな、という考えに落ち着く。
僕はちょっと昔に、子どもができるはずだった。でも、パートナーの都合で、その所謂「宝物」を見ることはできなかったし、悲しくもなかった。
生まれて初めて、婚約指輪というキラキラしたものをもらったけど、別にそれも「宝物」とは言えなくて。
君のほしいものを何でも買ってあげる、と、マンションや車などの高価なものを貢いでもらっても「宝物」だとは思わなかった。
今、無機質の天井を動けぬ身体でぼんやり見つめて思うんだ。
自由に動けて、普通に喋れて、平和にすごせる日常が、ありきたりながら、「かけがえのない宝物」なのだ、と。
【宝物】
宝物、それは儚いもの
宝物、それは
大切に
大切に
そうしてきても
いつか消えてしまう
宝物、それは何だろう
そら豆が音符のように散らばってどこから歌いだしなのかハミングしている私
やけに歩道が混んでいるなあと思ったら、マラソンのコースだったようだ。
ちょうどランナーが通り過ぎていくところで、歓声が上がっている。
先頭のランナーが突然走るのをやめたのは、体の異変ではなかったようだ。
「はい、これ。大事なものでしょ?」
「ありがとう、宝物なの!」
沿道の子どもの手から落ちたぬいぐるみを、ランナーは拾い、その子に返したのだった。
一人、二人と抜かれたランナーはまた何事もなかったかのように走り出した。
そんな宝物のような光景をわたしは見ていた。
その悲しみは宝物だ。ええ思い出を貰ったな。
勉強なんか落第しない程度にしたらええ。
それより今は、今でしか作れん財産をいっぱい作ることだ。
それがいつか役に立つときが来るけんな。
(しげる少年の父「のんのんばあとオレ」より)
初恋の女性千草を病気で亡くし、
落ち込むしげる少年にかけた励ましの言葉
宝物
色褪せたものでも…
大切なの
色々なんて
疲れちゃう…
一つがいいの…
大切に大切に
したいの
宝物
宝物
ひとつに決めろだなんて、
そんなの難しいよ
命、時間、思い出、大切な人
ぜんぶぜんぶ愛おしくてさ、。
俺の宝物と言えば、何だろうか?
黄ばんだぬいぐるみ。手作りの栞とブックカバー。二十五代目のアイデア帳。白い烏の風切羽。ケサランパサラン。カラカラのペン先。俺には似合わない赤いマフラー……。
ぱっと思い浮かぶ物は実際に物体としてこの部屋にある物ばかりだ。
曲がりなりにも小説家なら、こういう時に抽象的で、幻想的な、ステンドガラスで描かれた女神のように美しい物をあげられれば良いのだが……。
やはり、俺の宝物はこの部屋のあちこちに飾られ、時に戸棚の奥の箱にしまわれている物ばかりである。
そして、その宝物に連なる記憶の総て。自分自身の脳内にしまわれている沢山の映像達も、宝物であることは確かだ。
宝物
知らぬ 間 に 欠けた
思い出 の 切れ端 は
徐々 に 水 を 吸い込んで
重み を 増していく。
沈んだ 奥の 奥の先に「いつか」を
追いかけるようになった 僕の後ろ姿が
目の裏に 焼き付いている。
それが 何だか 操り人形のように見えて
繰り返す呪文で自分自身を保ち続ける。
文字には 起こしようのない
言葉 と 気持ち を 束ねて、流し
全て を 失った フリ を した。
それが 丁度 良い 温度 と
言い聞かせ、振り返って。
消し去られる 一秒。
押しては、引いて、
また、重なった。
『宝物』
物じゃないけど
私の大切な大切な
ひざに眠る猫
宝物。
いつか本当の宝物。
手に入れることが出来るかな。
一番欲しいもの。
一番憧れたもの。
子供のとき欲しかったもの。