『安心と不安』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お題 安心と不安
私は常に何もかも不安になってしまいます
いつ自分の容姿について馬鹿にされるのかとか、いつ俺の内面を嘲笑われるのかとか…ポジティブになったはずなのに昔のトラウマみたいな存在のせいかネガティブが少しずつ出てくる。ネガティブになると昔の事もじわじわぁっと胸が熱くなり物凄く痛く感じる。いや、激痛だ。心の傷というものだろうか?過去の傷を忘れようとする度に痛くなる。人間と居る時もネットに触れてる時も痛い。泣きそうなぐらいに。
人間といると不安ばかりが積もる。
だけど家族と相棒と居ることでこんなにも安心出来るなんてなんだかほっこり出来る。
私の安心は友達が話かけてくれることです。
毎日LINEで話しかけてくれます。
私の不安は学校に行くことです。
勉強について行けなかったり人間関係が上手く行けないからです。
40.安心と不安
僕は記憶に障害がある。どういうことかと言うと、
ストレスが溜まったり精神的に負担になることが原因で1部の記憶がなくなってしまう。
僕の場合は全てのことを忘れてしまう。
自分の名前さえ、忘れてしまう…
初めて発症したのは高校生のときだった。
父の虐待が原因だ。物心つく時から父に暴力を振るわれていた。それが辛かった。
僕は母を守ろうと毎日父と戦った。
ある日、ついカッとなってすぐそばにあった物で父の頭に投げつけた。母は泣いていて、
父は僕の下で倒れて血を流している。
何が起きたのか分からなかった。過呼吸になる。
息ができない。そのまま僕は倒れ込んでしまった。
目が覚めた時には、知らない女の人が僕の顔を
覗いていた。お母さんだよって言ってたけど
思い出せない。怖い。
自分の知らない出来事が起こっている。
そんなことが起きてから5年だった。
僕は大人になった。こんな僕でも彼女が出来た。
僕が記憶に障害があることも理解してくれている。
記憶がなくなったとしても一緒にいたいと言ってくれた。そうなったらお互い苦しいと思うのに…
彼女と一緒にいられる安心と、
いつか全ての記憶をなくしてしまう不安。
この思いを持ちながら生活していくとしたら辛いし、怖い。それでも生きなければいけない。
彼女のためにも僕のためにも…
『安心と不安』
片道およそ900km、車で夜通し走ってようやく朝に着くくらいの距離。その夜と朝くらいの距離が私たちの間にあった。
行こうと思えば行けないこともない、でもわざわざ会いに行かなくてもまたすぐに会える。そんな認識がお互いにあった。
「ねぇ、週末そっちに行こうかな……」
精一杯さり気なくそう言ってみた。
『ん? なんで?』
その一言でこの話題は終わった。
"何かあったの?"と心配されたわけじゃない。そこには単純に、"こっち来てどうすんの?"という感情が垣間見えていた。
「ううん、ただ何となく」
そう答えるしかなかった。
ただ電話を繋いでいるだけのこの時間。寝る前の日課として、ただこなして終わるだけのこの時間。
いつの間にか、今何をしているとも今日は何があったとも話さなくなった。電話の向こうにある生活音に、ただ耳を澄ませるだけ。
彼は一体今、何を考えているのだろうか。
『なんかもう眠い。そろそろ寝るわ』
「あ、うん……おやすみ」
通話時間は32分。最短記録更新だ。
そんなことを考えているのはきっと私だけなんだろう。
付き合って4年、遠距離恋愛を始めて2年に差し掛かろうとしている。
遠距離恋愛が難しいとは聞いていたものの、それは想像以上に困難だった。そのせいでほんやりと意識していた結婚の文字は遠退き、いわゆる倦怠期を味わうことになった。
会いに行くまでの距離に比例して、心の距離までも延びてしまったのだ。
「ねぇ、私のこと好き?」
そう聞くことが出来たらどれだけ良かっただろう。
そんな勇気もない私は、日々惰性の電話をかけ続けた。
彼に電話をかける私の右手は、最近よく小さく震える。
もし電話に出なかったらどうしよう。ついにもう終わりかもしれない。
いつ別れを切り出されてもおかしくないような重たい空気が、もう数カ月も私たちの間に居座っているのだ。言いようのない負の感情は、日に日に膨れ上がっていくばかりだった。
自分から別れを切り出すことさえ出来ない。
重ねた年月、過ごした時間、数え切れないほどの思い出。そのどれもが無かったことになるのが涙が出るほど怖いのだ。
呼び出し音が数回鳴ったあと、途切れた。
「……もしもし?」
好きという感情の輪郭がぼやけていく中で、私は彼の答えを待つ。
『うん、もしもし』
彼の声がしたその瞬間だけ、私の不安は晴れた。
今日はまだ大丈夫……
私は電話の向こうに聞こえないよう、深く息を吐いた。
安定と不安
周りは
「あなたなら安定!」「あなたなら」と呼びかけ
私は不安でいっぱいです
おまえが隣にいてくれるから、安心する。
おまえがおれから離れて言ってしまいそうで、不安になる。
自分の将来についての不安。から目を背けるためになんとなく部屋掃除したりして、やるべきことではないことでもなんかやった達成感を得て安心に浸る。でも本心では一時的なごまかしに過ぎないことをわかっているからまた不安になる。ちょっと調べたり電話したり書いたり提出したりがこんなにも難しい。適当にSNSで語尾に草草つけても実際心は枯れ地で草!
安心と不安
みなさんおはようございますみなさんございます
わたしがわたしである前に始めたぼくのお話は
とおおっても斬新なプランを掲げました!!
それは彼女にも理解できないもので
彼女のためを思って作り上げた
いわば人生
ひとつの羽が空を飛んでいる姿は
美しいものですけど
その羽は飛び続けるために
空を飛んではいないのです
いつかは地に足着く運命であろうとも
彼女は彼女になる前に雛だったのです
で
でそれでそれでそれでそれでそれでそれでそれでそれで
そうしてそうしてそうしてつくりあげた彼女と僕の関係をもとに再現された世界の先の先の先の先の先の先
君はなんだい??
【目を向けた。君の顔へ。
そこには君しかいなかった。暗がりの席に突然、スポットライトが向けられた。】
いつものように笑う君はいつものように歩く君はいつものように思う君はいったいようは誰なんだい?
風が強い。雨みたい。外に出たい。水飲みたい。息吐きたい。満ち足りない。空を見たい。そのままでいたい。世界を回したい。ひかりを光らせたい。い。い。い。い。い。い。い。い。い。い。い。い。い、い。い。い。い。い。い。い。い。
わたしを動かす君は 一体だれなんだい?
【そう足組みしながら、わたしは騒がしいマンションの一室で寛ぎ、問うのだ。】
斬新なプランを掲げた僕を見る君は
わたしにとって
これ、本来は読者を前提にしているわけではなくて、「書く習慣」を作ることが目的なのに、このテーマはネタがないとか、わざわざお見せできるほどの内容じゃないとか考えちゃってスキップするのは、本末転倒なんだろうな。
「安心」は不安がないとか不安が解消することで、「不安」は安心していないこと。
それは難しいところで、昔からその心を持ちきたれ、將心來爲汝安とかやってて、これは凡人にできるやり取りではありません。
安心はいまはない。不安はあるけれど期待もいっぱいある。自分でなんとかするしかない。
知らないから怖いと思ってた
だから名前を知り枠にはめてた
だからそれに名前があるということに怖さを感じたし名付けた人を恨んだ
安心と不安
「親って安心するよね〜。」
そういつも思っていた。
だけど親の秘密を知るうちに不安も重なった。
安心と不安が混ざりあって、
喋ったり会うのが億劫になった。
親の秘密を知りたくなかった。
そしたら、不安なんてなかったから。
#『安心と不安』
No.27
安心と不安
一緒にいると安心
一人にしておくと不安
私があなたを絶対に守る
なんとしてでも守りたい
あなたの笑顔がまた見たいから
あの生き生きとした顔
可愛い笑顔
絶対に取り戻してみせる
だから私にどんどん頼ってほしい
全力で守るよ
あなたのことを
僕はひどく不安に襲われている。
今を明日を乗り越えられるか分からないからだ。
なぜ分からないの。
そんなの決まってる。
『自信がないから』
なぜ自信がないの。
勉強してないから、練習してないから、、、、要は、一生懸命に向き合ってないからだ。
だけど過去を振り返ると安心する。
乗り越えてきた、もしくはなんとかなったからだ。
それを材料に気持ちを紛らわそうとしてる自分がいる。
もう逃げるのはやめよう。
向き合うんだ。
一生懸命に向き合って自信をつけるんだ。知らないことも学んで知ってるに変えていくんだ。
本当に不安から逃れる方法は自分が変わるしかないんだよ。
今を変えていこう。
両足を地面に乗せて立っているときのほうが、夢中で走り抜けていくよりも心細い瞬間が確かにあった。
#安心と不安
安心と不安は紙一重
今安心しても後が…と考えると不安になる
今すごい不安だけどいつかは…と考えると安心する
安心があるから不安がある
不安があるから安心がある
#11 安心と不安
貴方とのメッセージのやりとり。
それはとても安心するもの。
だけどそれは
時にすごく不安になるもの。
私がメッセージを送ると
すぐに返してくれる。
スタンプでもなんでもいい、
会話出来ていることが嬉しい。
だけどメッセージを送ったあと
なんじゅっぷん、
なんじかんも
返事が来ないととてもこわい。
なにか言っちゃったかな、なんて
たくさん考えちゃう。
きっと忙しいだけ。
メッセージがないのは、
たまたまタイミングが悪かっただけ。
だってほら、
明るいメッセージが届いた。
《安心と不安》
勇者、というのは、人々に安心を齎す存在だ。
たとえばその世界に仇なす魔王を倒し得る者。
だが、魔王がいなくなれば不安を齎す存在だ。
それはひとえに、持つ力の大きさが故だろう。
やるやらないではなく、できるかできないか。
力を有するというだけで、畏怖に値するのだ。
持たざる者からすれば、当然の思考であろう。
それでも、勇者は人々の為に魔王を倒すのだ。
これ以上苦しめられぬようにと、願いながら。
但し、勇者に選ばれた者であっても心は弱い。
それ故に、魔王を倒した勇者は居場所を作る。
己の心を守る為に、誰もが守られる国を作る。
その後に、彼らは呼ばれるようになっていく。
勇者ではなく、堕ちた存在、それ即ち魔王と。
安心を与えていた者が、不安を与える者へと。
皮肉にも、堕ちずとも同じ道を辿ってしまう。
それが勇者という、悲しい生き方なのだろう。
正反対の感情を世界に与える、それが勇者だ。
相反する二つの感情は、表裏一体かも知れぬ。
かつての勇者と今の魔王がそうであるように。
「安心と不安」
面接に受かるか不安
進級出来るか不安
納期に間に合うか不安
先生達に思いが伝わるか不安
先の見えない未来が不安
心が不安定になる度合いは人それぞれある
皆頑張ってる。今を頑張ってる。それはとてもすごい事なんだよね。
心のエネルギーは寝て全回復、なんて簡単なものじゃないと思う。
どうしたって不安だらけ…。
エネルギーが無くなりそうだけどあともう少し…あともう少しなんだ。あと一歩…あとひと踏ん張り。
…だから
……早くいい未来が来て一時の安心を。
ぺらぺらぺらぺらぺらぺらぺらぺらと、本当に良く回る口ですね。
里佳子の血色の悪い唇を、私は頬杖をついて見ていた。あれだ、ボクトウガの幼虫に似ておる。
里佳子は大学時代のテニスサークルの友人だった。大学時代にテニスサークルなんぞに籍を置いていたことすら半分忘れかけ、里佳子という名の友人はもはや忘却の彼方であったが、律儀にも名前と連絡先を覚えていたスマホを通じてメッセージが届き、大学卒業以来5年ぶりにランチをご一緒することになったという次第であった。
(来るんじゃなかった)
イカとマイタケのアラビアータ・スパゲティを啜りながら、私は貴重な休みを無駄にしたことを嘆く。
安心を得ようと思ったのだ。
毎日毎日家と職場の往復で、たまの休みは趣味の昆虫採取のために自然公園や山林を飛び回る変な女。それが私だ。
彼氏はおろか友達すらまともにおらず、家の中は虫と虫を採ったり飼ったりするための道具でいっぱい。親に泣かれ、妹に笑われ、職場の同僚にドン引きされるに至り、さすがにマズイと思い始めたのが先月の話だ。
久しぶりに会おうという里佳子からのメッセージは、脅迫めいた不安に苛まれていた私にとって、救世主に等しいものだった。
全く覚えていないが、テニサーという無駄に煌びやかな響き、大学時代の友人という青春の食い残しのような中途半端なポジションもいい。
一片の興味もないのにとち狂ってテニサーなんかに片足を突っ込んでいた過去の自分を褒めたい気分だった。大丈夫。私はまだ大丈夫。私には、休みの日におしゃれなカフェで一緒にランチを摂取する友人(覚えてないけど)がいる!
そう思って待ち合わせた里佳子は、せっかくのリゾットにも手を付けず、飲むだけで光楼気が満ちて絶対幸福の奥義に通じるという「光楼気水」の話ばかりしていた。今なら2ℓでたったの1万円という超お手軽価格だそうなのだ。どうしよう、私は、水は水道水しか飲まないって決めてるのに・・・・・・。
初夏の日差しも穏やかな午後であった。爽やかな羽音が踊り、誘われるように天を仰いだ。ストレスで半眼になっていた私の頭上を駆け抜けたのは、艶やかな水色の複眼を輝かせた、立派なギンヤンマであった。
「あ・・・・・・」
完成されたメタリックな美しさに、思わず吐息が溢れる。なんて雄々しく、自由なのか。それに比べて、私はくだらないことで不安になり、愚にもつかない話ばかり聞かされている・・・・・・。
何だか可笑しくなり、私は無造作に右手を伸ばし、
「ボクトウガ!」
水の話を続ける里佳子の唇を鷲掴みにして黙らせた。
目を丸くした里佳子の唇が、ふがふがと蠢き、私を喜ばせる。
「あはは。里佳子、ごめんね。光楼気水って、コオロギ水みたいな響きで私は好きだけど、水は塩素がたっぷり入った水道水しか飲まないと決めてるの。それよりあなたの唇って、ボクトウガみたいでとっても素敵・・・・・・。でも本物が見たくなったから、ちょっと山に行って来るわね。ばいびー!」
呆気に取られた里佳子の唇に、残したイカのミミを突っ込んでから、私は千円札を2枚置いて席を立った。
今日は、来てよかったのかもしれない。心からそう思う。詰まらない不安を吹っ切ることができた。普通が何だ。これが私だ。彼氏も友達もいらん。いざとなればヨツスジトラカミキリと結婚すればいいのだ。
軽やかな心地だった。良く晴れた初夏の陽気の中を、私は駆けて行った。
(安心と不安)