『子猫』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
子猫
昔、捨てられていた子猫を拾ってきた事がある。親に見つかると絶対に怒られるので、自分の部屋の押し入れの奥にスペースを作って入れていた。
子猫はお腹が空くと泣くんです。
そんな事当たり前なのに、これなら絶対に見つからないと思い、学校にも行った。学校から帰ると、母が押し入れの子猫はどうしたの?と私に詰め寄る。
元のところに置いて来なさい。と言われ、泣きながら置きに行った。飼ってあげるなんていうハッピーエンドで終わらなかったその事実は、私の心の中にいつまでも燻っている。誰かが、きっと飼ってくれていると思いながら。
母が悪い訳ではない。生き物を飼うって本当に大変な事だ。
大人になって自分で犬を飼っている私は、その大変さを知っている。
でも、子猫を見ると幼い頃の事を思い出す。
少し切ない思い出です。
「あ゛ーーーあああ……」
外での仕事。仲間と打ち合わせしてっとちょっと離れたところで君の悲鳴にも似た叫び声というか泣き声というかなんというか聞き慣れた声が聞こえてきた。
「…行かなくていいの?」
「…理由、わかんだろ」
まぁね、と仲間が笑う。やれやれ、そうは言っても行ってやらないと後で拗ねられる。それも可愛いけどな、と思いつつ俺は過保護だねぇと笑う仲間のところから君に近づいた。
立ち尽くす君の足元に可愛い子猫が2匹にゃん。
彼は猫が苦手なのだ(嫌いではなくあくまでも苦手と力説する)まさににっちもさっちもいかない状況。
「かーわい!」
「こ、ここの、飼い猫だって!笑顔で!係の人!去って行った!」
「まぁこの世に猫が苦手な奴がいるとは思えねーもんな。アレルギーの人ならすく立ち去るし」
「た、たちさりたい!」
でも猫は彼の足元を行ったり来たり。俺はしゃがみ込んで猫ちゃんに手を伸ばす。
「ほーれほれほれ、このおにーさんはこんなに可愛い君たちが苦手なんだよー」
子猫たちが俺の手に近づいた隙を見てささっと俺の後ろに逃げる君。俺はぷぷっとひと笑い。
「まったく、猫みたいなおにーさんなのにねぇ」
「ねこじゃないもん」
そう不貞腐れつつ俺の背に隠れる君はますます猫みたいで、みんなが見てなかったらなでなでするのになーと俺は思ったわけでした。
▼子猫
「動物ネタ、このアプリ、珍しいよな……」
5月11日あたりの「モンシロチョウ」に、8月22日あたりの「鳥のように」。たしか「鳥かご」なんてお題もあったが、この3個しか記憶に無い。
某所在住物書きは慌てて、今回投稿用にと事前に用意していた文章を書き直しにかかった。
ガチャ爆死の心境である。やはり事前準備からの、最後の数行にお題を付け足して終了なスタイルは、完全にギャンブルであった。
もう止めよう。懲りた。物書きはため息を吐いた。
「で、こねこ……?」
――――――
飼い猫の写真を見ていると、瞳にせよ毛色にせよ、「子猫の頃はこの色だったのに、今コレだもんな」なこと、ありませんか、そうですか。
未だに近所の子猫に写真を撮らせてもらえない物書きが、こんな苦し紛れのおはなしを思いつきました。
最近最近の都内某所、「猫又の雑貨屋さん」という名前のお店に、自称人間嫌いの捻くれ者が、職場の後輩と一緒に、買い物に来ておりました。
「いや、本当は、もっとキッパリ言うつもりだったんだ。カンペだってそういう風に用意していた」
「はいはい」
「信じていないだろう。本当だ。証拠もある」
「はいはい」
捻くれ者は、名前を藤森といいました。
詳しいことは前作や、過去作9月13日あたり参照ということで丸投げして、
要するに藤森、諸事情あったのです。
執着強い解釈押し付け厨に惚れられまして、心をズッタズタにされまして、
それで区を変え職を変え、縁切って逃げたら「勝手に逃げないで」の、「もう一度話をさせて」です。
9月14日、近所の稲荷神社でパンパンかしわ手を叩き、神様に決意表明のお参りをりして、
その覚悟を神様が聞いちゃったか、狐のイタズラか。
このほど、先日、無事一応、初恋相手とのトラブルに、藤森勝利で決着が、ついてしまったのです。
てっきり相手がゴネて無理矢理復縁させられると、
思ってばかりだった藤森。今のアパートを引き払う準備を、全部、整え終えてしまっておりました。
つまり、自分で買ったものを全部処分して、部屋をデフォルト家具のデフォルト配置に戻してしまっておったのでした。
勝っちゃったからどうしよう。一度処分してしまった家電と家具を、また新しく買い直しましょう。
「悪縁断絶、おめでとうございます」
リメイク着物のかわいい服を来た女の子が、にゃーにゃー、藤森に接客します。
「新生活セット、シーズン外でお安くなってます」
どうして藤森の背景を知っておるのでしょう。
女の子いわく、にゃーにゃー、稲荷神社の末っ子子狐に聞いたそうです。
稲荷神社の末っ子子狐とは、なんでしょう。
細かいことは気にしないのです。
「お部屋の物を全部買い直すなら、オススメですよ」
にゃーにゃー、にゃーにゃー。
女の子は慣れた様子の営業笑顔で、ごろにゃん右手を頬に当て、お金カモンな招き猫ポーズをしました。
「しっかりした子だね……」
着物の女の子に店内を案内してもらいながら、藤森の後輩、言いました。
「『猫又の』雑貨屋さんだからかな、ちゃんとコンセプト守って接客してるし。手慣れてるし」
女の子から「稲荷神社の狐」のワードが出て、非常に思い当たるところのあった藤森。
後輩に冗談めいて、自分の見解を言おうとしますが、
途端女の子と目が合いまして、言葉を引っ込めます。
「猫又の雑貨屋さん」の店員さん、かわいいリメイク着物の服を来た女の子は、
ごろにゃぁん、ちょっと暗い含み笑いの瞳で、藤森のことを見ておったのでした。
猫又の雑貨屋さんで、女の子がにゃーにゃー接客するおはなしでした。
どこにお題の子猫が居たかは、まぁ、まぁ。にゃーにゃー。多分ご想像のとおりでしょう。
おしまい、おしまい。
あなたと私では生きる時間の流れが違う。あなたがひとつ年を取る度に、私は4倍以上の年月を経る。
あなたの時間はゆっくりなのに、私の時間は光の早さで過ぎていく。
幼い私を抱いていたあなたは、その温かな手のぬくもりのままで、老いた私をその腕に包み込む。
けれどね…捨てられた子猫だった私を、あなたが拾って救ってくれたあの瞬間を、私は一度も忘れたことはない。あなたの腕の中で潰えるこの時でさえ私はまだあの時の子猫のようにあなたの指をぺろりと舐めた。
あなたは私の頭を撫で、頬をさすり、喉をくすぐる。
ああ、あなたに出会えたことが、私の生まれた意味なのかもしれない…。
あなたにとってはほんの数年でも、私にとってはすべての生を捧げた…あなたを愛した生涯でした。
【子猫】
私も余りに幼く、綴りつづりしか覚えて居ないのですが
夜空に浮かぶ星の中で月が一際目立っていた夜の事でした。
私はまだ子猫だった頃だったものでしたから、
母猫が来なくなってしまってから、非常にひもじ
く、
ひょっとしたら餓死するのでは無いかと、
不安に駆られ、無闇矢鱈に声を出して居たのを覚えております。
暫くそうして居ると、遠くから足音が聞こえて来まして、
段々此方に近付いてきているようなのでした。
私は、自分の居場所をその者に知らせて良い物なの
かと本能的に、幼稚な心でその疑問の答を探していました。
その内に、此方に気付かれてしまったようで、
その者は、2本の足で器用に此方へ駆けて来ました。
その時幼いながら死を覚悟したのを印象深く感じています。
しかし、その者は当然の如く私を優しく抱き上げ、
懐から小さなパンを取り出し、地面に置かれました。
行動と見た目の違いに戸惑いつつも、飢えて死ぬ事の方がなんせ怖く、私は警戒などせず、遠慮なく齧りつきました。
直ぐに食べ終わってしまった私は、
(その頃はこの食べ物が何かも知りませんでしたが、)パンがもう一度欲しく、
その者に縋り付き少し前より大きな声を出してお願
いしました。
ところが、その者がもう一度地面にパンを置くことはなく、私をまた抱き上げ、歩き始めました。
その者の腕の中では、
視界が高く無理矢理飛び下りて逃げる事は
考えませんでした。
暫し経って、腕の中から外を覗いてみると
夜なのに何故か明るい、大きな大きな小屋のような場所に入るところでした。
お題/子猫
ーーーーーーーーーキリトリ線ーーーーーーーーー
夏目漱石の[吾輩は猫である]
を思い浮かべながら書きました
自分勝手で済みません!
子猫。今日はお題を完全に無視してちょっと書いて終わりにしよう。
いつもは夜勤終わったらちょっと寝るんだけど今日はなんか寝るタイミングを逃して徹夜した感じの眠さ。
てか夜勤なんだからいつも徹夜なんだけど。なんかうまく言えない感じで頭がふわふわして頭が回らない感じ。要はただの寝不足だな。
とにかく眠くてだるいんだけどなんか寝る気分じゃないんだよな。今さらか、みたいな。
なので今日はもうちょっと起きてから寝る。
それはそれとして昨日電気あんかが届いた。早速昨日試してみたけど悪くない。
ただ致命的な欠点があって買った電気あんかが電源がないタイプだった。
温度調整だけで電源切りたい時はコンセントを抜くしかないという仕様。
こんなごみを買ってしまうとはうかつだった。商品はよく確認して買わないと安物買いの銭失いになると学びを得た。これから気を付けよう。
しかし短めに書くつもりがわりを普通に書いちゃったな。別にいいけど。
子猫は本当に愛らしい生き物
大きくなっても、その愛らしさは変わらない
ゴロゴロ
ゴロゴロ
ぬくぬく
ぬくぬく
もさもさ
もさもさ
温かくて
柔らかくて
心地よくて
人見知りもしない
一緒にぬくぬく
振り返ったら
赤ちゃんって
子猫に似てたんだなぁ
(2023.11.15/子猫)
子猫
子猫が一匹、ニャアニャアと鳴いている。
その子猫は動画に出てくる猫だ。
僕が好きでよく観ている動物バラエティー番組のYouTube動画の映像だ。
子猫がまた鳴いた。子猫のお世話をしているタレントが子猫をあやしている。
観ていて和む動画だ。
癒しをいっぱいもらっている。
動物ってなんてかわいいのだろう。
特に犬と猫の子供のときのは本当にかわいい!
だって、まだ小さいし、ニャアと鳴いたらもうメロメロだ!
かわいくて仕方ないだろう笑笑
タレントさん達も子猫達を見てメロメロ✨😍✨になっているくらいだ。
かわいいよなぁ!子猫って!
はぁ、また動物を飼いたいな…。
終わり
ソイツとは駅の路地裏で出会った。段ボール箱があって、しゃがんで覗くと一匹の子猫が入っていた。
薄汚くて目も見えてるんだか分かんないくらいの小ささ。触るとゴロゴロ喉を鳴らした。案外人に慣れてるのかもしれない。しかし酷いやつもいるもんだな。そんなふうに他人事に考えながらもその場から立ち上がる。きっとそのうち心の優しい人が現れるさ。健闘を祈る。
だがもう一度ソイツの頭を触ろうとしたが、蹲って顔を上げなくなってしまった。よく見ると小刻みに震えている。そう言えば今日は今季1番の冷え込みとか言ってた気がする。こんな小さいやつをこのままここに朝まで放置してたら無事じゃ済まない。
仕方ねぇな。
「ほら、行くぞ」
段ボール箱ごとソイツを持ち上げた。ぴくりと小さな体が動く。ブルーの瞳が俺を見つめる。しかもよく見ると。
「お前……綺麗な眼だな」
右はブルー、左の眼はエメラルドグリーンの色をしていた。オッドアイだ。珍しいこともあるもんだ。
「きっと神様からのプレゼントだな」
なら尚更、こんな所でくたばってる場合じゃねぇよな。腕時計を見るともうすぐ夜の6時になるところだった。近所にある動物病院にまだ間に合う時間だ。うちに牛乳ってあったっけか。つーか、こんなチビだと何食べるんだろ。急に親心が湧き出している。抱えた段ボール箱の中を覗くと2つの色違いの目がこっちを見つめ返していた。
「名前……どうしようかなぁ」
考えながら夜の繁華街を歩く。今日から2人か。よろしく、えーと、まだ“名無し”。
その子は家の縁側で寝ていた。温かい陽のひかりが優しくその子を包み込む。すると、つややかで柔らかな毛並みがきらりとひかる。丸くなった背中をお日さまがあたため、すやすやと子猫のような寝顔で眠っている。
時に笑い、時に泣き毎日大発見の連続。起きたらまた大冒険の始まり。あなたのいる毎日が私の生活に潤いと発見を与えてくれる。すくすく育ってくれてありがとう。
陽のひかりに包まれた柔らかな髪の毛を優しく撫で、あなたの成長を見守る。
昔から猫が好きだ。
某TV番組を観ていると、たくさんの猫が出て、思わず顔がほころんでしまう。
そう言えば、成猫が多く出てくる。子猫はあまり見ない。
見るのは、譲渡会の様子が映った時だ。
成猫も好きだけれど、子猫ってなんて可愛いんだろう。小さくて、頼りなく歩いて、ニャーニャー鳴いて、こっちも顔がほころんでしまう。
もし飼ったら、嬉しさのあまり、その後ろをしょっちゅうついていくかも知れない。そして「しつこい」とばかりに、その小さな手で、ペシッと叩かれてしまうかも。いいなぁ、猫のいる生活って。
「子猫」
お題 子猫
可愛らしい女性の事を子猫ちゃんと言う人はもういないだろう。だって気持ち悪いじゃないか。なにが「子猫ちゃ〜ん」だ。吐き気がする。
本来の子猫のような愛くるしい女性とは、ただ単に愛想を振りまくのではなく、細やかな配慮をごく自然と出来る人だ。
皆から愛されキャラになるには、普段からの姿勢が大事だ。一長一短には出来やしない。
そんな子猫のような女性になるにはなかなか難しいが、せめて相手に配慮が出来るようになりたい。
子どもかつ猫である
可愛いの象徴的な概念の組み合わせ
とても可愛いものを見るといつも
可愛さという力の強さと怖さを感じる
子猫に対して人は可愛がっているようで
可愛がらされているようにも見える
能動・受動をあやふやにする力
可愛さにはその両義性がある
16.子猫🐈⬛
あのまん丸い
大きな黒目
見つめられると
キュンとする
小さなか細い声
ニャーニャー
鳴き声を聞くと
大丈夫だよっ
こっちおいで
車のボンネット
丸まって寝てる
こんな所で!
面白いね
あったかいんだね
子猫の瞳も
子犬の瞳も
赤ちゃんの瞳も
真っ直ぐ素直に
見つめられると
守ってあげたいな
大切にしたいな
真っ直ぐで
素直な瞳と気持ちを
目の前の人に
向けてみようか私も
猫が居た。
子猫を連れているようだった。
最近汚れたような感じだったから
捨て猫だとわかった。
かわいい。
そう思ったと同時に家に入れたくないとも思った。
色んな金を持っているかもしれないし
お世話なんてしたこともないから。
それでも見てしまったからには
命を見捨てることは出来なくて
私は家に入れてしまった。
お風呂場で猫を洗ってしっかり乾かして
必要なものを買いに行って
いつの間にか大人猫も子猫も寝ていた。
その姿が可愛くて思わず写真を撮った。
育てるの初心者だけどこれからよろしくね。
─────『子猫』
野良猫の家族が家にエサを求めにくる
その中に灰色と白の混ざった懐っこい子猫がいた
いたずらっ子で家の網戸を登ったりしてた
見てるこっちが怖いからすぐに辞めさせる
すると今度は可愛い声でニャーニャー鳴く
可愛すぎるから叱れないよな笑
そんな子猫もすくすく育って大人になった
大きくなってもいたずらっ子で元気な君
知らないうちに来なくなっていた
今度はいつ来てくれるの?
足元に擦り寄ってくる君をまた撫でたいな
君が来ないとなんだか寂しいし落ち着かないな
野良猫だからフラって帰ってくるかな
いつでも待ってるからいつでも来てね
また元気に君の声を聞きたい
いたずらっ子で懐っこい君に会えて良かった
ありがとう
そして、またね
【子猫】11月16日
捨て猫の僕。そんな僕を拾ってくれたのは春になりかけた陽射しが暖かい、そんな日だった。
右足を怪我してた僕を手当して直してくれた。この人は誰だろう。ご飯もくれるようになった。ちょっと足を滑らせたりすると心配してくれるんだ。どんどん足を滑らせたくなるぐらいに、(笑) そんぐらい優しい人ってこと!
わからない、僕が寂しかっただけかもしれないけどね。ただかまってほしかっただけかも、!
でも僕そろそろお空にいっちゃうんだよね
どこか隙をみて窓からでも出なきゃな、。
By 猫
捨て猫を拾った。まだ風邪は冷たいけど陽射しは暖かい春の日だった。この猫、右足を怪我している。直してあげようと思ってちょっと不器用な私なりに頑張った。でも元気がなさそう、ご飯、あげてみようかな!どんどん食べてくれるのが嬉しくてついつい可愛がってしまう。ただの野良猫だったはずなのに。この子はよく足を滑らせて落っこちたり、落っこちたりしそうになる。心配でしょうがない、私がずっと傍で見て居てあげたい。でもここ最近ベランダの近くがお気に入りなのかな?もう冬だし私は寒くてコタツからでられないから近くに行けないんだけど(笑) また春が来る。次の春も一緒に遊んだりしよーね。寂しいからずっと隣にいてね。
By 私
#6
「おいで。かわいいかわいい子猫ちゃん」
歯の浮くような台詞。
普通、素面だったら絶対に言えない。いや、素面じゃなくても言わない。ナンパ男だってそんなこと言うような奴はいない。
我ながら気持ち悪いなと思う。
でも、思わず出てしまった。それだけかわいいと思っているし、傍に来てほしい。
いや、君を形容するのには、かわいいという言葉だけじゃ足りない。宇宙一素敵で、何よりも大切な君。
手を伸ばす。君に触れ、頭を優しく撫でる。
すると、君はゴロゴロと喉を鳴らしながら、僕の膝の上に乗ってきた。
はー……かわいい……!
最近やって来たうちの子猫は超かわいい。いや、大きくなっても間違いなくかわいい。世界一、宇宙一だ。うちの猫かわいー!!
『子猫』
倉庫の中で、子猫の鳴き声が聞こえた
産まれて間もないのだろう
目の開いてない三匹の子猫がいた
ダンボールの中で「ニャーニャー」鳴いてる
辺りを見回すが親猫はいない
三匹の猫はそれでも鳴く
離れた場所で少し待っていると親猫が帰ってきた
どうやら引っ越しのようだ
倉庫の中で飼われては困るので助かった
残った二匹はまだ鳴いている
親猫を待っているのだろう
とっても健気に鳴いている
小さな命がこの先も生きていられるのだろうか
きっと私には考えつかない未来なのだろう
最後の一匹も引っ越した
シャッターをしっかり締めた。