『子猫』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
学校の帰り道に子猫を見かけて思わず追いかけた。
路地裏や誰かの家の庭を駆け抜けていくのを遠回りしながら必死についていく。
長い坂道を登った先の曲がり角にしっぽが消える。見失っちゃう!思いっきり走った。
息を切らしながら角を曲がる。その瞬間視界が開けて思わず眩しさに目を瞑る。
そこには見渡す限りの深い青が広がっていた。
こんなにきれいなところがあるなんて知らなかった、そう思ってしばらく海に見惚れていたが、はっと子猫のことを思い出す。辺りを見回すと少し離れた茂みの影に親猫らしい猫とさっきの子猫を見つけた。ふと子猫と目が合う。
「こんな素敵な場所を教えてくれてありがとう」
小さくお礼を言ってもうしばらく海を眺めていた。
野良猫が私の実家の物置小屋で
子猫を産んだと両親から聞いた
私の子供達が私の実家に行った時
子猫を3匹物置小屋の危ない所に居たようで
3匹の子猫を救出してダンボールに入れて
家に連れて来た
小学生の長女に
ママの目がキラキラして5歳の子供の目をしてる
そう言っていた
動物飼ったことないけど可愛かった
家族の一員でいた
暖かくしたりミルクあげたりしたけど
3匹共天国へ逝ってしまった
両親の話だとお母さん猫も
子猫達に母乳あげにあまり来てなかったようだ
お墓作り私は子供のように大泣きした
名前もつけてたから
名前呼んで
天国で元気に仲良く遊んでねと
心の中で祈った
子猫のように丸い瞳を輝かせて
今日も誰かを魅了する
今日の私は誰のカノジョ?
猫を見かける度
貴方が可愛がってた白い子猫を思い出します
『子猫 』
寒い季節は肌恋しい
身体は冷えてカチコチに
甘えたいのに
素直になれずに強がって
本当は温めて欲しいのに
素直になれない自分
子猫みたいに
キミに甘えられたらいいのに
カンカン照りの平日。
夏休み前最後の学校を終え、高揚した気持ちとうんざりした気持ちを抱えて帰る。
周りは陽気で近所迷惑を無視した音で満たされ、夏休みが来るなんて気持ちも歩く度に沈んでいく。休みは好きだが、夏は好きじゃない。
ピロン、と一件の通知。
開くと、学校が終わってはしゃぎ気味の様子が伺える文面と一枚の画像。
「学校終わったよ!やりたい事まとめてみた!!」
そう書いてあった文の下の画像には、彼女の要望や願望がつらつらと書いてある。プール、海、夏祭り、ゲームをする、アイスを食べる……。
くだらない事から定番イベントまで、産まれたての子猫のように元気で明るい彼女が考えそうなことが山ほど載っていた。
今年の夏は忙しくなりそうだ。
なんて思って、少し気分が明るくなる。夏を少し許しそうになる。でも結局暑いので、彼女に免じて星三くらいにしてやろう。
そんなことを思って、会ってないのにその文だけで許せてしまう俺もまた、浮ついているのだと少し苦笑する。
突然声を聞きたくなった。電話しようか迷っていると、一件の着信。
ああ、とニヤついた顔を手で隠して、ボタンを押す。
「もしもし!LINE見た──」
愛くるしい姿でたくさんの人を魅了する。そんな暖かで柔らかい存在を大事にしたいな。
子猫
猫になって、自由に過ごしたい。
こんな思いは、叶わない。
だから僕は…
来世で願う。
子猫 …?少し夜の大人のような雰囲気になってしまいました。苦手な方は飛ばしてください
酔いに酔って随分心地の良い彼はまるで子猫のように私に擦り寄り甘えてくる。頬から胸の順に顔を擦り付け、そのまま私の揃えた足の上に頭を乗せて目を閉じる。
2人っきりの時にしか見せない彼の甘えたな態度に私も気分が良くなる。心地よさそうに眠る顔を撫でると、子猫のように私の手に頬擦りをする。その様子を見て堪えきれず静かに笑う「まるで子猫みたいね」そう言い終わる前に、彼が急に起き上がったかと思えば私をあっという間に押し倒し「子猫はこんなことするのか?」と目を三日月のように細めほくそ笑む。急なアルコールの強い匂いと、彼から漂う妖艶さにクラクラしていると彼が私に倒れ込む。
暫くすると彼から静かな寝息が聞こえてきた。重い彼をやっとの事で退かせ毛布をかけて彼を見る。丸まりながら寝ている彼は少し大きめな猫だな、なんて考えながら。
o
路地裏を歩いていた
ちいさな子猫が
母親を探して
歩いていた
不意に子供の頃に
記憶が飛んで
あたたかな日差しが
一面を覆った
私は母の手を握りしめ
一歩一歩歩いていた
母はひたすらに
私のことを褒めた
笑い声がこだましていた
私は我に返った
子猫はもういなかった
あの頃の私は
もういない
だけどもう一度やり直せる
母との関係を
積み上げていこうと決めた
娘が大好きな猫ちゃん
娘は私にとって凄く可愛い子猫ちゃん
子猫