『子供の頃は』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
子供の頃は…
もっと本気で夢を見ていた。
夢が叶うと思っていた。
それは、目指す道のりみたいなものを
何も知らないからであって、
現実でなにができるかなんてわからなかったから。
大人になった今、現実の自分の無力さを知ると、
高く飛ぶことなんてできないことがわかる。
現実で、夢を叶えている人の努力は、
はかりしれないけれど、
少し近づきたい…という気持ちもうまれる。
いい歳をして、
まだ冒険してみたいと思う気持ちは
まだ残っているから
これから旅に出てみる?
子供の頃は、体力があって、いつも外で遊んでいた
今ではほとんど家にいるけれど
今でもアスレチックは好きだ
遊べる体力があるかはわからないけれど
子供の頃から好きなものがあるんだ
子供の頃は。俺が子供のはこんな暑くなかった。なにせ家にエアコンなんてなかったしなくても平気だったからな。
昔より暑くなったっていうデータもあるらしいし体感でもほんとしんどい暑さだ。具体的にどれくらい暑くなったかは知らないけど。
今はエアコンがないなんて考えられないからな。比較的涼しい日でも脳が溶けそうなくらい暑い。今住んでるところの環境がくそなのもあるけど日本が暑くなったと思う。
でも最近は雨のせいか夜は普通に寒かったりするんだよな。夜勤だから温度差で体がおかしくなりそう。もうなってるかもしれないけど。
暑さ関連の話って何回も書いてる気がするけどまぁいいだろ。毎日書いてれば同じようなことを思う日もあるさ。短いけどこんなもんでいいだろ。
子供の頃の私は、コーヒーが飲めなかった。苦い液体の何が良いのか分からなかった。
子供の頃の私は、セロリが食べられなかった。独特の香りの良さが全く分からなかった。
子供の頃の私は、勉強が嫌いだった。学ぶ事より遊ぶ方が何倍も楽しかった。
子供の頃の私は、植物園の良さがわからなかった。葉っぱを眺めるより動物を見る方が絶対楽しいと思っていた。
子供の頃の私は、寝付けない夜が苦手だった。いつも見慣れた景色が知らない場所に思えて恐ろしかった。
今の私は、コーヒーが飲めるし、セロリを買うし、資格のための勉強を自主的にしてるし、植物に癒されてるし、夜更けのミルクを楽しむ事ができる。
子供の頃の私よ、魔法の時間は過ぎ去ったけど、今は今でそれなりに楽しんでるよ。
#子供の頃は
子供の頃は楽しかったブランコが
今では少し怖くなっていた。
子供の頃はどれだけ漕いでも
どれだけ高くても足りないくらいだったのに
今は少し漕ぐくらいが丁度いいって思えた。
子供の頃はどれだけ遊んでも疲れても
また明日って君と帰ることができたけど
今はまだ帰りたくないって
わがままを言って困らせてしまう。
明日会えたとしても
今だけは私だけを見てくれるから
帰って欲しくないよ。
「やだなぁ
もう大人になったはずなのに...。」
子供の頃はなんて言ってるけど
実はまだ私大人になれてない
いつかこれも子供の頃はなんて
思い出になってるのかもね
─────『子供の頃は』
子供の頃は
おちゃめで騒がしかった彼が
久しぶりに会ったら
とてもかっこよくなっていてびっくりした
幼馴染がこんなに変わるとなんか嬉しいというより
びっくりする
「おーい!早くしろよー!」
でも
心はあの頃と変わってないみたい
「はーい!今行くー!」
ずっとそのままでいてね
~子供のころは~
この方が家族にしか見えないことが不思議でした
56文字の黒の史書
夏の幻
それは車窓から見た海
巨大な雲の下の水平線が輝いていた
それは灯台の下のセーラー服の学生
その子の髪が潮風に揺られていた
爽やかな夏の匂いが僕の心を慰める
懐かしいのは母の手の温もり
涙が溢れる 苦しいほど
どうかしてしまったんだろう
センチメンタルなんだ どうしようもないほど
母が教えてくれたお伽噺
それもこんな夏が舞台だった
はるか昔の話だ うろ覚えな物語さ
でもすごく特別なんだ 僕にとって
夏の幻
それは希望でもあり 悲しみでもある
複雑な心の機械さ 苦い過去を思い出させる
母がくれた世界にただ一人 僕は生きてく
夏の日差しはお伽噺の海へ溶けて消えてった
幻みたいに切ない気持ちを抱えて…
子供の頃は、今より全てのものが鮮明に見えていた気がする。あの頃はなにかに出会うたびに、多かれ少なかれ私は何かを刻みつけられられていた、そんな気がするのだ。とはいえそれも当たり前だろう、子供の頃に出会うものは初めて出会うものばかりなのだから。大人になるにつれて、「初めて出会うもの」には出会いにくくなり、周りには既視感にまみれたものしかない、色褪せたものに見えてくる。この景色を変えるためには、どうすればよいだろうか。多分私が認識するところの世界は、実際の世界よりずっと狭いことが原因だ。私が思うところの世界の端をまたいでみれば、子供の頃見ていた鮮明な世界の続きがあるのだ。子供の頃の景色を見るために、世界の端を超える勇気を持たなくてはいけないと思う。
子供の頃は、知らなかった
蛍の話し。
毎年、この時期になると
蛍を見に私の住む地域は夜の
車の往来が、物凄く多くなる。
蛍の数は、幼少期の記憶から辿っても
少なくなったとしか言いようがない。
それでも、この時期になると
私は蛍を見にそっと出かける。
成虫になるまで、およそ1年
繁殖に不要な口は退化し
僅かな水分とそれまでに蓄えた養分で
2週間光り舞う蛍たち。
そういう知識は子どもの頃には
なかったけれど。
ただ、あの頃のまま
蛍の光は、やはり美しい。
また、来年もと…いつまでも
見ていたい光景を惜しみながら
家に帰るこの気持ちも、あの頃のままだ。
【お題:子供の頃は】
子供の頃は
大人の真似がうまかった
青年の今は
そんな大人になりたくなくて闘う毎日
でも大人になった時は
そんな大人になり兼ねないんだろうって
そんな気がしてる
けどやっぱりそもそも
子供ってどっからどこまでを指すんだい。
_ ₇₉
#子供の頃は
子供の頃は楽しかったな
子供の頃はずっと笑ってたな
子供の頃は簡単に人を信じてたな
そんな単純な脳に戻りたいな
「子供の頃は」
子供の頃はよく、虐められてたな。
子供の頃はよく友達と喧嘩をしたな。
子供の頃はよく怪我をしていたな。
子供の頃はよく人を信じられなかったな。
子供の頃はよく泣いていたな。
子供の頃はよく死にたいと言っていたな。
そんな、懐かしく笑える思い出もあれば、振り返って泣いてしまう思い出もあったな。
「子供の頃はよく…………………」
ただ、早く大人になりたいと思っていた
自立し、前を歩く先達に憧れ
教育し、子どもを曖昧な目で見る親に反発したかったから
おかしいな…
今私はだれよりも子どもになりたいと思ってる
#子どもの頃は
子供の頃って、今私は子供だから分かんないけど
大人になったらあの時ちゃんと勉強しとけばよかったなとかもっとちゃんと部活に本気になってたらよかったなとか色々後悔するかもしれない。
そうならないために今ちゃんとやるけど、今の自分にも前の自分に後悔はある。
部活引退したし、これから受験だし。
この後、自分が入りたい高校に入れるか。
自分にプレッシャーをかけつつ、私は頑張りたい。
そして大人になった時、子供の頃はこんなだったよってみんなに話せるような大人になりたい。
笑顔が多かった。
どんな些細なことでも心の底から笑えて。
友達といればもっともっと声を上げて笑っていた。
だけど今は。
だけど今は、貼り付けたような嘘の笑みが多くなった。
ご機嫌取りの愛想笑い。
周りと合わせて笑う。
どうすればまた昔のように心から笑えるのだろうか――
〜子供の頃は〜
子供の頃は
将来自分のことを好きになってくれる人と結婚すると信じてた
好きな人は自分のことを好きになってくれると信じてた
だけど
私はもう子供じゃなくなった
君の目が私を写すことがないのも
この恋が報われることがないのも
君とは結婚できないことも
もう分かっちゃった
《子供の頃は》
#49
【子供の頃は】
子供の頃は信じていた。真摯に祈りを捧げれば、神様は必ず叶えてくれる。真面目に努力を続ければ、いつか必ず報われる。そんな幼い幻想を。
「――今はもう、信じていないの?」
カラリと音を立てて、アイスティーに浮かんだ氷が崩れる。ざわざわと少しだけ騒がしい、土曜の夕方の喫茶店。頬杖をついた君は、くるくるとストローで溶けかかった氷を混ぜた。
「信じてないよ。それが大人になるってことじゃない?」
社会の現実を知って、世界の不平等性を受容する。年齢を重ねれば誰だってそうだろう。けれど君は攪拌されて波立つアイスティーの水面を見つめながら、淡々と口を開いた。
「これは持論だけど。祈るのも努力するのも結局、自分自身を納得させるためのものだと思うんだよね。これだけ祈ったんだからいつかは叶うはず、努力したんだからそのうち良いことがあるはずって」
「そんな未来は絶対に来ないのに期待するって、時間の無駄じゃない?」
吐き捨てるように問いかけていた。自然と湧き上がってくる苛立ちを鎮めたくて、目の前のアイスコーヒーに手を伸ばす。長袖のTシャツの袖口がめくれて手首の包帯が見えかかったのを慌てて隠した。両利きだとこういうミスをするから嫌だ。普通ならカッターを持つ手と無意識に使う手とが一致するから、こんなやらかしはしないだろうに。
めざとい君が気がつかないはずはないのに、君は包帯については何も触れてこなかった。ただ氷が溶けて色の薄くなってきたアイスティーを見つめながら、静かに話を続ける。
「無駄だとは思わないかな。だってその未来が来るか来ないかは、死ぬ瞬間までわからないでしょ? だったら期待しておくほうが、私は息がしやすいし、頑張ろうって思えるから」
ああ、と。小さく息が口の端から漏れていた。伏せられた君の瞳が、アイスティーの水面を反射してキラキラと輝いている。その視線がゆっくりと持ち上がり、真っ直ぐにこちらを見据えた。
「楽観的すぎるかもしれないし、こんなの大人の考えじゃないのかもしれないけど。でもそれなら、私はずっと子供のままで良いや」
困ったように微笑んだ君の姿が、幼い頃のそれに重なった。悪意に満ちた『悪戯』で体育倉庫に閉じ込められた君を、偶然見つけた時。それでも君は、泣くことも怒ることもなく、「見つけてくれてありがとう」と笑ったのだ。
あの頃はずっと、君のそういうところが理解できなくて、他人と衝突することを恐れるだけの女の子だと思っていた。大嫌いで、腹立たしくて、そんなか弱い君の側にいることで仄暗い優越感に浸っていた。だけど。
(君より強い人には結局、出会わなかったな)
しなやかで、気配りができて、明るい未来を心から信じ抜ける。誰かからの評価に依存することは決してない。そんな君が今では――。
(まぶしくて、仕方がないよ)
弱く醜い自分自身を隠すように、Tシャツの袖をグッと引く。塞がったはずの傷跡が、ズキズキと切ない痛みを訴えた。
「子供の頃は」
確かにそんなことは
全然考えてないよ
たばこを吸うような人に
俺がなるって思ってないよ
一度習慣化すると
それは喫煙者になる
吸わない自分を思い出せない
汚れてない体って大事なんだなぁ
刺激が記憶なることが多いが
まだ経験していない状態を
どこで切り取るかも分からないけど
それを記憶として残す
一度汚れてしまうと
もう懐かしいってならない
自分の体なのに
これが自然体なのかなぁ
って想像するって変な感じだ
純粋って理解出来るけど
もう体感出来ない
こんな俺も純粋だったんだろうなぁ
子供の頃は。
子供の頃は、沢山夢を持っていたし、将来にすごい希望を抱いていた。
でも、それは高校に入って打ち砕かれた。
私が想像していたキラキラな高校生活は待っていなかった。
これから、何か変わっていくのだろうか。