『子供のように』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『ほんの少しだけでもいい。
どれだけ歳を重ねても
童心を残しながら
成長し続けたい』と
いまだ、子供のように考えている。
まー
子供のように育ち、子供のように笑い、子供のようにあどけなく、そんな人間になりたかった。
正直なことを言えば、反抗期なんてなかった。
親に反抗できるほど世間は生優しくはなかった。
生まれによって抵抗のアンペア数が決まるのだと気づいたのは、中学生のときだった。
ただ、惨めな暗い日々が続いた。
心折られるような罵声を聞いた。
何度も何度も罵られ、泥水に浸かった。
そんな中でどうやって私に立ち上がれと?
疑問である。
手を差し伸べてくれる人はいたが、深いところまで踏み込む人はいなかった。
ただ、私一人の身だけが、頼りだった。
苦しみは、二十代後半まで続いたが、それからは干からびたような日々が続いた。
こうして文字を打ち続けているのは、私がそれを乗り越えて生きているから。
それは、生の証である。
勲章などいらない。
戦った証は、血の味となって、口の中に拡がっている。
手のひらに巻いた包帯は、傷を負った腕を隠すためにあるのではない。
ただ、死にたかったあの日に、私は帰れるならば、永遠に続く苦しみなどない。と、言うだろう。
子どものように
大人も子どものように、我儘に生きられたらどれだけ楽なんだろうな
最近、ガキの出るアニメを何本か見たけど、子どもの身勝手さにはイライラしたな
SPY×FAMILYの黄昏が言うように、泣いたら許されると思ってる姿勢は腹立たしかった
子供は大人より賢いのだと感じる瞬間があった。大人になるにつれ、子供の時のような素直さが減ったように感じた。体は、身長が伸びれば体重が増える。それと同じように肉体的にも精神的にも大人にならなければいけなかった。
けれど、私は肉体面は順調に成長したが精神的成長に支障をきたす事柄が起きた。その日から大人と同じような振る舞いをしなくてはいけなくなった。このおかげで、私は周りから精神的には安定しているかのように見られるようになった。そんな訳ないだろうと大声で助けを乞う事が許されるなら、私は涙でぐちゃぐちゃな顔を表に出す事ができただろう。
けれど、私は今日も仮面を被っている。仮面の下にある子供の面を針金で皮膚と仮面を縫い付けている。この痛みが無くなるのは、いつになるのだろうか。もしかしたら、なんて期待は打ち砕かれる前に捨てているというのに、何が私を痛めつけるのだろうか。
子供のように、助けを乞う事が出来る強さを。
お終い
子供のように
蒼空いっぱいの
目が覚めるような星が
君の瞳を 輝かせていくよ
子供のように そっと聞かせて
銀河の星が 今夜は君に
教えてくれた 全てを
100年続いた 神話のロマンスを
深夜のビルの 屋上を 駆け抜けて散った
ほうき星は君の 願いを聞いて
君の街へと 夢を降らせる
何度だって 空に描いた
あなたのように なれますように
心の中を 切り裂いては 走り抜けていく
彗星のような まばたきのような
僕らの街は いつから こんなにも綺麗な
輝きを放つ 夜空のしたで
いつか僕らが 少年の頃に
描いた星座 空へ広がる
真空の空を 流れる星のように
【子供のように】
子供のようにはしゃぐ君が好きだ。
作ったものをすぐ見せに来たり
何かあるとすぐ笑ったり泣いたり
とにかく君は世界一可愛い。
子供のように この時が永遠に続くと思っていた
子供のように何も考えずに色々できたらいいのにな
大人は大人の生き方があるし
子供にできないこともできるようになった
それでも
もっと純粋に感動したり
もっと素直に貪欲に物事に向き合えていた
あの頃の自分を羨ましく思う自分がいる
早く大人になりたかったのに
今は戻りたくて仕方がない
でも大人になって得たものも捨て難いので
あのエネルギーやフレッシュさを
1/10でもタイムカプセルに詰めておけばよかったと思う
初めての
同窓会。
もう、
あれから
と
言う程の歳月が経つ。
私は
ずっと行かなかった
と言うより、
両親が離婚してから、
住所が変わり
私も独立して
住まいも転々としていたから、
連絡先不明者リストの
一人に
なっていた。
偶然に
同級生と会う。
それから
同窓会の話になり、
参加に至る。
すっかり、
変貌した人、
相変わらずな人、
様々だ。
でも、
やっぱり
話をすると
変わらない。
懐かしいな〜
気の合う仲間との会話も
盛り上がり。
はしゃぎだす。
変貌したとは言え、
笑顔は変わらないなぁと、
懐かしい
昔に戻る。
あの頃
仲良しだった
幼馴染も来ていた。
幸せな気分になって。
子供の頃に
戻りたいなんて、
思わなかったけど、
今、だけは
あの頃と同じ時間だった。
彼女は彼の優しさに惹かれ、彼と一緒にいると子供のように心が軽くなることに気づいた。彼はいつも優しく微笑みかけ、彼女が落ち込んでいるときは、彼女を抱きしめて慰めてくれた。
彼女は彼に心を許し、お互いを信頼するようになっていく。そして、彼女は彼に惹かれ、彼との関係を深めていく。
しかし、彼女は彼が過去に抱えた傷を知り、彼を救いたいと思うようになる。彼女は彼を支え、彼が自分で傷を癒すように助ける。
やがて、彼は彼女に心を開き、子供のように彼女と一緒に笑い、遊ぶようになる。そして、彼女との愛が彼を癒し、彼女との関係がより深くなっていく。
子供のように、純粋な愛で結ばれた彼女と彼の物語である。
『太陽』
澄んだ瞳、紅潮した頬、柔らかいえくぼ。
すべてがまぶしいあなたの純粋無垢な笑顔が、私は憎い。
なぜあなたはずっと子供のように笑っていられるの?
この世界は残酷で、醜くて、汚い。
私は決してあなたのように笑えない。冷酷で醜悪なこの世界に希望を持てないから。あなたの底抜けに明るい笑顔がまぶしくてまぶしくてたまらない。
──でも不思議と見るのはやめられない。
憎たらしいほどに美しいあなたの笑顔はまるで太陽。日に当たらないと弱るように、私はあなたがいないと生きていけない。
だから私はあなたを守ろう。あなたの笑顔が曇ることのないように。
テーマ:子供のように
もうすぐ高校に行くというのに、
子供みたいに無邪気に遊ぶあなたの笑顔には
楽しみと同時に
悲しみも混じっていた
#12
子どものように自由に。
子どものように無邪気に。
子どものようにワクワクしながら。
これから死ぬまで変わらず生きたい。
子供らしく死ぬことが一番幸せなんだ
憧れは憧れのままでいてほしいものだ
その体にすがり付いて、泣いている。
言葉にならない「置いて行かないで」が嗚咽として響いた。
大人の男なんだけどなぁ。あーあ。また、そんな古臭い価値観を持ち出す。そんなだから、おまえはダメなんだよ。
ごめん。カッコ悪くて。情けなくて。強欲で。
私は今中学1年生
色々な物が大人料金になってきて、大人扱いだなぁって思う時もあるんだけど
まぁ、まだまだ子供なんだよね。
まだ義務教育。
中学校に入学してから5ヶ月程度経つけど、
小学生が羨ましくなる時が増えてきた。
帰ってきて、公園で遊んで、みんなでお菓子を買いに行って。
部活とか無いから自由が多いんだね。
最近はインドア。
昼休みに外に行って遊ぶこともないし、放課後に友達と会って遊ぶこともない。
たまには幼い子供のように外で遊んでみたいもの。
あ、そうこうしてる間に期末テストが...
やっぱり、インドアに限るのか。
【子供のように】11 kogi
大人になったら
思い切り泣けないよね
なんて思いながらベッドで声押し殺して泣いている
//子供のように
子供のように
広げた足音
まっさらな雪を踏みしめてゆく
夕暮れ時。いつもならもう家に帰っている時間。私は今日、お母さんに学校の用事で遅くなるなんて嘘をついて公園のブランコで1人座っていた。
「………言えるわけないよな」
今、高校3年生の私は進路を決めなければいけなかった
お母さんが望んでいるものは医者。
正直、私が好きなのは絵だ。だから、
そのことを勇気を出して言おうとしたことがあった。
「お母さん…ちょっと今いいかな?」
「あら、どうしたの」
「えっと、その 進路のことなんだけど」
「…お金のこと?」
「えっ」
「いいのよ。心配しなくても むつみの夢なら私たち
応援するからね 好きなところを選びなさい」
「…!ありがとう!あのね…!」
「あー、そうそう 良さそうな大学を私も調べてみた
のよ」
そう言って差し出された母親の手にあったのは、
医大のパンフレットだった。
「あ…」
「ほらこことかどう? 家からは少し遠いけど、
評価がとってもいいのよ」
「……えっと う、うん!すごくいいところだね
お母さん調べてくれてありがと」
「いいのよ でも全然他のところでもいいからね」
「うん… あ、私上で勉強してくるね」
「そう、頑張ってね」
「分かった」
気の弱い私があんな場面で医大以外の大学に行きたい
なんて言えるはずがなかった。
「…………いままで頑張って練習してきたけど…
もう意味はないかな」
そう思うと涙が出てきて、私はそれを振り払うみたいに思いっきりブランコをこいだ。
「あれ?むつみ?」
後ろの方から声が聞こえた。私は急いで涙を拭いて、笑顔を作ってから、後ろを振り向いた。
「今日は、なつみ帰るの遅かったんだね」
「うん、部活が長引いちゃってさ、むつみはどうした
の?いつもなら急いで帰ってる時間なのに」
「…なんでもないよ 今日はお母さん帰り遅いから
ちょっとのんびりしてただけ」
「ふーん… むつみ!」
「え、何?」
「あ、そこまで走ろ」
「え?なんd」
グイッと腕を引かれて私も一緒に走った。波止場に着いた時には、私もなつみも息が切れていてゼェゼェ言っていた。こんなに思いっきり走ったのは久しぶりかもしれない。私は息を整えてからなつみに聞いた。
「どうしたの?いきなり走ろうだなんて」
「…なんか思いつめてるみたいだったから」
「え…、」
「隠せるとでも思った? 全く…
何年一緒にいると思ってんの」
「16年」
「そこは答えるとこじゃない!」
「…ふふっ」
「あ! やっと笑った」
「え、笑ってたでしょ?」
「作り笑い。」
なんでわかってしまうんだろう。自然に身に着いたものだし、練習したわけでもないけれど、結構自信があったのに。これを言ったらそんなのに自信を持つななんて怒られそうだけど、笑
「そうだね。やっぱすごいや」
「当たり前! よし!次は鬼ごっこだ!」
「え、また走るの?」
「むつみ鬼ね! 10秒数えたら来て」
「え?!拒否権無し!?」
勝手に鬼ごっこを始めて、なつみは公園の方向に走って逃げていった。
「… 本当昔から変わんないな」
「むつみー! もう10秒たったでしょ。早く来てー!」
遠くからなつみの声がした。…今だけは全部忘れて、子供の頃に戻ったように遊ぼうか?
まあ、たまにはそんなこともあっていいかな
「行くよー!!」
思いっきり叫んでから、私は駆け出した。
君に恋焦がれて
君以外と結婚した
子供の頃のように
上手くいかなかった。
『お父さん』
父に最初に会ったのは、15の時。
背の高い、知らない人が
私に向かって「お父さんだよ」と言う。
私に父の記憶はない。
ただ、クリスマスには毎年願っていた。
「お父さんに会いたい」
父の横には小さな男の子。
彼は父を「お父さん」と呼んでいた。
私は「お父さん」と呼べないまま
1人になってから、子供のように泣いた。
#子供のように