『子供のままで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
すぐ拗ねる、人のことをよく揶揄う、くだらない嘘をつく。
ゲームで負けたらコンセントを抜くくらい負けず嫌い。
1回気に入ったことはずっとやるし、同じものずっと食べてる。ルーティンと言えば聞こえはいいが、ただの偏食だ。
勉強が嫌いで興味のないことは秒で飽きる。じっと出来ない。
永遠のピーターパン。お前はあの頃から見た目も中身も何一つ変わってない。子供のままだ。
頼りがいがあるのは昔からだ。頼もしさが増しはしたが、
兄貴肌なのは変わらない。アニメ版のジャイアンと映画版くらいの違い。
つまりブラッシュアップはされているが根本は一緒。
俺はこんなに変わってしまったのに。
お前は目まで変わらないのか。
お前の目には俺が子供の頃のままに見えているのか。
「いちばんかわいいよ」
「顔が好き」
「村上さんの方がかわいいな」
そんな訳ないのに。あの頃と変わらない言葉をくれるのだ。
いや寧ろ、お前の『かわいい』を戯れ言と飲み込めない俺が、『子供のままで』いるのかもしれない。
(真に受けたいなんて馬鹿げてる)
作者の自我コーナー
いつもの。自分では捨てた思っているものを見出されて居心地が悪い人の話。地続きに同じ人なんですけどね。
男の子は母親が好き。なんて、よく聞く言葉な気がする。
思春期があるおかげで反抗期も普通にくるわけで……それを乗り越えて、母親も子を更に好きになるらしい。
マザコン、なんて言葉もよく聞くけれど、言葉だけ聞けばなんとなく、嫌な感じがする。
もはやこれも一種の依存だ。
私の弟もそれなりに母親を好いてはいたけど、私の彼ほどじゃないな、とつくづく思う。
だって旅行にも遠出のデートにも彼は自分の母親を連れてくるし、ここまでくると少し怖い。母親だって満更でもなさそうだし。
嫌になる人もいるだろうが……私の場合は、幸い仲は悪くないし、このままでもいいかとお付き合いは続行させてもらっている。が、まぁ重度だな、と思うことはある。結構ね。
人によるかもしれないが、子どもは大きくなれば自立して、大切な人もできる。母親はそれが悲しくなるものみたいだし、仕方ないか。
母親が願うのは、子どもの幸せ。あとは……
「いつまでも子供のままでいてほしい」。なのだ。
あなたと過ごす尊い時間
いつまでも続けば良いのにね
子供のままで永遠に
子供のままで
子供が純真無垢だとか
純粋で素直で気楽でいいなんて
思っちゃいけないよ
行きたくもない学校に行き
出たくもない行事に参加して
仲良くしたくもない友達に気を使って
大人の都合で人生の選択を余儀なくされる
子どものままでいたいとか、
何か勘違いしてないか?
半世紀生きたけど、大人になれた気がしない。
いや、とゆーより、大人の定義って何なんだろ。
二十歳を超えたら大人だってんならもう立派な大人。
子供を作ったら大人ですってんならもう立派な大人。
働いて稼いでたら大人だってんならもう立派な大人。
どれもクリアしてるけど、実家の両親に会えば、自分はいつだって彼らの子供な訳で。
屁理屈っぽいが、どこかで明確な線引きがされているとしたら、成人の日か。
でも、その日を境に自分の何が変わる訳でもない。
近年、大人の都合で成人年齢が18歳に引き下げられたりもしてるし、そこでなきゃならない理由もないようだ。
結局、もう大人なんだから、とか、まだ子供のくせに、とか、都合のイイ扱いをするための詭弁なんじゃないかと勘ぐってしまう。
イイ年こいて。
人の成長は一本道だし、どこかでガチャンとトランスフォームする訳でもない。
そんな人生のある時点で、急に「あなたはもう大人です」とか言われても、「何が?」って話だと思う。
気付いたらこんな年になってた、ってのが現実だし。
別に、子供のままでいたかった訳じゃない。
大人には大人ならではの楽しさや特権や自由があるし、子供時代の幸せだった記憶だってあるから、今ここにいることへの不満はない。
ただ、例えば子供を相手に、大人としての対応を求められる場面があったら、いまだに戸惑う自分がいる。
だって、大人になれる研修なんて受けてない。
自分のままで年を重ねただけだ。
もちろんそれなりに人生経験は積んだけど、それは人それぞれであって、きっと対応は十人十色だと思う。
だとしたら、それは大人としての対応ではなく、自分個人がどう動くかってことで、大人子供は関係ない話になる。
なのにきっとその対応によっては、「大人のくせに」とか言われたりする。理不尽だ。
どうすれば大人らしかったのか、教えてもらいたい。
もちろん、一般常識としての大人な行動はわきまえているつもりだが、最近、イイ大人がお店や公共の場で暴言を吐いたり暴力を振るうニュースをよく目にする。
大人の一般常識なんて、すでに崩壊してるんじゃないかと感じているが、そんな中で、大人らしさを歴然と説ける人なんているんだろうか。
ああ、なんだか話が面倒になってきた。
まあ要するに、自分は我が子に対しても、親としての責務は果たすつもりだけど、親だからといって重圧をかけたりはしない。
大人ぶって、子供に指図出来る権利があると思ってない。
だって、中身はたいして変わらないから。
数十年長く生きたくらいで、人間の中身はそう変わらない。
それに気付けない、気付きたくない奴らが、お店や公共の場で暴言を吐いたり暴力を振るったりするんだと思う。
もちろん我が子にも。
つまりは、そーゆー人こそ子供のままで、プライドだけが成人を迎えちゃってるんだろうな。
おめでたいな。
子どものまま
お願いだから純粋なこどもの心で大人になってと何度思ったことだ。大人になると汚れてしまう。だから、大人にならないで。と願うけど君は大人になる。
私は君が純粋なきもちを持ったままの大人になると信じて送り出す。
いれものがかたちを変えていくことに追いつくすべを探しに呼んで
題 子供のままで
「あ、風船だぁ」
私は空を飛ぶ風船を見て歓声をあげる。
隣で彼氏が同じように顔を上げた。
「珍しいな、最近ヘリウムガス足りなくて風船の価格もあがってるはずなのにな」
「ちょっと!何でそんないつも現実的なの?!」
私は彼氏の言葉に憤慨して言う。
「いや、ひなたが子供っぽすぎるんだって」
「ひど、彼女に向かって」
私が言い返すと、彼氏は冷静な目で私を一瞥した。
「別に、彼女なことと子供っぽいことは関係ないだろう?」
そう言われて、ムカムカと怒りが込み上げてくる。
「じゃあ!たかとはないの?こう、わぁ、きれい〜すてき〜みたいなのは」
「別に」
即答。
この男〜!!
「ほら、見てよ、これっ、こないだ撮ったの。虹が雲にかかったベストショット!!」
「どれ?ふーん、いいんじゃない」
「反応薄すぎ・・・!」
私の力作の写真を見せてもたかとは顔の表情一つ変えずに感想を話す。
いつもいつも現実的であまり取り乱さないたかと。
頼りにはなるけど、私が子供っぽいってしょっちゅう言われる。
ていうか、私はたかとが落ち着きすぎなだけだと思うんだけどね・・・。
「じゃ、これは?」
私は写真をスライドさせて、その前に撮ったたかとの好きなゲームの新作情報を見せた。
私もたかともそのゲーム大好きで、よくオンライン対戦してるから・・・。
「あ、店頭に情報出てた?知ってたよ」
そっか・・・たかとの方が情報通だったわ・・・。
私はがっかりして携帯の画面を閉じようとして、もう一回スライドさせてしまった。
「え?なにこれ?」
そこで、たかとの声色が変わる。
何かと思って私もたかとと携帯画面を覗き込む。
「ああ、これ?何かね、ひさびさにいとこのお姉ちゃんが来て、服をプレゼントしてくれてメイクしてくれたんだ〜」
私が笑顔で答えるけど、たかとの表情は変わらない。
「そうじゃなくて、この、横でひなたの肩に手を回してる男は?」
険しいたかとの顔に珍しいなと思いながら答える。
「え?幼馴染だけど・・・隣に住んでる。いとこのお姉ちゃんと一緒によく遊んだから来てもらったんだ〜楽しかったよ」
私が笑顔でたかとを見ると、たかとはフイッと横を見た。
「楽しそうだな、本当」
「たかと・・・?」
あれ?こんなたかと初めてかも。あんまり機嫌悪くならないのに・・・。
幼馴染と一緒にいて機嫌悪くなった?まさかたかと・・・。
「ヤキモチ?」
思い当たった言葉が口からこぼれる。
たかとは当惑したような表情で振り返った。
「や、やきもち?俺が?」
「だって、たかと機嫌悪くなったじゃない、幼馴染の話したら。大丈夫〜!幼馴染はずっといとこのお姉ちゃんに片思いしてるんだから」
「別に、気にしてない・・・」
たかとの見たことない表情に、私の顔に思わず笑顔がこぼれる。
私はたかとの腕に飛びついて言った。
「たかとも案外子供っぽいんだね〜!」
私の言葉にかぁぁと赤面するたかと。
「うるさいな」
とそっぽを向く。
うん。
冷静でしっかりしてるたかとも好きだけど・・・。
こんな風に動揺してヤキモチ焼いてるたかとも・・・。
「好きだよ」
私は赤面してそっぽを向いたままの彼氏の耳に囁いた。
子供のままで 初夏や子供のままでいる老父
両親も子供のままで五月晴
おい皐月子供のままで生きてやる
子供のままで死んだ夏の被爆者
地の影は子供のままで原爆忌
夏あざみ子どもの頃のままの森
入学の高校生は子供のままで
〈子供のままで〉
齢二十二。
「歳を食っただけの奴は大人ではない」というのは私の持論だが、同時に私個人に指した嘲笑でもある。
揚げ物や味濃い物は胃が受け付けず、唐揚げを食らう友人の横で冷奴と出汁巻きをつつく。整骨院へ赴けば、骨盤が歪んでいる、全身の凝りが二十代の代物ではないと哀れまれた。
正直、己で己の歳を疑う。時折に免許証の生年月日欄を確認する程に。今でこうならこの先は?老いとはこうも早いのか?
恐らく身体が死に近付いている。
昨日は、露台でしゃぼん玉を吹いた。大きくなるよう慎重に。先月末は田舎の実家へ帰り、手当り次第買い揃えた花火を遊び尽くした。地味に工程の多い知育菓子を丁寧に作り、完成品に感動もした。
綺麗を綺麗と、楽しいを楽しいと恥じず言葉にするまで長い時間を費やした。天邪鬼な幼少期には到底出来なかった進化。些細な事柄であり、我ながら年老うことの利点でもある。性急すぎる身体の老いは辛いものがあるが。
純真無垢に子供でいられることの何と幸せなことか。
それに然と気付く暁が、もうお前が過去を偲ぶ廃人になってしまったという証明をしてしまうだろう。
そうやって日に日に汚れ腐ることが、大人になる条件の一つだ。
子供のままで
子供のといえばゲームに漫画。そういうわけで今日はジャンプの感想を書こう。
まずはワンピース。最近のワンピースは面白いな。世界の真実が明かされていくのがたまらないね。思ったよりも真実が明かされていくし来週も楽しみだ。
次は呪術。ついに明かされたフーガの力。主人公以外全滅かと思いきやの展開。やっぱり呪術面白いわ。戦いがクライマックスに近づいてきた。
ただ正直これだけ引っ張ったにしては火力ショボいなって思ってしまった。面白いしあの展開で正解だとは思うんだけど、って気持ちがあるのは確かだな。
気を取り直してカグラバチ。結構いい感じのテンポで話が進んでていいんじゃない。結構いいよ。うん。なんでかあまりテンション上がらない作品だけど。
そういえば忘れていたアストロ、だっけか。タイトルうろ覚えだけど東リベ作者のやつ。これもテンポよく次のバトルに突入。面白いけど今のところそこまで魅力はないけど果たしてどうなるか。
最後は新連載。タイトル忘れたな。まぁいいか。予告で絵を見たときはこりゃ打ち切り作品だなと思ったけど予想よりも絵も話も悪くない。
ただ悪くない程度の作品がジャンプでやっていけるのかな。打ち切りになりそうな新連載。一応これからも見るかな。
今週のジャンプも面白かった。感想を書いたもの以外にも超巡とかキルアオとか面白い作品はあるしやっぱりジャンプはいいですね。
子供のままで生きることは難しい。
他人の痛みを知ったり、自分が傷つけられることがあると、純真にはいられなくなるんだ。
その痛みを、他に与えない縛りを自分につけて、生きてゆく。
痛みを複数知れば、他にも痛みを生み得ないか、本という間接体験を通して、思考範囲は広がり、深まってゆく。
教養のはじまりは、知識を持ちたい欲求ではなく、人を理解したい理解欲求からであるべきと思うのだ。
テーマ「子供のままで」
小さな頃よく遊んだ“こたちゃん”
小学校でも一緒の“こたちゃん”
中学生になって友達にからかわれてる“こたろう”
高校生になって彼氏になった“こたろう”
小さい頃から泣き虫な“はるちゃん”
小学生ずっと好きな“はるちゃん”
中学生友達にからかわれて真っ赤な顔の“はるか”
高校生になって彼女になった“はるか”
小さい時から変わらない笑顔で笑いあった“二人”
あの頃と変わらない笑顔で小さな子どもの
名前を呼んだ“ひな”
私の周りの人はどんどん成長してる
私だけ成長しない
子供のまま時が止まっている
鏡見て 若き面影 残しおり
今ではそれも 良いところかな
子供のままで
子供のままでいたかった、
このセカイが見えない子供のままがよかった
残酷なこのセカイ 知りたくなかった
凍てついた愛のセカイ そんなものから
生まれたんだ、私って
汚れた夢のセカイ 叶わないのに
なんで夢を見せてくるの?
自分なんてちっぽけなんだなってだんだん
わかっていく、溜め息ばかり増える日々
大人になるための授業は受けてきた
でも大人になる授業は誰も受けていない
子供のままならこんなセカイ
知らずに生きていけたのに
子供のままで、いたかった―
子供のままで
いられたら…
でも、
子供のままでは
いられない現実があって…
大人になりたいのに
幼いままの自分がここにいて…
でも、大人ってなんだ?
子供のままで
ある日 仕事場に行くと上司が若返っていた。
「おお~助手くん来たか~」だぼだぼの白衣の袖を揺らして僕の上司 自称発明家の
博士は、昨日までは、僕より年上の老齢の
大人だったのに 今日は僕より年下の
少年の姿に変わっていた。
「は...博士ですか....」と僕がおそるおそる
聞くと 博士は、「如何にも」と頷いた。
「どうしちゃったんですか?その姿」
僕が現実が信じられず疑問を呈すると
「若返りの薬を発明したのじゃ成功して
何よりじゃ」
口調は、間違いなく博士だった。
「わ..若返りな..何でそんな物を...」
「君が昨日呟いていたじゃろ
いつまでも子供のままで居たいと
それを聞いた瞬間 儂の中で天啓が
降りたのじゃこれじゃとな!!」
僕は昨日の自分を振り返る確かに
仕事に追われて膨大な資料の山を見つめて
そんな事を呟いた気がする....
「博士 僕は別に若返りたい訳では無く..」
唯 子供のままの心で大人になれたら
仕事も義務では無く趣味として心良く
受け入れられるのでは無いかそんな事を
思ってしまったのだ。
「いやいや助手くんこれは中々の
アイデアじゃ見てくれ体が軽いこの体なら
フィールドワークも出来るぞ!」
そう言うと博士は、いそいそと荷造りを
始めた。
「よ~しそうと決まれば出かけるぞ
助手くん!」
「えっ で 出かける?」僕は話の進み
具合に付いて行けなかった。
「テレビのニュースで言ってたんじゃ
Y山で幻の鉱石が見つかったとな真相を
確かめたくて ずっとY山に行きたかったん
じゃが...年齢を理由に諦めていたんじゃが
助手くんのおかげで決意出来た
感謝する。
と言う訳で助手くん一緒にY山に行こう」
そう言って博士は、僕にも荷物を背負わせ
決定事項の様に活き活きと外を指さし
フィールドワークに僕を連れ出し
Y山に出掛けたのだった。
そうしてこの時 僕は、思った。
嗚呼 子供のまま大人になった人が
僕の目の前に存在していたと....
そうして老いを克服した博士は発明の
技術と好奇心を携えて 西へ東へ
北へ南へ 東奔西走 行ったり来たり
フットワークが軽くなった博士を
止められる者は、いなかった。
僕は、博士の前でぼやいたり呟いたりするのは止めようと心に誓う
こうして 数日間 若返りの薬の効果が切れるまでフィールドワークに行きまくった
僕と博士は、後に全身筋肉痛に苦しめられる事になるのだった。
子供のままで
こうして一緒に歩いてくれる
どこにでも一緒に歩いてくれる
もしもあなたがいなければ
のぞんでいた今日は無かったと思う
まちなみが移り変わる寂しさとか
まんぜんと過ぎる日々の虚しさとか
できることなら受け止めてくれて
ごめんね 安心して大人になれなくて
【子供のままで】
子供のままでいたかった
何も考えずに生きたかった
子供のままでいたかった
みんなが私を可愛がってくれた
子供のままでいたかった
ずっと大人になりたいと願っていた
子供のままでいたかった
今の苦しさなんて知りたくなかった