子供のままで』の作文集

Open App

子供のままで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

5/12/2024, 12:47:03 PM

「子供のままで」
感情のまま好きと言えたら
どんなにいいだろう。

大人になるほど余計なものが付属されて
たった二文字が呑み込まれてしまう。

そして胸の奥で燻り、炭となるんだ。

5/12/2024, 12:47:00 PM

「俺はアイスクリームのことが……好きだぁぁぁぁ」
 観衆が見守る中、俺は腹の底から、アイスクリームへの愛を叫ぶ。
 ここは大声大会。
 声が一番デカい奴を決める大会だ。

 俺は、この大会でこれまでの人生14年の中で一番大きな声を出した。
 きっと参加者の中で一番大きい声だろう。
 優勝はもらったな。

「失格」
 だが失格だった。
「なぜですか!」
 俺は偉そうにふんぞり返っている、開催者の男を睨みつける。
 だが男は無表情のまま、俺を睨み返してきた。

「あのね、分かってる?
 ここは声の大きさを競う大会なの」
「知ってます」
 そんなこと知っている。
 大声大会は、声の大きいヤツが正しい。
 小学生でもわかるだろう。
 俺の事をバカにしているのか?

「では、なぜ――」
 男は、相変わらず表情のない顔で俺に問う。
「なぜ、『決められたセリフ』を言わない?
 ルールで決まっているだろ」
 まるで物わかりの悪い悪役のような言葉を吐く。
 たしかにこの大声大会では、叫ぶセリフが決まっている。
 だが――

「それには理由があります」
「理由?」
 ルールを守らない理由がならある。
 まったくまだ気づかないのか。
 察しの悪い大人だ。

「ユニーク賞狙いです」
「ユニーク賞……」
 男が初めて表情を崩す。
 理解できないという表情だった。
 では説明しなければなるまい。

「『アイスクリーム』と、私は叫ぶの英訳『I scream』(アイ・スクリーム)、そして『愛をscream』の三重に――」
「違う、そういう事じゃない」
 男は俺の言葉を遮る。

「この大会はユニーク賞は無い」
「でも他の大会ではあります」
「ほかも大会はね。だがこの大会はない」
 頑固なヤツだ
 だけど、想定内でもある。
 あらかじめ用意した演説を行う。

「今、世間では多様性が叫ばれております」
「そうだな、それで?」
「こういった時代に『たった一つの決められたセリフを叫ぶ』というのは、時代に逆行してませんか?」
「……何?」
 男が驚いたような声を上げる。

「多様性が叫ばれている時代だからこそ、決められたセリフではなく、自由に叫ぶことが出来る。
 大声大会はそうあるべきではないか?
 俺はそう信じたからこそ、あえて違うセリフを叫んだのです」
「そこまで考えていたのか……」
 男は、俺の言葉に感銘を受けたのか、鼻をすすり始めた。
「君の言う通りだ。儂が間違っていた」
 よし、勝った。

「君の主張を全面的に受け入れよう」
 これで俺はあんな恥ずかしいセリフを言わなくて――
「だから、もう一回叫んでくれ。
 『決められたセリフ』でな」
「は?」
 男の言葉に耳を疑う。

「ちょっと待ってください。 俺の言い分を認めてくれたんですよね?」
「そうだ、認めている、君は正しい。
 しかし他の参加者の手前、君だけを例外扱いするわけにはいかん」
「な、に……」
 何かがおかしい。
 こんな展開になるなんて、どうしてこんなことに……
 俺がショックを受けている間も、男は話を続ける。

「他の参加者の中にも、君と同じように違うセリフを叫びたかったものがいるかもしれない。
 だが、他参加者たちは、そんな思いを押し殺して叫んだ。
 君だけ例外を認めるのは、他の参加者に示しがつかないのだよ」
「でも多様性が――」
「ああ、分かっている。
 来年から、自由に叫んでいい事にしよう。
 だから――」
 俺は見た。
 男は邪悪な笑みを浮かべていた。
 そして男は言う
「だから今年だけは、決められたセリフで叫んでくれ」

 馬鹿な、と頭の中で叫ぶ。
 要求が通ったら、そのまま帰ろうと思っていたのに、こんな事になるなんて。
 奴は俺の要求をのんだ。
 だから次は俺が要求を呑む番だ。

 もし俺がここで逃げれば、卑怯者として笑われるだろう。
 男は俺の要求を呑むふりして、逃げ道をふさいだのだ。
 畜生、大人って汚い。

 頭をフル回転して、なんとか打開策がないかを考える
 だけど何も思いつかない。
 時間が無さすぎるのだ。
 観衆も、俺が叫ぶのを待っている。
 もうヤケクソだ。
 俺は大きく息を吸う。

「お、お母さんいつもありがとう! 僕は頑張っているお母さんの事が大好きです!」
 俺は観衆が見守る中、会場で愛を叫ぶ。
 会場に巻き起こる盛大な拍手。
 その歓声の中で、母親は涙ぐみながら俺の動画を撮っていた……


 だから嫌だったんだよ。

5/12/2024, 12:45:20 PM

「子供のままで」

夏になると着ていた
赤いタオル地の水着
胸元に カニさんのアップリケ
母は大きな麦わら帽子

小学生だった
おもちゃのバケツにシャベルを入れて
砂浜を走る
笑顔だった
笑い過ぎて 顔がブレていた

カメラを構えていたのは父
砂山を作ったのは姉
おもちゃのシャベルでトンネルを掘った

何がそんなに可笑しかったのか
ねえ君 大人になった私に教えておくれよ

5/12/2024, 12:44:03 PM

【子供のままで】

自分が大人になれたか、子供のままで歳だけとっちゃったかはわからないけれど、
私は小学校高学年あたりの頃には、今の私とほぼ同じくらいの中身になっていたと思う

興味のあるもの・ないもの、世の中への視線、人間の本質についての理解度etc…
だいたい高学年くらいから変わっていない


子供か大人かについて、みんなよく定義を議論したりしているけれど、私はあまり興味がない
大人らしくなりたいのか、子供のままでいたいのか…どうだろう、わからない

それよりも私は、私の完成形になりたい

どうなると完成形なのかは、まだはっきりとはわからないけれども…

5/12/2024, 12:43:07 PM

子供のままで

子供の頃はいつも目の前の楽しいことに
目を輝かせていた
世界はすごく単純でおかしく見えていた
今はただ誰が悪いわけでもない過去に囚われて
そのくせ未来のことから目をそらして
何かが変わるのを待っている
もしも子供のままでいられたら
なんて、つまらないな

5/12/2024, 12:42:46 PM

「子供のままで」




子供の頃の夢はなんだっただろう。
ヒーローだったか、はたまた花屋でもしたかったのか。今となってはよく思い出せない。後ろを振り返れば、血塗れの道だった。暗くて付き纏う。飲み込まれそうなほど深く作られていったその道。


“他人に誇れるような人生なぞ、歩めなかった”

___

そう言い終わると、彼は椅子に腰をかける私に背を向けて寝てしまった。
不躾だったか。後悔しても遅いが、そう考えてしまうのは必然だろう。彼は、いつもは堂々としていてリーダーシップがあり、王そのものの在り方なのに、どうしてか極稀にこういう卑屈な部分が出てくるのだった。

「…子供のままでいれば辛い思いも、痛い思いもしなくて済んだのに。」


そう心の中で思ってしまった。

5/12/2024, 12:41:26 PM

「子供のままで」

母の為に、子供のままではいられなかった。
大人になっても信頼を得る為に、歳を重ねたかった。

5/12/2024, 12:41:20 PM

『子供のままで』#4

きっと、ぼくは君に釣り合わない。神様だってそう言うはずだ。だってこんなに綺麗で、こんなに真っ直ぐで。お姫様みたいな君のとなりをぼくは歩けない。歩いちゃいけない。
でも、ぼくたちだってまだ子供だ。恋愛なんてわからなくてもいい歳だ。わからないフリしても許してくれるよね。ずっと子供のままでい居たいけれどそうもいかない。だから、今だけ。
寝ている君の頬にそっと口づけた。

5/12/2024, 12:40:04 PM

子供のままでいたい

そんな事も思ってた

でも大人になっても

きっと楽しいことはあるだろう

5/12/2024, 12:37:09 PM

「子供のままで」

いつまでも
子供のままで
いたいけど
それだと
大人になってから
子供からもらう
あのなんとも言えない
気持ち
わからないのかも…
あのなんとも言えない
気持ちのために
子供やめて
大人になるのかなぁ。

5/12/2024, 12:36:19 PM

1秒でも早く大人になりたくて、もがいてたあの頃
18の春、家を出て一人暮らしを始めたあの日
狭くて古いワンルームは、私にとって最高の城だった

#子供のままで

5/12/2024, 12:35:04 PM

子供のままで

大人になったら忘れてしまう。
あの頃の思考、感動、想い出、景色。
だったら、ずっと子供のままでいようか?
そんなこと、できるはずがなかった。
だから、時々思い出しては見ないか。
大人になりすぎないように。
あの頃の、小さな記憶をもう一度。

5/12/2024, 12:34:05 PM

子供のままで

前はずっとそう思っていた
何も考えずに全力で楽しめる
知らなく良いことは大人がふせてくれる

でも…

端からみたら
全員で子供騙してるじゃない
無邪気にその人を慕って信じて
裏ではひどい事してるのに

だから大人にコントロールされる
子供のままは嫌だな

5/12/2024, 12:32:37 PM

"子供のままで"

 大我はあまり笑わない。
 笑ったとしても、それは煽るような挑発的な笑みで心からの笑顔は、普段は殆どしない。
 だが二人の時は、笑顔をよく見せてくれる。
 そんな大我の笑顔が好き。
 小さな花が静かに咲くようなふわりと笑う笑顔も、子どものような純真無垢な笑顔も好き。どちらの笑顔も可愛い。後者は本人に言ったら『悪かったな、ガキみてぇで』と拗ねてしまいそうだから、聞かれても言わない。
 俺の前で笑顔を見せてくれると、俺が大我の安心できる居場所になれている、とその度に実感する。
 勿論普段も可愛い。無意識にあのハンドサインをするのも、驚いた時の反応も。
 付き合って間もない頃。初めて部屋に入った時、棚に専門誌や論文等が几帳面に並び収まっているのに、下の引き戸の中にいわゆる少女漫画が一つの段に二列ずつ収まっているのを見て『随分可愛いものを読むな』とページを捲りながら思ったが、意外には思わなかった。むしろ、だからたまに女性的なアプローチをするのか、と納得した。
 それと、漫画の影響を受けている所も子供のようで可愛いな、と《花家大我》という男の魅力に、更に溺れた。
 自分よりも年上なのに純粋な所があって、可愛いのと同時に危なっかしさ。
 健気で真面目で素敵だと惚れて、既にどうしようもない程に溺れていたとばかり思っていたが、どんどん魅力に、現在進行形で溺れていく。
 普通の人なら大人になるにつれ忘れてしまう。子供のような純粋さを、 いつまでも忘れないで欲しい。

5/12/2024, 12:31:46 PM

【子供のままで】

「子供のままでいたい」
「…僕も」

「雨降ってる…傘持ってきた?」
「え、持ってきてないや…」

「…雨ってこんな冷たかったっけ」
「大人に近づくにつれ、身なりに気遣うから
 雨に濡れなくなっちゃうんだよね」

「…お前はずっと雨に当たってんのかよ」

「…うん。雨に当たってるときだけ自分が
 惨めに見えるんだ」

5/12/2024, 12:30:49 PM

子供時分きみの道具で夢想した(実は今でも)ねえ、ドラえもん

題-子供のままで

5/12/2024, 12:29:37 PM

何が子供のままなら良かったのだろう?
ありきたりな言葉しか思い浮かばない。
結局子供のままでは無理なんだと思う。
生きるためにはね。

5/12/2024, 12:28:51 PM

周りを気にせず、自分のしたいことをした学生時代。
いつからか気にしすぎるようになった。

大人になると嫌でもしないといけないことがある。
そんな時、子供のままでいれたらなと思う。

5/12/2024, 12:27:11 PM

子供のままで


子供でもない、大人でもない私は“おばさん”という生き物です。

それに変なプライドや見栄がくっついて今は“嫌なおばさん”になった。

このままいくと“嫌なおばあさん”になってしまうので、それらを排除せねば、とは思うのですがそれがなかなか。

“可愛いおばあさん”なんて、到底なれそうにありません。

とはいうものの、それらもある程度は必要なんじゃないかと思うのですがいかがですか?


end

5/12/2024, 12:26:09 PM

大人になりたいって思う人間ってほんとにいる???
大人になっちゃったなぁ、しかなくない???

Next