『始まりはいつも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
物事の始まりは、いつも思いがけないところからやってくる。
例えば気紛れに選んだ部活で親友と出会ったとか。人生どう転ぶか、わからない。
将来はケーキ屋さんになりたいと思ってたのに、何故か証券会社で働いている。ケーキはそのまま趣味だけど。
いつも始まりは思いがけないところから。昨日すれ違った人と、思いがけないところで巡り会ったりするかもしれない。
【 始まりはいつも 】
いい加減、学習した方が良いのは分かってる。
自分の悪いクセだと自覚してるのだから。
一目惚れして、一筋に向き合って、でも終わりを迎え。
なのに飽きもせず繰り返す。
神様のイタズラという運命を、避けて通れるわけがない。
美しく洗練されたその姿に、心惹かれるのは当然だ。
磨くほどに輝きを増し、自身が花開かせていく感覚が興奮を呼び起こす。
あぁ、また見つけてしまったよ。
これでいくつめかな?
今日からよろしく。愛する食器さん。
始まりはいつも、後悔する。
今日だって楽しみにしていることがあるから、色々頑張ったけど、意味がなかった。
最後には、後悔する。
始まりはいつも
始まりはいつも下に見られている。
同い年の人からも年下からもなぜか下に見られる。
なぜだろう?
ていうか、私の人生どこから間違ったんだろう?
もしも、好きなところから人生スタートするチャンスをあげるよ。って神様から言われたとしても私はどこからスタートすればいいのか分からない。
生まれた時から?
もう一度始まりを迎える時は間違えないようにしっかりやりたい。
みんなから必要とされる人間になりたい。
頼られる存在に。
生きていていいんだ。って思える人になりたいんだ。
始まりはいつも
え、始まりはいつも?何だろ…
始まりはいつも 映え 昨今流行りの食事処
始まりはいつも ツメ 乾燥シーズン到来
始まりはいつも コネ 芸能界(イメージ)
始まりはいつも サビ 小室哲哉氏(ほぼなイメージ)
始まりはいつも 苗床 腐海(王蟲の骸を苗床に…)
う~んダメだ、もう出てこない。
終わりはいつも 壁。
始まりはいつも、絶望から。
(始まりはいつも)
【始まりはいつも】
AM6:15
眠いながらも起床。
AM6:30
昼飯のサンドイッチを焼きながら朝食をとる。
AM7:00
旦那を叩き起す。
AM7:15
自転車に乗って旦那と職場へ向かう
AM7:20
旦那と別れ愛人の家に行く
AM7:30
愛人と職場へ向かう
AM7:45
職場に着いて名簿を書く
AM7:50
仲良い同僚と話す
AM8:20
ラジオ体操と朝礼
今日も働きます。
始まりはいつも雨
ぽつりぽつりと傘に打ちつける雨だれの音を聞くと、不意に思い出してしまう。
あの日のことを。
後悔しないと自分の中で閉じ込めていた筈なのに、湿気を帯びた空気と雨の匂いがその気持ちを呼び覚ます。
その度に
この気持ちごと、早く晴れてほしいと思うのだ。
始まりはいつも持続する時間を切断するものである
始まりはそれ自体により区切りのない時間を終わらせる
今日や明日がなかった時代はどんな暮らしだったのだろう
日陰が時間を表せることすらも気づかなかった時代
そもそも時間は人が生得的に感じられるものだろうか?
終わりのない問いが始まる
一つに手を付けることを恐れて、できるだけ深い部分には触れないようにやってきたけれど、結局手を付けなかった選択だけが手元に積み重なっていて、頼りない感触が足元を覆った。一人で、二人で、ここからどうやって歩くんだろう。道標通りに往けないのに。
はじまってしまえば、いつか終わらせないといけない盤面に乗ってしまう。きっとなんでもできたのに。可能性を捨てていくのが怖くて、なにも掬わないままの日々を、眠れない、っていいながら眠ったみたいに過ごすことを、はじめて今何年になったんだろう。
たとえば、どうせ意味なんてないんだし…、俯いている間にいつも始まっていて、手に取り損ねてしまうけれど、大切だと思ったものの終わりくらいは、顔を上げて見届けられるといい、かな。
始まりはいつも。
始まりはいつも相手から。
終わりはいつも私から。
貴女に逢うまでは。
卓球部というものは日は当たらないけど世界で1番温かいとこだよ
カモンヌ卓球部
完
始まりはいつもあなたからだった。
最初に話しかけたのも、会話のネタを出すのも、デートに誘うのも、告白も、手を握るのも、キスも。それらは全部あなたからで、私から誘うことは無かった。
それでもいい、とあなたが笑ってくれてることにすっかり安心しきって、私からなにかを仕掛けることは無かった。
それが社交辞令のようなものだとは思わずに。
言い訳になるけど、私、照れていたの。嬉しさと恥ずかしさと幸せな気持ちが先行して、だらけきった顔を見せたくなくて、自分からはいけなかった。
ほんとうに今話しかけても大丈夫?
私なんかが彼に話しかけてもいいの?
まだ心の準備も話す内容も考えてないのに?
そんなことばかり考えて、いつも自分のことで精一杯で。あなたの気持ちなんて、これっぽっちも考えていなかった。
「……うーん」
だからかな。私がそんなだから、私はあなたに棄てられちゃったの?
▶始まりはいつも #29
始まりはいつも、君から。
少し低い体温を頬に感じて、その手にすり寄る。
声もなく笑う君が、より一層近くなって。
そのまま溶かされるように、ふわふわ、ふわふわと。
指先から痺れるような愛を唯、傍受しているの。
【始まりはいつも】
「ケンカの『始まりはいつも』プリンの取り合い、秋の『始まりはいつも』花粉症、逆転劇の『始まりはいつも』誰々。いくらでもアレンジは可能よな」
なんなら「寿司食う始まりはいつもマグロから」とか。「思い出の始まりはいつの日も雨」みたいな某歌詞モドキも、書けるかどうかは別としても。
某所在住物書きは久しぶりの自由度高そうな題目に安堵して、しかしスマホではソーシャルゲームなど、余裕こいてプレイしていた。
そういえば、ガチャのすり抜けによる最大級の落胆の「始まりはいつも」、まずSSR確定演出からだ。
「……物欲センサーの始まりって、どこからだろう」
イベント周回して、ランクを上げて。物書きは貯蓄中のガチャ石に対し、どうせ溶けるとため息を吐く。
――――――
ようやく最低気温が、最低気温だけが、秋を取り戻し始めてきた感のある、最近最近の都内某所です。
某稲荷神社敷地内の一軒家に、人に化ける妙技を持つ化け狐の末裔が暮らしておりまして、
その内末っ子の子狐は、お星様とお花が大好き。
善き化け狐、偉大な御狐となるべく、不思議なお餅を売り歩いて、絶賛修行中です。
今夜は、子狐唯一のお得意様情報によると、明日の明け方までの間で、オリオン座流星群が見頃を迎えるとのこと。コンコン、昼間から子狐、楽しみです。
「おほしさまは、たしか、暗くて、高い場所がイチバンよく見えるんだ」
昔々、父狐から教えてもらったトリビアを思い出して、子狐その場所を探します。
夏の頃、正確には7月8日の過去、まっくらな場所を探しに東京の街を歩いたこともありますが、
森深く、いつか昔の東京を残す「実家」、すなわち稲荷神社が一番暗いと、子狐、学習しておりました。
「どこで、おほしさま見よう。どこが良いかな」
コンコン子狐、東京から一歩も出たことがないので、満天の星も美しい大流星雨も見たことありませんが、
ご近所の中で一番暗い神社の森に、一縷の望みを託します。
一番空が広く見える場所を求めて、とてとて、ちてちて、秋晴れを見上げながら歩いていると、
「こーよー!こーよーだ!」
ほんの5〜6枚、ちょっと色が変わっただけではありますが、
神社の庭の木の1本、そのうちの日のよく当たるあたりの、葉っぱが黄色くなっているのを見つけました。
紅葉です。
「葉っぱ、欲しいなぁ、ほしいなぁ」
コンコン子狐、流星雨そっちのけで、やっと見えてきた秋の証明をどうやって取りに行こうと、くるくるくる。円を描いて歩き、考えます。
秋の始まりは、いつも過去形です。
いつの間にか、それは始まっているのです。
雪降る田舎出身のお得意様は、「雪国の春は目に見え、秋は肌で分かる」と言います。
でも一応いっちょまえに都会っ子、都会っ狐の子狐にとって、秋も冬も、春も、始まりはいつも、「始まってた」、なのです。
その分、「それ」を思いがけず見つけたときの、
幸福な驚きと、喜びと、達成感と優越感といったら!
子狐にとっては、美味しいお肉にも、旬のキノコにも、ちょっとリッチなお魚にだって勝るのです。
「登れば、取れるかな」
最終的にコンコン子狐、小ちゃな体と、まだまだ幼い爪で、少しだけ色づいた秋の葉っぱを取りに行こうと画策します。
意外と知られていないか、結構常識か不明ですが、実は狐はイヌ科のわりに、木登りできるのです。
なお、降りるのも得意とは限りません。
「こーよー、こーよー、葉っぱ欲しいなぁ」
今年最初の秋を、宝箱に収めたいけれど、木登りした後がどうにもならぬ。
くるくるくる、くるくるくる。
稲荷神社の子狐は、紅葉した葉っぱを見上げながら、ぐーぐーおなかが空いて我慢ならなくなるまで、考えて、歩いて、悶々しておりました。
季節の始まりに、いつもその「始まり」を手に入れたくなる子狐のおはなしでした。
おしまい、おしまい。
いつだったか憶えているだろうか
いつだって単純で明快できっとまっすぐ前を向いていた
たくさんの出逢いが試練が自分を変えたけど
きっと自分の代わりはいなかっただろう
俯いていた僕よ。見てるかい?
君がその1歩を踏み出してくれたから今の僕はいるよ
たくさんの感謝と未来を
このかいなに抱きしめて
#始まりはいつも
始まりはいつも
歯の痛みは突然で、耐えられるようなものではないので、歯医者に行く。歯医者に行くと、あっちもこっちも悪いと言われ、何ヶ月も通う事になる。
そう、歯医者通いの始まりはいつも突然の痛み。歯医者には
「定期的にケアに来なければいけませんよ」
と、言われるけれど、あんなに痛くて怖い事をされるのに定期的に行くわけがない。
だから、始まりはいつも突然の痛み。
きっと皆んなもわかってくれると思う、、、笑。
-始まりはいつもあっけないものだ。
学校からの帰り道、一枚のポスターが目に飛び込んできた。近くの美術館で行われている写真展のポスター。何に惹かれたのかは今となっても分からない。ただ心躍る感覚だった。
あの瞬間がなければ、今ここに私はいないだろう。
あの出会いが私の人生のスタート地点だった。
#始まりはいつも
友人が云った。
アイネクライネって曲が好きなんだ。
モーツァルトじゃなくて、米津玄師の方ね。
「今痛いくらい幸せな思い出が
いつか来るお別れを育てて歩く」
ひとは、ひとと別れざるを得ないのだから、
別れを主眼に置いて関係を育むらしい。
私も、彼に従うことにした。
はじめまして。
あなたと楽しい思い出を刻めればいいな。
別れる時はひと思いに
思い出をビリビリに引き裂くのかな。
それとも、感傷たっぷりで
思い出を一枚ずつめくってみせるのかな。
ともあれ、乾杯しよう。
新しい出会いと、ずっと先の別れに。
お題「始まりはいつも」
始まりはいつも
始まりはいつも自分からで、やりたいって思ったことは自分でやってきた。
家事の手伝い、バイト、習い事も。
家事の手伝いは母親を亡くしてからやるようになった。料理はからっきしダメだけど簡単なのから作ってた。今は父親が料理をしてくれてるのでお手伝いするだけ。
料理以外なら部屋の掃除や自分の部屋を断捨離することかな。
人に言われる前に自分からやってきたことだけど。家族の断捨離はまだまだだ。
部屋掃除するとなにかと目についてしまって片付けたくなる笑笑
家事手伝いの他には学生の頃からずっとやってるアルバイトだ。
学生と書いたがバイトも一つのバイトがなかなか成果出ず…、あげくには仕事覚えが悪すぎるせいで長続きせずコロコロとバイト先を代えてきた。
今はやっとだけど接客業のお仕事が続けられてはいるけど、たまにミスすることもあって先輩達を困らせてばかりいる。
こんな感じで一つのバイトがなかなかうまくいかなくてやめてしまうこともある。
でも、やりがいのあるバイトなので辞めずにすんでいる。あと少しで1年になるから頑張るのだ。
バイトの次は習い事だ。
習い事は声を使ったお仕事をしたいと前から思っていて、そういうのを教えてくれる養成所を通っていたこともある。
今はボイトレに通っている。これも自分からやりたくてずっとやってきた。
夢を叶える為に頑張っているところだ。
どれも始まりはいつも自分からだ。
終わり