『始まりはいつも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
始まりはいつも、ドキドキ。
不安や恐怖で胸がドキドキ。
でも
ドキドキしてもいいから
どーんといきなさいよと
児童を鼓舞する歌を思い出し
ドキドキするけど
どーんといく
あとは流れに身をまかせ
うまくいってもいかなくても
帰って眠ればもうおしまい
そしてまた
明日が始まる
交際の中での体の相性は私の中では重要である。
独身で20代半ばになり、結婚を意識し始めたから尚更だ。
特にそういう行為が好きだという訳では無いが、言葉でのスキンシップより体でのスキンシップの方がより相手からの愛情や想いを伝えやすいし伝わりやすいだろうから。
それに、なんだが遺伝子的にも合ってるんじゃないだろうか?
というよく分からない根拠も私自身考えていたから。
ただ結婚を前提にお付き合いをする前に体の関係を持つような男性は高確率でダメな男達だった。
そりゃ、そうだ。
それに私自身もいい女とは言えず、どちらかと言えば“都合のいい女”になっている気がする。
どんどん過ぎていく日々。少しずつ歳をとっていく自分。
いわゆる“旬”というのは何歳まで?
焦りが思考を麻痺させる。
ぼんやりしたまま、今日の予定――街コン――
へ行くための準備をし、家を出る。
街を歩きながら、お出かけしている夫婦や家族をみると『あの人たちは相性いいのかな』ということまで考え出した。
もう末期である。
これまで何度も街コンや合コン、会員制の婚活パーティーに行ってはみたものの、ただの遊びや父親と同じ年代の男性ばかりで交際までいった人はいなかった。
街コンの受付につくと、身分証等を出し手続きをしてもらう。事前に申請していた年齢や職業が書いてある紙を渡された。その辺の集団の中に向かう。
それからはただただよくある街コンだった。
でも今回は自分より少し年上の36歳の男性と会話が弾んだ。
こんなことは初めてで、『もしかしたら…』と少し期待した。
「結婚生活の中で大切なのは何だと思う?」
と問われ、私はいつも通り
「相手を尊敬して、感謝の気持ちを忘れずに、思いやれるか」と答える。
「それは大前提として僕の中では絶対だね。…その次に重要なのは?」
どうしよう、言うべきか、仲良くなったとはいえ初対面の男性に「体の相性」なんて言ったら引かれるんじゃないか…。
「僕は体の相性だと思うな。」
どうしようと迷ってるうちに彼の方から言ってきた。
「…もしかして、君もそう考えてた?」
悪戯っぽくニヤリと笑った彼。図星の私は「まあね!」
と答える。
彼は自分で言っておきながら少し意外そうでビックリした表情をした。
「…珍しいね、引かないんだ?」
「実際私もそう思ってたし、むしろ行為なしで相手との相性確かめる方法あればいいのになーなんて思ってた」
2人顔を見合せて、はははと笑う。
「案外合うかもよ?」
「ちょっと私もそう思った」
――私たちは無事にカップル成立して、解散後もご飯を食べに行く。
更にうちとけた私たちは手を繋ぎホテル街へと足を進ませる。
別にいやらしい気持ちもなく、彼も私も“確認作業”をするだけだ。
今までの恋愛もそうだった。いいなと少しでも思った人と確認作業をした後告白したり、距離を置いたりしていた。
――今回もそれと一緒だ。
そういう行為が特に好きでもないな、と思っていても、そういう行為がなければ始まらない恋愛。
私たちは適当なホテルに入り、パネルの中で適当な部屋のボタンを押した。
『今回はどうだろう』
2人おなじことを思いながら……。
【始まりはいつも】~完~
最近は体の関係が無くてもいい(無い方がいい)という考えの人も多いですよね。子どもが欲しい時だけする“作業”という人も私の周りにはチラホラいます。時代なんですかね???
昨日で♡︎500!ありがとうございます!このアプリを始めて約1ヶ月。文才が無い中でネタが思いつかなかったり「これ出すの逆に恥ずかしい〜〜」という話まで沢山ありましたが、皆様の♡︎で自信を持つことが出来ました。今後も更新していきますので何卒よろしくお願いします✨
毎朝目覚めると、目に入るのは激狭部屋の天井
微かにこぼれる太陽の光
今日は何があるんだろうか。そう期待をふくらませてカーテンを開ける
#始まりはいつも
君に出会ってから私の世界が変わって見える。
もしもこのままずっと出会ってなかったらずっと暗い道を1人で歩いていたのかもしれない。
「トレスレチェが食べたいの…」
いきなりのお前からの電話
夜が終わる頃の空が紫の時間
隣でネコが丸くなってたっけ
突然居なくなっては突然現れる
そんなお前との不思議な関係
また居なくなるんだろう
のら猫のように…
ー始まりはいつもー
…始まりはいつも…
目が覚めたら朝がくる。
いつも通りの朝だ。
何気ない日常生活が
毎日の"始まりの鐘"を鳴らす。
神様。今日も良い日になります様に。
_end_
お題《始まりはいつも》
始まりはいつも雨だった。
始まりはいつも。
永遠に繰り返す言の葉と雨。
鍵の少女と妖精の少年を引き裂くのは、いつも始まり。
始まりはいつも雨だった。
始まりはいつも。
青銀の髪が、薔薇園で咲き誇る。
夜明けは近い。
始まりはいつも最悪だった
男の人との初めてのせっ〇すは嫌いな上司とだったし、二回目は女遊びが激しい後輩だった
他にも最悪だった
私の始まりはいつも最悪だ
始まりはいつも
「始まりはいつも雨って、歌詞なかったっけ?」
「あったような、なかったような。」
何だよ、頼りになんねぇなぁ。と言って、彼は、俺の背中を叩いた。
ちょっと力強くね?
その勢いに当てられて、咳き込み始めた俺を見て、ごめん。わりぃ。と背中を擦り始める。
その掌から感じる熱さと優しさに、涙ぐみそうになる。
いつまでこうして、隣に居ることができるんだろう。
いつまでこうして、軽口を叩きあうことができるのか。
始まりはいつも、こうでありたい。
起きて、顔を洗って、歯を磨いて
1日の始まりはいつも同じ
違うのはコーヒーが
机の上に無いこと
こんな事で優しさを知りたくはなかった
これからの始まりはいつも
机に優しさは無い
進学で一人暮らしをはじめた。
生活費は自分持ちだったので、バイトもはじめた。
最初は、電車で40分の居酒屋。
少し遠いので、土日の片方だけにしようと思った。
生活費にするには足りないので、
近くでもバイトを始めた。
1つ目は、個別指導塾だった。
これも電車で行くことになるが、近く、時給が高かったために決めた。
塾長はいい人だった。生徒にとっても優しくて、遠いところに住む講師は、車で送って下さる方だった。しきりに、大変だろうから、塾だけにしなよ、と体調も心配してくださる方だった。
このときには既に、居酒屋のまかないが美味しくて、どうしてもやめたくなかった。日曜日にフルタイムで入るくらいだった。塾長の優しさを無下にした。
塾長が、講師が少ない、と悩んでいたので、できるだけシフト希望を長い時間でだした。
塾長の生徒への優しさはすごかった。シフト希望のだしてないところにも、入れる?お願いね!とシフトを組み、生徒の希望を通した。私が長い時間働ける曜日には一時間しか入っていなかった。
塾は辞めた。
2つ目はコンビニ。
やはり居酒屋だけでは足りなかったため、今度は近くのコンビニの募集を受けた。
店長もスタッフの方々もとても優しい人だ。色んな話をしてくれたり、話し好きの私の話を聞いてくれたりする。掛け持ちのバイト、夜中なら次の日朝にシフト入るの嫌でしょう、と心配してくれたりもする。変わるよ、とまで行ってくれる方もいる。
居酒屋のバイトでも、人が少なくなったので、土日両方にフルタイムで入るようにした。
シフト調整係さんが、人が少ないので、ご協力お願い致します、と言うので、シフト希望を長く、多く出すようにした。
とえる友人が、大学一年の最初の方のほうがイキイキしてたと言い出した。
別の友人が、疲れてるねぇ、と、よしよし、としてくる。
そんなに疲れている自覚はない。
どうしてそんなことを言うのだろう。
始まりはいつも、そういえばこんな朝だった。
何ともない、いつもの道が違って見える。
変わったのは私だけ、それだけでこんなにも美しく見える。
街路樹の葉色はこんなにも青々しかっただろうか。
空の青や木漏れ日の色はこんなにも色鮮やかだっただろうか。
泣き腫らした目に朝日が染みる。
何もかも失った、始まりの朝は清々しい。
また始めよう、そう思える朝だった。
#始まりはいつも
始まりはいつも喧嘩ばかり。
本当はあなたのことが大好きで大好きでしかないのに。
素直になれなくて。
こんなに時間が経っちゃった。
あなたの気持ちを知らないまま卒業して、そして今でもあなたの気持ちはわからないままです。分からないまま今度は会わなくなりました。
あなたは今、何してる?
始まりはいつも
お花のような
きもちで…
頭の中は
お花畑なの…
鳳仙花がちらついた浴槽で、首を右側に預けた
水がいっぱいに詰まった浴槽で
それは心が息苦しいみたいに 髪から滴る体温が、なんでか人間みたいだった。
水の中では僕は少しだけ隠れられたみたいな気がした
この世は誰も知らないんじゃないかって
外から変な音がした気がしたけど 多分世界が今終わっても、僕は水に溶けるだけなのだろうね
そうやって浴槽にまた熱水がためられていく、僕の体積は縮こまって、このまま溺れてしまうまで いつまでか
少し冷たい雨が滴る 窓から見た空は、ただの絵画。
いつのまにか捨てられたペットボトルも汗をかいていた、まだ生きていたんだ、と思う。
僕は緑色の空気が見えるようになったと錯覚した。
それは多分、鳳仙花の空気、それか多分、鳳仙花が終わる合図だった。
バトンを落としてしまった時、それはそのままでいい、あの時の思い出は、捨ててしまえたと思っていたけれどね。
ただのブラウン管テレビに、東京が映って、どこかの国が生き生きとした声で綴られていた。
何かを言われているような気もした、でもやっぱりよく聞き取れずにそのまま捨てられたみたいに、汗を流して眠っている。
〜始まりはいつも〜
「ぶどう!」
う…うか…
学校からの帰り道
私は幼なじみの彼と帰路に着く
う、うどん…!!あ…
「ぶっwwあはははw」
大声で楽しそうに笑う彼は小さい頃から一緒の幼馴染で学校も一緒だ。
「ひぃ〜wなんでうどんだよww」
ツボに入ったようにケラケラと笑っている彼を見ているのはとても楽しいがさすがに笑いすぎだろう。
ムスッとした顔で見ているとポンっと頭を撫でられる。
身長差が大きくなって私は背伸びをしてやっと彼の頭に手が届くくらいだった。
牛乳も飲んでちゃんと寝てるのに…
こうやって頭を撫でられるのは好きだ。
でも、同じ身長くらいじゃないと見下されてるみたいで好きじゃない。
楽しそうだね…ほんとに…私身長気にしてるのに…
「え?あ!!ごめんごめん」
そう言って彼は少ししゃがんで私の頭をポンポンと撫でる。
ひとつ上の幼馴染。
私にとってはほぼほぼ兄妹のような感覚だけど、彼はどうなんだろう。
ずっと不思議だった。
頭撫でたりお弁当の苦手なものと私の好きな物を交換してくれたり、よくゲームも一緒にしてくれる。
ねぇ…私のことさ、どんなふうに思ってる…?
「えっ…えぇ、どしたんだよw」
と笑って誤魔かすようにしているが、なんだか耳が赤い。
…?熱かな…?
彼の正面に回り込むとびっくりしたような顔をしてまたクルッと反対側をむく。
…もう!!
しゃがんでくれているので肩を掴んで反対側に向けないように抑える。
顔も真っ赤でお手上げと言っているかのように両手をあげている。
ねぇってば…!!
「………」
慣れない沈黙。
彼と話す時はいつも騒がしいからなんだかむず痒い。
「…きかな」
き?え、私木だと思われてたの…?w
「…w、そうそう!!木だと思ってた!!小さめの木!」
いつも通りニコニコしている彼
私がきっかけを作らないと色んなことを話してくれない。
始まりはいつも私からだ。
もう…!!失礼しちゃう!!
「あははww」
些細な言葉の行き違いが
犬猿の仲に
ほんの少しの意見食い違いが
派閥争いに
言葉の聞き違いが
取り返しのつかない問題に
一瞬の判断ミスが
大きな事故に
始まりはいつも
ほんの少しの心の隙間に起きる
油断 慢心 が引き起こす
輪廻生命
宵闇照し
生命の光は
静寂の時
廻り巡りて
新たな夢聲響かせ
愛しき生
凛とし天高らかに
愛しき命
未だ視ぬ
世界へ
力強く・・・
未だ視ぬ
希望に
聲強く・・・
「産声を」
今を感じて・・・
始まりはいつも
新学期はみんな、周りの様子を恐る恐る見渡しながら始まる。
初々しくて、まだ本当の自分を出せていない。
それが「始まり」、新学期。
もちろん、そこからグループ分けができて、本性が明かされていくのは、言うまでもない。
何もかも 昨日に 忘れる
何から何まで 忘れようとしても
やさしいあなただけは 別
忘れられやしないわ
最後は あなたから口火を切って
別れも あなたから始めるのでしょう
始まりはいつも あなたから
終わりの私は いつも待たされる
懲りもせず これは 恋なのか
懲りもせず あれは 愛なのか
やさしい言葉だけが 心
繋ぎ止めていたの
最後は あなたから口火を切って
もう 会うことなんてないでしょう
始まりはいつも あなたから
新しい日々への合図 送っていく
お別れしましょうか もう ここいらで
お別れしましょうか あなたへの さよなら
最後は あなたから口火を切って
別れも あなたから始めるのでしょう
最後は あなたから口火を切って
もう 会うことなんてないでしょう
始まりはいつも あなたから
終わりの私は いつも待たされる
さよならですら…
#始まりはいつも