『好き嫌い』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
好き嫌い
大人になると味覚が鈍くなって、嫌いなものが少なくなるという。
子供の方が危機管理が高く、毒物を退けられると判断するならば、好き嫌いが多いことも許容できるのかな。
好き
嫌い
この言葉がなくなったら
この感情を
どのように表したらいいのだろう
「好き嫌い」
手をもじもじとさせながら、塚原陽一は、薄らと頬を赤らめて、時折ちらりと彼女の横顔を盗み見た。
窓側の席で頬杖をついている坂木結衣。
陽一がずっと想いを寄せている少女だ。
小学校も中学校も、そして今に至る高校までも一緒のクラスだと言うのに、一度も彼女と言葉を交わしたことがない。
「……好き」
陽一は結衣に近づいて、耳元で囁く。
しかし結衣は眉間の一つ動かさず、黙ってグラウンドを見たままだった。
ぎゅっと陽一は拳を握りしめ、下唇を噛む。
「こんな僕は……嫌いだ」
半透明に透けている自分の身体。
この身体になってから何年経っただろうか。
いや、数えるのが馬鹿らしい。誰にも認知してもらえない、この忌まわしい身体。
好きな相手に『好き』の一言すら伝えられない、呪わしく憎々しい身体 。
彼は両目から涙を零し、俯いた。
その涙が床に落ち、僅かに跳ねる。
結衣は不思議そうに顔を上げ、床を見た。
「……濡れてる?」
好きの反対は嫌いじゃない
今は当たり前のように言われる常識
表裏一体なのでしょう
メリットとデメリットがあるように
太陽と月があるように
好きという言葉にはなくてはならない言葉
だからわたしは言葉が好きで嫌いです
人が使える魔法は
人に幸せを与え、不幸を与える
皆さんはどうですか?
好きですか?嫌いですか?
#好き嫌い
「好き嫌い」
梅雨ですね じめじめっと気が滅入ります
飲み込まれてはいけません
さあご一緒にステップ踏みましょう!
好きっ 嫌い 好き 嫌い 好き好き
リズムに乗って!好き嫌い 嫌い 好き
スマホ片手に楽しもうよ せっかくだから
ショットガン
ガシャッ。
ズドン!
嫌な思い出が死にました。
ガシャッ。
ズドン!
過去が死にました。
ガシャッ。
ズドン!
憂鬱な感情が死にました。
ガシャッ。
ズドン!
未来が死にました。
ガシャッ。ガシャッ。ガシャッ。
ズドン!ズドン!ズドン!!
私は死にました!
私は死にました!
私は死にました!!
万歳。
好き嫌い。昔はグリーンピースとか人参が嫌いだったかな。今は冷凍のグリーンピースを買うくらいグリーンピース好きだけど。
人参は今でもあまり好きではない。人参スティックは美味しいと思うけど煮たやつとかは苦手かな。美味しいと思ったことがない。
思うにこういう好き嫌いは特定の食材が嫌いなのではなくて単純に不味いから嫌いなだけではないか。漫画とかで好き嫌いを克服させる方法でテンプレなのは美味しく調理することだし。
同じ食材同じ料理でも美味しければ食べるんだよな。つまり不味いから嫌いなだけなわけだ。苦味とか辛味が嫌いな場合は話が別だけど。
そもそも今の時代好き嫌いなんてあっていい。栄養はほかの食材で取ればいい、そういう考え方が主流だと思うわ。今はサプリもあるしな。
好き嫌いのうち嫌いばかり語ったから今度は好きを語ろう。好きなのは肉とデザート。肉と甘いものはなきゃ生きていけないぜ。
肉は貧乏人だから基本鶏肉しか食えないわ。鶏も豚や牛に負けてるとは思わないけどたまにはステーキ食いたいな。でも牛って値段ほどの価値感じないんだよな。
正直ステーキ食うならその金で胸肉いっぱい買ってサラダチキン作って腹一杯食べたい。うーん、正に貧乏人の考え。発想が貧困だ。
デザートはなんでも好きだけど最近はあんこが好き。羊羮のシンプルさいいよね。凝ったやつはカロリーが気になる。
デザート扱いなのかは知らないけど果物もいいね。最近はもっぱら食前バナナばっかりだけどりんごやグレープフルーツとかも好き。果物は水分多いのが好きかな。久しぶりにスイカとか梨食べたくなってきた。
すき?きらい? 花びら散らすその前に
素直な気持ち 伝えに行こう
【好き嫌い】短歌
#47 好き嫌い
何を好むか、厭うか。嗜好は個人差が激しい。
好きか嫌いか、心で思うだけなら自由だから。
…、すき、きらい、すき、きらい、すき、きら…」
無心で花びらを毟っていたら、次が最後の一枚であることに気づき、手が止まった。
どうしよう。
いつもなら全然信じないくせに。
なんだか今日はモヤモヤしてくる。
「こんなの見られたら呆れられるんだろうなぁ…」
花の茎を握る手に力が入った。
「どうしたんだ?」
「えっ」
急いで振り返ると、不思議そうな彼。つい、と目線が動いた。私の手元の方に。
「え、あの、これは、その」
彼と手元の花と、キョロキョロワタワタしつつも何か言おうとするが、何も言葉が出てこない。
「花占いか?珍しいな」
「これは、た、ただ時間を持て余したというか、たかだか花びらが奇数か偶然か、それだけなのに、花占いなんて…」
動揺しまくっている私を見て、よっぽど面白かったのか、彼は小さく笑いをこぼした。
「そうだな。花びらが奇数か偶数か、それで相手の気持ちを決めつけるのは如何なものかと、僕も思うよ」
やっぱり、そう言うよね。
くだらないことのために花を摘んでしまった罪悪感も相まって、胸が苦いもので占められていく。
「だけどな」
彼は、花芯に花びら一つ残っただけの残念な花を、そっと私の手から抜き取った。
「相手の気持ちが見えないからこそ、花占いに想いを託すものなんだろう?君が、僕のためにそれをするのは、いじらしいと思ったよ。これは僕の自惚れかな?」
まだ上手く言葉が、-今度は別の意味で-出てこなくて、ブンブン首を振って答えた。
「良かった。これで違ってたら僕の大恥だった」
そう言って微笑んだ彼は、私の手を取り歩き始めた。
「さあ、待たせたね。帰ろう」
さっきのは私のために言ってくれたんだ、自惚れでなければ。
横を歩く彼の耳は少し赤くなっていた。
---
そんなことを、同じ場所に立ったら思い出した。
「お待たせ」
「ねえ、」
「ん?」
「ここで、花占いしてたときの花って、あの後どうしたの?」
「ああー…実は押し花にしたよ。君の花占いしてるときの顔が可愛いと思ったから」
「えっ!見てたの!?」
色気もなく、がばっと振り返って彼を凝視した。
彼は、微妙に顔を逸らしつつ話している。
「ああ。君が余計に恥ずかしがりそうだから言わなかった」
「それは、そうだけど…花は…」
「花は取られたくないから、見せない。でも内緒にし続けるのも悪いかと思って言ったんだ」
「あ、そうですか…」
それなら、言わないで欲しかったような。
でも、これが彼の誠意で好意の表れなんだろう。
「んー…まぁ、わかった。じゃ、かえろ」
あの時とは逆に、私の方から手を差し出した。
(#36と同じ人物)
『好き嫌い』
例えば好きとか嫌いとか 見るもの全てに付箋を貼って 分別しながら生きていく 我慢しなきゃいけないこと だいぶあるかな? その都度ため息ついてたら
半分幽霊になっちゃいそうだ 例えば今夜は大きなハンバーグを食べてやる!とかそんなことでもいいじゃないか 好きなことを考えて 分別なんてぜーんぶやめて 全部人間として生きていたい
あの子は僕のこと、好き、嫌い、好き、嫌い、好き、嫌い・・・・・・。
ぷちり、ぷちり、ぷちり、と花びらを毟って地面へ落とす。
もう何度こうして繰り返しただろうか。
僕が座り込む傍らには、雌しべだけになった花の残骸がこんもりと山となって積まれていた。
あの子はまだ僕のことを嫌いなままなのかな。
好きになってくれるなら、いつまでも待つつもりでいるけれど。
ねぇ、ねぇ。
そろそろ答えてはくれないか。
僕がどれだけ待ってるか、この花の残骸の重みを知れば分かるだろ?
そうして僕はうち捨てられた花たちのその下に、埋もれるように横たわっているはずのあの子へ、想いを伝えるべく問い掛けた。
【好き嫌い】
好き(人物について
人とわかり会える人
自分を認識してくれる人
外見で見ない人
中身と外見を両方見てる人
その場その場で立場をわきまえる人
嫌い
外見判断する人
否定する人
批判する人
思い通りならないと怒る人
陰口言う、書く人
自慢する人
持病のことをバカにする人
誹謗中傷する人
嫌よ嫌よも好きの内
好きと嫌いは紙一重
蓼食う虫も好き好き
好き嫌いは誰にでもある
しかし
だからと言って
他の人の好きを否定しては
いけない
それは自身の考えであって
相手の考えではないから
もしかしたら
いつか
それが好きになるかもしれない
だからこそ
否定するには早すぎる
『好き嫌い』より
「好き嫌い」
私には好きな人嫌いな人が居る。
でも、私は嫌いな人だからって避けたり、無視したりはしない。
好きな人は結構贔屓(ひいき)するけど、別に良いよね。
俺には彼女がいる。
彼女は嫌いな人だからって避けたり無視したりはしない、優しい子だ。
俺はそんな彼女に惹かれて告白をし付き合った。
俺は恵まれてるなって思った。
好きな人嫌いな人、そんな区別なく優しく接していたり、話したりしていたらその内縁の長い友達になっているかもよ?
嫌いな人に優しくするのって難しいかもだけど、いろんな人と話していくと、色んな事が分かるかもよ?
生きるのって難しいし、友達作るのって難しいけど、その時その時で乗り越えればいいんだよ。
難しくて考えないことが大事!
ちょっと小説じゃなくなるんですけど…私歌詞作ろうと思うんです!応援して下さると嬉しいです
(*⌒▽⌒*)
~終わり~
あなたの好きなところ
笑顔が素敵なところ
あなたの嫌いなところ
その笑顔が私に向かないところ
あなたに私のことを見て欲しい
─────『好き嫌い』
「好き嫌い」
地球の7割は海でできている。
じゃあ、地球は海の星だ。
あの人のあそこが嫌いだけど、7割は好き。
じゃあ、私はあの人の事は好きだ。
そう思える人間でありたい。
好き嫌い
僕らは恋人同士だ。
「好きだ」短い言葉で告白されて僕らは付き合った。
「あの人は?」
お付き合いしてから僕らの関係は大きく変わった。
「どうでもいい」
でも僕への君の態度が変わらなくて周りに心配された事もあった。
「彼は?」
最初は悩んだけど、ある時に気づいた。僕だけが知っている僕への特別な事。
「奴はいつか俺が倒す」
周りに興味関心が強いほうじゃない君だけど、
「倒すって…そしたら彼女は」
いざ君に周りの人の事を聞いてみると倒すとか、どうでもいいばかりなのに
「どうでもいい」
「…僕は?」
「………」
僕の事を聞けば
「嫌いだ」
はっきりと言葉をぶつけてくれる。
別にどう思うかを聞いてるだけで好きか嫌いかなんて聞いてないんだけど、君らいしなとちょっと心の中で笑ってしまう。
でも何だかんだちょっとしてからいつも君から言う。
「好きに決まってんだろう、ふざけんな」
僕への嫌いの言葉は好きの裏返し。
強気で勝気、僕のライバルで親友で恋人の君。
「僕も好きだよ」
そう言うと少し満足そうに笑う、君の顔も僕だけが知ってる特別な事。
『好き嫌い』
好きなものも
嫌いなものも
一人一人違う
でも
それでいいと思う
全員同じものが好きで
同じものが嫌いだったら
つまんなかったと思う
~好き嫌い~
今日もやってる
ゴテゴテに着飾りたい夫人と
動きにくいから逃げる御方
いっそのこと燃やしてしまえばいいのに
56文字の黒の史書
どこから枝分かれしたんだろう
同じ生物でもどんな生物でも
クローンだったとしても
行動、選択は同一ではない
そんな気がしている
何が違うんだろう
私と誰かの
好き嫌い