『好きな色』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『蜜柑色』
午後4時半過ぎ 蜜柑色の空 珈琲色もいいけど 私はこの空が好きだ 水溜りは昼寝したまま渇水していく
次の雨に期待するネジバナがひょっこり顔を出している 小学生、じゃんけんしながら帰り道 あゝ蜜柑ゼリー食べたいな できるだけ蜜柑がたくさん入ってるやつ
私の好きな色? 黄色!
え 理由?
うーん…誰にも言わないでね
好きな人の色なの
実はもう会えないんだけど…
こうやって黄色の服を着るようにしたら
また会えるかなって思ってるの
……また 会いたいな
【好きな色】
黄金の小麦を身にまとったり
こんがりパンになったり
子熊のようにコロコロしてみたり
雪から目と鼻だけ見えてみたり
全部混ぜて 無限の可能性を秘めてみたり。
ポメラニアンには ぜんぶがあるね。
私は黒が好き
ほんとに黒が好きなの?
だって何色にも染まらないんだもん!
他の色にはなれない
それに黒って大人っぽくてかっこいいじゃん
ただ単に背伸びしてるだけ…
本当に好きな色は?
私は本当は白が好き
だって色んな色に染まることが出来るんだもん、
大人っぽくなくていい、汚れちゃうかもしれない…
それでも私は白がいい
だって色は何色重なっても綺麗なんだから
「好きな色」
色は一面が一色であると
なにか落ち着かない。
白一色のなかに他の色を探す
黒一色のなかに光を求める。
「快晴」を表す「雲ひとつない蒼」ですら
自分の身の置所を探して
自分が掴める雲や空にある鳶を探す。
好きな色とは、
色と色とが
頬を寄せ合う、
見つめ合うように
あるいは母が子を抱きしめるように
色が色を包む
そんな様。
つまるところ 私は淋しい
「好きな色」
光差すところ
言葉にできない
おぼろげな色彩
あなたの瞳には
何色に映る
―好きな色
「好きな色」
水色が好きだ。
澄み渡った空の色が好きだから、と言うと空の色は青色じゃないと言われるが、自分には水色に見える、もっと言えば天色が好きだ。
今はもうひとつ好きな理由が出来た。
大切な人の好きな色が水色だから、それを知った時凄く嬉しかった。
理由はなんであれ好きな人と同じものを好きなことがとても嬉しかった。
きっと水色が一番似合うのはあなただと思う。
ベタな事を言うと僕は君の色に染まっているのかもしれない。
君の好きな色は何?
君の好きな色を知れたなら
綺麗な色の花を贈るよ
君が好きな色のプレゼントを贈るよ
いつか僕にも好きな色を聞いてね
─────『好きな色』
そのときの気持ちによって、好きな色が変わってきます。
自分で自分の感情を抑え込んでいるようなときでも、そのときに好きな色は誤魔化せないです。
安心感と覚悟の両方を得ている感じがあるので赤とピンクが特に好きですね。
色は全部それぞれに綺麗だと思う。
先日、光の入らない洞窟で過ごした実験についての記事を読んだのだが、その女性は何も見えないことが心地よいとコメントしていた。
視覚に頼る自分とは大違いである。
さて、人間の頭では映像記憶の処理だけにどれだけのリソースを割いているのだろうか。
例えば、赤にも朱色、紅色、緋色など、伝統色だけで優に十を超える名前がある。RGBで表記すればもっとたくさん。
大雑把に赤とまとめるだけでも良いだろうに。
そこには、好きな色を共有したい、という自己満足があるのは否めないのではないか。
僕の好きな色はオレンジだ。
理由は好きなキャラの色…つまりは「推しカラー」というやつだからだ。
そりゃあ、他にもピンクとか赤、青、紫と沢山居るが…それでも1番大好きなこの子とは思い入れがあったのだ。
まぁ有り体に言えば…いじめられて不登校になっていた僕の人生に希望を持たせてくれた。
本当に何もかも興味が無くなって、生活には家族や世間の冷たい目への恐怖ばかりだった。
家族さえもが怖くて。ご飯も残してくれたものを温めて1人で食べた。それ以外は部屋に籠って泣くか眠るか。そんな生活だったと思う。
「不登校なんだから勉強しろ」
そう思うだろう。でも出来ない。というかしたくなかった。出来るだけ学校を思い出す行為をしたくなかったし、どうせ変わらないと思った。
そんな俺にあの子は来てくれた。先輩からの紹介で、とあるゲームを知った。
先輩が持ってきたテキストブック的な本には目次としてそのゲームのキャラのミニキャラが描いてある。
――気になる子が居た。何故か目が離せなかった。
先輩が帰ったあとも、唯一覚えたその子の名前を検索し、YouTubeで見たりした。その時間だけは楽しかった。
もしオレンジの彼に会えたなら、一言だけでいい。
「ありがとう」
と言いたい。
【好きな色】
好きな色は白。
清潔感はあるし、他の色に左右されやすいんだ。
いい意味で、周りにすぐ溶け込める色だと思うから。
好きな色は?
そう聞かれた時、私はこう答えることにしている。
「…オレンジ色かな」
本当は黒色が好き。
だけど、色の好みでなんとなく性格が分かってしまうって聞いたことがあるから、私はそうはいわない。
私は相手に、明るいと思われたい。
だからオレンジ色と答える。
まぁ、偏見だけど…。
好きな色はパステルカラー。目に優しい、花たちの色。
『 好きな色 』
淡い色
想像した時
色んな景色が思い浮かんだ
色の名前を調べてみた
日本の伝統色
素敵な呼び名だなと改めて思う
好きな色はいつも何かと紐着いている。
青い空、海の青、青い鉱石、キトンブルー、どれも美しくて好き。
亡くなった黒猫のベルベットみたいな毛並みが大好きだった、黒推しになった。
嫌いな奴が職場にいる、厄除けにはラベンダー色がいいよって聞いてから身につける物に紫を取り入れがちになった。
推しのイメージカラーは赤、情熱的なその色は推しの歌声と共にいつも私に勇気をくれる。
旦那の好きな色はちょっと深めの緑、よく目にするようになり、好きな色がまた一つ増えた。
ペットショップで売れ残っていたシルバーのトイプードルを家に迎え入れてから灰色の物に目が行くようになって、ついつい買っちゃう。
きっとまだまだ好きな色は増えていく、増える理由が沢山あるから。
【好きな色】#8
「貴様はその色が好きなのか」
山吹色のインナーに紺碧の道着を見て感想が口をついた。
「そういう訳じゃないが、あいつらはずっと同じの着てたから愛着はあるだろうな」
あいつら、とは素体になった2人のことだ。
ブーツや手袋も素体の身につけていたものと同じだ。
「別にこの服じゃなきゃいけないわけじゃない、ただ他のを着る気にもならないだけだ。」
「そうか、ならばたまには違うものも着るといい」
そう言って念ずればすぐさま衣服が変わっていく。
純白のブーツはスニーカーへ。動きやすさを重視した道着は、対照的にピッタリと体の線が浮かぶジーンズに。半衣はゆとりのあるスーベニアジャケットに変わり露出されていた腕は光沢のあるジャケットの布地にゆったりと覆い被せられてしまって鍛え上げられた体躯は見えなくなった。
「おお、これ神様の好み?」
手袋を失ってむき出しの手のひらを眺め、ジャケットの裾を捲りながら訝しげに自身の着衣をまじまじと見ている
「馬鹿なことを言うな、おまえに似合うものを誂えた」
ふーん、と鼻を鳴らし、それって同じじゃない?と言いたげな顔をしているが断じて違う。
好きな色は、漆黒です
ただ 私のキャラは黒とはいえず
素直純粋な白でもない
だからあいだをとる灰色もいいけど
でも曖昧なのは好きじゃない
だからやっぱり、とりあえず強そうな
漆黒が好き とでも言っておくとする。
_ ₇₇
僕は水色が好きだ。
街が水色に染まっていく情景が好きだ。
街と一緒に水色に染まっていく自分が好きだ。
青春を感じているこの瞬間が好きだ。
昨日の曇った空を上書きしたみたいな水色の空の下は、馬鹿みたいに清々しくて、天然水を全身で浴びてるみたいだ。
自転車を走らせ、風を身体で感じる。
太陽の暖かさと風の心地良さを半々に感じながら、今日も大学に向かう。
水色が好き、と思いながら過ごすそんな毎日が好きだ。