「好きな色」色は一面が一色であるとなにか落ち着かない。白一色のなかに他の色を探す黒一色のなかに光を求める。「快晴」を表す「雲ひとつない蒼」ですら自分の身の置所を探して自分が掴める雲や空にある鳶を探す。好きな色とは、色と色とが頬を寄せ合う、見つめ合うようにあるいは母が子を抱きしめるように色が色を包む そんな様。 つまるところ 私は淋しい 「好きな色」
6/21/2023, 11:16:13 PM