『好きな色』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『 好きな色 』
淡い色
想像した時
色んな景色が思い浮かんだ
色の名前を調べてみた
日本の伝統色
素敵な呼び名だなと改めて思う
好きな色はいつも何かと紐着いている。
青い空、海の青、青い鉱石、キトンブルー、どれも美しくて好き。
亡くなった黒猫のベルベットみたいな毛並みが大好きだった、黒推しになった。
嫌いな奴が職場にいる、厄除けにはラベンダー色がいいよって聞いてから身につける物に紫を取り入れがちになった。
推しのイメージカラーは赤、情熱的なその色は推しの歌声と共にいつも私に勇気をくれる。
旦那の好きな色はちょっと深めの緑、よく目にするようになり、好きな色がまた一つ増えた。
ペットショップで売れ残っていたシルバーのトイプードルを家に迎え入れてから灰色の物に目が行くようになって、ついつい買っちゃう。
きっとまだまだ好きな色は増えていく、増える理由が沢山あるから。
【好きな色】#8
「貴様はその色が好きなのか」
山吹色のインナーに紺碧の道着を見て感想が口をついた。
「そういう訳じゃないが、あいつらはずっと同じの着てたから愛着はあるだろうな」
あいつら、とは素体になった2人のことだ。
ブーツや手袋も素体の身につけていたものと同じだ。
「別にこの服じゃなきゃいけないわけじゃない、ただ他のを着る気にもならないだけだ。」
「そうか、ならばたまには違うものも着るといい」
そう言って念ずればすぐさま衣服が変わっていく。
純白のブーツはスニーカーへ。動きやすさを重視した道着は、対照的にピッタリと体の線が浮かぶジーンズに。半衣はゆとりのあるスーベニアジャケットに変わり露出されていた腕は光沢のあるジャケットの布地にゆったりと覆い被せられてしまって鍛え上げられた体躯は見えなくなった。
「おお、これ神様の好み?」
手袋を失ってむき出しの手のひらを眺め、ジャケットの裾を捲りながら訝しげに自身の着衣をまじまじと見ている
「馬鹿なことを言うな、おまえに似合うものを誂えた」
ふーん、と鼻を鳴らし、それって同じじゃない?と言いたげな顔をしているが断じて違う。
好きな色は、漆黒です
ただ 私のキャラは黒とはいえず
素直純粋な白でもない
だからあいだをとる灰色もいいけど
でも曖昧なのは好きじゃない
だからやっぱり、とりあえず強そうな
漆黒が好き とでも言っておくとする。
_ ₇₇
僕は水色が好きだ。
街が水色に染まっていく情景が好きだ。
街と一緒に水色に染まっていく自分が好きだ。
青春を感じているこの瞬間が好きだ。
昨日の曇った空を上書きしたみたいな水色の空の下は、馬鹿みたいに清々しくて、天然水を全身で浴びてるみたいだ。
自転車を走らせ、風を身体で感じる。
太陽の暖かさと風の心地良さを半々に感じながら、今日も大学に向かう。
水色が好き、と思いながら過ごすそんな毎日が好きだ。
好きな色
“与えられた場所で美しく咲きなさい”と言われたことがある。私たちは自由自在に生きたいと思うが、どうしても制約があるものである。私が生まれた国、私の性別、私の体格、私の性格。すべてに制約がかかっている。これらの制約の中で美しく咲けば良いと思っている。それがおそらく今、私が生きている課題なのだと思う。それ以上のことは神さまも望んではいないと思う。私には好きな色がある。それは深みのある青色である。私はその色がたとえ目立たない場所であっても、誰かの目にとまれば良いと思っている。それはひとりでも十分だと思う。いやむしろひとりであってもらいたい。自分が生きていたことを知ってくれる人がひとりでもいてくれれば私はそれで満足する。
好きな色は黒
私は黒色みたいになりたいの
黒色は
全ての色を混ぜてできる色
何色にも染まらない色
努力をして
得られた色を重ねて
混ざり合わせていきたいの
最終的には黒色になるくらいね
そしたら優しさも強さも
失敗した悔しさもわかる人になれると思う
何色にも染まらないことは
どんな時でも自分らしさを忘れないこと
#42「好きな色」
俺は青紫色が好きだ
青色でいて、紫色が混じっている
この不思議な色は俺を虜にした
赤色も緑色も好きだ
緑は緑と一言で言っても
はっきりした色がない
人によって緑は緑でも
明るい緑や暗い緑など
これこそ十人十色って言っていい
特別思い入れがある訳では無いけど
俺にとって全部大事な色だから外せない
好きな色
好きなメンバーのカラー …緑 紫
好きな服の色 …黒 グレー
好きな小物…オフホワイト
好きな部屋…可愛いピンク系
好きな色は?って聞かれると…黄色
いろいろな色が好き
#好きな色
何色にもなれる白。
何色にも染まらない黒。
どっかで見た。
「個性が集まって無敵の黒になる」
惚れ惚れした。
言葉って素敵だって思った。
迷った時、青か黒のどちらかを選んでいた。
男性向けとしては無難な2色。
無難。
浮きにくく、他と合わせやすい、
少なくとも不正解にならない安全牌。
どちらの色も嫌いではないけれど、
この2色はできるだけ避けるようになった。
無難ということは、多くの人が選ぶということ。
これはつまらない自分へのささやかな抵抗。
「なんでこの色にしたの?」は褒め言葉。
だけど、理由は恥ずかしくてちょっと言えない。
あの子のイメージカラー、私の大好きな。
~好きな色~
私の好きな色は青。
彼氏のイメージカラーだから。
そんな不当な理由で、青が大好きだ。
彼氏はどんな色が好きなんだろう。
やっぱり青?それとも私のイメージカラーの黄色?
彼も黄色が好きだったら良いなぁ、、、
まぁ、そんな訳無いんだけどね、
嗚呼、恋する乙女は辛いね、
#好きな色
『好きな色』
若い頃はピンクが好きだったな
年齢がいってからは淡い色に
惹かれる。
好きな女性ア―ティストが
『青』が好きみたいで
最近はその影響を受けて
青が気になる。
歌詞にも『青』『ブルー』が
よく出てくるから、何故
青が好きなのかなぁ?と
考えたり…
無添加
時間を搾り切ってようやく落ちた雫に
日光が差し
最も輝きを放っている
そして
その陰には月光が差し
暗闇の中に雨が降る
※好きな色
青色が大好きな君
君が大好きだから
君になりたいから
君と同じものを好きでいたいから
好きな色は青色と答えるよ
お題「好きな色」
昔から心惹かれる色があった
理由なんて何もないのに
自ら選ぶ色はその色ばかり
今もそう、嗜好は変わらない
ただ好きな色と合う色は
必ず合致するわけじゃない
勧められる色
似合うと言われる色は
意に反するものばかり
決して報われない片想いのように
どんなに好きだと求めても
私には誂えてもらえない遠い色
私の好きな色は以前にも書いたことがあったと思います
水色と黒です
水色の鮮やかな透き通るような感じがとても綺麗だなと思います
見ているだけでなんだか浄化されるような気がします
黒は全てを飲み込んでしまうようなところが好きです
見ていても飽きない色です
気づけば黒い物ばかり買っています
そしてもうひとつ
私は紫色が好きです
あの掴みどころのない感じがとても惹かれます
ふたりいろ…
ねぇ…ミーチャン…
今日はいろいろありすぎて…
真っ直ぐ生きてくって…
悲喜交々…
そんな夜です
それでも明日へ希望を思い…
今夜…
夢に君の笑顔があふれる事を期待して…
おやすみなさい
「『何故、それが』好きな色か、好きな『何の』色か、好きな色『を使って何をしたいのか』。シンプルな分、アレンジもしやすいわな」
あと好きな色「が、嫌いな色に変わった経緯」とか、「私が好きな色は、あの人の嫌いな色」とか?
某所在住物書きは新旧500円硬貨の金と銀を眺めながら首を傾けた――白金色は要するに銀だろうか?
「『私が好きな色は白黒であって、断じて黒白ではない』とかにしたら、多分解釈問答書けそうだな」
まぁ、頭の固い俺には常時書け「そう」であって、書け「る」までは百歩千歩遠いわけだが。物書きは更に首を傾け、最終的にうなだれた。
――――――
「先輩好きな色なに?」
職場の後輩に、退勤直前、突発的に好きな色を聞かれ、答えようとした途端喉がつっかえた。
「どしたの?まさか色の話地雷とかナシでしょ?」
原因の根底はすぐに推測できた。質問内容が漠然とし過ぎていたことと、過去の嫌なトラウマだ。
「何故」、私の好きな色を聞いたのか。
好きな「何の」色について聞かれたのか。
好きな色を聞いて、「何を」するつもりなのか。
なんなら、私に「コレ」と言って欲しい何かの色Aが存在していて、彼女はただ単に、私の口からその色Aの完全に一致した回答を聞きたいだけなのか。
強制再起動を食らったように、突然、本当に、分からなくなった。
【私】の【好きな色】は、【何であるべき】?
【何と回答すべき】?
複数の可能性を想定して、なんとか押し出せたのは、昔々の失恋の記憶に引っ張られた不自然だった。
「さぁ?少なくとも、私に白は似合わないだろうさ」
縁を切って久しい初恋の「あのひと」は、私が青を好むのを好まず、白を好むのを嫌った。
あのひとにとって、あのひとの見解と解釈の中で、【私】の一番好きな色は【赤】だった。
それ以外の私は不一致だった。
『恋で狂っちゃってる自覚有るし、自分が解釈厨で自論依存者なのはゴメンヤデだけどさ。青はギリ許せるけど、白は無いでしょって。君の好きは黒とみせかけて赤でしょって。完全に解釈違いなんだけど』
あの呟きの裏アカウントの記憶が強烈過ぎたのだ。だから喉を突いて出てしまったんだと思う。
「少なくとも私に白は似合わない」と。
後輩はそうは思わなかったらしい。
「白似合わないの?」
「どういう意味だ、……何がしたい?」
「今日マルベリーのジャムお裾分けで貰ったじゃん。ちょこちょこお茶シェアしたり、ごはん作ってもらったり、先月タケノコご馳走なったりもしたじゃん」
「まぁ、そうだな」
「先輩からいっぱい貰ってるのに、私先輩に何も返してないなって。じゃあ先輩実用的で長く使える物好きだから、季節的に先輩の好きな色の甚平プレゼントするの、どうかなって。で、好きな色は?」
「白は似合わないらしい。誰かが言っていた」
「誰かじゃなくて」
「お前は何色が好きだと思っているんだ」
「私でもなくて。『先輩は』、何色が好きなの」
「あのひと」でもなく、「この後輩」でもなく、「私」。主語が明確に一人称になった後のことは、ぼんやりとしか覚えていない。
正答も最適解も予測できなくなって、「私」の好きな色一点を求められて、甚平を贈るのは迷惑か迷惑じゃないかの問答も有ったかもしれない。
ただ最終的に、後輩とふたりで急きょ低価格帯の服屋を巡ることになり、ふたりでサイズ違いに類似デザインの、同じ穏やかな白さの甚平を、
後輩が購入しようとして決済アプリの残高が無かったことに直前で気付き、結局私が購入して、
笑い合ってイジって謝って、夜の少し遅い頃、アパートの自室に帰ってきたのは、事実だった。
小さい頃からピンクが好きだった。
「ピンクが好きだなんて子供っぽい」
「ぶりっ子みたい」と思われそうで
無理やり他の色を好きになろうとしたこともあった。
でも結局、大人になった今でもピンクが好きだ。
桜のような淡いピンクも
パッと目を引くショッキングピンクも
つい心が惹かれてしまう。
惹かれてしまうものは仕方ない。
他には水色も昔から好きで
最近は黒や紺、緑も好きになっている。
茶トラ猫の、香ばしくておいしそうな色も大好きだ。