『好きじゃないのに』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
好きじゃないのに
もう好きじゃない
そうやって気持ちに整理を付けた。
なのに、なのに、貴方と目が合う度に、
貴方の笑顔を見る度に。
どうしてこんなに胸が苦しくなるの?
好きじゃない。この気持ちは本当なのに。
頭が痛い。休んだって治らない。
これはきっと、貴方のせいだ
好きじゃないのに
高く澄んだ青空も
眩しすぎる太陽も
賑やかな蝉の声も
はしゃぐ君を見ていたら
一緒に笑っていられるんだ
「雄太、リオの散歩行ってきて」
「えーまた俺?」
「お母さん腰痛めちゃったんだから仕方ないじゃない。」
「わかったよ。めんどくせえなあ」
母さんに言われ、仕方なくリオのところへ向かう。
「リオ、散歩行くぞ」
散歩という単語を聞いた瞬間、こちらを向いて耳をピンと立て、駆け寄ってくるリオ。
俺はリオの青い首輪にリードを繋げ、リオとともに近所の河川敷へと歩き出した。
突然だが、俺はリオが苦手だ。
リオは母さんが親戚の家から貰ってきた柴犬で、やたらと賢い。
散歩は飼い主の歩くペースに合わせるし、沢山芸もできるし、トイレもすぐに覚えたし、勘も鋭く、人間の言葉がわかってるんじゃないかって行動もする。
そして時々、その黒い大きな目で、静かにこちらを見ているのだ。
俺はその目が特に苦手で、俺という人間の底の浅さを見透かされているような気分になる。
「あーあ、さっさと帰りてえなあ。せめてなんか良いことあればいいのに」
リオと河川敷への道を歩きながら、独りごちる。
そんな俺をリオはチラリと見上げて、また軽やかに歩く。
しばらくして、リオが急に立ち止まった。
「どうした?リオ」
声をかけた瞬間、すごい勢いでリードを引っ張りだしたリオ。
「お、おい!リオ!なんだよ!」
リオは俺ごと引っ張るかのようにリードを引き、尋常でない雰囲気を放っている。
そういえば、動物って本能的に危機を感知するとかいう話がなかったか。
元々賢く勘の鋭いリオのことだし、俺が気付かない何かに気づいたのかもしれない。
丁度退屈だったし、ここはひとつ、リオについていってみようか。
そう決めた俺は、リオの勢いに任せて河川敷へ走り出した。
リオの勢いは、川のすぐ近くで止まった。
「はあ、はあ…リオ、ここに何があるっていうんだよ。いつもの河原じゃねえか」
そう、ここは夕陽が差しているいつもの、なんの変哲もない河原だった。
ただ走りたかっただけなのか、そう思った時。
「あれ?三峰君?」
綺麗なソプラノの声が耳に届いた。
振り返るとそこには、想い人の柚木さんがいた。
「え…柚木さん?どうしてここに?」
逸る胸を押さえて、柚木さんに問いかける。
「あ、私は、写真部の活動でちょっとね。ここの景色が綺麗だから撮りに来たところなの!三峰君は?」
首から下げたカメラを見せて、佐々木さんがニコッと笑った。
「お、俺はリオの、この柴犬の散歩に来たんだ」
ぱたぱたと尻尾を振り、柚木さんに向かってリオがくうんと鳴いた。
「わあ、可愛い!ね、触ってもいい?」
「も、もちろん!」
それから柚木さんと俺は色んな話をした。
写真のこと、趣味のこと、夢のこと。
リオの存在でリラックスしたのか、柚木さんは思ったよりずっと多くのことを話してくれた。当然俺も話したけど。
「さて、暗くなってきたし、そろそろ帰るね!」
「ああ、気をつけてね」
「そうだ、三峰君て毎日この時間ここに来るの?」
「あ、ああ、うん」
「じゃあまた私もここに来ていいかな?三峰君ともっと話したいし、リオくんにも会いたいし」
よし、明日から毎日夕方の散歩は俺が行こう。今決めた。
「うん、もちろんいいよ。じゃあ、また、明日」
「ありがとう!また明日ね!」
ひらひらと手を振って帰っていく柚木さんをぼうっと見送っていると、わん!と足元で声がした。
こちらを見上げるリオは、なんとなくドヤ顔をしているように見える。
「まさかお前、柚木さんが来るのに気づいたから走り出したのか?っていうか、なんで俺が柚木さんを好きなの知って…」
ふふん、と言わんばかりの得意げな顔を崩さないリオ。
やはり得体の知れない柴犬だ。
だが、でも、今日だけは。
こいつにおやつのビーフジャーキーを沢山やってもいいかもしれない、そう思った。
テーマ『好きじゃないのに』
好きじゃないのにと言ってる程、もっと好きになる。まさにツンデレというものだ。
皆様は、こういう経験有りますか? 【好きじゃないのに】
別に、
ヒールの高い靴なんか好きじゃないのに
ワンピースなんか好きじゃないのに
ポニーテールなんか好きじゃないのに
……あんたのことなんか、好きじゃないのに
好きじゃないの二
ドキドキしちャヴ
この心の感情は何?
恋?
そんなはずはない
あいつに恋をするはずガナイ
もう、あいつを私は愛せないから
好きじゃないのに
ドキドキしちゃう
この感情は憎み?
アア゙やっと理解した
この感情はもウスぐ復讐できル
だから、生まれた感情
最高に感情が昂っている
あぁこんな感情は初めてダ
やっとやっと
憎い憎いアイつに
復讐できる
何よりも残酷な方法で
何よりも苦しい方法で
私に牙を向けたこトヲ
後悔すルガいい
もう後悔しても遅い
私はあなたを許さナイ
「好きじゃないのに」
好きじゃないのに
その言葉に合わせていたわたし
好きじゃないのにから
好きだったと気付いた時には
貴女はわたしから去ってしまった。
好きじゃないのにではなかった。
好きになるのが、ただ怖かっただけで
それを隠す為に自分に言い聞かせて居たの
本当は好きです好きで大好きでした。
めぐみより
あの子のことなんて全然好きじゃないのに。
どうしても目で追いかけてしまう。どうしてもあのこと話したくなってしまう。あのこといるとドキドキする。
はぁ、どうしてだろ。
‐好きじゃないのに‐
♯18
好きじゃないのに
見た目が可愛すぎて
見た目だけは好きになってしまう
寿司…
食べたくはないのに
ズルいよ
タコの寿司キーホルダー、愛用してるよ…
[好きじゃないのに]
あ、これ欲しがってたっけ。ああ、これ好きって言ってたな。思い出される会話や顔に自然と買い物カゴが増えていく。
自分が好きなものは15円値上がっていたので手を伸ばすこともなく通り過ぎて。
"好きじゃないのに"
好きじゃないのに
好きじゃないのに
することいっぱい
生きていくことは
好きじゃないこと
95%
あとの5%は
好きなこと?
嫌いじゃないくらいで
ここはひとつ
まとめておこうよ
明日もあるから
「好きじゃないのに」
「あなたが好きです!僕と付き合ってください!」
ほぼ直角に曲げた腰と、共に差し出された右手。
どうしたものか。彼に、どこが好きなの?と尋ねてみると優しいところ、とだけ返ってきた。
私は、私の自分に甘いところなんて好きじゃないのに。この人はなんて見る目がないんだ。
「ありがとう、でも。ごめんね」
私の事を好きな人は、好きじゃないの。
好きじゃないのに…。好きじゃないくせに…。
私にかまってこないで。
期待してしまうじゃないッ。
もしかしたら…っなんて思ってしまう自分が嫌い。
『やぁっと学校来た!今日も可愛いね!』って…。
あーあ。振られる事だって分かっているのに。
自分のものにしたい気持ちでいっぱいッ。
こんだけ私を振り回したのだから……
覚悟して待ってなさいッ////
「好きじゃないのに」
そんなのは、出来の悪い言い訳だ。
君が練ったというのは事実だし、
ねるねるねるねを練ることに、
好きも嫌いも関係ない。
君はただ、練ることに集中すればいい。
好き嫌いは、色が変わったあとに考えればいい。
好きじゃないのに続けている仕事
好きじゃないけど、得意な仕事
好きな事を仕事に出来たらいいけど
好きな事を仕事にしたら
嫌いになってしまいそうだから
好きな事を仕事にはしない
今日も好きじゃないのに得意な仕事を
黙々とこなす
好きじゃないのに
気になるあいつ
トゲトゲしくて
よせつけないオーラ
危険な匂い
果物の王様ドリアン
1個壱万円もするとは
本当かね
それは、親父だあ~ん
違うわ~ってかあε=(ノ・∀・)ツ
お題は👉️好きじゃないのに👈️
じゃあ~ってかあε=(ノ・∀・)ツ
【好きじゃないのに】
好きじゃないのに食べてみた。
子供の頃とは違った味がした。
そうか。
今、大人になったんだ。
「付き合ってください」
好きじゃないのに
他人を好きにさせてしまった
俺は好きな人は居ない
中学の卒業式元カノから振られた
理由は高校が違うからだ
自分は遠距離でもいいと思ってた
ずっとずっとそうだった
重いなんて言われたこともあった
高校生の俺はまた、
大学に進学したら振られるだろう
だから俺は相手を断った
「ごめん。忘れられない人がいるんだ」と
「ねぇ。俺達さ。別れない」
仲良く雑談をしていただけなのに
唐突に君は私に別れをつげた。
「えっ……?なんでそんなこと言うの」
私がいうと君はつらそうに言った
「やっぱり幼馴染同士で付き合うと
ろくなことにならないなって思ったから。」
そう君が言った……
「急にそんなこと言われても
困るよ。なんで……」
「うーん。簡単に言ったらお前と
付き合い出したらなんか覚めた。」
「覚めたって……」
「はっきり言ったほうがいいか……
お前のこと好きじゃなくなった。だから
別れたい。」
その言葉に私はその場から逃げてしまった。
どうして好きじゃないなんていうの…
私のどこか悪かった……
考えても答えなんて出なかった……
そしてその次の日の朝……
【私の世界に色がなくなった……】
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ぜんぶ終わった……
あいつが走り去った後ろ姿を見つめながら
自分に言い聞かせる……
これできっとよかった……
「良かったはずだ……」
そう思いながら前を見ると黒い影が言った
[もう。良いんですか?]
「あれ。まだ猶予まで時間あるけど」
俺の問いに黒い影が悲しそうに俺をみる……
[猶予が短くなりました……ごめんなさい]
そういうそいつに俺は笑いながら言った
「そうか……それだったら仕方がない。
お前が案内してくれるんだろ」
[はい。ご案内します。最後に何か言い残す
ことはありますか?]
言い残すことはないけど……
「じゃあ、あいつに手紙を届けてくれる?」
[はい。わかりました]
俺はその言葉にうなずきながら急に出てきた
扉を見つめてドアノブをひねった…
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大好きな恋人へ
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急にいなくなってごめん。
お前のことが好きじゃないなんて嘘だよ。
俺昔から生きれる時間が限られていたんだ…
だからあんな選択肢しかなかった……
傷つけてごめん。
お前が幸せで過ごせるように願っています。
俺といてくれてありがとう。
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