『奇跡をもう一度』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
二度と起こらないから奇跡なのだと
分かってはいるけれど
それでも二度目を願ってしまう
もう一度、があるとしたら
どの奇跡を選びますか
もう一度奇跡を起こせるとしたら
ファンタジーな空想の後の虚無感
魂は廻る
来世は人間に生まれ変わるかは分からないけれど、何度廻っても僕は君に逢いに行くよ
何億もの人がいるこの世界で、同じ国に生まれて、同じ学校に通って、出逢ったこの奇跡をもう一度来世で起こることを願ってる
たとえ僕が人間に、君が花に生まれ変わったとしても、僕は君を見つけて愛でるよ
【時を告げる】← change order【奇跡をもう一度】
◀◀【たそがれ】からの続きです◀◀
⚠⚠ BL警告、BL警告。誤讀危機囘避ノタメ、各〻自己判斷ニテ下記本文すくろーるヲ願フ。以上、警告終ハリ。 ⚠⚠
時間にして約二十秒ほどの恐ろしい轟音が余韻を残してようやく止まった。ここに居るみなはアランを除いて業務終了の時を告げる大音量サイレンに慣れており、怯んだ者はだれも居らず平然と聞き流して佇んでいた。その中で独りおののき、残響にくらくらする頭を押さえている自分を可笑しく思いながらアランは、ああそうだ!とここまで急いでやって来た目的を思い出した。愉快なご挨拶に気を取られて忘れそうになっていたのだ。エルンストも同じだったようで、「終業だ、もうそんな時間……、そうだ、アラン、」無意識に呟いてはたと気付き顔を向けてきた。達成必須の目的であるエルンストの休暇取得。いまが願い出るちょうど良いタイミングと判断し、ゴーサインを送るようにうなづき返すと、社長、そして専務の二人に向かってエルンストが早速に訴え出た。
「父さ……いや社長、専務、突然で申し訳ないんですが、休暇を取らせて頂きたくてここまでお邪魔しました。明日から六日間の休暇です。お願いできますか?」
六日間。急に申し出るには若干長い期間だ。難しいかもしれない……社長と専務は少々驚いてお互い顔を見合わせたようだったが、二人ともすぐに笑顔で、可愛くてたまらないといった息子、そして甥っ子の申し出を全面的に受け入れる旨を専務が告げた。
「分かった、エル……いや主任、君は本当に今日のこの日まで、チーフと一緒に誰よりも頑張ってくれた。努力は報われなければな。望み通り申請しなさい、チーフがいない今は私と社長とで承認しておくから。休暇中になにかあっても私たちでカバーしておくよ」
「 ―― ありがとうございます、社長、専務!お言葉に甘えてそう致します!」
喜びに紅潮したエルンストが最高役職の二人にハグする。今日はどうやらハグ日和のようだ。もしもの時のための説得助っ人要員として待機していたアランだが、出る幕もなく事がうまく運び、父と叔父の間ではしゃぐエルンストの姿を一安心して眺めていた。
「もう大丈夫ですアラン、これであなたと同行できます!」
そう言ってアランのもとへ帰ってきたエルンストの二の腕を軽く叩いて笑顔で迎えた。社長もあとに続き、
「先ほど息子から聞きました、あなたの旅におともさせて頂けるとか。こちらとしては異存などありませんが、くれぐれもご迷惑にならぬよう言い聞かせておきましたゆえ、どうか息子をよろしくお願いします」
懇ろな礼を述べる社長へアランは軽く首を横に振り、もったいない仰せとばかりに畏まる。
「こんな奇跡のような再会は、きっと人生の粋な贈り物に違いないと思ったんです。それでわがままにも彼を旅の道連れに引きずり込んで、御社の貴重な戦力を僕が独占することになってしまったこと、まことに申し訳なく思っています。彼の休暇のあいだはおそらく大変でしょうが、どうかご寛恕のほど伏してお願いします」
傍で聞いていたエルンストは思わず小声で、大袈裟ですよと赤くなって抗議するも、アランの言葉は社長の胸にジンと響いたらしい。息子と同じく赤みを増した面持ちで大見得を切って見せる。
「そこまで言って下さるとは息子も果報者です。エル不在の六日間、我が社は苦戦を強いられるでしょうが、社員一同粉骨砕身し、なんとか苦境を乗り越えて見せましょうぞ!」
豪語した社長の言葉が興に乗ったようで、弟たちが面白がってざれごとを飛ばした。
「大損失をこうむるのは必定でしょうが、あなたがエルをそれほどまでに見込んで望まれるのならば致し方ありません。ですがジュノーさん、この貸しは高くつけておきますからお忘れなく」と専務がにっこりシビアなジョークを吐く。ギュンターはエルンストの肩を抱き、「大赤字で倒産してしまう前に帰ってきてくれよ、二人とも」とコミカルな口調で嘆いてみせると、みなドッと笑った。
▶▶またどこかのお題へ続く予定です▶▶
奇跡をもう一度
願って得れるものかな
奇跡だと感じただけの紛い物かも
何度も起こせるなら
奇跡なのではなくて
法則性があるはずだと考える
何を奇跡と捉えても
無知なだけの必然かもよ
可能性がないものにはない
たった一度ですらない
仮に奇跡でも気がつかないから
願っただけで叶うなら
誰もが願うだけで
何もしなくなるんじゃない
願うしかないなら願えばいいけど
願ったから叶ったのかは、また別の話
奇跡よ
パチンコの当たりを
宝くじの当たりを
奇跡よ!もう一度
私を輝かせてくれー!
チャレンジ73(奇跡をもう一度)
奇跡は夢の中にしかない。夢を現実にできる人は、努力の人である。私のようなナマケモノは、夢が夢のままで終わる。こうなったらいいなと願うだけで、行動が伴わない。だから、奇跡を願うのは虫のいい話である。
ここからは、睡眠中に見る夢の話だが、奇跡のような内容は心地良い。自分がオリンピックに出場する夢を見た。いい所で目が覚める。奇跡をもう一度、とはいかないものだ。やはり、夢は夢のままが良い。
奇跡をもう一度
奇跡をもう一度起こせるとしたら?
奇跡ってのは、起こそうと思って起こせるものもあれば勝手に起きるものもあると思っている。
どちらにせよ、奇跡が起こる過程には【積み重ねゲージ】みたいなものが存在しているのではないかと思う。
私は奇跡を起こそうと試みたことはない。
あ、ないと言えば嘘になるか。
小さな幸運ぐらいは何度だって願ってきた。
だけど、私の奇跡は大概眠ったままだ。
無理に起こす必要も無いし、起きたいタイミングで起きてもらって構わないと今は思ってる。
果報は寝て待て、って言うでしょう?
私が奇跡を起こすのではなく、奇跡が私を起こしに来てくれるのを待つくらいがちょうどいい。
そんな何度も起きるものじゃないからこそロマンがあるのだから。
むしろ、どデカい花火を打ち上げたいのなら、そう易々と奇跡さんを起こしていてはいけない。
だから私は奇跡をもう一度なんてねだらないのだ。
ある意味、とんでもない野心の持ち主なのかもね。
「頼むよ満月〜! お前と俺の仲だろうが〜!」
「中学以来初めて連絡を寄越したと思ったらそれか!」
真利は嫌がる満月にへばりついていた。
いかんせん力だけは強いもので、満月がどれだけ容赦なく突き放そうとしても剥がれない。
諦めた彼はため息を吐いた。
「……まったく、説得くらいは聞いてやるから、もう一度説明し直せ。あんまり分かってない。」
「みつき〜!」
「とにかく離れろ。」
2人は机を挟んで向き合って座る。
満月は再び10年来の再会を果たした真利の姿に目をやった。
ヘランヘランな愛想がよく人懐っこい笑顔。
煙立つ爆発を連想させる癖毛の髪。
この辺りは学生時代から変わらず真利のアイデンティティを確立させるのに手伝っているが、それ以外は随分と変わってしまった。
眩しいばかりに光り物のアクセサリーつけてるし。
髪の色レインボーだし。
服装だってすごい、まるで占い師のような紫色のロングローブで全身を覆っている。
とにかく派手だ。
恐ろしくも感じる。
しかしそれら全ての要素に満月はなんとなくだが納得できた。
「とりあえず、俺が同級生の中で1番の成功者なのは周知の事実じゃん?」
至極真顔で同意を求める。
満月は首を縦にも横にも振らなかった。
無回答を貫いたのは、それなりに的を得ているからだ。
高城真利。
その名前は有名だ。
数年前、東京で起きた巨大地震を預言した男として日本中で注目を浴びた。
それ以来嵐のように押し寄せるメディアメディア、奇異やら畏怖やらを纏った人々の視線視線、世界は一時期彼を中心に回った。
しかしそれももう過去の出来事である。
大預言から数年が経った今、彼の起こした奇跡は色褪せて燃え尽きようとしている。
「最近じゃ古代魚みたいな扱いをされるんだよ? たまったもんじゃないよ、まだ全盛期を生きているのに!」
「最近はメディアでの露出もぱったりなくなったもんな。世間がお前に飽きたんだろ。」
「そう、飽きられてる!だから俺はもう一度奇跡を起こすしかないんだ!」
そう叫んで勢いよく立ち上がる。
目は指に嵌められた宝石よりも爛々と輝いて、その眩しさのあまり満月は顔をしかめた。
「ならさっさとその奇跡やらを起こしてください、大預言者様。」
「いや無理でしょ。俺そんなことできないし。」
満月の突き放した発言へ覆いかぶせるようにして吐き捨てる。
先程の大袈裟までに強調した声色から一変し冷たい。
そうだ。
本来、真利に預言の才能はない。
メディアの言う優れた大預言者などではないのだ。
「運が良かっただけだよねぇ。この世にはもう幾千幾億の偽物預言者がいて、その一部である俺がたまたま正解を引き当てただけ。それを世間がよっこらせっこら運んでくれて、こうして立派な事務所を構えるだけの神様もどきになっちゃった訳だから。」
「ああ、偽物って自覚はあるんだ。」
「そりゃそうだよ。未来なんて見えたことも感じたこともない。」
酷く落ち着いて、冷淡な声色で続ける。
預言者という夢見がちな身分でありながらこうも現実的でリアリストな物言いが、彼がどれだけ人々を見下しているかを強調していた。
しかしまたすくっと立ち上がって今度は満月の方へ顔を突きつけると、子どものような無邪気さをまとって懇願するように手を合わせた。
「だから、頼むよ! 今こそお前の力の見せ所だと思うんだ!」
「……。」
「本物の預言者なんて、25年生きていてお前しか見たことないんだ!」
「」
奇跡をもう一度
私は生き延びた。
あの地獄を生き延びた。
あれはまさに奇跡だが、多くの人達の助けがあってこそだ。
今度は私が助けたい。
奇跡が起きるよう、心から祈っている。
奇跡をもう一度
もし奇跡が起こるなら7月7日に戻りたい。
同じ失敗はもうしない、感謝も思いやりももって今度こそずっと隣にいてあげられたはずだ
幸せにできるはずだ
この出会ってから2ヶ月22日は奇跡だった。
もう一度後1度でいいから起こって欲しい。
後悔が胸にずっとうずまく、次こそあの笑顔を守りたい
壊してしまった思い出、記憶、もう一度色をつけたい。思い出を更新したい。そう願っても無駄だとわかっていても願ってしまう。奇跡のような宝物のような時間をありがとう。感謝してもしきれない、そして後悔してもしきれない、もっと一緒にいたかった。あなたのそばで笑って、あなたにも笑っていてほしかった。あぁ奇跡をもう一度
今でも愛してる
奇跡?
自分の人生で?
特に思い浮かばないな…
でも、しいて言うなら
自分が産まれた瞬間が、1番の奇跡かな。
私は覚えてないけど
私の母や、立ち会ってくれた看護師さんや助産師さん
いろんな人ががんばってくれたから
今も私は生きていられるんだよね。
私が私として産まれて
この文章を書いているこの瞬間も
奇跡の延長線なのかも。
そう思うと、何でもない時間も
なんだか素敵な時間に思えるから不思議だね。
今まで出会った人たちや
これから出会う人たちみんなが奇跡の象徴だとしたら
出会った数だけ
また奇跡が起きてるのかな。
#奇跡をもう一度
“奇跡をもう一度”
私が生徒で貴方が教師な、素敵な巡り合わせ、
こんな“奇跡をもう一度”来世で。
私が浴衣を着て、貴方が「似合っていますね」と
褒めてくださる愛しさの“奇跡をもう一度”この世で。
14歳も上の彼に
恋心を抱いてしまう“奇跡をもう一度”この人生で。
14歳も下の私に
恋心を抱くような“奇跡を一度”でも、この人生で。
お題奇跡をもう一度
誰よりも強くて鮮烈な君が好きでたまらなかった。君がどれほど僕を厭うても、拒絶しても、この気持ちは止められなくて。
そんな君と本心をぶつけ合って心が繋がったとき、どれほど僕が嬉しかったか君には想像もつかないだろう。
それなのに。
やっと恋人になれた君が記憶を失い僕のことを再び疎んだ今、君が僕より素敵な人と結ばれてくれればと身を引けたらどれほど良かったのだろう。
君に焦がれてやまない僕は、君と結ばれる奇跡をもう一度願って今日も頬を濡らしている。
一度願って叶ったら
際限無く願いそうだから
止めとくよ
一度きりだからこそ
奇跡なんじゃないの?
(奇跡をもう一度)
誰そ彼
薄闇に浮かぶ青い影
(たそがれ)
奇跡をもう一度
壊れた関係は戻らない
壊れる前に戻れたら
「バタフライエフェクト」
映画の様に何度戻っても変わらないかもしれない
それでも願ってしまう
弱い人間です
最後はうまくいく、かな
映画の様に
end
どーでもいいけど、自分のことを存在がないだの、影が薄いだの居ても居なくてもいいだの書くとハートがいっぱいもらえる法則、フフッ。
また書こうかな。
そんなに、奇跡をもう一度と願うのならば、もちろん、対価は用意できていますよね?ただでは、努力なしでは、どんな願いも叶えられないって、アナタならご存知ですよね。だって、アナタは、一度奇跡を起こしているのですから、さぁ、アナタの対価はなんですか?
奇跡をもう一度
貴方となら必ず
起こせる
そう信じている
だって、貴方と笑う未来が
想像できたから
「たしか、こんな感じで」
山下カナミはそう言って、倒れた俺に覆い被さる。
学校の階段の踊り場。放課後で人気はないとはいえ、他の生徒もいる時間だ。
「待て待て、そこまで再現しなくても」
「で、手はこう」
「聞いてんの?」
山下は床についた手の位置を微調整してうんうん唸っている。
俺の目の前には山下のまつ毛があって、俺の身体に彼女の柔らかいところが当たっていて、とにかくもうどうしていいか分からないので早くどいてほしい。
弁解しておくが、俺たちは別にやましいことをしているわけではない。山下が言う“あの時”の現場を再現しているのだ。
俺が階段を降りていた時、後ろにいた山下がつまずいて、俺もろとも下へ転がったのだ。幸い高さはなく二人とも怪我はなくて済んだが、その時のショックで、山下いわく“能力が覚醒した”らしい。
最近その能力が使えなくなったので、こうしてあの時の状況を再現したいと。そういうことらしいんだが。
「やっぱり実際に転げ落ちないとダメなのかな…」
「ひとつ聞いていいか」
「なに?」
「その“能力”って、一体なんなの」
「えっ」
気を紛らわすために聞いてみただけなのに、意外にも山下は戸惑ったようだった。
彼女は小さな声で、「みらいよち」と言った。
「へえ、何が見えたの?」
山下は急に俺の目を見つめ、それからみるみるうちに赤面した。
【お題:奇跡をもう一度】
一期一会.3 縫って作って
私は大の手芸好きで、昔から針を使ったり…、ニードルフェルト(刺すことで固まる綿)を作ったり…、色々作ったりしましたね〜。特に自信作と言えるものは最近作った推しのぬいぐるみですね〜、(推しについては前回の投稿を見てください〜、なお推しの名前は伏せさせていただきます)ふんわりしたソフトボアを使ったためふんわりとした触り心地で、ずっと触ってられます…、不器用だけど、手芸にハマってよかったなぁ…。
奇跡をもう一度
あなたと出会えたこと
何十億人と居る中、あなたと出会えたこと。
この奇跡は、もう二度と繰り返されることは無いだろう。
人生の中には小さな奇跡がたくさん起こっているのだろう。
知らず知らずのうちに。
運命の人は、2人いるらしい。
1人目は、恋と別れを教えてくれる人。
2人目は、永遠の愛を教えてくれる人。
もう一度を望むなんて。
自分勝手だと、分かっているけれど。
私はそれでも願ってしまうんだ。
「奇跡をもう一度」