夫婦』の作文集

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夫婦』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/22/2024, 12:03:56 PM

魂の凸凹がちょうど『いい』心地にハマっていたから『ふうふ』になった

題-夫婦

11/22/2024, 12:03:19 PM

夫婦

俺達は夫婦以上だよ。
いつかあなたが言った言葉。
嬉しかったけど本当の夫婦にはなれなかったね。

何十年夫婦をしてきても、分かり合えることはない。
価値観の違いで別れることはよく聞くけど、そもそも同じ事はない。
たまたま一緒にいて楽だとか、1つくらい同じ何かが好きだとか。

結婚相手には本能的に自分にないものを求めるもの。
私は背が低くて、彼は背が高い。
私は計算が苦手、彼は得意。
私は方向音痴、彼は地図が頭の中にありナビがなくてもなんとか辿り着く。お陰で子供達は半分ずつ私達の遺伝子を貰い受け、私は恨まれるという結末。しかし、多分少なからず私達より進化しているはず。そうやって人類は今日まで生き残ってきたのだから。
分かり合えないけど、他人のように思えるけど縁があって出会い、助け合い、家族になりその後ろ姿を見て、又夫婦が生まれている。

昔、大切な人が喀血し喉につまらせた時、彼女が口から吸って助けたと聞いたことがある。
私はそのようなことは出来ないと自信を持って言えるけど、何があろうと骨は拾ってあげるし、必ず拾ってくれると信じている。
それだけで良い。
私達夫婦はそれでいい。

11/22/2024, 12:02:36 PM

夫婦
その形を望むには
私達はきっと
見たくないものを見てきてしまったのだと思った

友達と話した将来像に
夫婦である姿を誰も描かなかったのは
この世の中のお陰なのだろうか
それとも単に私たちの周りへ
憧れを抱かなくなったからなのだろうか
意外と子供たちは見ていて・感じていてしまっただけ

将来の夢に「お嫁さん」がいつの間にか出なくなった
私に夫婦になる人はできるのだろうか

11/22/2024, 11:57:45 AM

《愛のカタチ》


家族、ってなんだろう。

子供がいること?血の繋がった人の事?


なら、《夫婦》はなんだろう。

血の繋がりなんてない赤の他人だけど、

お互いを必要とし、愛し合うから、大切にしたいと思うから夫婦になる。家族になる。

嫌なことも好きな事も一緒に味わって、一緒に歳を重ねて生きてゆく。


それが夫婦なんだって、私は思うよ。

11/22/2024, 11:51:59 AM

「雨の日の約束」

駅前のカフェは、午後になるといつも人でいっぱいになる。ガラス窓に映る外の景色は、灰色の雲に覆われた空と、ぽつぽつと歩く人々。雨が降り始めたのは午前中からだった。傘を持たない人々が慌てて雨宿りをしている様子を見ながら、咲(さき)はコーヒーカップを手に微笑んでいた。

「こんな雨の日に待たせて…悪い。」
少し濡れた髪を手で直しながら、圭介(けいすけ)がカフェのドアを開けて入ってきた。背が高く、昔からどこか頼りない笑顔を浮かべる夫だ。

「いいよ。たまにはこうやって外で待つのも悪くないし。」
咲は微笑みながら席を勧めた。結婚して10年になるが、こうして二人で会うのは久しぶりだった。圭介は忙しい仕事に追われ、咲も自分の趣味や友人との時間で日々を埋めている。それでも、今日は特別な日だった。

「覚えてる?」咲が聞いた。
「何を?」圭介は首をかしげる。
「10年前、ちょうどこの店でプロポーズされたこと。」
圭介は「ああ」と小さく声を漏らし、顔を少し赤らめた。

「いや、覚えてる…ただ、その時のことを思い出すと、なんか、まだ恥ずかしくて。」
「変わらないね。」咲は少し笑った。

あの日も雨が降っていた。結婚なんて遠い未来だと思っていた二人が、急に現実的な話をし始めた。圭介がカフェの片隅で小さな箱を取り出し、不器用に「一緒にいてくれないか。」と言った時、咲は涙を流しながらうなずいた。あの時の空気は今でも鮮明に思い出せる。

「で、今日は何でわざわざここで待ち合わせなんだ?」圭介が尋ねる。
「特に理由はないよ。ただ、あなたと話したかっただけ。」
咲の言葉に、圭介はしばらく黙っていた。そして、少し笑顔を浮かべて、彼女の手をそっと握った。

「俺たち、これからも一緒だよな。」
「ええ…ずっとね 。」咲は深くうなずいた。

雨の音が二人の間に静かに響いていた。かつてのようなときめきや、心が躍るような瞬間は減ったかもしれない。それでも、こうして二人でいられることが何よりも大切だと、咲は感じていた。

「これからもよろしくな。」圭介がぽつりと言う。
「もちろん。」咲はコーヒーカップを持ち上げた。
二人はその後も他愛のない話を続けながら、変わらない時間を過ごした。外の雨は少しずつ弱まっていき、やがて青空が見え始めた。

雨の日の約束は、10年経っても二人を繋いでいる。

11/22/2024, 11:49:29 AM

夫婦=男女
そんな時代が足元から
壊されようとしている
多様性だか何だか…
男男·女女…
必ずしも異性同士だけが
恋に落ちるなんて事はない
そこは理解出来る…
沢山の生物の中には
両性をもった者や
途中から変異する生物だっている
結果…何でもありか…
いや…やっぱり何だか腑に落ちない
世界中が止めている
LGBTQ…とやらも密談で押し付けられ
今度は、選択的夫婦別姓だとか…
生物としての同性愛は「愛」なのだから
貫けば良いが、一般的な多くの人達を
巻き込まず「愛」を貫けないのだろうか
誰も反対も非難もしない寛容で
良い時代なのに…何故に…

11/22/2024, 11:48:24 AM

夫婦

出会った順番がちがうから
ただそれだけなのに
夫婦
にはなれない……

11/22/2024, 11:47:16 AM

『夫婦』

夢を見た。大人びた君が隣で寝ている。
優しい日差しがカーテン越しに部屋へと行き渡る。
静かな外、君の寝息だけが聞こえる空間。
寝相のせいか寝る前は繋いでいなかった手。
視界も耳も肌の温もりも幸せで満たされている。

これが夢なんだろうな...
あぁ、覚めて欲しくないな。
この景色を目にしっかりと焼き付けていたい。
これから先...一生忘れることなく...
けれど幸せに包まれた体はゆっくりと目を閉じる。
目が覚めたら...君にこの話を...


夢を見た。君であろう視点から私を見る夢。
君はきっと忘れないと思うしこんな素敵な夢を見たって
ふにゃけた笑顔で話すだろう。

1人だと大きいベッドから出て仏壇に線香を添えて鈴を鳴らす。
両手を合わせて目を閉じる。
数秒して目を開けて仏壇の君に話しかける。

「今日君が見てきたであろう世界を見てきたよ。
私あんな幸せそうな顔してたんだね。

そういえば、今日はいい夫婦の日だってね。
...君が生きてたら一緒にお祝いしたかったよ。」

語り部シルヴァ

11/22/2024, 11:47:13 AM

※夫婦(だが今日はお題を無視する)

腎臓の指定難病者です。
腎臓内科でロキソニンは禁止と言われました。
カロナールという薬を紹介してもらいました。
痛み止めとして弱いから
整形外科のほうで「腎臓病患者に使える薬に変更して」と診察を受けてきてくださいと指示を受けました。

ロキソニンは、私の難病221の原因?
ロキソニン登場直後からずっと生理痛で毎月飲んでた

転院先の薬剤師さんが指摘してくれるまで
今回の捻挫でも飲み続けていた
緊急入院した時のトイレ回数になってて
おかしいとは思ったけど
ロキソニンが原因とは全く思わなかった

ロキソニンを沢山飲んだから
腎臓内科の診察予約日が近い日に変更された

なんでこれ、市販薬で売ってるの?

11/22/2024, 11:47:10 AM

今日のテーマ『夫婦』

ほんのちょっと前のこと、というか11月10日の夜、母さんがSNSの家族専用チャットコーナーに写真つきのメッセージを送ってきた。
普段よほどのことがないと便りのない人なので、なにか親族によくないことでもあったのだろうかと不安になった俺は慌ててメッセージを確認した。
すると……
異常な程に朗らかな笑みを湛えた父さんがピースサインをして、足湯に足を浸けている写真がそこにあった。
俺は思った。
(これは、なんだ……? どういう状況?)
と、そこで家族ラインのメッセージ欄が更新された。
「そういえば今日結婚記念日だっけ。楽しそうでなにより」
そうコメントしたのは俺の兄だ。
(ああ、なるほど。それでか)
俺は納得した。11月10日は父さんと母さんの結婚記念日だったのだ。11月10日と書いて語呂合わせで『いい人』と読む、覚えやすいでしょと昔から母さんが言っていたのを思い出す。
きっと結婚記念日だから父さんと母さんは二人で出かけていたのだろう。それで出先で撮った写真を家族に向けて送ってきた、と。
納得できた。が……
「どういう状況?」
メッセージを送信する。聞かずにはいられなかった。
こんな、にこやかな顔をしている父さんは今まで見たことがなかったので気になったのだ。
そしたら母さんから二枚目の画像が送られてきた。
それは緑色のソフトクリームを片手に、帽子をかぶってやはり微笑んでいる父さんの写真だった。
続けざまに今度は父さんから、どこかのお土産屋か旅館の軒先に展示されていると思わしき、ありえんくらいどでかいタヌキの置物の写真が送られてきた。
間髪いれずに弟から場所もわからぬ山頂から撮ったと思われる荘厳な山並みの風景が送られてくる。
そしてそれに負けじと兄ちゃんも、自身の子供の写真を添付しだす。
はっきりいってカオスな状況だ。全員、自己主張が激しすぎる。俺の家族は調和という言葉を知らないのか。
そう思いつつも仲間外れにされるのも嫌なので、俺は俺でここ最近で一番面白く感じて思わず写真におさめた『健康マジャーン』と書かれた店の看板の写真を送ってみた。
「皆も元気そうでなにより。父さんと母さんは温泉に行っています」
と、母さん。
「いいね、ごゆっくり」
と、兄ちゃん。
「俺も連れてけ~」
と、弟。
俺の渾身のおもしろ画像はさらっとスルーされた。悔しいので会話のイニシアチブを握ろうと試みる。
「いいなあ。どこの温泉?」
聞いて、ついでに変なネコが首を傾げているお茶目なスタンプもつけてみる。
「どこの温泉でしょうか?」
と、父さん。クイズ形式できた。
「有馬」
「草津」
クイズ大会が始まってしまった。ついていけない。俺はソッとSNSを閉じた。

スマホを机に置いて、ふう、と息を吐く。
しかし、いつも無愛想で「うん」とか「ああ」しか言わない印象の父さんが、母さんと二人きりだとあんなふうに笑うんだなと思うと少しおかしくなる。
俺も無愛想だけど、気を許した人の前では、父さんのような笑顔を見せられるように努めようと思う。

11/22/2024, 11:46:11 AM

別に夢見てたわけじゃないけれど

大人になれば

当たり前に結婚して
だれかと「夫婦」になると思ってた

そんな子供の頃がなつかしい

中身のない「夫婦」になるくらいなら

形式にはとらわれなくてもいいのかな

なんて強がりにも聞こえそうなことを言ってみる

互いのテリトリーを尊重しつつも、
ともに生きられる人に出会えるのなら
とても素晴らしいことだ

だけど そうでなくても
自分の人生はきっと素晴らしいものだ

そう思って、明日からも生きてみる

146:夫婦

11/22/2024, 11:45:22 AM

いい夫婦とは?
「素敵な家庭を作る」
「愛し合う」
「幸せになる」
どれも大切。
だけど、これはみんなが求めているものでしょう?

現実なんて、
そんな素敵な日々が毎日続くわけじゃない。
喧嘩なんてもちろん。
しないはずがない。
怒鳴りあって、話もしなくなって、でも結局後悔や恋しさがあって泣く。
他にも沢山。

こんな事が起きてもいい夫婦と言えますか?
私は、言える。
このことがあるからこそ言える。

友達との距離。カップルの時の距離。そして夫婦との距離。
全てちがう。
時の流れを速くも遅くも感じて、気持ちがそれぞれあちこちに行ってしまっても最後は繋がっている糸を辿って戻ってくる。
だから、この人となら何があろうとずっとずっと一緒にいられると感じるんでしょう?

夫婦とは、人生全てを相手に捧げることだと私は思います。

11/22/2024, 11:44:26 AM

夫婦

いい夫婦の日だからだね。分かるよ。自分には関係ない話だけど。まぁ結婚しようって言ってる相手がいるから完全に無関係っていうわけでもないけどさ。今のままだと結婚は死ぬまで出来ないからね。お互いに結婚理由を利害の一致って言ってて、だからこそ歩み寄りの姿勢はあるし仲は良い方だとも思う。でも結婚は出来ない。一緒には住むし、家族になる予定もある。そこまで共通認識だし。じゃあなんで結婚出来ないの。たまたま同性だっただけなのに。

11/22/2024, 11:43:39 AM

男と女が出会い結ばれ、夫婦となる。そこから新しい命が生まれる。その果てしない繰り返しがこんにちの人間社会。すなわち、夫婦の在り方が人間社会の基本。だから、夫婦仲良く助け合おう。そうすれば、やがて世界も平和に成る。

11/22/2024, 11:43:31 AM

離れないように。

そしていつか、ちゃんと出会えるように。

神様が結んでくれた糸。

誓いに変えて、

ずっと先の待ち合わせの約束をしよう。

小指じゃなく薬指で。

11/22/2024, 11:42:18 AM

俺の名前は竹中颯太。現在、2児の父親だ。
上の子は女の子でもう小1になる。
下の子は男の子で、5歳だ。
そんな俺だが、2日後、なんと結婚記念日だ。

結婚したのは、もう6年も前になるのか……

と考えていると、妻の紗由莉に話しかけられた。


「ねぇ、2日後、結婚記念日ね。今年は何しようかしら?」

「今年は子供達も一緒に何かするのはどう?」

「いいわね、2人とも、何したい?」

「ぼく、ゆうえんちにいきたい!」

「わたしも!」

「遊園地か…懐かしいな笑」

「私達もよく行ったわね笑」

「よし、行くか!」


そうして、俺達は遊園地に行くことになった。

当日。



「おとうさん、ぼく、あれのりたい!」

「あ、観覧車…!」

「わたしものりたい!」


そして、今に至る。



最後に観覧車に乗ったのは、


6年前の妻と結婚前のデートだった。


俺はここで告白したんだ。





「ぼく、しょうらいおねえちゃんとけっこんする!」




「え……?」



「あら……!」



「なにいってるの!きょうだいはけっこんできないんだよ!」



「え……そんな…」








6年前の今日、ここでひとつの夫婦が誕生日した。


そして、6年後の今日。





子供が増え、楽しく会話をする家庭が誕生した。

11/22/2024, 11:41:38 AM

拝啓 ○○○○○、○○○○○

月だ
月を見ることにしよう

僕達は最初の瞬間から月に見守られているのだそうだ


うさぎがいるらしいとは知っている



・ランドセルを背負い始めの5月6日に見たうさぎは実に鮮やかだった。

幸せがあった



・2階の教室に座った7月25日に見たうさぎは餅をついていた。

幸せがあった



・通学帽がくたびれた10月6日に見たうさぎはうさぎの形をしていた。

幸せがあった。



・罪悪感を楽しんだ2月11日に見たうさぎはよく覚えていない。

幸せがあった



・電車に揺られながら寝過ごした12月23日に見たうさぎはもう既に知っていた。

幸せがあった



・軽トラの荷台で疲れた体を横たえながら、5月15日に見たうさぎは新鮮だった。

幸せがあった



・9月17日のお月見に見たうさぎは良いうさぎだった。

幸せがあった




いつも逃げないあのうさぎ

月は僕に幸せを反射していた

このことについては、どうやら僕はツイてるらしい
最近知ったんだけれども




でも僕は、

月が教えてくれる光を触ったことがない

あの裏側に何があるのか

僕はまだ知らない



ここだけの話、月は一つじゃないし、
僕だってたくさんの月を見たんだぜ


でも、

どの月にもいつもうさぎがいるんだな
だから本当のところは結局わからず終い



だから僕も、月に行ってみたい
宇宙船だって買うつもりなんだ


見守ってみたいよ



追伸
忘れてください。
きっと次のお月見のころには僕だって迷子になりそですから。




















答え
「夫婦」

11/22/2024, 11:40:36 AM

今一番悩んでることだ、アプリを入れた瞬間にこんなのやめてくれよ…

誰もが分かっていることかもしれないが、夫婦になるにはよく考えた方がいい
私は分かっていなかったので、後ろ向きな気持ちのまま夫婦になって結構後悔してる
少しでも迷いがあるならよく考えて、いろんな人に相談して、自分のことと未来をもっと信じてください

11/22/2024, 11:40:22 AM

【夫婦】

あなたと出逢って今年で何年目かの記念日。
この日だけはいつもより、いつもと違うメイクとお洒落をして私は家を出る。あなたは気づいてくれるだろうか?

君と出逢って今日で何年になるだろう。特に大きな喧嘩もなく毎日をただ、ふたりで過ごして来たね。この日はいつもより早く仕事を終わらせ、会社を出て君との待ち合わせ場所に向かう。君は気づいてくれるだろうか?

待ち合わせの場所に着いた。あなたはいつもよりめかし込んで私を待っている。あなたは知らない。今日こそ私は。

待ち合わせの時刻。君は遠くで僕に手を振った。僕もその通り君に手を振り返す。でも、君は知らない。今日僕は。

「お待たせ。待った?」
「いいや、今来たとこ」
「嘘。鼻真っ赤だよ?」
「えっ!?本当?」
「ふふ。…今日来てくれたんだね?」
「…当たり前だろ。それとも会いたくなかった?」
「…意地悪。会いたくないわけないでしょ」
「ふふ。さっきのお返し」
「もう!」

こんな日がいつまでも続けばよかった。
だけど。

いつまでも続けて良い筈がない。
だって君は。

「…ねぇ。私あなたに言わなきゃいけないことがあるの。だから-」
「駄目だ。まだ言わないで」

あなたはそう言って私を強く抱きしめる。
私は抵抗することなく言葉を続ける。
「…そっか。やっぱり、気づいてたんだね。」
「それは君も、だろ?」
「うん。そうね」

君は頷き僕の背中に腕を伸ばす。
僕は一瞬身体を震わせ、言葉を続けた。

「…本当に、もう諦めなくちゃいけないのか?」
「ええ。貴方がその仕事をしている限り私はあなたの側に居続けることは出来ないわ」
「だったら!」
「駄目よ。」

そう言って、君は僕の唇を塞いだ。
それはほんの数秒。君はすぐに僕から離れてく。まるでこれからの僕らのようで。

「あなたはこれからたくさんの人を救うの。それがあなたの小さい頃からの夢。そうでしょ?いつまでも私と居るべきではないわ」
「どうして今更そんなこと…僕をこんな君に夢中にさせておいて!君無しじゃ僕はもう!」

再度、僕は君を強く抱きしめた。もう離さないと願いを込めて。

「それは私だって同じ!だがら、」

私も彼にしがみつくように抱きしめた。だけどもう決めたのだ。彼は未来ある若者なのだから。いつまでも夫婦の真似事は続けられない。だから-

「早く私を捕まえて?」
「…っ、」

私は犯罪者。
僕は刑事。

罪を犯した悪者を捕まえるのがあなたの仕事。
罪を犯した悪者を断罪するのが僕の仕事。

だから。
だから。

もう少しだけ。
せめて今夜だけは。

あなたと一緒に、
君と一緒に、

あなただけを愛してる。
君だけを愛してる。

さようなら。
さようなら。

-バンッ、バンッ-

               end

11/22/2024, 11:40:09 AM

夫婦


これから一緒に生きていくんだ。
そう思いながら、彼女に指輪をはめた。
細い指が印象的だった。
自分の指と比べて、とても小さいと思った。

今ではどちらも弱々しくなってしまったけれど、
いつまでも変わらないものもある。

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