夫婦』の作文集

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夫婦』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/22/2023, 4:45:15 PM

夫婦と言うと、どんなものを思い浮かべるだろうか。

例えば、家庭。
例えば、男女。
例えば、結婚。

或いは幸せなんかだろうか?逆に、不幸を思う人もいるかもしれない。
一人ひとり思い描く「夫婦」は違うし、いい思いを抱く人も、悪い思いを持つ人だって中にはいるのだ。
だから、「夫婦」なんて言うひとつの熟語だけでは。

その関係性なんて我々他人には計り知れないものだと、貴方は思わないですか?

さて、本題に移る前に自己紹介だけ。
私はしがない音楽家。曲の作れない音楽家だよ。

これは、私が今までに出会った数多の思い出たちとの物語。

今日は、今みたいに寒い冬の時期に出会った1組の夫婦のお話をお伝えしよう。
どうか彼らが悲しまぬよう、しっかりと見届けてあげておくれ。



「ねえ!聞いてらっしゃる?浩二さんったら酷いのよ!」
「勿論。それで?そのー……えと。櫻子様がお花をあげたんですっけ?」
「やっぱりなんにも聞いていないじゃないの!これだから音楽家は変人って言われるんだわ!」
「ははは。そうかもですねぇ。それで?話の続きは?」
「んま!聞いていなかったのは貴方なのに!失礼しちゃうわ。」

___某年 12月。

とある静かな静かな田舎の中心部でその会話は行われていた。
どの時代にもよくある色恋話。ただ少し違うのは、この女が上級階級の生まれだということだろうか。

女の名は櫻子。
彼女が想いを寄せている相手というのは、平民の浩二という男らしい。
あるきっかけで彼女と出会ってから、近頃はひっきりなしに同じような話ばかり聞かされているのだ。

やれ反応が冷たかっただの、やれ贈り物を渡せなかっただの。
音楽に一生をかけている私からしたら、どれも可愛らしくいじらしい話ばかり。
少しばかり、進展という名のスパイスでもなければ飽きてしまうのだ。

そんな私にはお構い無しに年頃の少女は悩ましげに頬杖を付いて息を吐く。
まるで彼女が世界の中心かのような仕草に思わず微笑みを零すが、恐らく彼女はそれにさえ気づかないのだろう。

「もう一度言うけど、浩二さんったら酷いの!彼に会うために目一杯めかしこんだって言うのに、彼なんて言ったと思う!」
「さぁ?なんて言ったんです?」
「何も言わないの!有り得ないわ!もっとこう、…もっと。」

「可愛らしい、くらい言ってくれたっていいじゃない…」と、先程までの威勢をすっかりなくした彼女は俯いた。
乙女心というのはむつかしいもので、どうやら今日は自身の変化に気づいて欲しかったのだという。

暫く俯いていた彼女の傍にある、冷めかけた紅茶をそっとこちら側に下げればそれを追うように彼女の目線も上がる。
そしてまた語り出すのだ。

「………でもね、音楽家。…私聞いたのよ。浩二さんね?」
「今、お金を貯めてるんですって。」
「へえ。そりゃまたなんで?」

この時代だ。貯まるものも貯まらないだろうに。
そんな無慈悲な言葉を飲み込んで言葉の続きを待った。

「___わたしに、プロポーズするために。」

花も恥じらうとはまさにこの事。
今までの元気はつらつな彼女は消え去って、聞き取るのも困難な程に小さな声でそんなことを告げられた。

「ほら、私の家はお金が有るでしょう。でも彼は違う。その、なんて言うのかしら。ちい?かくさ?という物を、彼は気にしているんですって。」
「そんなもの、私は気にしないのにね。」

そう言ってクスリと笑った彼女は心底愛しそうな、それでいて心底嬉しそうに微笑んだ。
それから白魚のように綺麗な傷一つ無い小さな手で顔を覆って言うのだ。

「楽しみだなあ」



「聞いてますか、音楽家のお人!」
「嗚呼、ああ。聞いてますよぅ。お前らは揃いも揃って。」
「だって!あんなに可愛らしいんですよ!吐き出さなければやって行けない!」

ダン!と机に握り拳を叩きつけたのは、まあお察し。こやつがかの「浩二さん」本人である。
彼女が私に話を語るのであれば、彼は私に苦悩をぶつけに来るのだ。
あーあ。私は相談屋でなく音楽家のはずなのに。
まあ、いいですけど。

「……僕ね、金を貯めているんです。…少しでも彼女に、櫻子さんに近づきたい。………でも思うようには行かない」
「そりゃあね。むつかしいでしょう。」
「…それでもです。頑張りたい。一所懸命です。この、変な色の水も有難う御座います。これが有るだけで気持ちの持ちようが変わるんだ」
「それね。紅茶っていうんだよ。何度言えば分かるんだい」

グ、と拳を強く握りながら彼はいつも言うのだ。
まるでここでの宣言が覚悟を決めるための儀式のように。
彼はその「儀式」だけ行ったあと、紅茶を勢いよく飲み干して此処を去っていく。

彼女と違うところと言われればそこだろう。
一方的にベラベラと惚気を聞かせたあと、覚悟を決めて勝手に此処を出ていく。
私は話を聞くだけだから楽だね。
まあ、惚気を聞かせられるのは少し……否、だいぶキツいけど。
はてさて、彼等が祝言をあげることになるのは何時だろうか。
私も見ることが出来ればいいけれど。

「……たのしみだなあ。」



その日、は。あまりにも突然やってくるのだ。
何時もはスキップなんかをして楽しそうにやってくる櫻子が、扉を蹴破る勢いで泣きじゃくりながら此処を尋ねてきた。
そして私にしがみつきながら言うのだ。

「音楽家!!!!!教えなさい、私に教えて!!ねえ、私の家はお金があるのでしょう?権力があるのでしょう!ねえ、だったら、あの人、を、!!!!!」
「落ち着いて。落ち着いてください。何があったの。」
「落ち着いてなんて居られないわ!!時間が無い、じかん、が!あのひと、あの人が戦争に言ってしまう、ぁ、あのっ、っこ、…………こうじ、さん、があ、あ、あぁ…!!!」

_______戦争。

物事は、そう簡単に上手くは行ってくれない。
常々彼が言っていたじゃないか。そりゃあそうでしょう。


聞けば、彼は。浩二に赤紙が来たのだという。
それを彼は最後の最後まで彼女に隠しきり、彼女は。
…櫻子は、浩二が出発したその日に、その事実を知ったのだと。
彼女は未だ溢れる涙を拭いながらも語る。

「私、聞いたのよ。私の家は政府と繋がっていて、徴兵を免れることができるって。だからお兄様もお父様も兵士では無いの。でも、…っでも!…浩二さんは、まだ私の家族では、ないの。………ねえ音楽家、どうしよう、浩二さんが…!」


「しんじゃう」



その日、彼女の涙は留まることを知らずに流れ続けた。
それからまた、数日後。


チリン、と鐘がなる。
扉に目を向ければ、上質な黒い着物を着た奥方がひとり。
その手には見知った顔の映った額がひとつ。

「…もしかして、櫻子さんの。」
「……………櫻子がお世話になったようで。ありがとうございました。」
「いいえ。私も彼女には楽しませて頂きましたよ。…本当に、元気で可愛らしい娘さんだ。」
「ええ。…ほんとうに。いい子に育ってくれて良かった。」

まるで世間話。
此処ではそんな穏やかな空気が流れていた。
一息ついたあと、話を切り出したのは奥方。

「北条櫻子は、先日。……殉死致しました。恐らく、彼を追いかけて。」

ああ、彼女の苗字はこんな風なものだったのか。
頭だけは、結局嫌に冷静なのだ。
まるでこの地獄など知らないような笑顔が眩しいように感じる。
これは、「夫婦」に憧れた悲恋の物語。





___安心。それが人間の最も近くにいる敵である。

そんな彼等には、ロミオとジュリエットを。



敬具 貴方達の音楽家より愛を込めて

11/22/2023, 4:28:10 PM

"夫婦"

 扉の方から小気味良いノック音が三回鳴った。
「来たか」
 入れよ、と言いながら椅子を回転させて体を扉の方に向ける。体を向けた先にいたのは鏡飛彩だ。
 先日頼まれていたデータが用意できた事を昼休憩の時にメッセージで伝えると、今日の夕方頃を指定されたので。
「ほらよ、頼まれてたデータ。あとこれ、それ見て俺が思った事要約して書いたメモ」
 デスクの上に置いていた、無骨で黒い長方形のUSBメモリと文字や図形などが書かれたメモ用紙数枚を入れた茶封筒を手渡す。
「あぁ、確かに。いつも早くて助かる」
「いいって、礼は。…つーか『いつでもいい』って送ったのに、急ぎで必要とかじゃなかったはずだろ。別に今日じゃなくても、来週とかでも良かっただろ。…大丈夫なのか?」
 付け足すように心配の言葉をかける。
 送ったメッセージは『この前頼まれたやつ用意できた。来るのはいつでもいい』だ。外科医としても多忙のはずなのにメッセージを送ったその日に来るなんて、とてもじゃないが驚いた。多忙すぎてギアがかかりっぱなしになってるのかと心配になりながらも『分かった』と了承した。
──なら、俺がブレーキにならなきゃ。
「問題ない。今のところ、少なく見積もっても今日明日は時間に余裕がある。確かに急ぎで必要ではなかったが、早めに受け取って損はない」
 そう言いながら、渡した茶封筒を鞄の中に仕舞う。そう言う顔は、いつも通りの顔だ。
「そうか、なら良い」
──良かった。ブレーキが壊れてしまったわけではないみたいだ。
 心配で少々こわばっていた心が緩み、安堵する。
 そして今朝焼いたクッキーを乗せた皿を、飛彩の前に差し出す。
 すると飛彩の顔が、ふっ、と緩んだ。
──なんだ?腹減ってたのか?
 頭に疑問符を浮かべながら飛彩の目を見る。
「案じてくれたのか。だが今は心配には及ばない。止まる時はちゃんと自分で止まれる」
 俺の顔を真っ直ぐに見て言い切る。やはりいつも通りだ。
「…あっそ」
「俺が一人でから回っていたら、その時はブレーキになって欲しい。自分がから回っているかなんて、誰かから言われないと分からないからな」
 そう言いながらクッキーを一枚取って齧る。サクリ、という音が室内に響かせ、美味しそうに咀嚼して嚥下する。
「…腹が空いていたのは事実だ。今日の昼は、簡単なものしか食べられなかった」
「そ、そうか…時間、余裕あんなら全部食ってから行け」
 コーヒー淹れて来る、と言って一旦部屋を出る。食器棚から適当なマグカップを取り、コーヒー粉を入れ、お湯で溶かす。コーヒーと、角砂糖を入れたシュガーポットとコーヒーフレッシュをワンカップ、それとスプーンを手に部屋に戻り、今だにクッキーを頬張る飛彩にマグカップを差し出す。
 済まない、と両手でマグカップを受け取ると、デスクにシュガーポットとミルクポーションを置く。シュガーポットの蓋を開け、中の角砂糖を二つほどとコーヒーフレッシュをコーヒーの中に入れる。ほらよ、と差し出したスプーンを受け取り、ありがとう、と礼を言うとかき混ぜる。黒い液体に白が混ざり、暖かなカフェオレの色になると、一口飲み下す。
 飛彩は、あいつ程ではないが甘党だ。コーヒーには、いつも砂糖を入れて飲んでいる。だが入れる量は変わる。ケーキをお供にしている時はスプーン一杯分、なにも無い時は三杯分。そして、俺が作るクッキーは二杯分。ミルクの有無に決まりはないが、時間に余裕があるかどうかで大体分かる。
「いつも俺の必要なものを把握しているな」
「はっ、自惚れんな。勝手に覚えただけだ」
 ふい、と顔を逸らして答える。
「そういえば、あの子猫の様子は?」
 子猫の近況を、クッキーをまた一枚手に取りながら尋ねてくる。
「あぁ、あいつか。少しずつ落ち着きがついて来てる。…まぁ、机の上に乗る回数は減ってきても完全には止めてくれねぇけど……。この前予防接種で獣医のとこに連れてったら、やっぱ俺に凄く懐いてるから俺が飼い主になってやれ、って言われた」
「良いんじゃないか?」
「んないい加減な…。ここで動物を飼うってのは…」
「できているだろ」
 俺の言葉に食い入ってきた。思わず「はぁ?」と間抜けな声が漏れる。
「そうでなきゃ、今日までここで面倒を見れていない」
 そんな事を言われ、少し拍子抜けする。
「そ、そう…か…?」
「そうだ。それにあの子猫は、お前にとても懐いている。子猫の意思を無視して引き離すなんて酷な事、誰もしたくないはずだ」
 お前もそうだろう?、とコーヒーを一口含みながら目で訴えてくる。
 それは勿論したくない。猫にも犬にも、生きているもの全てに意思がある。それを無視して、自分の勝手な理由で決めるなんて事はしたくない。
「けど俺は、あいつの今後の幸せを願ってる。俺より里親を選んでほしい」
 ずっと一つの部屋の中に押し込まれるよりも、自由に家の中を走り回れる方がよっぽど自由で幸せだ。
「そうかもしれない。だが今は、だいぶ貴方に懐いている。他の人間が引き取るよりも、貴方がこのまま面倒を見る方がよっぽど良いと、少なくとも俺は思う」
「……」
 驚いた。そんな事を言われるなんて思ってもみなかったから。少し間を開けて答える。
「…分かった。前向きに考える」
 そう答えると、そうか、と頷いた。
「一人で難しい事は俺も協力するから、いつでも言ってくれ」
 日頃の礼には足りないが、と付け足す。
「あっそ。…そん時は頼む」
 そろそろ戻る、と立ち上がる。洗わなくていいから、と言ってクッキーを皿ごと渡し、外に出て姿が見えなくなるまで見送った。
「……ん?」
──それって、二人で子猫の世話をするって事…だよな?それってつまりそういう…。なんかまるで…。
 そこまで考えて、あまりの恥ずかしさに頭を振って、頭に浮かんだ言葉を振り落とす。
──違う、断じて違ぇ!そんなんじゃねぇ!あいつはそんなつもりで言ったんじゃ…。
「はぁ……」
──少し冷してから中に戻ろう…。

11/22/2023, 4:25:34 PM

「夫婦」
おはようと 朝 起きると
君がいる 仕事から 帰って
お帰りと 声を 掛けて くれる
食事を共にし 同じ 空間に
一緒に 居る さして 会話
する訳でもなし ・・・・

君が 居ないと 家の中に
空虚間 が 漂う
寂しさで 灯を 付けていても
暗闇の中に ただ 押し込められて
いるような 虚しさが ・・・・

他人だった 二人が 歳月をかけ
無くては ならない 状態に

雨の日も 風の日も 嵐の日も
過ぎ去ると そこには 爽やかな
晴天だけが 只々 続く

11/22/2023, 4:25:19 PM

#109 夫婦


あ、いい夫婦の日か。
お題の理由に思い至ると同時に、この日に入籍したという年配のご夫婦を思い出した。当時に、この記念日が制定されていたかは怪しいが、仲睦まじい様子に憧れを抱いたのを覚えている。


---

結婚して数年が経つ。
子どもが自力で歩けるようになってきたが、
まだまだ危なっかしい。
なので外では手を繋いで歩くようにしている。

子育てって、こんなに大変なんだな。

子どもはかわいい。かわいすぎて自分でも引くくらいメロメロになってる。

でも、それでも大変…知っているのと体験するのとでは、大きな差があることを身をもって知ったよ。

ちょっと疲れが、特に精神面で溜まってきている自覚があったから、休日は夫にお願いして、殊更のんびりさせてもらうことにした。こんなとき、快く引き受けてくれる夫のありがたさが沁みる。


天気が良かったから散歩に出かけた。
小さな手と高さを合わせるために、
少し窮屈そうに子どもと手を繋いで歩く夫。

いつもなら子どもを挟むように歩くけど。
今日は反対側に回って、えい、と手を繋いでみた。

子供と比べれば大きすぎる手に、
内心とても驚いてしまった。
いつもは包む方なのに、包まれてしまった。

「久しぶりに手つないだ」

「そうだったね」

夫がいかにも、確かにそうだと言う風に相槌を打ってきた。
嬉しく、楽しくなってきた。

11/22/2023, 4:23:16 PM

この人たちはどうして一緒にいるのだろうと
ずっと思っていた

一緒にいることの意味とは

そんなものしか見てこなかったから

夢も希望も抱けないんだよ

11/22/2023, 4:18:32 PM

「おとなになったらけっこんしよぉね!」

そう言って繋いでいた手は

とても小さかった。

今じゃお互いしわしわで。

けれど昔と変わらず、

君と一緒にいられて

とても幸せだよ。

11/22/2023, 4:08:08 PM

夫婦


ふうふ……ね。
わかるけど、わかんないなぁ。
一番近い他人だね。

ふうふなのに、親子なのに
何故わかってくれないのかと
相手に不満をもつ。
同じ生き物で言葉が通じるから
自分の考えが普通で正解で
わかってくれると勘違いする。

誰かが言った。
同じ生き物だと思わなければ
伝えようとして相手を知ろうとする。
そして、自分と違ってもいいってなる。

ふうふとは、生きるために協力し合った
一番近い生き物だね。……知らんけど。

11/22/2023, 3:58:05 PM

万国共通で恋に落ちるなんて表現するけどさ
重力の責任なんかじゃないよね。
それでも落ちるなんて言いたいのはやっぱり何かのせいにしたいからかな。
人は生涯かけて恋したいらしくて、両親も離婚して再婚してを繰り返してるよ。
離婚の度に何を思うんだろう。
「ああこの人は間違いだった」
もしそう思ってるならやっぱり、過去の自分を正当化するために他に「自分を落とした」原因が必要だもんね。
合理的だね、そういうの好きだよ。
でもさ、周りのことも考えて欲しいよね。

11/22/2023, 3:53:03 PM

あなたと夫婦になったら

毎日楽しそうだなって

毎日思うの。

11/22/2023, 3:46:39 PM

お題 夫婦
君と恋人になりたかった
春は花見
夏はお祭り
秋は美術館
冬はイルミネーション
季節ごとのイベントを
君とつ2人で恋人として楽しみたかった
そのままお互い大きくなって
将来君と夫婦になりたかったんだ
平和で幸せで自由で
土日は出かけたりなんかして
そんな日がいつか来ることを夢見て

君と僕は恋人同士
君は僕の彼女
僕は君の彼氏
だと思ってた

君は何も悪くない
いつものノリと勘違いしてもおかしくない

ずっとおもってたのは
私だけだった
ただ
それだけのこと

ごめんね困らせて
ごめんね1人勘違いして
ごめんね気持ち悪くて

ごめんね
貴女を好きになって

11/22/2023, 3:41:48 PM

私は横浜にある、地元では有名な銀行の頭取の娘だ。銀行の規模はそこまで大きくないが、近隣で1番早くできたとあって、栄えている。
その後、18才のときに、東京の大手通信会社の御曹司に嫁ぐことになった。
最初は顔もそこそこよく、背の高い彼に好意を抱いていたが、次第に負の面に気付いてきた。

仕事から帰ってくれば、仕事の愚痴を聞かされ、イライラしていると殴られすらした。モラルは全くなく、時代遅れの亭主関白といったところだ。
秋口にさしかかる頃には夫が家を出てから、いつ帰って来るのかと恐ろしい気持ちであった。
さらに、姑は未来の社長夫人らしくしろと口酸っぱく言ってきた。私の作った料理に品がないだの何だの言って、貶してくる。これで私は、得意な料理が嫌いになった。
さらに冬になると、追い討ちをかけるように地元の父が病気との知らせがきた。退路を断たれた気分だった。

私は我慢の限界だった。一人シェルターへ逃げ込もうと寒い雪景色の中を走っている。
夫婦のしがらみから、会社のしがらみから、離れる時が来た。

11/22/2023, 3:40:45 PM

ここはある夫婦が営む喫茶店、今日も奇妙な悩みを抱えたお客さんがわんさか来ます。夫婦は話を聴いたり歌ったり相談に乗ったりと今日も悩みを張らしていくそうです…

[夫婦]#1

11/22/2023, 3:33:21 PM

夫婦とは、その人とその人との関係性を表す言葉である。結婚している間柄であり、お互いに尊重し、支え合っていく関係が望ましい。

11/22/2023, 3:24:05 PM

何故結婚しなければならないのかと問われたら、特に理由などないので返事に困るなぁと男は思った。

何故結婚したくないのかという問いかけに、明確な理由はあるが言いたくないなぁと女は思った。

「……」
「……」

睨み合う恋人達。
先程までの甘い時間はどこへやら。

「お決まりですかー?」

空気を読まずに注文をとりにきた店員がにこやかに現れる。

「本日のおすすめは『シェフ特製新婚夫婦限定パスタ特製ケーキ付き』になりますー」
「「じゃあそれで」」

双方思いはそれぞれありはしたものの、結局二人はその後夫婦になった。

11/22/2023, 3:15:52 PM

朱鷺宮時雨、リリィ=ピカソー、大天使ハニエル

占い師行ったら3人もダーリン◎(ソウルメイト◎)(運命の結婚相手◎)

11/22/2023, 3:15:08 PM

一番の親友で
心から信頼し
生き方を尊敬できるひと

ともに子どもたちを愛し慈しみ
離れていても話さずいても
いつも気持ちは寄り添っている

この残酷な世界で
美しいものを見つけながら
強く穏やかに生きていける

あなたとふたりだから



「夫婦」

#254

11/22/2023, 3:08:14 PM

痩けた指に冷たいシルバーがから回る

今度はネックレスにして
また合わせていこう

(夫婦)

11/22/2023, 3:03:34 PM

お互いに譲り合い

お互いに慰め合い

お互いに高め合い

そんな関係になりたい


相手を貶し

馬鹿にするような者は

誰も愛すことはできない。



『夫婦』

11/22/2023, 2:51:19 PM

【117,お題:夫婦】

互いを愛し合い、一生を捧げると誓ったもの。

11/22/2023, 2:50:15 PM

夫婦、恋人、家族、名前があるから安心する。

そんな、名前のない関係なんて、そんなの

不安でしかない。

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