『太陽』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
毎日休まず
朝昇って夜沈む
私たちの
起きて眠る合図だ
太陽は
太陽の暑さを最も意識するのは夏かもしれない。朝起きてからの日差しの強さ。昼はその暑さを体で感じる。夕方からは西日により、朝と昼とは違った暑さを感じて日を送るようになる。
【太陽】
最近本気出しすぎだと思う。
もう少し抑えて頂きたいものだ。
気温を下げてくれ
「ご住所伺ってもいいですか?」
「……ちきゅうです」
そうそうそうそう
太陽系第三惑星ってね、
っておーーーい!
心の中でそうツッコミ落ち着いた声で再度問う
「もう少し範囲を狭めてもらってもいいですか?」
「あ、府中市浅間町です」
あ……
ふちゅう……し…か
聞き間違いましたごめんなさい
§太陽
今年の夏は些か太陽から脅されているのかと思うほど日差しが強い。
なぜ今年はこんなにも日差しが強いのだろうか。
蒸籠の中のような蒸し暑さの中、日傘を指し今日もまた職場へ向かおうと1歩踏み出せば目の前に黒い猫が現れた。
さっきまで居なかったのにな、と思いつつも暑いから日陰に行きなね。と声をかけまた踏み出すと後ろから「まだ思い出せない?」と一言。振り返っても誰もいない、さっきまで居た黒猫すらもいなかった。
不気味だ、こんな時に限って周りに誰もいないなんて。気味が悪いから足早に駅に向かう。その間、何かが起こるわけでもなく、やはりさっきは暑すぎて少し疲れているのだと思うことにした、
のに。
帰り道、同じ場所に朝見た黒猫と、その猫を抱えた橙色の髪の男性がこちらを見ては
「あっ、待ってました!さ、行きましょう!」
と手を引いてくるのだ。
人当たりが良さそうな顔をしている男性はそのまま手を引いて歩き出そうとするので、怖さのあまり振りほどこうとすれば
「す、すみません…怖がらせちゃいました…?」
眉を八の字にして困ったように笑う男性にあなたは?と問えば
「俺は、あなたの味方です!またあなたに会えて本当にラッキーだなぁ…」
そう呟く彼は、自分より背が高いことを忘れてしまうくらい、子供のように純粋な笑顔を浮かべるのだ。
なぜ私のことを知っているのか、そう問えばまだ内緒です!さ、行きましょう!と私に手を差し出すのだ。
その光景に、どこか懐かしさを感じて無意識に彼の手を取っていた。
太陽☀
大好き
太陽☀
大切
太陽
いつも一緒
😉😉🥵
《太陽》
地球にもっとも近い恒星 距離はたったの1天文単位 毎日24時間かけて地球の周りを一周している(と、かつては信じられていた) 天照大御神のモデル 昼間なのに完全に夜になる現象がまれに起きる スペクトル型はG 絶対等級は5 恒星のなかでは平均的な存在 太陽系全体の全質量のほぼほぼ総てを保持する まさか人間というウィルス並に微小な存在よって、その天体としてのあり方をあれこれ穿鑿されているとは微塵も想像することはなかった
僕は小さなこころを虚栄で引き伸ばしました。
それはもう太陽に透けるほどです。
◎太陽
日差しが肌に突き刺さる。
まるで私の罪を咎めるように。
あのとき弟を殺せなかった所為で、
今、沢山の人たちが苦しんでいる。
けれど、あのとき弟を殺したとしても
天におわす太陽は私を咎めただろう。
どちらを選んでも結果は変わらなかったのなら、
そのとき後悔しない道を選んだ私を、
私だけは褒めてあげるのだ。
隠れているとと寂しいといわれ
いると「まぶしい あつい」と、文句を言われる
わたしはいったいどうしたらいいの
太陽のつぶやき
La(太陽)とLuna(月)。
ハワイアンジュエリーの有名なモチーフであり、どちらが欠けても世界は成り立たないことから、かけがえのないもの、存在を表すとされている。
長年連れ添った、もしくはこの先連れ添いたいと願う大切な人へのペアジュエリーとしてお勧めされることが多い。
「大切な人に贈るには良いモチーフですよ!ずーっと一緒にいられるって意味もあるんですっ!」
「へえ。カッコイイしキレイだな、この模様」
店員が勧めるままに太陽と月が寄り添ったモチーフのペンダントを目の前にぶら下げながら、狼は脳裏に一人の少女を思い浮かべた。
好き。大好き。ずっと一緒にいたいな──小さな頃からそう言ってくれていた彼女に贈るにはピッタリではないだろうかと考える。
それに太陽はポカポカしていて暖かいし、月は白くて優しくて静かで美しい。彼女にはこれ以上なく似合っていると思う。
「今月、相手が誕生日でさ……そういうので贈っても、おかしくないか?」
「えー!すごーい!大丈夫ですよ!私ならキュンとしちゃいますゥ」
「そ、そっか。じゃあこれ、ペアで」
「ありがとうございまぁーす!」
十年近く使い所もなく貯めていた手持ちの有り金をはたいて、狼はペアネックレスを購入した。
太陽と月。
夫婦の、そして深く愛し合う恋人の象徴となるモチーフである。
逆に付き合いたての恋人に贈るには少々重たいのかもしれないが、そこは意見の分かれるところだろう。
……重くても贈られた相手がそれを喜ぶのなら、きっとそれでいいのだから。
玄関先にセミの死骸が落ちていた。太陽が嫌いになったあの日の朝に。
「太陽」
笑顔が眩しくて
気持ちが暖かくて
笑ったら皆んなが幸せ
そんなあなたが
私の太陽
太陽と聞いてソーラーパネルを調べてしまう。
電気代節約対策に燃えている自分は
すぐ何か有効活用できないかと考えてしまう。
バッテリーをソーラーパネル付きのものに変更しようかな…
でもすぐに立ち止まる。
今のバッテリーはどうしようか。
ものが増えるのは煩わしい。
でも、ものを捨てるのは罪悪感。
こんな葛藤を数秒で繰り広げてしまうほど、
今日も頭の中は騒がしい。
「あ、太陽くんだ」
テレビで俳優の北村匠海氏が出ると
母はずいぶん前に見たドラマの役名で呼ぶ。
最初に彼を認識したのがあのドラマなのだろう。
おそらく彼がいくつ年を重ねようとも
太陽くんなんだろうなと思うと笑ってしまう。
まあ私も俳優の間宮祥太朗氏を
サマノスケと呼んでるのでドッコイか。
(太陽)
寂しいときは歌う
ひまわりが太陽を想う歌
どこに行ってもそこにいてくれる
見えなくても笑いかけてくれてる
そうやって歌っていると
あったかい気持ちになるから
どれだけ暑くても太陽は好き
朝、2人手を繋いで並んで歩く道。
同じ道を今度は1人でまた戻る。
太陽の眩しさに目を細めながら空を見上げる。
綺麗な夏空に気持ちの良さを感じてる。
太陽
お天道さまに顔向け出来ない事するな!このアホが!
代々言われる言葉だ。
爺様、婆様、親父、お袋…弟、妹にも言われた。一族の中ではきっと俺が一番出来が悪い。確かに悪さはしている自覚はある。同じ悪さしている連中がお天道さまが見ている事を気にしないが俺は気にしている。わかっているから、苦しい。
爺様が、河原で寝転んでいる俺の横へヨッコラセと腰をおろす。正面の川の流れを見ている。
お前はわかってやっている。だから、平気な顔した裏では苦しいんだろう。
知っているか?お天道さまは、平等なんだ。悪人も良き人も同じように照らす。なんでだかわかるか?
皆、同じだからだ。生きとる。人の心が違うから違うように見える。自分の都合ではお天道さまはひからん。
お前の心の声に従え。うちは金持ちじゃない。だが、誰かに恥じる事もしとらん。好きにしろ。
俺の返事も聞かずに爺様はウンセっと立ち上がった。
婆様が昼飯だと呼んでいる。
お天道さま 太陽 は、それを見ているだけだ。
でも、優しい温かさだけは増している。
お題『太陽』
吸血鬼はとうとつに海に行きたくなった。それも日中の海岸に。しかし、吸血鬼は太陽に弱い生き物である。
それでも夏を満喫したかった吸血鬼は、たまたま海岸にあった木の下を陣取り、さらに自前で持ってきたパラソルと寝そべれる椅子を置いて、アロハシャツに膝丈の水着、サングラス、麦わら帽子といった出で立ちで寝そべっていた。
友だちとの話題の種にするための写真をスマホで欠かさず撮り(吸血鬼用のスマホ。吸血鬼がちゃんと写る特殊なカメラである)、そのあとはお気に入りの本を読んだり、遠くで海辺で遊んでいる人間をぼーっと眺めたりしていると、横に知らない日焼けした女が現れた。
「うわぁ、吸血鬼が海にいるのめずらしー!」
「あ、ども……」
現代では吸血鬼がいるからといって、特に恐れられたりしない。人間と変わらず共存している。しかし人間、吸血鬼関わらず知らない人に話しかけるのも珍しいと思う。
それからすこし話して、というより女性が一方的に話しているのを吸血鬼が聞いてるだけなのだが、最後に女性が吸血鬼のスマホをおもむろに手に取り、一緒に写真を撮った。ついでに連絡先も交換した。
「あとで送っといてねー! また遊ぼ!」
そう言って女性は去っていった。
吸血鬼は勝手にツーショットを撮られた写真を見る。なるほど、となりの小麦色の肌をした女性は笑顔が明るくて太陽みたいに魅力的だ。吸血鬼は、女性にさきほどの写真を送りつつ
「あとで友だち自慢しよ。キレーな女の人と知り合いになったって」
と口角をあげながら、呟いた。
「太陽」
……みなさん……きこえますか……?
……わたしです……太陽です……。
……正確には「人格を持った太陽」……人呼んで「太陽神」などと呼ばれているものです……。「ラー」や「天照大神」を想像して頂ければ良いかと思います……。
……とりあえず、好きなようにお呼びください。
……さて、どうやら声は届いているようですので、お話をいたしましょうか。
ですがその前にひとつ、みなさんに謝りたいことがございます。
最近、暑いですよね?まだ8月も始まったばかりだというのに各地で猛暑が続いていると聞きました。みなさんのお身体にも負担がかかっていることでしょう。ご自愛くださいね。
……これに関しては、大変申し訳ありません。
しかし、わたしだってこの暑さに困り果てているんですよ。
祀られている各所も暑くて暑くてとてもつらいです。
みなさんだけでなくわたしどもも日照りに悩まされておりますが、なんせ我々は人類の進化とともに力をつけてきた人工物なものでして、いくら祈られてもどうしようもないのです。
でも、祈りを捧げられるのは嬉しいものですよ。
お願いを叶えることは確約出来ませんが、みなさんの努力されるお姿を見守っている、ということだけはお伝えしておきます。
ただし、同時に悪行も見ていますからね?
みなさんも一度は「お天道様が見ているよ」という言葉を耳にしたことがあるでしょう?その言葉通りです。
こんなことを言うのも何ですが、悪い事をするならわたしの見ていない時───例えば曇りや雨なんかの日を選ぶといいでしょう。
……天気の悪い日はわたしよりもずっと怖い風神雷神が見てくれていますから安心です。ふふふ。
さて、お話はこのくらいにしましょうか。
社会人のみなさんの多くにとっての、午後の忙しい時間が来る頃でしょうから。
今日はお話を聞いていただきありがとうございました。
それではまた、どこかでお話しましょう。